脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

翼君(ノーザンファーム)と日向君(社台系ファーム)

kakikenです。

 

日本の競走馬の生産界になくてはならない存在。

いや、なければ競馬が成り立たない。

それが社台系グループであり、ノーザンファームです。

いまさら説明するまでもありませんね。

 

先週末は各競馬場で最終週でしたが、

こういう荒れた芝や雨で渋ったタフな芝ではノーザンファーム生産馬より社台グループ生産馬の方が優勢です。

社台グループもノーザンファームも同じだと思っている知人がいますけど、私は馬キャラのイメージが全然違うと思っています。

キャプテン翼』(超有名なサッカー漫画ですが、知らない人はごめんなさい)で例えるならば、ノーザンファーム大空翼で、社台系は日向小次郎です。

ノーザンファーム馬はスマート、社台系馬はパワフル。

翼君と日向君のキャライメージと合いませんか?

スピード、切れ味のノーザンファーム。タフさや力強さの社台系。

実際に、荒れ馬場や重馬場の特に芝2000М以上では、社台系の馬が勝ったり穴を開けるケースが多いんです。

会心の例でいえば今年の夏の小倉4日目の第4レース三歳未勝利芝2000М戦。

15番人気で1着になったピンクレガシーは社台ファーム生産馬でした。

その日2レース後ゲリラ豪雨で馬場が稍重になったところで私は狙いを社台系に変更してこのレースをチェックし直しました。そして私は脚質、血統から判断してピンクレガシーにたどり着くことができたのです。

 しかしこれは平場、条件戦のレースの場合です。

オープンクラスや重賞になると、どうしたものか、ノーザンファーム生産馬が勝つから恐ろしいのです。

私も過去『今日は荒れ馬場で社台系の馬の方がいい!』からと社台系の馬を軸にして何度と苦渋を味わわされてきました。そして『結局ノーザンファームは美味しいところを持っていくんだな』と気づきました。

新潟記念でもノーザンファーム生産馬がワンツー。社台系は4着、5着ですからね。さすが翼君、憎らしいくらい、ここ一番では決めてます。

重賞においてはどんな条件でも勝てるように二の矢、三の矢の馬まで配置している感じのノーザンファームの戦略(たまたま?)にはお手上げです。

『今日ノーザンファーム生産馬、人気になって飛びまくっているな~』なんて時ほど、その日のメインレース、3勝クラスやオープン、重賞など賞金の高いレースで『倍、倍、倍返し!』をしてきます。

この秋競馬でもそのパターンには注意したいですね。