脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

案の定、高速決着になってしまいました~4/14日曜中山・皐月賞の予想結果~

kakikenです。

 

前回冒頭でアーリントンCでのモレイラ騎手を称賛しました。

皐月賞はさすがに無理だろ」

そう思いつつずっと気になっていましたが……。

モレイラ騎手、本当すごいです。

 

では日曜の重賞GⅠ予想を振り返ります。

今回は長文になりますが、最後にダービーの展望も書いてますので是非最後まで読んでいただきたいです。

日曜中山11R 皐月賞 芝2000М

(予想)

先週中山は重馬場でも内伸び、先行馬場でした。

その影響が今週どうなるか注目でしたが、土曜を見る限りも先週同様の内伸び、先行馬場でした。

基本は先行有利、内有利で、少なくとも昨年のソールオリエンスが大外ぶん回して勝った馬場とは違います。

各馬の詳細に関しては木曜公開の『皐月賞出走馬血統診断』に書いてますのはここでは省略するとして本題に。

じゃあ内枠先行馬を買えばいいのかと言えばそうとは言えません。

真っ先に目につく②メイショウタバル。怪物クラスの可能性を秘めているものの、気になるのがゴールドシップ産駒という点。今の馬場はステイゴールド種牡馬は良馬場では厳しいです。さらに言えば日曜は馬場が硬化して時計が出る馬場になる可能性もあります。そうなると増々厳しい状況。

先行馬が内には揃いましたが外目の先行馬の圧力で厳しい競馬になる可能性もだったら先行馬で狙うなら外目だと思います。

⑭シンエンペラー

欧州色の濃い血統構成は皐月賞向き。並んだら強い勝負根性がある馬、外から被せに行ける今回はこの馬にはプラスになりそうです。

逆に内枠で狙うのは差し馬です。

サンライズジパング

⑤ミスタージーティー

ホープフルSの3,5着馬。サンライズジパングはタフさのある血統構成、荒れ馬場も高速馬場もこなせます。ミスタージーティーは気温上昇で馬場硬化した時に浮上するキングカメハメハドゥラメンテ産駒です。

冒頭挙げたクレバーさを感じる若手は坂井騎手と菅原明良騎手です。

シンエンペラーの坂井騎手には外目で先行、好位からの競馬で直線粘り込むを期待、サンライズジパングの菅原明良騎手には内でロスなく立ち回って直線馬群を割って差して欲しいです。

気温上昇で馬場が硬化、さらには高速化した時はロベルト系、トニービン系の馬を狙いたいところ。

⑯ダノンデザイル エピファネイア産駒

ビザンチンドリーム

ここではビザンチンドリームをチョイス。父ロベルト系エピファネイア産駒で母父トニービンジャングルポケット。タフさ満点で高速決着に強い血統構成です。日曜高速化の匂いがする馬場なら買いです。

他では近年皐月賞トライアルになっている共同通信杯組。

③エコロヴァルツ

⑧ジャンタルマンタル

ジャスティンミラノ

エコロヴァルツも手広く買うなら押さえてよさそうな馬ですが血統構成のバランスの悪さでマイナス。ジャンタルマンタルも血統構成では微妙ですけど、器用さのある馬なのでロスなく立ち回れそうなのでチョイス、ジャスティンミラノも共同通信杯で見せた鞍上の意のままに動ける器用さがあるので今回もうまく立ち回りそうです。

①⑤⑧⑬⑭⑰

絞って軸⑭から①⑤⑧⑬⑰

馬場硬化、高速馬場ならタテ目①⑤⑧⑬⑰のBOXでいいかも。

ちなみに、

⑩レガレイラ、⑨アーバンシックに関してはどうしても気になるのはスワーヴリチャード産駒の底力の有無。血統は違いますがシルバーステート産駒に近い印象というか、走る馬は多いけどどちらかというと2歳戦のような楽なペースの競馬向き、開催前半の状態のいい芝向きな印象。今回は開催後半でタフな馬場、大負けは無いとしても掲示板の下4,5着レベルの不安があるので今回は切ります。

ここであっさり走ればスワーヴリチャード産駒の今後も期待大ですけど……。

(結果)

1着⑬ジャスティンミラノ  2番人気

2着⑫コスモキュランダ   7番人気

3着⑧ジャンタルマンタル  3番人気

5着⑭シンエンペラー    5番人気

9着①サンライズジパング 10番人気

10着⑤ミスタージーティー  9番人気

13着⑰ビザンチンドリーム  8番人気

 

勝ち時計1分57秒1。

皐月賞レースレコードだけでなく中山芝2000Мのコースレコードの決着となりました。

初夏の陽気で馬場硬化、馬場の高速化は予想できましたが、「まさかここまでの馬場になってしまうのか!」という驚き、そしていかに競馬が天候、気温など気象条件に左右されるものだと、改めて思い知らされました。

