kakikenです。
では日曜の重賞予想を振り返ります。
(予想)
このレースはディープインパクトかキングカメハメハ系を買えば当たるようなレースですが、今年のメンバー15頭中10頭がディープインパクトかキングカメハメハ系の血がある馬たち。なのでどの馬を選ぶかということになります。
血統だけで見れば一番今の阪神に合っている感じなのが
⑦ホウオウアマゾン
ただこの馬はヨーイドンの切れ味勝負は向きません。前走大敗した東京新聞杯の予想でも私は『切れ負けする』と軽視しました。先週あたりから阪神芝は上り3Fの速さが目立ってきているので「今回厳しいな」と思いました。好走するならハイペースで逃げて粘り込むしかないと思っていたところ、日曜は雨予報。レースへの影響が出るくらい降るかわかりませんがとにかく上がりが速くならないなら好走できると思います。
正直この馬以上に狙える馬がいないので今回はホウオウアマゾンの相手探し。
土曜の阪神芝は相変わらずの内枠有利。③ファルコニア、④カラテ、⑤レッドベルオーブ、⑨エアファンディタあたりまで。一応外枠からは⑭ダイワキャグニーを抑えます。
⑦ー③④⑤⑨⑭
万が一上り3Fが32、33秒台前半だったら諦めます。
(結果)
1着⑬ソウルラッシュ 6番人気
2着⑦ホウオウアマゾン 1番人気
3着③ファルコニア 4番人気
:
6着⑤レッドベルオーブ 7番人気
7着④カラテ 2番人気
11着⑨エアファディータ 3番人気
13着⑭ダイワキャグニー 9番人気
逃げた14番人気の10歳馬ベステンダンクが粘りに粘って4着したように、明らかに先行、内枠有利の馬場でした。
稍重で明らかに走りにくそうな馬場なのでホウオウアマゾンが絶対来ると確信していました。直線最後まで競りかけて来たファルコニアに交わされなかったことからこういう力のいる馬場の適性が相当高い馬だとわかります。
馬連、ワイド両方的中できると確信していましたが、結果はワイド③ー⑦のみの的中に終わりました。
そのホウオウアマゾン以上にこの馬場がハマっていたのがソウルラッシュ。不利な外枠、しかも差し切ったあたり、相当適性があったようです。ソウルラッシュはルーラーシップ産駒。ルーラーシップ産駒はタフな馬場が得意ですけど、マイル戦でしかも外枠ということで完全にノーマークでした。
3着ファルコニアも全兄トーセンカンビーナ(長距離実績)がいるようにマイル戦では短い印象でした、むしろマイルより長めが合いそうな馬がいい馬場、それだけタフな馬場だったということでしょう。
日曜東京11R フローラステークス 芝2000М
(予想)
東京も日曜は雨の影響がありそうですが、東京に関しては土曜の馬場を見る限り良馬場でも重馬場のような感じだったので気にせず重い血統の馬を選びます。
2年連続でオルフェーヴル産駒が2着しているように過去このレースで好走している馬には重馬場得意な血が入っています。今年はオルフェーヴル産駒はいませんが重馬場がいい血統の種牡馬がいます。
キタサンブラックです。
先週皐月賞で2着したイクイノックスがキタサンブラック産駒。イクイノックスはノーザンF生産馬ですがノーザンF生産馬は種牡馬キタサンブラックを何とか走らせようという気合を感じます。このレースにも2頭奇しくも同枠に入りました。
⑧キタサンシュガー
⑨ラスール
⑧キタサンシュガーはフラワーカップ7着。このレースは前走フラワーカップ経由の馬がよく好走するのですが今年はフラワーカップ組はキタサンシュガーだけ。
⑨ラスールはデビューから注目され、ルメール騎手が乗り続けています。牝馬では間違いなくノーザンF生産馬が一番力を入れている馬です。間違いなく狙い撃ちしているレース、素直に乗ろうと思います。
他の馬では素質の高さを感じさせる2頭をチョイス。
⑥マイシンフォニー
前走明らかに適性が合わないフィリーズレビューに出走。私は絶対来ないと軽視しましたが、合わないながら4着するあたり素質の高さを感じました。芝2000Мなら守備範囲、母父デピュティミニスター系という重馬場得意の血統もありますので今の東京は合うはずです。
⑬ルージュスティリア
