脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

七夕賞は今年も57キロ馬が勝利、でも私の予想とは真逆の結果~先週末の予想回顧~

kakikenです。

 

先週末も土日一切競馬に触れる時間がなく、結果だけを軽くチェックしましたが、やはりじっくりレースを見て分析するのと比べると勝負勘が働くことはありません。

土曜の小倉九州産限定戦は仕方ないにしても、七夕賞の結果にはあきれ果てました。

また同じ失敗。

自分で予想しない方が競馬は簡単に当たるようです。

 

回顧する価値もない予想ですが、簡単に振り返っておきます。

 土曜小倉2R 二歳未勝利九州産限定戦 芝1200М

 (予想)

この九州産限定戦は連闘で行われるのは例年通りなのですが今年は馬場が、先週の高速馬場で行われた新馬戦から土曜の未勝利戦はおそらく重(もしかしたら不良?)馬場と真逆の馬場になりそうです。

そうなると先週の高速馬場での成績が役にたたない可能性があるのですがとりあえず例年の傾向で予想します。

まず先週前フリした未勝利戦のパターンは

新馬戦で上り3Fタイムがメンバー最速の馬を狙え!

です。今年の該当馬は

⑯キリシマコトブキ

本来ならこの馬から流せばいいのですけど、今年はリスクが高く、大勝負は自重すべきかなと感じます。

この馬の母ラッキービクトリーはこの九州産限定戦で実績のある繫殖牝馬ですが、近年年齢的もあり産駒は走らなくなっています。しかも先週の新馬戦は直線インコースからロスなく走っての上がり3F最速。なので今年は少しマユツバものなのですが、上り3Fメンバー唯一の34秒台なのでそこは評価できるでしょう。

さらに後押しというか、私の得意のオカルトネタですが、先日、この馬の父ケイムホームが亡くなったので『死んだ種牡馬の仔は走る』の格言からも激走を後押ししているとは感じました。ちなみにケイムホームゴーンウェスト系はスローのヨーイドン競馬が合う種牡馬なので土曜重馬場でスローのヨーイドン競馬は確実なので馬場は味方すると思います。

いい条件もあるのですが全てを覆しそうな最大の問題が大外枠。この枠では一度下げてインに入れて差すパターンか、普通に外々を回らされるか。いずれにせよ大幅なロスを強いられる可能性が高い。重馬場で外枠有利を期待したいですが、2週目でいきなり内悪化で外有利にはなりそうもないので、冷静に考えて良くて2,3着というのが結論。

 

今回は別のパターンでも予想してみます。パターンというほどではないですが、新馬戦を小倉九州産限定戦ではなく、一足早く他場で新馬戦を使った馬が出走する場合、その馬は大体勝ちます。今年該当馬は

⑤イチザウイナー

⑥ヒノクニ

⑦コウユーキレカ

の3頭。この中からは新馬戦実績、福永騎手騎乗ということで⑦コウユーキレカでしょう。よほど重馬場が下手くそでない限りこの馬が勝つでしょう。

⑦コウユーキレカから流せば馬券は当たると思います。

あとは相手選び。新馬戦の内容と重馬場適性を考慮して、

②クリノゴーゴー

⑩カシノトムキャット

が狙えそうです。

⑦コウユーキレカの福永騎手つながりから新馬戦で福永騎手が騎乗した⑧カッコヨカが同枠同居から⑧も押えるべきでしょうね。

 結論としては

②⑦⑧⑩⑯

馬券は⑦ー②⑩⑯ 

ワイド⑯ー②⑦⑧⑩

三連複⑦⑧ー②⑩⑯

 

 

(結果)

1着⑤イチザウイナー 8番人気 前走中京新馬

2着③カシノコマンド 9番人気 前走九州産限定戦外枠先行6着

3着⑧カッコヨカ   2番人気 前走九州産限定戦外枠中団2着

 

九州産限定戦でここまで予想とかけ離れた酷い結果は初めてです。

悪い流れを感じました。

まあ私は重馬場を予想していたので、土曜小倉が良馬場だったということもあるのですけど、それにしても酷すぎました。

結果だけ見れば、好走した穴馬には買い要素を見つけられるのですけどね。

勝った⑤イチザウイナーは予想で取り上げた他場新馬戦経由の馬。傾向通り勝ったとも言えますけど、断然人気の⑦コウユーキレカが7着惨敗とは思いもしませんでした。

コウユーキレカはノヴェリスト産駒で、夏小倉芝のような野芝適性はある血統なので大丈夫と思いましたが、予想以上に硬く軽い馬場が合わなかったのでしょうね。

2着③カシノコマンドは前走九州産限定新馬戦で大外16番枠から2番手競馬で6着でしたが、今回は内枠を引いたことが今回の好走要因でしょうね。

3着⑧カッコヨカは九州産限定新馬戦2着、今回未勝利戦3着と安定した成績。九州産限定戦メンバーでは一番走る馬とも言えますが、こういうパターンの馬は次走案外飛ぶので次走8月14日土曜にある九州産限定未勝利戦では危険な人気馬になるかもしれませんね。