私の軸馬シンエンペラーにとって唯一の不安が馬場の高速化でした。

日曜中山8Rの芝2000М野島崎特別の勝ち時計1分58秒2が出た時点で正直「シンエンペラーは厳しいな」と思いました。

欧州色の濃い馬は速い時計には限界があります(なので予想ではシンエンペラーが飛んだタテ目も考慮しました)。

「1分58秒台なら何とかなる」と一縷の望みを抱きレースを見ていましたがメイショウタバルが逃げた最初の1000Мが57秒5のハイラップの時点で絶望。

道中少し後ろだなと思いつつも最後の直線では理想的な位置で迎えたあたり、さすが坂井騎手と思いました。

ただ最後の坂の上あたりで苦しそうになっていました。

これが時計的な限界です。

それでも不向きな高速決着で5着は大健闘、強い馬だと思います。

「あ~あ、この初夏の陽気が無ければ……」

運を味方につけられませんでした。

今後シンエンペラーに向きそうなGⅠをイメージすると、重馬場の大阪杯宝塚記念くらいでしょうか。

ダービーに関しては基本高速馬場なので適性が真逆になります。強い馬なのでそこそこ走れると思いますが良馬場では4,5着レベル。不良馬場くらい馬場悪化しないと勝ち負けは難しいでしょう。

 前回皐月賞での高速決着はアルアインが勝った2017年です。ここで今回2着のアルアイン産駒のコスモキュランダと繋がるんですね。

当時アルアインは母馬が短距離馬ということで軽視されていました。

そう言えば今回も母馬が短距離馬で不安とか言ってた人がいたジャスティンミラノが今回勝ちました。

勝ったジャスティンミラノは予想でも評価したように操縦性が抜群で獲りたい位置を獲れる馬。アルアインの年もでしたが、高速決着の馬場は外差しが決まらない基本先行有利の馬場なのです。戸崎騎手がそれを読めていたかは謎ですが(単に前が止まらない馬場だから先行しただけかもしれませんが)結果好騎乗でした。

2着コスモキュランダはディープインパクト記念が強い勝ち方で中山適性の高さを感じていましたがどうしても血統がアメリカン色の強い母系でしかもマイナーな血統構成なのでGⅠでは買えませんでした。ただ結果は、同じ高速馬場で勝利したアルアインの仔が高速馬場で2着好走。

血のドラマを感じました。

それ以上にモレイラ騎手の凄さを感じました。完璧な騎乗でした。

3着ジャンタルマンタルは今回もしっかり馬券圏内に。欧州色の濃いタフな良馬場ではなく、今回のような高速馬場になったのもプラスだったと思います。

結果的に2,3着はアメリカン色の強い血統構成、母系は皐月よりダービー向き。

適性はともかく血統ではタフな中山でも高速馬場になれば欧州色が消え、アメリカン色が強くなるということ(2017年もそうでした)です。

そうなると高速馬場で良いキングカメハメハ系やロベルト系で狙ったミスタージーティービザンチンドリームは母系欧州色が強いので適性が真逆だったことになり、今回大敗したのも頷けます(そう考えるとシンエンペラーの5着は価値があります)。9着サンライズジパングもスピードよりタフさ、パワー系の馬なのでここまでの高速決着だと厳しかったのだと思います。

2017年と似ているといえば、牝馬が1番人気だったということ。

2017年ファンディーナ1番人気7着で今回レガレイラ1番人気6着。

ちなみに2017年はレガレイラの父スワーヴリチャードが出走し2番人気6着。

レガレイラは父スワーヴリチャードと同じ6着。

共通点が多過ぎる2017年と2024年。

ではダービーはどうなるか。

最後にダービーを軽く展望します。

ジャスティンミラノは勝ち負け濃厚です。うまく行けば2冠達成です。

コスモキュランダは中山適性の高さと馬場適性が向いた感じだったので、父アルアイン同様でダービーではさすがに厳しいと思います。ただダービーは底力が無いマイナー血統馬でも2,3着に紛れ込む要素がありますので、私は買うつもりは無いので皐月賞同様に好走されて泣きを見るかもしれませんけど。

3着ジャンタルマンタルは距離不安を言われていますが、今回の結果からダービーでも好勝負可能だと確信。そもそもダービーはマイラーでも来れるレースなので「マイルカップへ行け」的なことをCSで発言していた著名な血統評論家がいますが、私はそれは違うと断言します。

月組では1,3着馬が有力。他では皐月では底力が無いと軽視したスワーヴリチャード産駒の2頭。皐月はアーバンシックが4着、レガレイラが6着。父スワーヴリチャード自身が皐月6着からダービー2着なので『血のドラマ』からは軽視できません。2頭とも母父ハービンジャー、母母父ダンスインザダークで正直マイナス要素が強い母系なのでダービーを勝てる感じはしませんが2,3着候補としては面白い存在です。

皐月賞組でダービー馬券圏内になりそうなのはジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル、アーバンシック、レガレイラです

 

 

以上、日曜の重賞GⅠ皐月賞を振り返りました。

競馬ゲームと違って良馬場でも気温次第で異質な馬場になるのが本物の競馬、私がよく言う『競馬は生もの』をまざまざと感じた皐月賞でした。残念ながら思うような結果は得られませんでしたが、そこに競馬の難しさと面白さがありますね。

さて今週から東京、京都開催に変わります。

東京は基本的に馬場傾向が例年通りになりやすいので、人気サイド決着が多いですが馬券は的中しやすい競馬場です。

一方京都は阪神競馬場が改修に入るため、今年からロングラン開催になります。なので芝コースは入念に作り上げている可能性が高いので露骨な内枠有利の馬場になる可能性があります。傾向が例年通りではない可能性がありますので、馬券勝負は慎重にすべきだと思います(昨秋から続く上り3Fの高速化、東京化がこの春開催も続いているかも注視が必要です)。

