脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

やっぱり傾向ハマらず、今年の3歳世代はカオス状態~4/30土曜重賞・青葉賞の予想結果~

kakikenです。

 

「やっぱりな」。

これがレース後の感想でした。

 

では土曜重賞を振り返ります。

土曜東京11R 青葉賞 芝2400М

(予想)

昨年の青葉賞予想では過去の傾向に当てはめて1,2着は的中できました。

今年の三歳重賞はことごとく過去傾向が外れる異常事態ですが、今回も過去傾向に当てはめて予想します。

★6年連続1番人気が馬券になっている

1番人気の馬は毎年信頼が高いです。なので1番人気の馬はマークが必要です。しかし今年は最終的に何が1番人気になるかも予想できません。そんな状況での1番人気の馬など信頼しろというのが難しいですけど。今年は候補としてレーン騎手の⑪レヴァンジルか、⑦川田騎手のロードレゼル、横山武騎手の⑬ジャスティンスカイ。

★ノーザンF生産馬が毎年2頭馬券になっている

毎年多数出走するのでチョイスに困るのですけど、今年は3頭のみ。

クワイエットホーク

⑪レヴァンジル

ジャスティンスカイ

安直にこの3頭BOXを買えばワイドは当たるということになるのですけど、今年はノーザンF生産馬を買えばいい重賞でことごとく外れてます。それだけ3歳世代のノーザンF生産馬のレベルが低い。今年も3頭しか出せないくらい弾が無いのかもしれませんがノーザンF生産馬の楽園である東京競馬場でどうなるか。結果に注目です。

ちなみにこの3頭、血統的には今の東京は合っています。

★前走アザレア賞・ゆきやなぎ賞大寒桜賞連対馬がいい

昨年該当したのがゆきやなぎ賞2着の後アザレア賞勝利したリーブルミノルのみ。結果は5番人気10着大敗。使い詰めが原因の可能性もありますが青葉賞後は2勝クラスですら連対できない馬なのでそもそも能力が足りなかったことが一番でしょう(よくよく好走馬を見ると全てノーザンF生産馬なのでノーザンF生産馬を買えばいいというべきなのかもしれませんが)。

今年は2頭

サンライズエース     前走大寒桜賞2着

⑩ディライトバローズ    前走ゆきやなぎ賞2着 

ノーザンF生産馬ではありませんが2頭ともドゥラメンテ産駒。東京芝2400Мは合いそうなので今年は期待できるかもしれません。

 

以上が青葉賞の好走馬の傾向です。

昨年はノーザンF生産馬のワンダフルタウンが勝ち、1番人気だったキングストンボーイが2着、ノーザンF生産馬のレッドベロシティ3着。

今年で言えば安直に1番人気からノーザンF生産馬に流せばいいレースなのかもしれません。

もし1番人気ロードレゼルの場合⑦ー①⑪⑬

それ以外ならノーザンF生産馬3頭とゆきやなぎ大寒桜賞経由の2頭を入れた5頭

①②⑩⑪⑬

(結果)

1着③プラダリア       4番人気 前走未勝利勝ち

2着⑦ロードレゼル      2番人気 

3着⑫エターナルビクトリ   6番人気

5着⑪レヴァンジル    1番人気 ノーザンF生産馬 

8着①クワイエットホーク 9番人気 ノーザンF生産馬

9着②サンライズエース 10番人気 前走大寒桜賞2着

11着⑬ジャスティンスカイ 3番人気 ノーザンF生産馬

13着⑩デイライトバローズ 7番人気 前走ゆきやなぎ賞2着

 

全くかすりもしませんでした。

1番人気のノーザンF生産馬⑪レヴァンジルが5着完敗。6年連続馬券になっていた1番人気を飛ばしたのはやはりノーザンF生産馬。そしてノーザンF生産馬は全く絡まずで、やっぱり例年の傾向を潰してくれました。

今年のノーザンF生産馬は相当低レベル。というか他の牧場と差が無いというべきでしょうか?

前走未勝利を勝ったばかりのプラダリアが勝利。近5年未勝利勝ちから馬券になった馬など皆無でしたから、今年の3歳世代の混沌さを感じます。

とはいえディープインパクト産駒のワンツー(3着エターナルビクトリも母父ディープインパクト)。先週のフローラSを勝ったエリカヴィータディープインパクト産駒ですから、ディープインパクトの最後の子たちが東京の芝でハマっています。

結局、ディープインパクトキングカメハメハの血がある馬の1~3着なので血統だけで言えば普通の結果ともいえるのですけど。

3着エターナルビクトリもルーラーシップ産駒ですが、ルーラーシップ産駒は青葉賞との相性がいいので走っても不思議ではありません。この馬は母系もタフさのある血だったので評価はしていましたが、ノーザンF、社台F生産馬以外のルーラーシップ産駒はイマイチなのでチョイスには至りませんでした。

ノーザンF生産馬3頭は評価するまでもなく「弱い」の一言ですが、特に先週フローラSでも注目したキタサンブラック産駒の⑬ジャスティンスカイが11着惨敗するあたり、ノーザンF期待の種牡馬キタサンブラック、失敗する可能性が高いですね。

例年相性がいい大寒桜賞組、ゆきやなぎ賞組の2頭②サンライズエース。⑩ディライトバローズも全くダメでした。むしろ昨年3着、今年もロードレゼルが2着だったように馬場的には前走中山芝2200М水仙賞の方が青葉賞とリンクするのかもしれません。

来年は前走水仙賞勝ちの馬を注目しようと思います。

データが通じないなら今の馬場に合う馬をチョイスするしかないのですが、今年のメンバーは「これは良い!」と思える馬がそもそもいなかったので、こういうレースはやはりやるべきではないということでしょう。

私も予想はしましたけど、結局馬券は買いませんでした。

 

 

以上、土曜の重賞予想を振り返りました。

天皇賞の行われる阪神ですが、土曜の馬場を見る限り相変わらずの圧倒的内枠有利の馬場でした。直線内が相変わらず伸びる馬場で基本先行有利、差すなら内枠の差し馬という感じでした。稍重から良馬場に回復しましたが血統的にはやはり渋った馬場がいいキングカメハメハの血が走りまくっていました。これはタイトルホルダーにとって望ましい馬場ではあります。

しかし内枠有利の馬場に8枠タイトルホルダー、ディープボンドがどうなるか、タイトルホルダーに至っては天皇賞は未だ馬券になったことがないキングカメハメハドゥラメンテ産駒、大きなマイナス要素がつきまといます。

ほぼ木曜の記事で書いた評価とかわらないと思いますが、土曜の結果と明日の天気も踏まえて最終判断しようと思っています。