脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

指摘通り4番人気、6番人気が馬券になるも、呆れるほどチョイス下手な私の馬券~4/4日曜大阪杯の結果~

kakikenです。

 

自分が感情のないAI、人工知能だったら。

そんなことを感じた大阪杯でした。

私情など挟まず、傾向通りに買えば簡単に当たっていたのですからね。

しかも高配当を!

最近こんなのばかりな気がします。冴えない自分に呆れます。

思い出すとうんざりしてきますが予想を振り返ります。

 

日曜阪神11R 大阪杯芝2000М

(予想)

前回の記事で「大阪杯はグランアレグリアで決まり!」のようなことを書きました。

今は女の時代、女には勝てないと。

大阪杯阪神内回り芝2000М。

元々内回りは切れる脚がなかったり、勝ち味に遅い馬が好走しやすい傾向があります。実際過去の大阪杯勝ちもラッキーライラックアルアイン、スワーブリチャードなどイメージとして2,3着が多い馬たち。

それでいけば今回のメンバーでは

大阪杯に合う馬キャラは②サリオスです。

毎日杯がレコードだったことから今の阪神は高速決着になる可能性が高い。ならばハーツクライ産駒のサリオスはコントレイル、グランアレグリアも逆転可能だろうと思いました。⑫グランアレグリア、②サリオス、⑦コントレイル。高速馬場になれば⑤ペルシアンナイトが穴馬だろう。この4頭というのが金曜時点の予想でした。

しかし!

間抜けな話ですけど、最近忙しさから天気予報すらまともにチェックしてなく、土曜の昼過ぎにようやく日曜は先週同様天気が悪いことに気づきました。

そこからもう一度大阪杯の傾向をじっくり調べてみることにしました。

何と!

私の予想が全否定される鉄壁のデータが大阪杯には存在していたのです。

それを今から書いていきます。

まず大阪杯という舞台が一番合うサリオス。重馬場も苦にしません。

サリオスの問題は人気順

サリオスはほぼ3番人気確定。

大阪杯は3番人気がほぼ来ないレースなのです。

過去にも今回のような3強が抜けた人気になるパターンはありましたがいずれの年も馬券になったのは1,2番人気のみ。

見事なまでに3番人気だけ凡走しています。3番人気が馬券に絡んだのは10年前のエイシンフラッシュの3着。勝ち馬で言えば12年前のドリームジャーニーまで溯らなければなりません。

たかが人気、されど人気。不思議な魔力があるんですよね。

例えば土曜阪神10レースで行われた仲春ステークスは近年4番人気、5番人気がずっと絡んでいました。そして今回も4番人気が2着。人気というのは侮れません。

話し戻します。

サリオス不要ならコントレイル、グランアレグリアで決まるのか?

これが決まらないんです。

この10年、1番人気と2番人気は馬券に絡む確率が高いのですけど、不思議なことにワンツーフィニッシュが無いのです。

1番人気⑦コントレイルと2番人気⑫グランアレグリアのワイド7ー12はありえても馬連7ー12ってデータ的にはほぼあり得ないということになります。

では何がいいのか?

実はこのレース4番~6番人気が2着内に来る確率が高いのです。

今年は4番人気は⑧レイパパレ、5番人気は⑥ワグネリアン、6番人気は⑬アドマイヤビルゴになります。土曜の夜の時点でほぼ確定レベルの人気順です。

実は私は高速馬場ならこの3頭絶対来ないと考えていました。

逆に道中緩い流れの上り勝負ならいかにも来そうなディープ産駒3頭です。

そしてこの3頭ともノーザンF生産馬。

大阪杯はノーザンF生産馬を買えば当たるレースでもあります(今年13頭中6頭ノーザンF生産馬ですけど)。

もう来るとしか思えませんね。私も洗脳されてきました。

これなら馬連コントレイル⑦から⑧⑥⑬流しとグランアレグリア⑫から⑧⑥⑬を買えば当たりそうです。

さらに言えば4~6番人気が2つ来る可能性もあります。

だったら三連複フォーメーション⑦ー⑧⑥⑬ー⑧⑥⑬あるいは⑫ー⑧⑥⑬ー⑧⑥⑬を買うのもデータ的には面白いということですね。

ワイド⑧⑥⑬BOXもいいですね。

以上がデータ的な結論です。

ちなみに参考までに血統的に重馬場で面白い馬を挙げておきます。

フレンチデピュティの血が母父にある⑩カデナが良さそうです。昨年4着ですし馬場適性は高いと思います。

そして重馬場で最大の穴馬なら⑨クレッシェンドラヴですね。

先週の高松宮記念でも書きましたがエアレーション無し馬場で馬場が渋るとステイゴールドの血がハマります。さらにこの馬の母父サドラーズウェルズ。こういう欧州色強めの血統構成はエアレーション無し馬場の重不良で合うんですよね。

だだ今年は上位人気馬が重馬場を苦にするタイプではないので現実的には厳しいと思いますけど。

 

さて最終的な私の結論ですが、

先週の高松宮記念は鉄壁のデータを信じて撃沈しました。

今週もし鉄壁データが崩れるとしたら、サリオスが来ることになります。

ではサリオスが来るときはどんな決着になるか?

