脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

難解重賞は散々な結果も東京ダート2100Мでしっかりプラス補填~2/19土曜京都牝馬S&ダイヤモンドSの予想~

kakikenです。

 

ある意味予想通りの土曜の結果でした。

昨日も指摘しました東京ダート2100М戦で5~7番人気の馬が今日もしっかり好走してくれました。週中のコラムで書いた通り1,2番人気を相手にして8Rと10Rの2つダート2100М戦で共に的中、なかなかのプラス収支を得られました。

まともに自分で予想するよりはるかに的中するので、自分の予想センスの無さには呆れてしまいますけど。

というわけでセンスの無い土曜の重賞予想を振り返ります。

 

土曜阪神11R 京都牝馬ステークス 芝1400М

(予想)

今年のレースのポイントです。

先週の馬場から考えると先行有利なのは土曜も変わらないかと思います。差し馬の台頭があるなら内枠の差し馬というのが基本的な考えです。

京都が使えないので阪神代替施行なのでデータが無いのですけど、昨年の結果、さらには同時期同距離重賞の阪急杯の傾向を参考にすれば、最内枠1,2枠と大外枠7,8枠

がいいレースです。

土曜は午後から雨予想。雨が降って馬場が悪化すればキングマンボ系を狙うべし。

以上のポイントからチョイスした馬は

④プールヴィル

内枠の差し馬があるとしたらこの馬。芝1400Мはベストですし、阪神芝1400Мではフィリーズレビュー勝ちがあります(しかも稍重で!)。

⑧シゲルピンクルビー

この馬は昨年のフィリーズレビュー勝ち馬。阪神芝1400Мで2勝。専用機の可能性があること、そして世代レベルが高い出走中唯一の4歳馬なので押さえます。

⑪ギルデットミラー

昨年の2着馬、さらに2月~4月期の阪神芝で好走歴があることからこの時期の阪神が合う馬。はオルフェーヴル産駒ということで馬場が渋ればさらに期待大。

⑮タンタラス

⑯ドナウデルタ

共にキングカメハメハ系が父で、母系が名牝系です。今開催の阪神芝はエアレーション無し馬場ですが、母系が名牝系の馬はエアレーション無し馬場が合います。

 

正直これという確信ある軸馬が不在なので5頭と頭数多めですがBOX勝負で。

④⑧⑪⑮⑯

(結果)

1着⑦ロータスランド    5番人気

2着②スカイグルーヴ    1番人気

3着⑮タンタラス      2番人気

4着⑧シゲルピンクルビー  4番人気

6着⑪ギルデットミラー   3番人気

7着④プールヴィル     8番人気

8着⑯ドナウデルタ     6番人気

 

予想より全然雨が降らなくて良馬場でのレースになりました。そうなるとやはり先行有利の結果になってしまいます。

2,3、4番手の馬が1,2、3着でした。

もう毎度、毎度嫌になるくらい今回も3,4着でした。

ロータスランドはマイラーなので1400Мのペースが合うのか微妙でしたが、ヨーイドン競馬の上り勝負に持ち込めての勝利。2着スカイグルーヴは祖母アドマイヤグルーヴと母系が3着タンタラス(母ブエナビスタ祖母ビワハイジ)と同じ名牝系なので今の馬場は合いそうでしたが、阪神芝1400Мのイメージが湧かず軽視。

阪神芝1400専用機っぽいシゲルピンクルビーが4着というあたり、今回は上り勝負のマイラー向きレースになってしまったことが敗因でした。6着ギルデットミラー、7着プールヴィル、8着ドナウデルタは先行で1~3着した馬より後ろにいたのに上り3Fの時計は上回れず。マイラーの切れ味に屈した感じでした。マイルの切れ味と、芝1400Мの切れ味はちょっと別物ですから、芝1400М向きの馬ばかり選んだのがこの結果になったとも思っています。

 

土曜東京11R ダイヤモンドステークス 芝3400М

(予想)

過去に2勝クラスの馬ですら馬券になったことのある実績が役に立たないレースです。昨年が7番人気グロンディオース、20年16番人気ミライヘノツバサと穴馬が勝って大荒れのイメージがありますが、基本人気サイドで決まりやすいレースです。

