kakikenです。
「和田てめえ、やりやがったな!」
ジャパンカップのスタート直後に思ったことです。
そして「はい、終了」と諦めました。
現場の騎手と外野の予想家では温度差があるので真意はわかりませんけど「どうしてあんな乗り方になるんだよ」と呆れてしまいました。
では日曜の重賞予想を振り返ります。
日曜東京12R ジャパンカップ 芝2400М
(予想)
記事のタイトルにあるようにこのレースはキセキの戦法次第です。
土曜の東京を見る限り極端な内枠有利でもなく、先行有利でもないフラットな馬場だといえます。適性があれば先行して粘れるし差して来れる。
一番厄介な馬場だとも言えます。
そうなるともうあれこれ考えず適性ある馬をシンプルに選ぶしかないです。
後はペースがどうなるかだけ。切れ味重視の上り勝負になるか、道中淀みなく流れる持続力勝負になるか。
キセキが来る流れは後者です。キセキは切れる脚が無いです。この馬のベスト脚質はハイペースの逃げ。この馬のベストパフォーマンスはハイペースで逃げて大レコードでアーモンドアイが勝った2018年のジャパンカップ2着です。
しかし19年から勝てないから、スタミナがあるからと脚質転換でまくりや差し競馬をしたり迷走します。はっきり言って武豊騎手が乗って無駄に控える競馬をするようになってからおかしくなりました。
昨年のブログでも回顧しましたが、昨年は浜中騎手が暴走気味の逃げを打ちました。しかしこれは正しい戦法です。ただいただけないのが直線での進路。当時東京は内が悪く内から5頭分くらい外を通らないと伸びません。それを知ってか知らないかわかりませんが、浜中騎手は直線内ラチを走らせるという大失敗を犯してしまいます。それでも直線かなり粘っての8着。
昨年はメンバーも強力でしたが昨年と比べると今年は相当弱メンバー。しかも昨年より今年の方が馬場がいい。内ラチを通っても今年は粘れそう。
このレースは6歳がほぼ来ないレースで昨年キセキは6歳。7歳の今年、傾向では7歳は3着ならあるレースです。
実力的にもキセキからのワイド勝負が狙えそうです。
問題は思い切った逃げをしてくれるかどうか。騎手は前回から騎乗の和田騎手。前走は控えた競馬で3着。そこが気になります。この馬の良さを把握しているのか?
逃げなくてもロングスパートが好走条件。間違っても道中緩い流れの2,3番手なんて競馬をすると必ず切れ負けしますので和田騎手、お願いしますよ!
では他の馬のチョイスですが、土曜の東京は母系が野芝系、祖母が現役時代活躍馬だった母系が好走傾向にあります。
今回のメンバーでは
①ムイトオブリガード 祖母シンコウラブリイ
何といっても超穴馬①ムイトオブリガードをチョイスしたことです。でもこの馬は今の東京の馬場は絶対合います。実際11月アルゼンチン共和国を18年2着、19年優勝していますし、19年はジャパンカップ8着。この時は重馬場で緩い流れになりペースが合いませんでした。今回キセキが作るハイペースでハマれば差して3着なんてのもあり得るかもしれません(この馬も7歳なので良くて3着か)。
⑦オーソリティはオルフェーヴル産駒ということで勝ち時計が速くなると厳しいので緩い流れになった時に浮上する馬だと思います。
⑨アリストテレスはキセキ同様基本は切れる脚が無いので東京不向きの馬ですがキセキが作るハイペースが合う馬です。
基本的に近年人気サイドの決着が多いので②コントレイル、④シャフリヤールは押さえなければいけません。
まあ無難に買うなら②コントレイルから買えばいいと思います。
外国馬に関してはムーア騎手が乗るブルームあたりは気になりますけど、あくまでもキセキがハイペースの流れを作らなかった時に2,3着ならあり得る程度ですかね。
まとめます。
結論⑤キセキからワイド流し
相手①ムイトオブリガード②コントレイル④シャフリヤール⑨アリストテレス
⑤ー①②④⑨
おまけ複勝①ムイトオブリガード ワイド①ー②
もしキセキが出遅れたりして緩い流れになった時
②コントレイルから④シャフリヤール、⑦オーソリティ、⑭ユーバーレーベン
②ー④⑦⑭
(結果)
1着②コントレイル 1番人気
2着⑦オーソリティ 3番人気
3着④シャフリヤール 2番人気
:
9着⑨アリストテレス 4番人気
10着⑤キセキ 7番人気
16着①ムイトオブリガード 15番人気
冒頭の続きですが、キセキはスタートで控えました。最悪の戦法です。
日曜の東京はペース次第では速い時計が出る絶好の馬場に思えました。ある程度のペースで逃げてもなかなか止まらない馬場だと感じていましたからキセキの逃げ、先行は疑いの余地がなく、期待しかありませんでした。
それがスタート直後で終了するとは……あきれ果てて脱力しました。
作戦として半分の1200Мあたりで仕掛けて上がっていきましたが、東京はあんな競馬をして勝てるコースではないです。愚策にもほどがあります。
