kakikenです。
アメリカJCCのレース直後、思わず脳裏に過ぎったセリフ。
「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ」
フランダースの犬の主人公ネロが最後大聖堂で天に召される前のセリフです。
勝ったキングオブコージはレース傾向と真逆の馬。しかしこの馬は週中コラムに書いたズドンタイプの馬。そういう馬が合っているのがわかっているのに「万が一例年通りのパターンだったら」と馬場傾向よりレース傾向に合った馬を選んでしまいました。重賞に関しては馬場傾向よりレース傾向が正しいことが多いのが理由でしたが、ずっと続く読みの悪さに完全に心が折れました。
一日寝て予想を回顧する気力は戻りましたのでとりあえず振り返ります。
日曜中京11R 東海ステークス ダート1800М
(予想)
東海ステークスのレース傾向。
枠の出目⑤⑥⑦⑧⑨⑩がいい
該当馬⑤スワーヴアラミス
⑥ミヤジコクオウ
⑦ハヤヤッコ
⑧カデナ
⑨ケンシンコウ
⑩ゲンパチルシファー
この中からは今の中京ダートを完全熟知している武豊騎手鞍上の⑥ミヤジコクオウと、血統的にいいのがキングカメハメハなのでキングカメハメハ産駒⑦ハヤヤッコをチョイスしました。
人気順の傾向
近5年1,2番人気のどちらかが必ず連対している
※ちなみに堅い決着の時は1~4番人気で3頭来る。なので1~4番人気の馬のBOXを安直に買うのもありかもしれませんね。
とりあえずほぼ確定っぽい1~4番人気馬を書いておきます。
⑪オーヴェルニュ
(⑬ブルベアイリーデ・③アイオライト)
実は2ケタ人気10~12番人気が良く来る
前日夜間時点で10番人気~14番人気が均衡
⑧カデナ⑨ケンシンコウ⑯プリティチャンス⑥ミヤジコクオウ⑩ゲンパチルシファー
過去穴を開けた馬の馬キャラを見ると、地味ながら近走安定して走っている差し馬。
⑯プリティチャンスはダートでは12戦中11戦が5着以内(唯一5着以下は7着)と安定勢力でまさにドンピシャの馬。大外枠、追い込み脚質と逃げ先行有利の中京ダートでは厳しそうですが、3着候補として面白い馬です。
結論として
1,2番人気の⑪⑮と真ん中枠⑥⑦、穴馬として⑯
⑥⑦⑪⑮⑯
絞るなら1番人気⑮ー⑥⑦⑪⑯の馬連とワイド⑯ー⑥⑦⑪⑮
(結果)
1着⑤スワーヴアラミス 7番人気
2着⑪オーヴェルニュ 1番人気
3着⑬ブルベアイリーデ 3番人気
5着⑧カデナ 12番人気
6着⑯プリティチャンス 13番人気
:
11着⑥ミヤジコクオウ 14番人気
14着⑦ハヤヤッコ 9番人気
相変わらずのチョイス下手、予想は大外れでした。
ただ、ほぼ傾向通りの結果ではありました。馬番出目でいい⑤スワーヴアラミスが1着、毎年連対している1,2番人気で1番人気⑪オーヴェルニュが2着。3番人気、2番人気の馬が3,4着。そして二けた人気で取り上げた⑧カデナが12番人気5着、チョイスした⑯プリティチャンスが13番人気6着。
基本先行ですが馬場が渋れば差しが決まりやすくなるコース、レース直前の雨も多少関係してか、予想より差しが決まった感じでした。
このレースは傾向として東京ダート2100М好走タイプはほぼ来ません。勝ったスワーヴアラミスもそうでしたが、このレースの好走タイプに札幌ダート1700МエルムS好走や函館ダート1700М好走歴のある馬が多いので、新たな傾向としてここで書き加えておきます。
私のチョイスはクズですが、傾向をなぞれば的中しやすいレースだと思いました。
日曜中山11R アメリカJCC 芝2200М
(予想)
今の中山芝は時計も上りも掛かる馬場。そういう馬場は上りの速い東京芝などで切れ負けする馬、勝ち味に遅い馬がいいです。
⑥ポタジェ
⑪オーソクレース
馬キャラ的にも人気の2頭は切れません。この2頭の間に入る穴馬を狙ってみようと思います。
⑦ダンビュライト
⑧アンティシペイト
