kakikenです。
良い条件、良い材料が揃った時ほど、うまく行かない可能性が高い。
弥生賞ではそこが引っ掛かったので2つのパターンで予想しましたが、結果的にはそれが功を奏しました。
慎重になり過ぎるとチャンスを逃してしまう面のでどこかで勝負しないといけないのでしょうけど、勝負所の見極めは本当に難しい。
それを感じた日曜の重賞でした。
(予想)
昨年は絶対的自信があった8番人気ソーヴァリアントから買って4着。鞍上の騎乗ミスと断じましたが、その後のソーヴァリアントの活躍ぶりから、私の批判は正しかったと今でも思っています。
この馬を選んだ理由は初勝利まで時間が掛かったことです。そういう勝ち味に遅い馬ほど弥生賞⇒皐月賞とハマる馬が多いからです。
近年でいえば
17年ダンビュライト
18年サンリヴァル
いずれも皐月賞で自信をもって買った馬です。儲けさせてもらいました。
19年は該当馬無し、20年オーソリティー軸で3着(皐月未出走)。
その3着候補が今回出走しています。
②メイショウゲキリン
前走きさらぎ賞で注目馬としてチョイスしましたが、実はかなり自信がありました。きさらぎ賞が皐月賞向きのタフなレースになると感じていたからです。
実際タフな流れで先行馬総崩れの展開で逃げて3着。
見事期待に応えてくれました。
この3着の結果を受けて、馬キャラがダンビュライトやサンリヴァルに似ていると思いました。なのできさらぎ賞の結果回顧で「弥生賞使って欲しい」とコメントしました。
そして出走してくれました。
先行有利の今の中山で鞍上が横山武騎手!
ここを3着してくれれば皐月賞は間違いなく来ます。
その馬キャラに賭けて複勝勝負です。
複勝②
以上です。
とまあ都合よくいけばありがたいですけど、メイショウゲキリンがダメだった時のパターンからも予想してみます。
メイショウゲキリンが来る流れは先週のパンサラッサのようなタフな流れで上り3Fの時計が掛かる逃げ方をした場合です。タフな流れは作ったがメイショウゲキリンがダメだった時に台頭しそうな馬として、
⑤マテンロウレオ
メイショウゲキリンが作ったタフな流れのきさらぎ賞を勝った馬です。メイショウゲキリンがダメな時はこの馬が3着で皐月賞で馬券になるかもしれません。
⑥ボーンディスウェイ
新馬戦2着、未勝利戦3着のあと3戦目で勝利後連勝。そしてホープフルSも5着。勝ち味が遅く、馬キャラがサンリヴァルと似ています。緩いスローの上り勝負よりタフな流れ向きの馬。
もしメイショウゲキリンが逃げなかった時や血迷ってスローペースで逃げた場合、ヨーイドンの上り勝負になった場合に浮上する馬として
⑩アスクビクターモア
この馬の父はディープインパクト。弥生賞は(昨年未出走)5年連続でディープインパクト産駒が勝っています。今年ディープインパクト産駒ラスト出走ですからこの馬は買わなければいけないでしょう。母系の感じがいかにもトライアル向き。
中山芝2000Мは2戦2勝で、東京芝は2戦で3着2回。ある意味勝ち味が遅い切れ味無いタイプとも言えますので、この馬も弥生3着⇒皐月好走タイプの馬キャラの可能性もありますから、タフな流れも合いそうです。
⑨インダストリア
17年2着マイスタイル、昨年2着シュネルマイスターのようにマイル経由してきた馬が好走するパターンがありますが、そういう場合は多くがスローの上り勝負。前走中山ジュニアカップは強い内容ですのでペースが向けば好走しそうです。
⑦ドウデュース
芝1600,1800Мの上り勝負のレースで勝ってきた馬。緩い上り勝負は向きそうだが本質中山の舞台が合うのか懐疑的です。何となくですが、弥生賞や皐月賞がダメでマイルカップに目標を切り替えるような気もしてます。
結論として
タフな流れなら
②⑤⑥⑩
緩いスローヨーイドン競馬なら
⑦⑨⑩
(結果)
1着⑩アスクビクターモア 3番人気
2着⑦ドウデュース 1番人気
3着⑥ボーンディスウェイ 9番人気
:
5着⑨インダストリア 2番人気
9着②メイショウゲキリン 8番人気
10着⑤マテンロウレオ 5番人気
私の馬券としては②⑤⑥⑩のワイドBOX、⑦⑨⑩の馬連BOX。
なので馬連⑦ー⑩780円、ワイド⑥ー⑩1630円的中。
馬券的中で安堵しましたが、内容として不満が残りました。
日曜の中山芝レースは総じて逃げ先行有利馬場でした。
条件はそろった! 横山武騎手なら絶対逃げるはず!
そう思いました。
が!
期待のメイショウゲキリンが全く逃げる気配がなく③リューベックにあっさり先頭を譲った瞬間「メイショウゲキリン終了」と諦めました。まさかの道中4,5番手。これでは来るはずがありません。
怪しい。
横山武騎手の積極性の無さ。弥生賞は緩い流れにしないといけないなどの暗黙の決まり事があるかのように勘ぐってしまいました。
1000М通過が61秒1。タフな流れではないです。
この瞬間、ヨーイドンタイプの馬が上位になることがほぼわかりました。
結果としてヨーイドン競馬想定でチョイスした人気二頭で決まりました。
ディープインパクト産駒アスクビクターモアの勝利。出走が無かった昨年を除くと6年連続ディープインパクト産駒の勝利。恐ろしいレース相性でした。
アスクビクターモアはこれで中山芝2000М3戦3勝で皐月賞有力候補に躍り出ました。予想でも指摘しましたが母系がトライアル向きなので私は皐月賞では「無い」という感じですけど、中山専用機なのでマークは必要でしょう。
2着ドウデュースは道中緩い流れが向きました。ただ皐月賞では厳しいと思います。
このレースで最も評価しているのが馬券にも貢献してくれた9番人気3着だったボーンディスウェイ。正直不向きな流れだったと思いますが3番手から粘って3着死守。もっとタフな流れが予想される皐月賞ではさらに粘りが増すと思います。予想で指摘しましたが18年皐月賞9番人気2着だったサンリヴァルとローテ含めて酷似しています。
メイショウゲキリンの皐月賞出走が絶望的なのでボーンディスウェイが皐月賞穴馬候補です。あとは無事出走してくれることを祈るだけです。
メイショウゲキリンですが皐月賞出走すれば絶対面白い存在だっただけに消化不良な例ースで残念です。若葉ステークス、または大寒桜賞など1勝クラスのレース勝利して、抽選でもいいから何とか出走にこぎつけて欲しいのですけど、そんな酷使はしないでしょうね……切れ味がないので緩い流れの条件戦よりタフな流れがある重賞向きの馬だけに今後出世は厳しいかもしれません。
5着インダストリアは基本先行レースだったので道中9番手では無理でした。ただ先行馬と上り3Fがほぼ同じことから2000Мは不向き、マイル前後の馬ですね。
10着マテンロウレオは全く見どころ無しでしたが、母系の感じからも重馬場、荒れ馬場向き。2週目の良馬場では分が悪かったようです。ただ皐月賞の方が向くので、見限らず皐月賞が重馬場なら面白い存在です。
以上、日曜の重賞でした。
今週末もトライアルが続きます。GⅠに向けて面白さが増していきますね。
日曜は重賞ではないですけど、中山メインの桜花賞トライアル・アネモネステークスは得意なレースなので、良い馬がいればブログで取り上げようと思っています。