今週末も3つ重賞があります。福島牝馬SとマイラーズCは現状未定ですが、東京のフローラSは予想公開する予定です。

 

 

 

現状内、先行馬場だけど気温上昇で馬場硬化したら…~4/14日曜中山・皐月賞の予想~

kakikenです。

 

予想を断念した土曜のアーリントンC。

勝ったのは内の差し馬で注目したディスぺランツァ。

モレイラ騎手は道中インに閉じ込められる形、直線どうするか注目していましたが、迷わず外へ出しました。外伸び馬場をわかっていると思いました。

逆に外の差し馬で注目したジュンヴァンケットはスタートして引っ掛かり前へ。道中引っ掛かりまくりで競馬にならず。仕方ない結果になりましたが反面騎手の未熟さを感じました。岩田望騎手も西村騎手同様勢いだけ、知的さ、クレバーさは感じません。

ただクレバーさを感じる若手騎手はいます。

皐月賞はこの若手騎手に期待します。

 

では日曜の重賞GⅠ予想です。

日曜中山11R 皐月賞 芝2000М

先週中山は重馬場でも内伸び、先行馬場でした。

その影響が今週どうなるか注目でしたが、土曜を見る限りも先週同様の内伸び、先行馬場でした。

基本は先行有利、内有利で、少なくとも昨年のソールオリエンスが大外ぶん回して勝った馬場とは違います。

各馬の詳細に関しては木曜公開の『皐月賞出走馬血統診断』に書いてますのはここでは省略するとして本題に。

じゃあ内枠先行馬を買えばいいのかと言えばそうとは言えません。

真っ先に目につく②メイショウタバル。怪物クラスの可能性を秘めているものの、気になるのがゴールドシップ産駒という点。今の馬場はステイゴールド種牡馬は良馬場では厳しいです。さらに言えば日曜は馬場が硬化して時計が出る馬場になる可能性もあります。そうなると増々厳しい状況。

先行馬が内には揃いましたが外目の先行馬の圧力で厳しい競馬になる可能性もだったら先行馬で狙うなら外目だと思います。

⑭シンエンペラー

欧州色の濃い血統構成は皐月賞向き。並んだら強い勝負根性がある馬、外から被せに行ける今回はこの馬にはプラスになりそうです。

逆に内枠で狙うのは差し馬です。

サンライズジパング

⑤ミスタージーティー

ホープフルSの3,5着馬。サンライズジパングはタフさのある血統構成、荒れ馬場も高速馬場もこなせます。ミスタージーティーは気温上昇で馬場硬化した時に浮上するキングカメハメハドゥラメンテ産駒です。

冒頭挙げたクレバーさを感じる若手は坂井騎手と菅原明良騎手です。

シンエンペラーの坂井騎手には外目で先行、好位からの競馬で直線粘り込むを期待、サンライズジパングの菅原明良騎手には内でロスなく立ち回って直線馬群を割って差して欲しいです。

気温上昇で馬場が硬化、さらには高速化した時はロベルト系、トニービン系の馬を狙いたいところ。

⑯ダノンデザイル エピファネイア産駒

ビザンチンドリーム

ここではビザンチンドリームをチョイス。父ロベルト系エピファネイア産駒で母父トニービンジャングルポケット。タフさ満点で高速決着に強い血統構成です。日曜高速化の匂いがする馬場なら買いです。

他では近年皐月賞トライアルになっている共同通信杯組。

③エコロヴァルツ

⑧ジャンタルマンタル

ジャスティンミラノ

エコロヴァルツも手広く買うなら押さえてよさそうな馬ですが血統構成のバランスの悪さでマイナス。ジャンタルマンタルも血統構成では微妙ですけど、器用さのある馬なのでロスなく立ち回れそうなのでチョイス、ジャスティンミラノも共同通信杯で見せた鞍上の意のままに動ける器用さがあるので今回もうまく立ち回りそうです。

①⑤⑧⑬⑭⑰

絞って軸⑭から①⑤⑧⑬⑰

馬場硬化、高速馬場ならタテ目①⑤⑧⑬⑰のBOXでいいかも。

ちなみに、

⑩レガレイラ、⑨アーバンシックに関してはどうしても気になるのはスワーヴリチャード産駒の底力の有無。血統は違いますがシルバーステート産駒に近い印象というか、走る馬は多いけどどちらかというと2歳戦のような楽なペースの競馬向き、開催前半の状態のいい芝向きな印象。今回は開催後半でタフな馬場、大負けは無いとしても掲示板の下4,5着レベルの不安があるので今回は切ります。

ここであっさり走ればスワーヴリチャード産駒の今後も期待大ですけど……。

 

 

以上、日曜の重賞、GⅠ予想でした。

では日曜の競馬を楽しみましょう!

