脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

阪急杯と中山記念、狙い目だった馬が共に3着でショボいけど的中~2/28日曜競馬の結果~

kakikenです。

先週末は騎手、調教師の引退の週なので該当馬が過剰人気したりして『競馬が荒らされている』感じで、正直勝負には適さないと考えて、私は狙ったレース以外は静観していました。

蛯名騎手、頑張ってましたね。

引退騎手の騎乗馬はなぜか走ります。不思議ですね。

ガチでやっているとは思うものの、穿った見方もついしてしまいます。

こういうのを見せられると『静観していて良かった』となります。

 

では日曜の予想を振り返ります。

日曜阪神11R 阪急杯 芝1400М

(予想)

昨年勝ったベストアクターの祖母ダイナアクトレスノーザンテースト産駒で90年代活躍した名牝でした。今年も出走してますが昨年このレースを勝って以来、押さえてもいいですけど、今年は昨年より相手が格段と上。あっても掲示板の下かなと。

散々ハマりの血統を話しておきながら、実は今年は上位3頭がかなり抜けていると思っているのです。

②ダノンファンタジー

⑧レシステンシア

⑩インディチャンプ

土曜を見る限り阪神は明らかな差し馬場ですが⑧レシステンシアは逃げ馬で母系も若くハマってない感じですが、芝1400Мがベスト馬ですし母父デインヒル系母母父サドラーズウェルズ系でこれは土曜マーガレットS勝ったアスコルターレと同じ血統構成。

ダイワメジャーもこの時期の芝短距離戦は合っています。能力からして勝てなくでも3着以下は想像できません。

②ダノンファンタジーは今の阪神の馬場に近いとされる9月野芝開催の阪神芝で高いパフォーマンスを見せています。なので恐らく今の馬場も合うはず。

⑩インディチャンプも実績はもちろん血統的にも問題点は全くありません。

この3頭、最低でも2頭は馬券になると思います。

残るはどれか1頭がミスして4,5着落ちた隙間に何が入るかの検討。

冒頭挙げた⑰ベストアクターが候補でしたが一年ぶりのレースが気になるところ。

それならこちらかと選んだのが

⑬ジャンダルム

母系の古臭ささで言えば⑦クリノガウディーもいいのですけど、活躍しているという点でいけば当てはまりません。90年代ではないですけど2000年から2003年にかけて活躍したビリーヴを母に持つこの馬を穴馬にしました。今の馬場に近い9月野芝阪神でも勝ってますし、野芝適性も高い馬なので今の馬場は合うはずです。

絞ってこの4頭で勝負します。

②⑧⑩⑬

(結果)

⑧ー⑥ー⑬

選んだ4頭全て掲示板確保!

しかし的中馬券はワイド⑧ー⑬780円のみ。

まさか上位3頭中2頭が4着(3番人気インディチャンプ)5着(2番人気ダノンファンタジー)になるとは……。

1番人気⑧レシステンシアがレコードタイムで快勝!

土曜が差し馬場でしたが、このレースは完全に行った行ったの前残り。逃げたレシステンシアの上り3Fが33秒8ですから後ろの馬は届くはずないですね。

やはりこの馬は芝1400Мがベストです。今後はマイルよりはスプリントGⅠへ行くべきです。高松宮に出走すればBコース初週で不利な大外枠に入ってもこの馬なら勝ってしまうかもしれません。

逃げた馬がこの上りなので、道中中団から後ろ目の②ダノンファンタジーと⑩インディチャンプは厳しかったですね。特にダノンファンタジーの位置取りは最悪。川田騎手にしては珍しい。恐らく土曜の芝1400М戦が差せる馬場だった(実際川田騎手は差して3着だった)ので読み違えたのでしょうね。

私が狙った⑬ジャンダルムが何とか3着確保。今の馬場への適性の高さを見せてくれました。まさか4番人気とは思いませんでしたが。

2着が10番人気ミッキーブリランテ。和田騎手がクリノガウディーではなくこの馬に騎乗していたのもあり気にはなりましたが、上位3頭が抜けていると予想していましたから手広く買うことは出来ず、血統面で買い要素の強いジャンダルムの方を私は選びました 。この馬に来られた悔しさでジャンダルムが頑張ってくれた嬉しさは吹っ飛んでしまいました。

それでも選んだ4頭が1,3,4,5着。予想としては悪くなかったと思います。

 

日曜中山11R 中山記念 芝1800М

(予想)

中山芝1800Мは例年この時期内枠、先行有利。他の距離の芝のレースが外差し決着でも芝1800М戦だけは内枠、先行だったりするくらいです。

そして芝1800Мはハーツクライ産駒が強い。

例年のエアレーション馬場ならヒシイグアスで決まりだなと思っていました。

しかし今年はエアレーション無しの馬場。元々スパッと切れるタイプの馬ではないのでこういう馬場は合うと思う反面、母系がこの馬場に合わない感じもします。松山騎手なのでこの馬の能力は発揮させてくれるでしょうが、今回はスキがありそうです。

