脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

馬場変化が少ない阪神はわかりやすく、ペース次第で来る馬が激変する東京は難解でした~10/30土曜重賞スワンS&アルテミスSの予想結果~

kakikenです。

 

日曜は衆議院選挙の投票日ですが、選挙と言えば以前私の友人が『選挙のある日の競馬はトーセンの馬が馬券になる』と言っていたのを思い出します。土曜は前日ですが東京3、4レースでトーセンの馬が連続3着。メインレースはさすがにダメでしたが明日はどうなるのでしょうか、天皇賞にもトーセンの冠名の馬が出走しますけど。

 

では土曜の重賞の予想を振り返ります。

土曜阪神11R スワンステークス 芝1400М

(予想)

まずタイトルにあった夏競馬から続くトレンドについて(私は競馬関連のメディア情報はほとんど仕入れないので、すでに世間では話題になっているのかもしれませんし、恐らく天皇賞の予想では多くの競馬メディアがこのネタに触れると思いますけど)。

そのトレンドは今年の3歳世代が強いということです。

安田記念3着のシュネルマイスターから始まったこのトレンド。アイビスサマーダッシュのオールアットワンス、札幌記念のソダシ、北九州記念のヨカヨカ、キーンランドカップのレイハリア、スプリンターズSのピクシーナイト毎日王冠のシュネルマイスター、富士ステークスのソングライン。

今年の3歳世代が古馬に混じった重賞でも勝ちまくっています。この勢いはこの秋も続いています。

このレース3歳馬は2頭出走。

③ルークズネスト   ノーザンF生産

⑥ホウオウアマゾン   ノーザンF生産

ノーザンF生産馬2頭。もう来る気しかしないです。どちらかは来るだろうと思ってしまいますが、血統的にはホウオウアマゾンは重馬場タイプで、阪神実績もあるものの馬場硬化が進む今の阪神芝が合わない気もします。それよりはファルコンステークス勝ちで芝1400М適性もあるルークズネストの方を中心視したいです。

阪神芝1400Мの重賞はどちらかと言えばスプリンターよりもマイラータイプの方が好走傾向にあります。マイラー系タイプで阪神芝実績のある馬では

⑧ギルデットミラー  ノーザンF生産

⑨ダノンファンタジー ノーザンF生産

安直ですがこの4頭で2頭は来ると思っています。

最後にもう一頭、血統で気になる馬は

⑮ビッグクインバイオ ノーザンF生産

先週までの阪神芝で中心視していたのはアメリカンなノーザンダンサーフレンチデピュティ(デピュティミニスター系)やストームキャットダンチヒ系の血です。

ビッグクインバイオは母母父がフレンチデピュティ。芝1400と1600で好走している馬。今年2月阪神芝1400Мで行われた京都牝馬Sでは10着でしたがこの時は中団待機でこの馬の先行して粘る持ち味が活かせませんでした。今回も先行できるかどうか次第ですが、先行できれば見せ場は作れると思っています。

③⑥⑧⑨

(結果)

1着⑨ダノンファンタジー  1番人気

2着②サウンドキアラ    5番人気

3着⑥ホウオウアマゾン   3番人気

4着③ルークズネスト    2番人気

11着⑧ギルデットミラー   7番人気

17着⑮ビッグクインバイオ  18番人気

 

2着②サウンドキアラが抜けて1,3,4着でした。3歳馬は3,4着でしたが差の無い競馬はしていましたので、やはり3歳馬のレベルは高いと感じました。

勝ったダノンファンタジーはコース実績からも強い内容でした。しかしこの馬はトライアルホースなので次走GⅠなら不要なんでしょうね。

特に3着ホウオウアマゾンは先行馬がつぶれていく中、逃げ粘っての3着は強い内容でした。4着ルークズネストは道中スムーズさを欠いて予想外に後方からになってしまいましたが直線キッチリ伸びてきたあたりは能力はあると思います。

サウンドキアラは金曜発売で異常な売れ方をしていたので気になっていましたが、6歳ということで少し力落ちを感じて切ってしまいました。阪神芝は1600Мのみ実績だったことも切った理由でしたが、3着ホウオウアマゾンも芝1600のみ実績の馬ですし、予想でも触れましたが阪神芝1400Мはマイラー(芝1600実績の馬)がいいということなんでしょうね。ギルデットミラーは11着大敗でしたが、今回は位置取りが後方から過ぎたことも大きかったですが、何となく馬場が合っていなかった気がします。阪神は先週あたりから馬場がかなり硬化してきてますからその点もマイナスだったようです。17着ビッグクインバイオは血統的に面白く今回は期待通り先行してくれましたが最低人気ということからも無謀、狙いすぎたようです。