 

土曜の予想は見送ります(軽く展望あり)

kakikenです。

 

土曜の重賞アーリントンCは低レベル?重賞ぽいので予想は見送ります。

一応軽く注目馬はあげておきます。

土曜阪神11R アーリントンC 

先週の傾向なら外枠が有利。

さらに差しが決まる馬場が続くなら

⑬ジュンヴァンケット

キズナ産駒で母系が荒れて野芝色の強い馬場なので野芝血統キングヘイローもいい。

⑮オフトレイル

⑯タガノデュード

オフトレイルは血統構成が今の馬場に合っています。タガノはイマイチ血統ですが、このレースは朝日杯最先着馬がいいので、それだけで注目です。

もし内枠が来れる馬場なら

③ディスぺランツァ

差し馬場で良さそう

①ポットテオ

野芝血統のジャングルポケット産駒なので今の馬場は合いそう。

 

こんな感じです。

今日は日曜の皐月賞に向けて馬場読みしっかりしたいと思います。

では土曜の競馬を楽しみましょう!

日本で1番欧州血統がハマるGⅠ~2024年皐月賞・出走馬血統診断~

kakikenです。

 

今回は週末中山競馬場で行われる皐月賞の出走馬血統診断を行います。

昨年はGⅠらしくないイマイチな血統構成の馬ばかりでしたが(実際今の4歳は弱いと言われてますが、やはり強い馬の血統構成はあると思います)、今年は昨年と逆に骨っぽい、GⅠでも勝負になりそうな血統構成の馬が揃いました。

血統としてはサムネでも書いた通り、日本では欧州血統がハマる唯一と言っていいGⅠだと思います。

サドラーズウェルズ、ミルリーフ、ネヴァーベンド、ブラッシンググルームなど。

昨年も母系が欧州色が濃いソールオリエンスが勝ちました。

馬場が渋れば渋るほど欧州色が強くなる馬場。

重馬場の方が予想は簡単ですけど、ただ今年は現時点で週末は初夏の陽気で、逆に馬場が硬化しそう。

そうなるとロベルト系、キングマンボ系がいいと思います。

欧州血統、ロベルト系、キングマンボ系。

これらの高評価の基準として診断していきます。

すでに枠が確定していますので馬番順で診断していきます。

 

サンライズジパング 評価B

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Zoffany(デインヒルダンチヒ系)

母母父リヴァーマンネヴァーベンド

タフなキズナ産駒で母系も持続力がある。高速系のタフさより荒れ、重馬場のタフさなので時計、上りは掛かる方がいい。

 

②メイショウタバル 評価B

ゴールドシップステイゴールドサンデーサイレンス系)

母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

ステイゴールド系産駒は重馬場で浮上するが、良馬場では厳しい。重馬場なら間違いなく好勝負できる印象。ただ毎日杯が重馬場ながら良馬場レベルの好時計勝ちで、GⅠ級の強さを秘めているので侮れない。

 

③エコロヴァルツ 評価B

ブラックタイドサンデーサイレンス系)

母父キングカメハメハキングマンボ系)

母母父エーピーインディボールドルーラー系)

パワー系で荒れ馬場、重馬場向きの血統構成。血統構成のバランスはイマイチでGⅠでのスピード感は無い。時計の掛かる馬場なら面白いが高速馬場だと厳しい。

 

シリウスコルト 評価C

マクフィシーキングザゴールドミスタープロスペクター系)

母父ゼンノロブロイサンデーサイレンス系)

母母父インリアリティ

荒れ馬場、野芝向きの血統構成だがタフさ、底力に欠けるのでGⅠでは厳しい。

 

⑤ミスタージーティー 評価A

ドゥラメンテキングカメハメハミスタープロスペクター系)

母父サドラーズウェルズノーザンダンサー系)

母母父リヴァーマンネヴァーベンド

ドゥラメンテ産駒で母系が欧州色濃厚、タイトルホルダーに近い血統構成で高評価。ただ母系が少し古い感じなので、そういう馬はGⅠでは甘さ、脆さが出るリスクがあるので過信できない。

 

アレグロブリランテ 評価C

ディープブリランテディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

母母父リアルシャダイ(ロベルト系)

母系は悪くないがディープブリランテ産駒なのでGⅠでは厳しい。

 

⑦ルカランフィースト 評価C

イスラボニータフジキセキサンデーサイレンス系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父シーキングザゴールドミスタープロスペクター

イスラボニータ皐月賞馬なので適性はあるし、荒れ馬場も合いそうだが、底力に欠ける血統構成でGⅠでは厳しいだろう。

 

⑧ジャンタルマンタル 評価B

父Palece Malice(スマートストライクミスタープロスペクター系)

母父Wilburn(エーピーインディボールドルーラー系)

母母父ストームキャットノーザンダンサー

適性と真逆のアメリカン色の濃い血統構成。血統評価だけだと微妙だが、父パレスマリスがサンデーサイレンス級大物種牡馬の可能性があるので軽視できない。

 

⑨アーバンシック 評価B

父スワーヴリチャード(ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ハービンジャーダンチヒノーザンダンサー系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

3歳GⅠでのスワーヴリチャード産駒の底力に関して疑問符がつくが、母系は芝2000Мの鬼でこのレースとの相性も悪くないハービンジャー、タフなダンスインザダークがその辺りをどれだけ補えるかだろう。ポテンシャルは相当高いのでこの馬(同枠レガレイラもだが)が走らなければスワーヴリチャード産駒は底力不足の評価となる。

 

⑩レガレイラ 評価B

父スワーヴリチャード(ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ハービンジャーダンチヒノーザンダンサー系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

血統的にはアーバンシックと全く同じ評価になる。実績も能力も高いのは認めるがスワーヴリチャード産駒のクラシックでの底力に不安がある。

 

