kakikenです。
今日は8月11日。細かく言えばブログ一年目最後の日ですが、長くなるので2回に分けて2年目突入記念コラムを書こうと思っています。
内容は過去に何度と触れていますが再度『血統でわかる野芝適性』について。
この野芝適性がハマる条件は年間で結構あるので、知っておいて損はないですよ! 競馬が楽しくなりますから!
まず、競馬や血統に詳しくない人でも活用できる野芝適性の血統を思いつくまま羅列してようと思います。
主に母父、母母父にある血統なので、例えばディープインパクト産駒やロードカナロア産駒がハマっている時、母系にこれら野芝血統が入っていれば予想において優先すればいいわけです。
○キズナ
○(母父)アグネスタキオン(野芝の重馬場が強い)
○(母父)アドマイヤベガ
○ニジンスキー系サンデーサイレンス種牡馬(母父ダンスインザダーク 母父スペシャルウィーク)
○ステイゴールド系(オルフェーヴル、ゴールドシップがメジャー系ですが、野芝で穴開けるのはマイナー系のドリームジャーニーやフェノーメノやナカヤマフェスタ)
○キングズベスト系(エイシンフラッシュ)
○ドゥラメンテ(2歳戦芝16,1800Мで強いですね)
○(母父、母母父)ジェイドロバリー
○シーキングザゴールド系(マイネルラヴ、Dubawi)
○ウッドマン系
○ゴーンウェスト系
★ロベルト系
他ブライアンズタイム、シルヴァーホーク(グラスワンダー、スクリーンヒーロー)などロベルト系はキングカメハメハ系と並んで野芝では中心的種牡馬です。
★欧州血統
実は欧州血統はオーバーシード馬場より単色馬場(野芝オンリー、洋芝オンリー)で走ります。
○フェアリーキング系(ファルブラヴ、エリシオ)
○Monsun(ノヴェリスト)
○ダンシングブレーヴ系(母父ホワイトマズル、キングヘイロー、コマンダーインチーフ)
○ブラッシンググルーム系(レインボウクエスト、ラーイ、ファンタスティックライト)
アカテナンゴなんて過去何度もこのブログで指摘していますよね。
特におススメなのはホワイトマズル!
野芝馬場だけでなくオーバーシード馬場でも「今、馬場が野芝系っぽいよな」と思った時、よく好走する血統です。
先週末も日曜新潟12R、洋芝ながら野芝色が強かった日曜函館10Rで母父ホワイトマズルの馬が勝っています。
今後でいえば9月中山、中京開催で特に期待できると思っています。
他で言えば、母父アドマイヤベガなどは基本野芝色のある馬場しか走りません。先週の新潟では母父アドマイヤベガが結構馬券になっていましたから、新潟が(元々野芝ですけど、時と場合で野芝色が薄くなる時がありますので)血統的に野芝色が強い馬場だとわかります。
母父ジャングルポケットや母父ダンスインザダーク、スペシャルウィークあたりが好走する時は野芝系でも硬い高速馬場だと推測できます。
逆に柔らかめで時計が出ないスローペース野芝馬場の時は(昨秋の中山がそうでした)ゴーンウェスト系、ブラッシンググルーム系が狙えます。
ファピアノ系は昨秋中京で母父アンブライドルド、アンブライドルズソングが猛威を振るっていました。9月中京でも大注目です。
ああ、思い出しました。M血統というのがありましたね。
Mマイネルラブ シーキングザゴールド系
頭文字がМの種牡馬なのですが、この馬たちの共通点は荒れた(雨で渋った)野芝で好走しやすい血統です。手入れの甘いローカル競馬場の重馬場、荒れ馬場でいい血統といえるかもしれません。
系統では全く異なる4頭ですが、恐らくこの馬たちを同じカテゴリで評価している血統研究者は私だけだと思いますし、それなりの発見だと自負しています。
もしマツリダゴッホ産駒がくれば、その馬場ではマイネルラヴ、メイショウサムソン、メイショウボーラー(タイキシャトル)も来る可能性があるということです。
この夏後半の函館でもそれは証明されていました。今後も必ずこのケースは訪れます。この4頭はマイナー種牡馬なので来れば高配当間違いないので、知って損の無いネタだと思います(必ずハマるわけではないですけどね)。
ざっと簡単に書いたつもりですけど、かなりの数になってしまいました。不慣れな人にはこれを駆使するのは大変かもしれませんので、まずは大文字の血統だけでも注目してみるのもいいかもしれません。
今回はここまで。続きはまた明日に!