恐らく人気通りでしょう。これも先週の高松宮記念と同じ。

1~3番人気の3頭で決まるパターンだと思います。

なのでサリオスを買うなら②⑦⑫の3頭で決まる確率が高い。

しかし恐ろしいくらい配当が安いです。こういう馬券って来ないことの方が多い気がします。高松宮記念は人気通りでしたが配当は高めでしたからね。

ならサリオス来ないパターンも押さえたいです。

では4~6番人気の馬ならどれを取る?

私の考えでは4番人気⑧レイパパレみたいな無敗でGⅠ挑むケースは多くが惨敗か4,5着に負けるパターンだと考えます。6番人気⑬アドマイヤビルゴは能力的に足りない感じがします。消去法で来るのは⑥ワグネリアンですね。

結論は②⑦⑫の3連単BOX6点

ワグネリアンから馬連⑥ー⑦⑫ ワイド⑥ー⑦⑫計4点

 (結果) 

⑧ー①ー⑦

4番人気レイパパレ1着! 6番人気モズベッロ2着!

そうなんです、モズベッロが6番人気だったんです!

実は日曜日、定期的に人気順を何度もチェックし続けていました。

6番人気だけ入れ替わる可能性があったからです。

土曜の夜の時点では予想で書いたようにアドマイヤビルゴで、7番人気がブラヴァスでした。モズベッロは8番人気だったと記憶しています。

日曜の昼ごろ、モズベッロが7番人気になりました。すごく気になりました。

「アドマイヤビルゴは無いけどモズならあり得る」

そして最後のチェックを入れた発走10分前の15時30分、ついにモズベッロが6番人気に!

「替わってる!」

思わず声が出ました。

これは買わないといけないか?

しかし買う直前、悪魔のささやきが……。

「モズは芝2000Мではなく芝2200Мタイプだ」

重馬場ならあり得るとずっと気になる馬でしたが当初から「モズは22の馬」と決め込んでいました。そして最終的に選んだ初志貫徹。

レース見ていましたが気になるのは白い帽子のモズベッロばかり。

3~4コーナーでコントレイルとグランアレグリアが併せ馬のように上がっていった2頭の後ろからいい感じで上がっていくモズの姿が!

「やばい来るよ!」

直線レイパパレの勝ちがほぼ決定。その後ろを1,2,3番人気の3頭が走り、その直後に迫る白い帽子。

「ああ、来た~最悪!!!!」

結果にクラクラしました。

「私情、思い込みが無ければ買えてたのに~」と落胆しました。

データ通りの結果でした。

3強で決まらず、3番人気サリオスは5着でデータの呪縛に敗れ去り、1,2番人気のワンツーもなく、しかも4~6番人気で2頭が絡むという美味しい配当。

完璧にデータを把握できていて、その通りに決まったのに~。

しみじみ思いました。

コントレイル、グランアレグリアの強さを見てきたから、私情、感情というのがあり、それの影響を受けてしまう。やっぱり競馬ファンなんですね。

冷徹に馬券勝負に徹することができなかったです。

それにしても一番呆れたのが4~6番人気の中で私がチョイスした5番人気ワグネリアンだけ馬券圏外でしかも12着惨敗。馬券センス無さ過ぎですね。

もう何度と露呈しているので今更ですけど、本当酷いチョイスでした。

さてさて。レースに関して冷静に振り返ると、日曜の阪神芝は馬場が渋って完全に前が止まらない馬場でした。

大阪杯の前にあった9Rの芝2000Мでも逃げた馬がぶっちぎりで勝ってました。

大阪杯で逃げの手を打った川田騎手はさすがでした。

1~3番人気の馬もそうでした。サリオスも松山騎手は先行策でしたし、グランアレグリアも好位、コントレイルも早めに仕掛けていきました。その結果最後力尽きてモズベッロに差されてしまったわけですけどね。

勝ったレイパパレは母父クロフネで血統的にも馬場適性は高かったですけど、G1の壁に阻まれることなくこのメンバーに勝ったのは価値がありますね。普通なら予想のところでも書きましたが4,5着パターンですからこの馬は非凡なんですね。

グランアレグリア、コントレイルは負かしに行った分最後脚が止まって力尽きました。

コントレイルは元々凱旋門賞は不向きだと思ってましたが、今回の結果を見て「やっぱり無理だな」と感じる敗戦でしたね。サリオスは3番人気の呪い以外にも、伸びない内を走っていたことも敗因ですし、2分01秒台の時計の決着よりはやはり良馬場の高速決着が向いていたように思います。

 

以上、予想を振り返りました。半分愚痴でしたけど。

予想の方向性は合っていたんですけど、ツメが甘い、毎度毎度の過ちを今回も犯してしまった感じでした。

それだけに不的中のダメージが相当でした。レース後の脱力感はすごかったです。

まあ、一日寝て、もう切り替えてますけど。

懲りない人間ですから。

さて今週末は桜花賞

クラシックの主役になる馬が不在で、年明けから新星誕生を期待して見守っていましたが、ついに現れなかったです。結局勢力図が昨年末と変わっていない感じですよね。

ジュベナイルフィリーズ上位やトライアル上位の馬たちを見て感じるのは「良くて桜花賞まで」です。オークスは間違いなく不要な馬ばかりです。

なのでオークスは配当妙味ありそうで今から待ち遠しいですけど、

まずは今週末の桜花賞

ポイントは新種牡馬の産駒の取捨でしょうね。

そこを見極められれば的中にたどり着けると思っています。