距離が3400Мということで切れる脚は基本不要なので東京で切れ負けしている、中山タイプの馬の方が好走している傾向があります。

血統的には長距離の王道ステイゴールドハーツクライルーラーシップが狙い目。

以上のポイントから

⑤カレンルシェルブル

ハービンジャー産駒の母父ハーツクライ。デビューから9戦で全て4着以内。セントライト記念も4着。デビューから2000、2200Мあたりを使って常に安定して走っていますが逆に言えば切れる脚がないため勝ちきれない。それでもそこそこ脚があるので大負けしない。こういう馬が長距離でハマる可能性が高いです。

⑦ヴェローチェオロ

この馬も一度ダートを走って適性が無く惨敗した以外は安定して走っています。菊花賞6着以外芝は全て5着内。札幌2歳、東スポ2歳、京都新聞杯の3つの重賞で5着。この馬も完全に切れる脚が無いスタミナタイプ。期待大です。

⑧アンティシペイト

ルーラーシップ産駒。前走AJC杯、前々走アルゼンチン共和国杯といわゆるヨーイドン競馬で惨敗。共に馬券を買っていたので「切れる脚が無さ過ぎる」と見限りかけましたが、そういう馬はスタミナタイプだと思うので再度期待します。

⑨テーオーロイヤル

⑩レクセランスと4,5番手で悩みましたが、万葉ステークス勝ち馬マカオンドールを物差しにするとマカオンドールに勝っているテーオーロイヤルを選びました。

 

そのレクセランスは万葉S2着でしたが菊花賞惨敗のように3000超の長距離というより中距離タイプに思えるので5番手評価。この予想では切ります。

 

挙げだしたらキリがないのでこの4頭で。

⑤⑦⑧⑨

(結果)

1着⑨テーオーロイヤル   2番人気

2着⑭ランフォザローゼス  11番人気

3着⑥トーセンカンビーナ  5番人気

5着⑦ヴェローチェオロ   3番人気

6着⑤カレンルシェルブル  8番人気

11着⑧アンティシペイト   4番人気

 

まず、2着ランフォザローゼス。2月で調教師引退する藤沢和雄きゅう舎なんですよね。引退調教師あるある馬券が炸裂してしまいました。警戒はしていました。19年2着したサンデームーティエもその年2月で引退する谷原調教師の馬で、この馬は2勝クラスも勝てない馬でしたからかなり印象に残っていたんですけど、ランフォザローゼスの近走成績から完全に終わった馬認定。ただランフォザローゼスは中山京成杯2着とこのレースの好走条件『中山重賞好走馬』というに当てはまっている馬ではありました。

とにかくこのレースは好走条件にあてはまる馬がいないので、血統、馬キャラを重視しましたが、うまく行きませんでした。

勝ったテーオーロイヤルは先行して唯一馬券になった馬、というか完勝してますからこのメンバーでは抜けていましたね。そして2,3着馬は差し馬でした。

私が期待したヴェローチェオロ、カレンルシェルブルは5,6着。安定して走っていますが、どんなレースでも上り時計で劣っています。本当相手なりな馬。巻き返しを期待したアンティシペイトでしたが、2番手で競馬して11着。これは実力不足と考えた方がいいです。今後重賞ではボコボコの荒れ馬場、不良馬場の時以外は買えないです。

テーオーロイヤルの強さと、引退する調教師の馬はやっぱり怖いということだけ印象に残りました。

 

 

以上、土曜の重賞予想を振り返りました。

日曜は東京2Rがダート2100М戦。土曜は見事にハマったので、さすがに打ち止めかもしれませんが、5~7番人気の馬を狙ってみたいです。

フェブラリーSは今日の東京ダート1600Мの『出目なぞり』でいけば中外枠で差しが決まる馬場だとわかりました。出目は4枠、4~6枠が良いです。

明日もこれと同じ馬場ならある程度見えたのですけど、土曜は稍重で日曜はこれが重、不良になるのか? どう変わっていくのか。

じっくり考えて結論出したいと思います。