⑪ホウオウプロサンゲ 評価A

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Momsun(ブランフォード系)

母母父ダンチヒノーザンダンサー

2019年皐月賞2着ヴェロックスの半弟。タフなキズナ産駒で母父がドイツ系Momsunなのでコース適性、レース適性は高いので好勝負可能な馬。

 

⑫コスモキュランダ 評価B

アルアインディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Southen Image(サザンヘイロー・ヘイロー系)

母母父サーゲイロード

皐月賞アルアイン産駒だが母系含めて底力に欠ける血統構成。GⅠではさすがに厳しい印象。

 

ジャスティンミラノ 評価A

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Exceed And Excelデインヒルダンチヒノーザンダンサー系)

母母父ノーザンダンサー

レース適性として強調する血統は無いが母は欧州アイルランド産馬、さらにGⅠでいいバランス、底力を感じる血統構成なので評価できる。

 

⑭シンエンペラー 評価A

父Siyouni(ヌレイエフ・ノーザンダンサー系)

母父Galileoサドラーズウェルズノーザンダンサー系)

母母父ニジンスキーノーザンダンサー

凱旋門賞馬ソットサスの全弟でバリバリの欧州血統。こういう血統の馬は日本の芝はダメな馬が多い中で、この戦績は相当なポテンシャルの証し。ここ2戦勝ち切れない結果だがそういう馬ほど好走するレースであり『日本でGⅠ馬になるならここしかない!』くらいベストの舞台。普通に走れば勝ち負けだが高速馬場になった場合は大負けがあり得る。

 

サンライズアース 評価C

レイデオロキングカメハメハミスタープロスペクター系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父ヌレイエフ・ノーザンダンサー

相性のいいキングカメハメハ系だがレイデオロ産駒は正直走らない種牡馬、産駒全体の印象からもGⅠで好走するような底力は無いだろう。

 

⑯ダノンデザイル 評価B

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父Congrats(エーピーインディボールドルーラー系)

母母父ストームキャットノーザンダンサー

底力のあるエピファネイア産駒、血統バランスも良く、良馬場も重馬場もこなせるタイプだが高速馬場の方が合いそう。

 

ビザンチンドリーム 評価B

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父ジャングルポケットトニービンゼダーン系)

母母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

バランスは欠けるがエピファネイア産駒でGⅠが合う爆発力を秘めた血統構成。母父ジャングルポケットトニービン系なので高速馬場になった方が期待値は高い。

 

⑱ウォーターリヒト 評価C

父ドレフォン(ストームキャットノーザンダンサー系)

母父ヴィクトワールピサネオユニヴァースサンデーサイレンス系)

母母父サクラバクシンオーテスコボーイ系)

GⅠで来る血統構成ではない。ドレフォン産駒なので重馬場で時計も上りも掛かる馬場になれば、そこそこ走れる可能性はある。

 

以上、皐月賞出走馬血統診断でした。

現時点では⑭シンエンペラーがダントツでいいです。先週の馬場を見る限り先行有利な馬場なので、今週も先行馬場で1分57秒台のような高速馬場にならない限りは勝ち負けできると思っています。

血統だけなら⑤ミスタージーティー、⑪ホウオウプロサンゲはいいと思います。

ジャスティンミラノはGⅠでいいタイプのバランスの馬、皐月賞と相性の良い共同通信杯勝ち馬なので期待できます。

能力的には⑧ジャンタルマンタル、5枠2頭が能力的には高いと思っていますが血統的には半信半疑な馬たちです。ただ(オカルト馬券になりますが)5枠2頭は祖母ランズエッジが共通の近親馬、こういう馬の同居する枠は馬券になる確率が高いので注目です。

あとはロベルト系エピファネイア産駒の8枠⑯ダノンデザイル、⑰ビザンチンドリームは高速馬場になれば面白い存在です。

穴というか大物の可能性があるのが②メイショウタバル。シーズンリッチの失敗例があるものの、毎日杯好時計で勝った馬は高確率でGⅠで好走するというデータがあるので内枠、先行有利な馬場なら買うべき馬だと思います。

 

皐月賞の週の中山の馬場はわかりやすく、土曜の馬場傾向がそのまま皐月賞に反映される傾向にあります。

内枠有利か外枠有利か、先行有利か差し有利か。

あと時計が出るのか出ないのか、上りが速いのか掛かるのか。

それらをしっかり読んで最終結論を出したいと思います。

 

何だかんだありましたが3重賞、全的中!~桜花賞、阪神牝馬S、ニュージーランドTの予想結果~

kakikenです。

 

今回は先週末行われた土日3つの重賞予想を振り返ります。

土曜阪神11R 阪神牝馬S 芝1600М

(予想)

近3年は極端な内枠有利馬場での施行。

では今年もそうかと言えば、先週は真逆の外枠の馬の好走が目立っていました。

日曜の桜花賞は外枠に注目すべきだと思いますが、このレースは11頭立て。

枠は気にせず、他の傾向を重視していきます。

過去の好走馬を見ていくと血統構成などは芝1400М向きの馬の好走が目につきます。

⑨ウンブライル

この馬の母父はファルヴラブ。ファルヴラブは『ザ芝1400』の馬。ウンブライル自身もマイル実績があり芝1400М実績もある馬。前走は休み明けで大幅体重増、さらにレースでも不利があり度外視。条件も合う今回は勝負になります。