⑩ラストドラフト
3頭全て切れる脚が無い馬です。
今回一番期待しているのが⑦ダンビュライト。この馬は芝2200Мが得意距離で、切れる脚がないので今の上りが掛かる馬場で条件が完璧に整いました。先週のトキメキ同様、ここが狙い目。8歳ですがハマればポタジェ、オーソクレースを完封できる力はあります。
⑧アンティシペイトは前走は東京の速い上りに屈しましたが上りの掛かるレースでは安定して馬券になっているのでここでも十分馬券圏内です。問題は鞍上ですけどね。
⑩ラストドラフトは良馬場ではここでも切れ負けしそうですけど、1月中山が得意な可能性もあるので押さえます。
ちなみに中山芝22,25ではステイゴールド系を狙うのが王道なので④クレッシェンドラヴや⑭マイネルファンロンが大穴になりそうですけど、この時期はステイゴールド系よりキングカメハメハ系のルーラーシップの方が馬場は合いそうなので、勢い、能力比較も含めて今回は切ります。
結論として
⑥⑦⑧⑩⑪
トリガミ覚悟、⑦⑧⑩が2着に来ることを期待した高配当狙いBOX勝負です。
特に⑦ダンビュライトに期待です!
(結果)
1着①キングオブコージ 3番人気
2着⑭マイネルファンロン 11番人気
3着⑩ボッケリーニ 4番人気
:
5着⑥ポタジェ 2番人気
6着⑪オーソクレース 1番人気
10着⑩ラストドラフト 5番人気
11着⑧アンティシペイト 6番人気
12着⑦ダンビュライト 10番人気
酷い予想でした。
冒頭指摘したように、レース傾向の好走タイプ『勝ち味に遅い馬、切れる脚がない馬』という点に囚われて、レース傾向の血統、今年のエアレーション無しで例年と違う中山馬場傾向ズドンタイプを軽視し、さらに差し馬場になったことで予想は大外れ。
勝ったキングオブコージは母父サドラーズウェルズ系ガリレオで私の分類ではズドンタイプの馬。土日で芝2200Мのレースは3鞍ありましたが、母父サドラーズウェルズ系の馬が2,1、1着。今の馬場傾向ではマークしないといけない馬でしたが、過去のこのレースの好走タイプとはズレのある馬だったことで完全にノーマークでした。
11番人気で2着だったマイネルファンロンが予想の最後で指摘した通り穴を開けました。12番人気クレッシェンドラヴも差の無い7着だったことで、馬場不問のステイゴールド産駒の適性の高さを改めて感じました。
3着ボッケリーニに関してはデビューから6着以下が無い馬で、レース傾向の勝ち味に遅い馬ではありましたが、初中山という点、ポタジェ、オーソクレースとの比較から切ってしまいました。母父ダンスインザダーク母母父トニービンとエアレーション無し馬場がいいタイプの血統構成、今年の中山の馬場も合っていたようです。
5着ポタジェ、6着オーソクレースは結果的に差し展開で切れ負けした感じです。いくらGⅠで好走し明らかに格が上の馬でも馬場適性で簡単に負ける。それだけの実力とも言えますが、今の中山馬場がそれだけ異質、特殊馬場だったということでしょう。
10着ラストドラフトも差し展開でしたが良馬場では厳しかったようです。11着アンティシペイトは案外でしたが現状このクラスでは厳しいかもしれません。期待したダンビュライトは12着、2番手という理想の位置取りでしたが直線粘ることできず。レース後鞍上は年齢による衰えを指摘していましたが、私もそれは感じました。
とにかく惨敗でした。毎年とりやすいレースの一つだっただけに落胆してます。ただ結果を見てもこの上位1~3着の組み合わせは買いづらい、難しいレースでした。
以上、日曜の重賞予想を振り返りました。
今年はろくでもない予想結果ばかりです。難解だった中山が終わり、今週末から私の主戦場の東京開催が始まります。寒さ、雪などで馬場変化しやすい開催ですけど、今回の東京開催で何としても結果を出さなければいけません。
ダメならこのブログ終了。
それくらいの気持ちで今週末からの4週間予想したいと思います。