前走チューリップ賞でも狙った馬でしたがスタート直後絶望的な大出遅れ。追走に脚を使わされた中でのナミュールと並ぶメンバー上り最速。長くいい脚が使えるということで東京コースは合いそうですし、血統的にも馬場が渋っていい欧州ブラッシンググルーム系の血が母母父にありますので重い芝は合うはず。
もう一頭重馬場で狙える馬として
⑩ホウオウバニラ
この馬はドゥラメンテ産駒で母父アカテナンゴ。開幕週のエアレーション馬場で重馬場
になると欧州色が強くなりますが母父アカテナンゴはまさに重い馬場が合います。母父アカテナンゴは土曜福島牝馬ステークス3着だったサトノダムゼルと同じ。福島も重たいタフな芝でしたからこの馬も重い芝は合うはずです。
⑥⑧⑨⑩⑬
⑬ルージュスティリア以外の4頭がノーザンF生産馬。この春の東京芝はエアレーションをしています。エアレーション馬場が得意なノーザンF生産馬に期待です。
(結果)
1着②エリカヴィータ 5番人気 ノーザンF生産馬
2着③パーソナルハイ 4番人気
3着⑭シンシアウィッシュ 9番人気
4着⑥マイシンフォニー 6番人気
:
6着⑨ラスール 2番人気
7着⑩ホウオウバニラ 7番人気
8着⑧キタサンシュガー 8番人気
15着⑬ルージュスティリア 1番人気
全くダメでした。
道中4番手が勝利、逃げ馬が2着、2番手の馬が3着。
土曜の記事の最後で指摘していましたが東京は先行有利な馬場。
厄介だったのがこのレースの直前の芝レース石和特別が1800Мだったこと。
東京芝は1800Мだけ差しが決まる特徴があります。
実際石和特別は差し馬が1,2着だったことで騎手心理として「差しも届く」と思ったのかもしれません。それが淡々としたペースの前残りのレースの原因になりました。積極的に前を取りに行ったのは3着シンシアウィッシュのデムーロ騎手だけ。結果的にこれは正しい判断だったということです。
私がチョイスした最先着馬がマイシンフォニーの4着。この馬はフィリーズレビューに続き4着。切れる脚の無いツメ甘の馬キャラになりそうです。こういう馬はGⅠのペースの方が合いそうです。オークス出走出来れば面白かっただけに残念ですね。
6着ラスール、7着ホウオウバニラにはもっと先行してくれることを期待していただけに後ろ過ぎた位置取りが悔やまれます。
重さのある血統構成の馬を重視したので勝ったエリカヴィータ、2着パーソナルハイは重さの面で足りなかったことから軽視。血統うんぬんではなく、位置取りが重要だったレースになってしまいました。
勝ったエリカヴィータはノーザンF生産馬。期待したキタサンブラック産駒は案外でしたが他の馬で勝つあたり、やはり東京の重賞はノーザンF生産馬向きなのでしょう。
そのキタサンブラック産駒ですが、位置取りが後ろだったとは言え、強い馬ならもっと差のない競馬は出来ていたはず。適性がある馬場なのにこの程度では能力的にラスール、キタサンシュガーはそもそも足りないと判断するべきかもしれません。
今後も牡馬戦線でキタサンブラック産駒の注目馬が出走を予定していますが、キタサンブラック産駒は馬場に左右される脆い血統なので軸で買うべきではない産駒だと思います。
最下位に沈んだ1番人気ルージュスティリアはアクシデントが無くてこの結果は完全に適性が無かったということ。オーバーシードのフカフカの芝が合わないのか、予想より非力な馬なのかもしれません。それならば狙うべきは新潟のような野芝オンリー馬場や硬い馬場ですね。
初週の馬場を見て感じたことは例年以上に内枠、先行有利な馬場かもしれないということです。次週以降、内枠、先行を意識して予想しようと思います。
以上日曜の重賞予想を振り返りました。
今週末は天皇賞。ディープボンドとタイトルホルダーの一騎打ちムード。ただ春の天皇賞は一騎打ちにはならない歴史があります。どちらか1頭が飛ぶレースになる可能性が高いですね。死角はタイトルホルダーの方が多いと思います。この馬はまくり差しが決まる馬場だったセントライト記念の惨敗があるように差し馬場になったら脆い馬です。昨年も早仕掛けレースになりましたからタイトルホルダーには厳しいレースになるかもしれません。