他に芝1400Мタイプで言えば、

③テンハッピーローズ

サブライムアンセム

サブライムアンセムは昨年2着、祖母ハッピーパスで近親が日曜の桜花賞人気の一角チェルヴィニアなのでチェルヴィニアの適性を見る指標にもなります。

この2頭が穴候補です。他では人気サイドの

①マスクトディーヴァ

⑥モリアーナ

⑦ドゥアイズ

合計6頭が候補です。

①マスクトディーヴァと⑨ウンブライル2頭に信頼を置いています。

①⑨ー③④⑥⑦

①ー③④⑥⑦⑨ ⑨ー③④⑥⑦

(結果)

1着①マスクトディーヴァ  1番人気

2着⑨ウンブライル     4番人気

3着⑥モリアーナ      3番人気

5着⑦ドゥアイズ      2番人気

6着③テンハッピーローズ  9番人気

9着④サブライムアンセム 10番人気

 

ほぼ予想通りでした。

人気サイドでしたが自信の2頭①と⑨でのワンツー。

配当馬連870円は美味しいくらいに思えました。

3着もモリアーナが何とか食い込んで結果は会心の的中でした。

モリアーナと僅差4着7番人気シングザットソングもフィリーズレビュー勝ちで芝1400М実績がある馬でしたから、ウンブライルの好走もそうですが芝1400Мタイプを狙うレースというのは間違いないですね。

テンハッピーローズも6着と人気より上位に来てますし、サブライムアンセムは今回は逃げてしまいましたが今の阪神が差し馬場なのでこの大敗は仕方ないです。

マスクトディーヴァ本命にして手堅く的中するよりも、芝1400Мタイプというポイントからウンブライルをフォーカスしての的中なので良い予想だったと思います。

 

土曜中山 ニュージーランドT 芝1600М

(予想)

2020年の外差し決着を例外とするなら基本は内枠、先行レース。

このレースもタイプとしては芝1400Мタイプ。

東京1400М好走実績のある馬や前走中京芝1400МファルコンS組が好走しやすいレースではあります。

毎年安直に前走ファルコンS組を狙っていますが今年はファルコンS8着⑥エンヤラヴフェイスあたりかなと思いつつ、どの馬も足りない雰囲気なので切ります。

今年は人気馬が1400タイプであり、1400実績がある馬なので信用できると思います。

③ボンドガール

印象として非力さを感じる馬のですが、血統構成がハマっています。中でもこの時期の中山3歳芝で狙えるダート血統エーピーインディ系が母母父にあるので、素質、実績含めて押さえるべき一頭だと思います。

⑦エコロブルーム

ボンドガールと同じダイワメジャー産駒、芝1400М実績はないですがタイプは芝1400Мがベスト。実績があり適性も高そうなので当然買いです。

⑤ルージュスエルテ

血統構成としては芝1400Мという感じは余り無いですが、実績として新潟1400Мと東京1400Мで圧勝している点からは無視できません。

頭目

キャプテンシー

血統的には芝1400Мタイプではないですし、逆に買いにくい馬ですけど、1月の中山マイル・ジュニアカップ圧勝したレースレベルが高く、さらには先週のダービー卿CTでは1月中山マイル好走のパラレルヴィジョンが勝ちましたので1月好走馬に適性のある馬場だと言えますのでここでも好勝負できると見ています。

③⑤⑦⑪穴⑥

基本は人気の4頭BOXです。

絞るなら⑪キャプテンシーから、

⑪ー③⑤⑦です。

(結果)

1着⑦エコロブルーム    3番人気   道中3,4番手

2着③ボンドガール     1番人気   道中4,5番手

3着④ユキノロイヤル    9番人気   逃げ

9着⑥エンヤラヴフェイス  8番人気   道中12~9番手

11着⑤ルージュスエルテ   3番人気   道中7~12番手 

16着⑪キャプテンシー    2番人気   2番手

 

結果的に内枠、先行有利という例年通りの結果。

そしてチョイスした中では1400Мタイプと評価した2頭のワンツー。

そして芝1400Мタイプではないが実績などでチョイスした馬は凡走でした。

明暗クッキリのレースとなりました。

3着に逃げたユキノロイヤルが残ったこと、4、5着が1枠2頭という結果からも先行、内枠馬場のレースだったとわかります。

ただキャプテンシーの最下位負けでモヤモヤ後味の悪い感じになってます。

スタートした後から引っ掛かり気味に先行したので、暴走して垂れた可能性がありますのでこの馬に関しては敗因が外が不利というより気性のような気がします。

差し競馬だったエンヤラヴフェイス、ルージュスエルテは凡走。

エンヤラヴフェイスは能力不足もあり、中山適性もイマイチでした。

ルージュスエルテは中山適性はあるとおもいますが今の馬場、さらには重馬場も合わなかったと見ています。

 

日曜阪神11R 桜花賞 芝1600М

(予想)