前半から飛ばして後続の脚をなし崩しにする。
これが正しいキセキの戦法です。
最初の1000Мの入りを見る限り緩い流れです。そこから一頭上がって行ってもそりゃ誰も引っ掛かりません。勝手に暴走して勝手に直線バテただけ。
最悪のレースをしてくれました。キセキは10着。
結果的に緩い流れで逃げた形のアリストテレスも切れ味勝負が向くはずなく9着。
ムイトオブリガードもキセキが作る流れでこその馬なので大敗はやむを得ず。
結局GⅠにしては緩い流れで最悪パターンで想定した予想通りの結果。
ある意味読み通りでしたけど。
1着コントレイル、2着オーソリティ。3着シャフリヤールは基本2000М前後の馬ですから2400Мでは伸びが悪かったように見えました。
4着サンレイポケットもこの流れなら好走必至でしたがやはり6歳は馬券にならないですね。来年7歳で3着狙いがいいかもしれませんね。
とにかくキセキが先行しなかった時点で勝負あったレースでした。
(予想)
土曜の阪神芝の傾向を見る限り、私が期待した馬場ではなかったですね。思った以上に先行した馬が粘っていました。先週までは内回りは明らかに外差しが決まる馬場だっただけにコース替わりもないのに『なぜ?』と感じましたが恐らく馬場の外側も伸びなくなっているんだと思いました。
こうなると結局今の馬場適性の有無ということになります。
どうも内回りコースを見る限り砂で掘れた箇所を埋めているようでダート色が強い馬場だと思います。なので、
⑥シヴァージ
人気ですけど仕方ありません。この馬は元々実績はダートの馬でしたから今の荒れた馬場は合います。
④オールアットワンス
この馬はマクフィ産駒ですが、マクフィはシーキングザゴールド系ですけど、こういうダート色の強い芝はシーキングザゴールドの血が合います。
⑮レイハリア
当初先行馬ということで切る予定でしたが、土曜の逃げ馬の異常な粘りから、何より母父マンハッタンカフェなので軽く扱えなくなりました。
②エイティーンガール
このレースで一番買いたい馬がこの馬です。金曜の時点では内枠より外枠の差し馬を狙うつもりでしたが土曜の馬場から差すなら内枠の馬という感じでした。阪神コースも実績がありますし、2年前12月に芝1200М戦ファイナルステークスで2馬身差の完勝もありますから冬の馬場もこなしています。
②④⑥⑮
結果的に人気馬ばかりチョイスした形になってしまいました。
このレースでは穴を狙っていましたので②エイティーンガールから厚く買いたいです。
(結果)
1着②エイティーンガール 10番人気
2着⑤タイセイビジョン 3番人気
3着⑦ファストフォース 6番人気
:
6着⑥シヴァージ 1番人気
8着④オールアットワンス 5番人気
16着⑮レイハリア 2番人気
私の本命穴馬エイティーンガールが10番人気で快勝!
しかしヒモが来ず、個人的には単複ゲットしましたが予想としては外れ。
結果的に1,2着は内枠の差し馬。これで4着の追い込み馬アライブテーラーが3着に来ていれば完全なる差し馬場だったのですが、3着には逃げたファストフォースが粘り込んでしまいました。土日阪神はキングカメハメハ馬場でしたし、キングカメハメハ系ロードカナロア産駒のファストフォースは血統的にはありでしたし、ダート実績もある馬でしたから荒れた個所に砂を埋めている今の阪神が合いそうだとは思いましたが小回りローカル向きと判断して切ったのは失敗でした。2着タイセイビジョンは血統的にもちょっと買いづらい馬でしたからノーマーク。母母父がキングマンボ系エルコンドルパサーということで差し馬場なら押さえるべきだったと反省。
1番人気シヴァージは前走ある程度前につけての好走で味をしめたのか必要以上に先行してしまったのが仇になりました。前に行った分、差し脚が鈍ってしまい6着。
④オールアットワンスも同じ感じで、⑮レイハリアの最下位に至っては明らかに外枠先行が合わない馬場であったかがわかりました。キングカメハメハ馬場でしかも冬血統マンハッタンカフェが母父でも枠や展開の有利不利には勝てなかったようです。
せっかく10番人気の穴馬を本命にしていて見事1着になっただけに予想をきっちり的中させたかったです。ただ穴馬を推せてその馬が勝ったことは本来穴党気質の私としてはその片鱗は見せられたと満足はしています。
以上日曜の重賞予想を振り返りました。
読みとしてはいい線いっていたのですけど、結果がイマイチでした。
ここ3週そんなのばかりでした。
比較的わかりやすい東京開催が終わり、今週末から中山、中京、阪神の3場開催です。
正直阪神はコース替わりになりますが馬場変化が予測不能、中山、中京もどんな馬場か様子見なので、しばらくは予想としては難しくなりそうです。なので無理には予想を公開しない可能性がありますのでその際はご了承ください。