九州産限定新馬戦で上り3F最速だった⑯キリシマコトブキは4番人気10着。大外枠が不利だったこともありますが負けすぎですね。

とにかく能力に差がほとんど無いので馬場状態、枠、位置取りの有利不利が大きいので予想が難解。しかも土曜に行われるので馬場も読めない。やるべきレースではないのですけど、難しいレースほど挑みたくなる性格なので今後も挑み続けると思います。

 

日曜福島11R 七夕賞 芝2000М

(予想) 

このレースは1~3着までを1~3番人気が占める可能性がほとんどないレースで多くが5番人気以下が2頭は絡む、ワイド馬券でも高配当が狙えるレース。

例年のパターンに当てはめて買えば当たるかなと思いましたが、どうも今年は自分の中でしっくりいきません。

例年のパターンなら勝つ馬の傾向は『斤量57キロ台(の人気馬)』です。

このレースはハンデ戦ですが軽ハンデの馬が勝つことは近年ほとんどありません。

勝つのはそれなりの斤量(57キロ)を背負う人気馬が多い。

今年該当馬は57キロの馬は2頭。

①マウントゴールド 

④トーラスジェミニ

傾向通りでは勝つのはこの2頭のどちらか。人気なのは④トーラスジェミニか。

しかしこのレースは脚質がまくり差しタイプの馬の方がいいので、先行馬には厳しいレースが多く、2頭とも先行脚質というのが引っ掛かります。

さらに言うと内枠より中、外枠の馬が来るレースでもあるのでこの点も気がかり。

大荒れだった(1着11番人気ー2着4番人気ー3着12番人気)2018年みたいになる可能性がありえます。

しかしその大荒れだった2018年も結局勝った馬はノーザンF生産馬。

どんな重賞も結局馬券になるのがノーザンF生産馬です。

そのノーザンFは4頭出走。

⑤ブラックマジック

⑦カウディーリョ

⑨クラージュゲリエ

⑭ワーケア

例年パターンでいけば④トーラスジェミニから⑤⑦⑨⑭に流せばワイドは当たる?

④ー⑤⑦⑨⑭

 

う~ん、何かしっくりしませんね。

枠順を見ると内枠に先行馬が揃い、真ん中から外枠に差し馬が揃った印象。

それなりに先行馬は例年粘りますが、やはり中、外枠のまくり差しできそうなタイプを狙いたくなります。

⑧アールスター

⑨クレッシェンドラヴ

⑩クラージュゲリエ

⑯ヴァンケドミンゴ

の4頭が狙いです。

⑧アールスターは血統構成が七夕賞好走馬の血統構成。父キングカメハメハ系、母父サッカーボーイは福島2000М得意のステイゴールドの母父ですし、母母父がニジンスキー系でこの血も七夕賞では相性のいい血。

私が一番期待している馬がこの⑧アールスターです。

⑨クレッシェンドラヴ、⑯ヴァンケドミンゴは福島巧者。

⑩クラージュゲリエはノーザンF生産馬からのチョイス。決め手は先週、そして今週土曜とハマっているロベルト系の血がメンバー唯一ある馬だから。

ハマり血統など今の福島馬場適性重視の結論。

⑧⑨⑩⑯ 馬連ワイドBOX

 ちなみに泣く泣く切った5頭目は⑭ワーケア。

血統構成もいいですし鞍上ご当地騎手・田辺騎手ということで勝負気配があります。

 (結果)

1着④トーラスジェミニ 57キロ 2番人気 道中2番手

2着②ロザムール 7番人気 道中逃げ

3着⑥ショウナンバルディ 9番人気 道中6~8番手

(4着①マウントゴールド 57キロ 11番人気 道中4番手)

 

呆れる結果。私の読み、というより例年傾向とは真逆の内枠、先行決着。ペースなど昨年とほぼ同じなのですけど今年は前が止まりませんでした。

福島芝は土日とも基本内、先行有利な馬場でした。それは私も把握していました。しかしそこで安直に内先行を選ぶと『例年通り外差しだった』というオチがよくあるパターンだったので、私は例年通り中外の差し馬をチョイスしたんです。

結果は内枠、先行決着。

難しいですね。データに振り回されるという典型例です。

データ通りでもあるのですけどね。

57キロの人気馬が勝ちましたし(人気薄57キロも4着)、5番人気以下が2頭
来るのも例年通りでした。

しかし例年必ず絡むノーザンF生産馬は4頭全て惨敗。

血統構成では近年中山芝16、1800向きタイプの馬が絡みやすく、2着のロザムールなどはまさにハマっている馬でしたし。

馬のチョイスだけでなく、データのチョイスも下手くそすぎました。

 

 

以上です。

徒労しかない予想回顧でしたが、こうして結果を記録することで、特に七夕賞などは来年の予想時にこの結果を見直して、予想の参考になればと思っています。