他の上位人気で内枠先行のトーセンスーリヤ、バビットあたりも候補なんでしょうけど

この3頭では

⑧ヒシイグアス

このレース得意のロゴタイプと同じローエングリン産駒

①トーセンスーリヤ

をチョイス。

他ではエアレーション無し馬場向き血統の馬をチョイス。

⑥フランツ

例年なら血統含めてハマりの無かった馬ですが、土曜の血統傾向で穴馬昇格です。

この馬の祖母グレースアドマイヤの近親はフサイチコンコルドアンライバルドなど90年代後半から00年代に活躍馬を続出させた名血です。初の中山以上に差し脚質が気になりますが土曜も中山で好騎乗していたデムーロ騎手がロスなく立ち回れば一発ある気がします。

⑬ウインイクシード

この馬の母イクスキューズは06年~08年の現役時代重賞好走多数の活躍馬です。エアレーション無し馬場が向いているマンハッタンカフェ産駒という点もいいです。外枠は不利なのですけど、内の逃げ先行を見ながら行ける3番、4番手あたりで競馬が出来そう。土曜は逃げ先行より3、4番手あたりの馬の方が上位に来ていたのでその点でも期待します。

①⑧⑥⑬

⑪クラージュゲリエはルメール騎手という点だけが怖いですけど、中山芝1800Мがハマるイメージが血統構成含めて全く感じないので切ります。

 (結果)

⑧ー④ー⑬

このレースも選んだ4頭中3頭が掲示板確保!

しかし的中はワイド⑧ー⑬730円のみ。

ほぼ読み通りだっただけに悔しさしかありません。

⑧ヒシイグアスが1番人気1着。松山騎手、さすがでしたね。この馬はGⅠで切れる脚が使える馬には思えませんので、東京よりは阪神内回りの大阪杯宝塚記念あたりを目指すべきかなと思ってます。

 予想でも書きましたがハーツクライ産駒はコース問わず芝1800Мが本当強いですね。4着健闘の蛯名騎手ゴーフォザサミットもハーツクライ産駒。

そして5番人気2着だった④ケイデンスコールも母父ハーツクライ

「来ちゃったか」という感じでしたね。

ケイデンスコールは京都金杯で私の高配当的中に貢献してくれた馬です。血統的にはハーツクライもあるし全然買えましたし、なぜ切ったのか?

私はこの馬サウスポーだと思ったのです。馬券になったのは東京、新潟、中京と全て左回り。逆にそれがあったので12番人気でしたが金杯では自信もって買えましたから仕方ないところではあるのですけど。

エアレーション無し馬場向きとして注目した⑬ウインイクシードは7番人気3着。いいレースをしてくれました。欲を言えば2番手ではなくトーセンスーリヤの後ろの3番手で競馬をして欲しかったです。直線早め先頭で押し切ろうとして最後やられました。切れる脚がないので仕方ないですが、もう少し仕掛け我慢していれば勝てたような気がするのですけどね。

同じくエアレーション無し馬場向きで期待した⑥フランツは8番人気10着。道中最後方。私は1コーナーの時点で諦めました。白富士Sでは中団で競馬が出来たのでその再現を期待したのですがただ一周走っただけでした。土日中山でそこそこ乗れていたデムーロ騎手ですが、このレースでは全くやる気は見られずガッカリな騎乗でした。

私が選んだもう一頭①トーセンスーリヤは4番人気5着。理想的な競馬はしましたが、完全に切れ負けでしたね。

ちなみにバビットとクラージュゲリエを切れたことは正解でしたね。バビットは逃げると考えて切りました。前が止まらない馬場でしたが逃げ馬は必ずつかまってましたからバビットの馬券内は無いと考えましたし、クラージュゲリエは予想で書いたように中山芝1800М向きには思えませんでした。

ショボい馬券しか取れませんでしたが、中山の芝は適性含めて読めていたと思います。

それにしても勝ち時計が1分44秒9のコースレコードタイ。

なぜエアレーション作業をしなかったのか、謎ですね。恐らくこの結果を受けて馬場造園課の人間は青ざめているはず。今後散水しまくるかもしれませんね。

でもおかげで皐月賞が楽しみになりました。良馬場ならおそらく高速決着。高速馬場の皐月賞は私は大得意ですから。合う馬キャラも読めますし、血統もハマりやすいですからね。人気馬が飛ぶ可能性も高まりますから高配当も期待出来そうです。

 

 

以上、日曜の予想を振り返りました。

ショボい配当ながら一応重賞2つとも的中。馬場は読めているので今週末以降も自信もって予想しようと思います。

さて2月が終わりました。今月も高配当的中が続いたおかげでプラスで終われました。

3月からは新人騎手がデビュー。新人騎手は予期せぬ騎乗をしたり『競馬を荒らす』イメージがあるので嫌なんですよね。本来ハマっている馬でも新人騎手だから下手に乗ってダメだったり、良さそうな馬だけど新人騎手だから買わずに切ったら馬券になったりと結構影響受けますから困ったものです。

しばらくは新人騎手が騎乗する平場での勝負は控えて、新人騎手がほぼ関わらない重賞をメインして勝負するべきかもしれませんね。