土曜の阪神芝は枠の有利不利は明確にはならなかったものの、外伸び馬場、例年より差しが決まる馬場なのは間違いないと思います。

なので桜花賞も差しが決まると思います。

血統的には少し野芝色、タフさを感じる馬場になっています。

詳しくは木曜公開した『桜花賞出走馬血統診断』に書きましたが、血統、データなどからクリアしている馬としては、

②クイーンズウォーク

アスコリピチェーノ

⑱チェルヴィニア

無難ですが、すんなり買いなのはこの3頭だけです。

木曜の記事で強調しましたが、出目データで6枠が馬券に絡んでいないことから⑪ライトバック⑫ステレンボッシュの取捨は悩みました。

正直血統では買えます。

2頭とも乗れる騎手なので最悪な枠でもあっさり馬券にする可能性もあります。

なので押さえ程度には買うべきという結論になりました。

他では⑧コラソンビートは実績的に狙える馬ですけど、血統的には微妙。父、母父、母母父が全てヘイロー系というバランスの悪さ、ここまでバランスが悪いとGⅠでは脆さを見せやすく、前日オッズで3番人気なら買う妙味もなく、切ります。

逆に野芝色の強い馬場になっているので③イフェイオンあたりは母父野芝血統ゼンノロブロイ、母母父欧州色ゼダーン系なので、西村騎手なのでマイナス面が大きいですけどヒモ穴なら入れていいかなと思います。

②③⑨⑪⑫⑱

広く考えてこの6頭。

マイナス要素がある③⑪⑫はあくまでも押さえ。

大本線は②⑨⑱です。

(結果)

1着6枠⑫ステレンボッシュ     2番人気

2着5枠アスコリピチェーノ    1番人気

3着6枠⑪ライトバック       7番人気

8着②クイーンズウォーク  3番人気

11着③イフェイオン     8番人気

13着⑱チェルヴィニア    4番人気

 

予想で指摘した通りの差し馬場、差し決着となりました。

結局は木曜公開の『出走馬血統診断』でチョイスした馬の1~3着。

しっかり読めていました!

内有利とか、間違ったこと言ってる予想家さんもいて呆れましたけど、私も過去データの『6枠来ない』に引っ張られて、本当だったら会心の的中が、押さえの的中というショボい結果、みっともない醜態をさらけ出してしまいました。

6枠は近7年来ていませんが、2016年に2着しているので、そこまで死に枠ではない、たまたま最近来ていない、という程度なのに……愚かです。

6枠2頭とも馬券になったあたり、露骨なしっぺ返しにあった気分です。

6枠2頭とも高評価の馬だったんですけどね。

後味の悪い結果となりました。

馬券になった3頭の中ではライトバックの3着が特筆。

ライトバックはほぼ最後方の位置取りでの好走。ライトバックの好走歴からここまで後ろは無かったので正直「無理かな?」と思ったのですけど、坂井騎手はきっと「差し馬場なので大丈夫」くらいに乗っていたように思えます。

クイーンズウォークは内枠で苦しい競馬になって直線も内枠を通るしかない感じになり伸びあぐねて8着。

クイーンズウォーク陣営はオークス狙いを公言していますが、不利な内枠だとしてGⅠ級ならもっと際どい走りが出来たような気がして、オークスでも陣営の思い通りにはいかないと、私は予想します。

逆に勝ったステレンボッシュは母系もタフさがあるのでむしろオークス向きなので二冠馬誕生があり得るとみます。

2着アスコリピチェーノはオークスは無理なので次走は大人しくNHKマイルに行くべきです。そこから安田記念に行って春GⅠを盛り上げて欲しいです。

11着イフェイオンは内枠もあり、能力的にもこんなものかもしれません。ただ西村騎手は内の川田騎手を見ながら競馬していた感じで、その時点でそもそも間違ってますね。高松宮記念のルガルでも馬場読みの甘さを指摘しましたが、今回も馬場は読めていない感じでした。

13着チェルヴィニアは大外枠はむしろプラスだったので枠を言い訳にはできません。休み明けを含めても負けすぎな気がします。これが安定さを欠くハービンジャー産駒のマイナス特徴でもあります。母チェッキーノなのでオークスでこそ、と思う人もいるようですけど、パターン的にこういう負けから巻き返した例はほぼ無いので、クイーンズウォーク同様に期待感は薄いです。

後味の悪い的中でしたが、各馬の評価はしっかりできていたとは思います。

5番人気15着のコラソンビートもGⅠでの底力不足をしっかり指摘していますし、血統構成などの診断の精度は良好だと思います。

 

 

以上、土日重賞の予想を振り返りました。

何だかんだで3つとも的中できましたので流れは悪くないです。

さて、今週末は中山で皐月賞が行われます。

昨年は血統含めてイマイチなメンツでしたが、今年は骨っぽいメンツが揃っています。

ハイレベルの大混戦だと思います。

皐月賞も近年内有利、外有利、先行有利、差し追い込み有利がはっきりしていますので馬場読みさえしっかりできれば、来る血統はある程度見えていますので的中に近づけるとは思います。

今週も木曜夕方以降に『皐月賞出走馬血統診断』を公開予定です。桜花賞は高評価した5頭で1~3着していますので、皐月賞でも注目してください!

