脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

鉄板グランアレグリア圧勝! 騎手の腕の差が着順に出たレース~スプリンターズステークスの結果~

kakikenです。

 

気持ちいい週明けですね。

色々迷走しましたが、ディープ産駒の勝利の予言、外差し馬場の読み。最後の直線、異次元の鬼脚で圧勝。すべて予想通り!

なにしろ今年の高松宮記念が終わった瞬間、半年以上前にそれが見えていて、思い通りになったたわけですから爽快、痛快です。

スプリンターズステークスの結果を振り返りましょう!

 

 日曜中山11R スプリンターズステークス

(予想)

ついにこの日がきました。

先月から思わせぶりな感じで何度と触れてきたスプリンターズステークス

もうとっくに軸馬は決まっていると。

では、このレースの私の軸馬を発表します。

⑩グランアレグリアです。

がっかりしたでしょう。

本命ですもんね。

でも基本穴予想の私があえて軸にするわけですからね。

相当な確信を持っているということです。

実は私はこの馬が嫌いでした。それまで馬券も買ったことはありません。

それが一変したのが今年の高松宮記念

今年の高松宮記念は過去最悪の馬場でした。あの日は差し馬は厳しいレースばかり続いていました。その馬場であの鬼脚を繰り出しました。

これはもう他の馬とは次元が違う。二度と逆らわないと決めました。

初めてこの馬の馬券を買ったのが安田記念でした。

安田記念稍重でした。東京の芝は渋ると道中激流にはならず、持続系ではなくヨーイドン競馬、切れ味勝負になるとみて本命にしました。

単勝馬単馬連、ワイド、三連複を的中。1、2、3番人気の決着でしたけど、アーモンドアイにも勝てると思っていましたから会心のレースでした。

 

中山の馬場適性うんぬん関係ないです。逆に時計の掛かる今年の中山の馬場は合うと思います。消耗戦にならず直線の爆発力がより生かせるはずです。

この馬の母母父は持続力のあるニジンスキー系。もちろん高速馬場であろうと消耗戦であろうと関係はなさそうです。

強いものは強い。直線で異次元の鬼脚で圧勝。これが私のシナリオ。

恐らく『今までディープ産駒は芝1200МG1を勝ててない』とかケチつける予想家もいると思います。

でも私は『勝っていないからこそ、勝つ』と期待するのです。

ディープインパクトの産駒も残りわずか。大種牡馬の最後の方って産駒の特徴として短距離志向になると私は思っています。

まだ勝っていないからどこかで勝つ。それが今回だと思っています。

 

相手は中山巧者である②モズスーパーフレア

昨年買って4着だった(多いね、4着)⑦ミスターメロディ。

昨年3着③ダノンスマッシュ。

この3頭はアメリカン、ダートっぽさもある血統でケチ付ける点が無いです。

この3頭以上に馬券妙味があるのが⑨ダイアトニック。

前走キーンランドカップは1枠1番。あの日は馬場が渋って内枠は絶望的死に枠でした。それで大敗したのは仕方なし。着順だけで判断されて今回人気を落としているならこんな美味しいことはないでしょうね。

手広く買いたくないのでこの4点にしました。

⑨②⑦③

 

 実はこの予想、金曜の晩に書いていたもの(ちょっと忙しくて書く暇がないと考えて用意していたのですが)。土曜の夜にこのままアップするつもりだったのですけどね。

前回のブログで話したように、土曜の中山が極端な馬場になってしまったので、初志貫徹できず、追加予想を入れたくなりました。

 

~外差し馬場バージョンの予想~

グランアレグリアは不動。かなり有利な状況になっています。

逆に 内枠、先行不利で人気の②モズアスコット③ダノンスマッシュがどうなるか?

土曜の結果見たらはっきり言って2頭とも切りたくなります。

逆に浮上するのは外差しの馬。

真っ先に誰もが目につくのは⑬レッドアンシェル。母系もダートっぽいアメリカン。父マンハッタンカフェはスタミナ血統で消耗戦のタフなレースは向きそうです。グランアレグリアの相手筆頭に浮上。

さらには⑯アウィルアウェイ。父ジャスタウェイはGⅠではイマイチな印象なので金曜時点では切りました。しかし間違いなく後方から競馬をするのでハマる可能性あり。

父がハーツクライ系でトニービンの血があるのでタフな持続力を要する馬場は向く可能性はあります。

最後に大穴で①ダイメイプリンセス。最内枠ですが間違いなく後方から直線外に出して差す競馬をするはず。ハマれば。直千競馬の強い馬ですし、血統的には母父ダンスインザダーク。持続力のいる消耗戦には対応できそうですから。

追加⑩-⑬⑯①

 

まとめるなら

◎⑩グランアレグリア

〇⑨ダイアトニック

▲⑬レッドアンシェル

△②モズスーパーフレア

△③ダノンスマッシュ

△⑦ミスターメロディ

△⑯アウィルアウェイ

△①ダイメイプリンセス

⑩-⑨⑬②③⑦⑯①

 

手広くなってしまいました……ブレた予想はいいことなさそうですが。

 

馬場傾向通り差し決着になるのか、能力の高い②③が不利を跳ね返すのか?

