脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

未勝利レベルの遅い勝ち時計に予想は大外れ!~1/10月曜重賞フェアリーステークスの予想結果~

kakikenです。

 

月曜は朝からスマホのモバイルネットワークが繋がらず「通信障害か」と思っていましたが、ニュースではそういう情報が無いので「なぜ?」と思っていたところ、結局ネットワーク通信が単にオフになっていただけだと判明。

無意識にオフにしていたわけですけど、そういう可能性に気づかず「通信障害だ」と決めつけるあたり、まだまだ正月ボケが続いていると感じました。

だから予想もイマイチ、結果もイマイチなのでしょうかね?

 

では月曜の重賞の予想を振り返ります。

月曜中山11R フェアリーS 芝1600М

(予想)

金杯含めると四日連続開催、連続開催でいえば6週目。しかもこの土日は稍重競馬。間違いなくタフで荒れ馬場になっているはず。

各馬の血統分析してみて馬場適性に合う馬をチョイスしてみます。

エバーシャドネー ノーザンF生産馬  評価A

ルーラーシップ産駒なのでスピード決着は不向き。なので時計の掛かる荒れ馬場は合う。母母父がダート血統エーピーインディ系なのもいい。新馬戦で負かしたマテンロウオリオンは奇しくも日曜シンザン記念を勝った馬で新馬戦レベルも高い。

②ビジュノワール ノーザンF生産馬   評価C

キタサンブラック産駒で母父ホワイトマズル。9月野芝開催で新馬勝ちしたように母系は典型的な野芝血統。ただ荒れ馬場不向きな母系で今の馬場は微妙。重不良馬場向きのキタサンブラック産駒で良馬場なら厳しいとみる。

③スターズオンアース 社台系     評価C

キングカメハメハドゥラメンテ産駒はいいが母系や戦績からスローの切れ味勝負馬場タイプ。荒れ馬場は合わない感じ。

④ニシノラブウインク         評価A

勝ち上がりに5戦要したように相手なりに走る切れ味不足の馬。こういう馬が今の馬場は合う。母父アグネスタキオン、母母父カーリアンというのが今のタフな馬場での中山マイル戦向き。鞍上が微妙なので軸にはできないが好勝負出来るはず。

スクルトゥーラ  ノーザンF生産馬 評価A

キングカメハメハロードカナロア産駒で母父が使い込まれた後半馬場向きのハービンジャー新馬戦が稍重の東京芝1400М戦勝ち。中山マイルとリンクするコースでの勝利で中山マイル適性もあるはず。

⑥スピードグラマー   評価B

外国産馬で明らかなダート血統。馬場が荒れるとダート血統が穴を開けるケースが多く侮れない。

ブルトンクール   社台系 評価C

現在の中山の馬場では強調点のない血統構成

ライラック 評価B

母父キングカメハメハ母母父フジキセキは合いそうだが、オルフェーヴル産駒に中山マイルへの適性を感じない。

⑨エリカヴィータ 評価B

キングカメハメハ産駒で母父フジキセキ、母母父リボー系と荒れ馬場には合う血統構成

⑩スプリットザシー 社台系 評価B

母父ダンチヒ系母母父エーピーインディ系で荒れて時計の掛かる馬場なら合いそう。

⑪ウラカワノキセキ 評価C

ヘニーヒューズ産駒で母父フジキセキと完全ダート血統。荒れた馬場は合いそうだがさすがに厳しい。

ユキヤナギ  評価C

パドトロワ産駒で明らかにスピード不足の血統で厳しい。

⑬ヴァンルーラー ノーザンF生産馬 評価C

ルーラーシップ産駒で母父デピュティミニスター系母母父ストームバード系と悪くないがマイナー血統なので重賞では厳しい印象

⑭ポケットシンデレラ 評価B

母父ジャングルポケット、祖母シャイニンルビーは現役時代マイル重賞が得意だった馬で活躍した馬。重馬場含めてタフなマイル戦は合いそうだが、それなりのスピードが求められる重賞ではスピード不足感が否めない。

⑮テーオーシャルマン 評価C

キングカメハメハラブリーデイ産駒だがスピード不足

⑯フィールシンパシー 評価C

血統的には中山の馬場が合いそうだが中山1200Мタイプで中山マイルは長い

 

と書きながら頭の中で予想をまとめた結論としてチョイスしたのは5頭

エバーシャドネー

④ニシノラブウインク

スクルトゥーラ

⑨エリカヴィータ

おさえ

⑩スプリットザシー

①④⑤⑨

 

(結果)

1着⑧ライラック     5番人気

2着③スターズオンアース 1番人気

3着②ビジュノワール   7番人気

6着⑤スクルトゥーラ   4番人気

7着④ニシノラブウインク 6番人気

9着①エバーシャドネー  3番人気

10着⑨エリカヴィータ   2番人気

16着⑩スプリットザシー  8番人気

 

予想で評価が低い馬たちが上位を占めるという結果。

勝ち時計1分35秒2。

例年と比べると中盤の緩んだいわゆるスローの上り勝負になってしまいました。稍重の土曜の未勝利戦の勝ち時計1分34秒8より遅い時計で「重賞としてどうなの?」と感じますがそこはレベルの低いメンバー構成だったということでしょう。

何でもありのメンバー構成とわかっていましたが「腐っても重賞」と考えていたのが敗因です。なのである程度タフさが要求されるレースを予想してしまいました。

結果スローの上り勝負が不向き持続力のありそうな馬を選んだので、真逆のレースになれば私の予想は外れて当然だったかもしれません。なのでタフさが無く軽視した1番人気スターズオンアースに向く流れになり、スターズオンアースは2着好走。

勝ったライラックもスローのヨーイドンタイプで軽視しました。オルフェーヴル産駒は例外もありますが総じて重馬場が得意で今回のような時計の掛かる中盤緩むレースでは直線爆発的な脚を使うイメージがありますが、そのイメージ通りのレースでしたね。

3着ビジュノワールキタサンブラック産駒というのが引っ掛かりましたが、キタサンブラック産駒もオルフェーヴル産駒同様重馬場が得意な種牡馬なので、この緩い流れが合ったという感じでした。

感覚的ですけど『タフさ』よりも『重さ』があった馬場で、私は重視すべき適性を間違っていたようです。

私がチョイスした馬に関しては6着スクルトゥーラは上り勝負で切れ負けした感じ、7着ニシノラブウインク、9着エバーシャドネーも同様、10着エリカヴィータは加速しだしたところで不利を受けたのが痛かったです。そのエリカヴィータに不利を与えたスプリットザシーは最下位。気性的に幼すぎで、パドックからずっと入れ込んでいて、レース前から「ダメだこりゃ」という感じでした。

5着以内に一頭も入らないという外れも外れ、大外れのチョイスでした。いくら不向きなペースといっても5着にすら来れない馬はそもそものレベルが低い馬だと思います。

 

 

以上、フェアリーSの予想を振り返りました。

フェアリーSは出走馬を見渡して、全く感触が掴めませんでした。これほど感触が悪いレースは普通なら間違いなく無視、見送りのレースですが、重賞ということで予想しましたが、案の定いい結果は得られませんでした。

ただ、こういう感触ゼロのレースも的中できるようになりたいと、予想を公開したこともありますので何とか的中させたかったのですが……。

今週末は芝の重賞重賞が3つあります。馬場読みが難しくなっている中山の京成杯よりまだ馬場が読めている中京の愛知杯日経新春杯はしっかり的中させたいですね。