無難な3頭で決まり?~4/7日曜阪神GⅠ・桜花賞の予想~

kakikenです。

 

例によって土曜の重賞予想の結果は後日まとめて行います。

では日曜の重賞の予想です。

日曜阪神11R 桜花賞 芝1600М

土曜の阪神芝は枠の有利不利は明確にはならなかったものの、外伸び馬場、例年より差しが決まる馬場なのは間違いないと思います。

なので桜花賞も差しが決まると思います。

血統的には少し野芝色、タフさを感じる馬場になっています。

詳しくは木曜公開した『桜花賞出走馬血統診断』に書きましたが、血統、データなどからクリアしている馬としては、

②クイーンズウォーク

アスコリピチェーノ

⑱チェルヴィニア

無難ですが、すんなり買いなのはこの3頭だけです。

木曜の記事で強調しましたが、出目データで6枠が馬券に絡んでいないことから⑪ライトバック⑫ステレンボッシュの取捨は悩みました。

正直血統では買えます。

2頭とも乗れる騎手なので最悪な枠でもあっさり馬券にする可能性もあります。

なので押さえ程度には買うべきという結論になりました。

他では⑧コラソンビートは実績的に狙える馬ですけど、血統的には微妙。父、母父、母母父が全てヘイロー系というバランスの悪さ、ここまでバランスが悪いとGⅠでは脆さを見せやすく、前日オッズで3番人気なら買う妙味もなく、切ります。

逆に野芝色の強い馬場になっているので③イフェイオンあたりは母父野芝血統ゼンノロブロイ、母母父欧州色ゼダーン系なので、西村騎手なのでマイナス面が大きいですけどヒモ穴なら入れていいかなと思います。

②③⑨⑪⑫⑱

広く考えてこの6頭。

マイナス要素がある③⑪⑫はあくまでも押さえ。

大本線は②⑨⑱です。

 

 

 

以上、日曜のGⅠ桜花賞の予想でした。

今年の3歳重賞は例年以上に人気馬に脆さを感じますので明日も半信半疑ですが、クラシックのGⅠですから人気馬には人気通りの結果を期待したいです。

では日曜の競馬を楽しみましょう!

 

 

 

 

芝1400Мタイプを狙うレース~4/6土曜阪神牝馬S&ニュージーランドTの予想~

kakikenです。

 

早速ですが土曜の重賞予想です。

土曜阪神11R 阪神牝馬S 芝1600М

近3年は極端な内枠有利馬場での施行。

では今年もそうかと言えば、先週は真逆の外枠の馬の好走が目立っていました。

日曜の桜花賞は外枠に注目すべきだと思いますが、このレースは11頭立て。

枠は気にせず、他の傾向を重視していきます。

過去の好走馬を見ていくと血統構成などは芝1400М向きの馬の好走が目につきます。

⑨ウンブライル

この馬の母父はファルヴラブ。ファルヴラブは『ザ芝1400』の馬。ウンブライル自身もマイル実績があり芝1400М実績もある馬。前走は休み明けで大幅体重増、さらにレースでも不利があり度外視。条件も合う今回は勝負になります。

他に芝1400Мタイプで言えば、

③テンハッピーローズ

サブライムアンセム

サブライムアンセムは昨年2着、祖母ハッピーパスで近親が日曜の桜花賞人気の一角チェルヴィニアなのでチェルヴィニアの適性を見る指標にもなります。

この2頭が穴候補です。他では人気サイドの

①マスクトディーヴァ

⑥モリアーナ

⑦ドゥアイズ

合計6頭が候補です。

①マスクトディーヴァと⑨ウンブライル2頭に信頼を置いています。

①⑨ー③④⑥⑦

①ー③④⑥⑦⑨ ⑨ー③④⑥⑦

 

 

土曜中山 ニュージーランドT 芝1600М

2020年の外差し決着を例外とするなら基本は内枠、先行レース。

このレースもタイプとしては芝1400Мタイプ。

東京1400М好走実績のある馬や前走中京芝1400МファルコンS組が好走しやすいレースではあります。

毎年安直に前走ファルコンS組を狙っていますが今年はファルコンS8着⑥エンヤラヴフェイスあたりかなと思いつつ、どの馬も足りない雰囲気なので切ります。

今年は人気馬が1400タイプであり、1400実績がある馬なので信用できると思います。

③ボンドガール

印象として非力さを感じる馬のですが、血統構成がハマっています。中でもこの時期の中山3歳芝で狙えるダート血統エーピーインディ系が母母父にあるので、素質、実績含めて押さえるべき一頭だと思います。

⑦エコロブルーム

ボンドガールと同じダイワメジャー産駒、芝1400М実績はないですがタイプは芝1400Мがベスト。実績があり適性も高そうなので当然買いです。

⑤ルージュスエルテ

血統構成としては芝1400Мという感じは余り無いですが、実績として新潟1400Мと東京1400Мで圧勝している点からは無視できません。

頭目

キャプテンシー

血統的には芝1400Мタイプではないですし、逆に買いにくい馬ですけど、1月の中山マイル・ジュニアカップ圧勝したレースレベルが高く、さらには先週のダービー卿CTでは1月中山マイル好走のパラレルヴィジョンが勝ちましたので1月好走馬に適性のある馬場だと言えますのでここでも好勝負できると見ています。

③⑤⑦⑪穴⑥

基本は人気の4頭BOXです。

絞るなら⑪キャプテンシーから、

⑪ー③⑤⑦です。

 

 

以上、土曜の重賞予想でした。

馬場が先週と同じか変わっているのか。

特に阪神芝が外枠有利なのか、否かは桜花賞直結するので注目です。

では土曜の競馬を楽しみましょう!