注目の多い、面白いレースになるのは確かです。

ただ、土曜の競馬中継でも出演者が『外差し馬場』を連呼していましたから、案外本番は先行決着だったりするかも。

みんなが同じこと考えだしたら逆になるのが『競馬あるある』ですからね。

とにかくグランアレグリアの勝利、ディープ産駒の芝12GⅠ初勝利を期待します!

(結果)

 ⑩-③-⑯

勝ったグランアレグリアに関しては何もコメントなし。強かったです。

上位に推した⑨ダイアトニック⑬レッドアンシェルが13着、6着とダメでしたが、追加予想でいれた⑯アウィルアウェイが最後方から大外一気で追い込んで10番人気3着に入って、合わせ技一本の形で1~3着的中できました!

押さえ的な方の馬券だったので正直大したプラスにはなりませんでしたけど。

なかなかすべてがうまくはいきませんね。ダイアトニックは昨年のマイルチャンピオンシップでも惨敗してましたが、脆さが露呈しましたね。レッドアンシェルはGⅠでは6着が精一杯なのかもしれませんね。失敗しました。

それでも①ダイメイプリンセスも15番人気8着なので私の追加チョイスした差し馬3頭はそれなりに頑張ってくれました。

読み通り差し馬場でした。②モズスーパーフレアの10着惨敗がそれを物語っていますから。

しかし本音言えばモズだけでなくダノンスマッシュにも飛んでもらいたかったですね。

4着ミスターメロディが馬券になっていれば最高だったのですけど。

しかしダノンスマッシュは最悪の内枠でしかも先行して、よく2着しました。

レースを見てもらえばわかりますが、川田騎手と福永騎手の直線での進路の差がこの2頭の差になった気がします。

川田騎手は迷いなく馬場の真ん中を選択。逃げるモズは眼中にない騎乗でした。それが最悪の内枠で出来る限りの最高の結果を残せた要因です。さすが連対率ほぼ50パーセントの騎手ですね。感心しました。

一方、福永騎手。あのまま外めに出せばダノンスマッシュと合わせる形ができたのに直線は内に寄りました。逃げるモズに合わせにいきました。レース後のコメントでは『狙い通り、うまく乗れた。上位の馬の切れ味がすごかった』のようなコメントを残しています。はあ?!

まあ自分のミスなどと素直に認めたら今後の騎乗依頼に響きますから、騎手のコメントはマユツバものが多いのですけど、わかる人間には『もっとうまく乗れただろ!』となりますよ、正直。内を選択し、標的の相手も間違えているわけですから。

モズの管理調教師の音無師が『4、5頭分外めを通る作戦だった』とコメントしていますからね。内が悪いのはわかっていたはずですけどね。ちなみに川田騎手は直線きっちり4、5頭分外めを選択しています。騎手の読みの深浅の差を感じましたね。

しかし不思議なのはレース後の騎手コメント。モズの松若騎手は『枠も良くて』とコメントしていましたし、3着アウィルアウェイの松山騎手も『大外という厳しい条件でしたが』とコメント、5着クリノガウディーの三浦騎手も『この外枠でよく追い上げてくれました』だって。何を言っているんでしょうかね、みなさん。私にしたらモズは最悪の枠、そして外枠は絶好条件なんですけど。

 

まあともかく的中できてよかったです。

これでディープ産駒の芝GⅠで勝利が無いのはNHKマイルカップのみ。厳しそうですが、来年のマイルカップは残り少ないディープ産駒にとってラストチャンスかもしれませんね。そう考えるとまたディープの血のドラマを期待したくなりますね!

 

さてさて。個人的に今年のGⅠは最初フェブラリースSからNHKマイルCまで7連敗と散々でしたが、ヴィクトリアマイルからオークス、ダービー、安田記念宝塚記念と的中して、このスプリンターズステークスで5連勝。いい感じです。

GⅠはみなさんの注目も高いですし、今後の秋のGⅠ予想も頑張ります!