 

 

土曜東京11R アルテミスステークス 芝1600М

(予想)

スワンステークスはノーザンF生産馬のみチョイスしましたが、このアルテミスステークスも基本ノーザンF生産馬を買えばいいレースです。

スローのヨーイドン競馬になるからノーザンF生産馬向きになるのです。

ただ11頭中7頭がノーザンF生産馬。今回も間違いなくノーザンF生産馬で決まるレースですが、どの馬をチョイスするかです。

傾向的には札幌で勝ち上がった馬が馬券に絡みやすいレース。札幌組は1頭のみ。

④シンティレーション ノーザンF生産

スローのヨーイドン競馬向きな馬ではデビュー戦圧勝で上り3F33秒0の

⑥フォラブリューテ ノーザンF生産

半姉にヨーイドン競馬が得意だったアドマイヤリードがいる

②ベルクレスタ ノーザンF生産

 

この3頭でいいと思います。他では①シゲルイワイザケ、⑪ミントあたりですが11頭立てなので今回は3頭BOX勝負です。

②④⑥

(結果)

1着⑦サークルオブライフ 7番人気

2着②ベルクレスタ    2番人気 ノーザンF生産

3着①シゲルイワイザケ  8番人気 ノーザンF生産

5着⑥フォラブリューテ  1番人気 ノーザンF生産

6着④シンティレーション 5番人気 ノーザンF生産

 

予想は外れです。難しいレースでした。

今週からBコース替わりで簡単に前は止まらないと思いましたが、暴走気味に逃げて最下位だった③ボンクラージュは問題外として2,3着は3番手、2番手で競馬をした馬たちでした。勝ったサークルオブライフの直線の脚が際立ってました。エピファネイア産駒は5着フォラブリューテと同じですが母父がアドマイヤジャパン。3着シゲルイワイザケもエピファネイア産駒で母父リンカーン。どちらもスタミナタイプのマイナーサンデーサイレンス種牡馬。ちょっと想定外の母系の馬が来た結果です。例年より今年は道中ちょっとハイペース気味ではありましたけど、ペース次第ではタフな血統の馬が来るということなのでしょうか。

2着②ベルクレスタは先行して3着①シゲルイワイザケを交わして勝ったと思ったところを差された惜しい競馬でした。5着フォラブリューテは母系がローカル野芝向きなのでそこは引っ掛かっていましたが今回の負けで、クラシックには乗りそうもないと感じました。6着シンティレーションは今回控える競馬をしましたが、切れる脚がない印象を受けました。位置取りの差が着順になった感じですが印象としてこの馬は東京より中山タイプでしょう。

ノーザンF生産馬が2,3着に来ていますので結果的にはチョイスに失敗したレースでした。3着シゲルイワイザケは予想でも名前を上げていただけにもう一頭追加していればと後悔はしています。シゲルイワイザケは前走サフラン賞経由でしたが、このレースはサフラン賞経由の馬が3着になるというパターンがあったので、一応名前を上げましたが、母系が微妙だったので切ってしまった感じでした。その微妙な母系の馬が1,3着、ペース次第で来る馬が変わる東京の難しさを感じた結果でした。

 

 

以上、土曜の重賞予想を振り返りました。

阪神も東京も土曜の芝レースでは基本キングカメハメハ馬場でしたね。

日曜の天皇賞に関していえば、昨年なら『ロードカナロア産駒のアーモンドアイで決まり』という感じですけど、今年の天皇賞はキンカメ系は⑩カイザーミノル⑪ムイトオブリガード⑯ユーキャンスマイルの3頭。

う~ん、正直買えそうにないです。

ただ2歳戦では日曜もキングカメハメハ馬場になりそうなので2歳戦ではキンカメ系を狙って馬券を買うのはいいと思ってます。

あと土曜東京は10R紅葉ステークスの時計などからも一昨年の高速馬場というより昨年の馬場に近い印象がしました。日曜の天皇賞は少しタフさが要求されるかもしれません。そうなると昨年2着だったフィエールマンと似たスタミナタイプとしてワールドプレミアをケアしなければいけないのでしょうか?

軸は2週間前から決まっています。あとは相手をどうするかだけです。

 

 

 

 

 

 

以上土曜の重賞予想でした。

先週まで毎週堅実に稼いでいる東京ダート『なぞり』作戦ですが、今週末はなぞれるレースがありませんのでお休みです。

土曜はスワンステークスの3歳馬の結果が特に注目ですね。これで3歳馬が来れば天皇賞も3歳馬……って流れになるのは確実です。

では土曜の競馬を楽しみましょう!