脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

完敗。馬場が渋ればやはりキングカメハメハ系でした~5/1日曜阪神・天皇賞(春)の予想結果~

kakikenです。

 

日曜は肌寒かったですね。例年ゴールデンウィークは30℃近く気温が上がるイメージなのですが、日曜の全然乾かない馬場、そしてレースの結果を見て、自然が与えた影響の大きさを感じました。

では日曜の重賞を振り返ります。

日曜阪神11R 天皇賞(春)芝3200М

(予想)

今回は安直に予想することにしました。

近年の天皇賞で活躍している種牡馬ステイゴールドディープインパクトハーツクライです。この壁に阻まれて過去4着が最高で馬券になったことが無いのがキングカメハメハ

これは木曜の出走馬血統診断でも書きました。

キングカメハメハ系はレース相性が最悪です。

このレース出走18頭中、キングカメハメハなどキングマンボの血がある馬が8頭。

タイトルホルダー、ヒートオンビート、テーオーロイヤルと有力馬がいます。

これらを切って残った10頭立てのレースと考えるとヴァルコスを除くとステイゴールド系、ディープインパクト系、ハーツクライ産駒の9頭が残ります。

この9頭からチョイスすれば馬券は当たるはず?

ほぼ来ない7歳以上、牝馬を省くと

①アイアンバローズ

②ハーツイストワール

マカオンドール

⑩トーセンカンビーナ

⑰シルヴァーソニック

⑱ディープボンド

の6頭が残ります。

ディープボンドは別格なのでディープボンドから5頭に流せば当たるはずです。

結論

⑱ー①②⑤⑩⑰

木曜の段階では⑤マカオンドールが相手大本線、穴で⑩トーセンカンビーナでした。

そして土曜の馬場を見て浮上したのが②ハーツイストワール。内枠で好位で競馬が出来そうですから、同じハーツクライ産駒で過去にこのレースで好走していたカレンミロティックとイメージがダブります。

 

最後におまけで。

今年の3歳重賞がそうであるように世代の転換期で傾向が通じなくなることがありますが、次世代のことを考えるとディープインパクトステイゴールドハーツクライは血の勢いは弱まっていますし、後継種牡馬も脆さがあります。そうなるとキングカメハメハ系がそろそろ馬券になる可能性があります。

その場合狙える馬は⑯タイトルホルダーと⑬ロバートソンキー

タイトルホルダーはキングカメハメハ系産駒という点で軽視しただけで実績、能力的にはこのメンバーでは明らかに上です。ただ妙味はなく不安材料が多いのも事実。なので妙味という点でいえばロバートソンキーでしょう。ロバートソンキーはタフな展開、タフな馬場が得意なルーラーシップ産駒、条件戦でも勝ち切れなかったのはスピード勝負の緩いペースが合わなかったことが原因で逆にGⅠのペースがマッチするからです。ロバートソンキーはハーツイストワール、マカオンドールと同じタイプ。密かに狙っている馬です。

(結果)

1着⑯タイトルホルダー   2番人気

2着⑱ディープボンド    1番人気

3着⑦テーオーロイヤル   4番人気

5着①アイアンバローズ   3番人気

10着⑩トーセンカンビーナ 18番人気

11着⑤マカオンドール    6番人気

16着②ハーツイストワール  7番人気

中止⑰シルヴァーソニック  8番人気

 

 

日曜の馬場が稍重、気温も上がらず回復しない。

そして日曜の芝レースは稍重でも逃げ馬が直線内を通って粘りまくる。

「ダメだこりゃ」と感じました。

どう考えても先行するタイトルホルダー、テーオーロイヤルが残る雰囲気。

早仕掛けなど乱ペースになることを期待しましたが、レースはあっさりタイトルホルダーが先手を取るとそのまま逃げ切り、7馬身差の圧勝でした。

逃げ、3番手、2番手のワンツースリー。後ろの馬は全く用無しでした。

キングカメハメハ系産駒は1着、3着、4着。

やはり馬場が渋ったらキングカメハメハ系は強い。こうなるとレース相性ではなく馬場適性がものを言います。

タイトルホルダーに関しては馬場適性が高いこともありましたが仮に良馬場であっても勝ち負けしていたと思わせる強さでした。

ディープボンドは昨年同様3,4コーナーで追いどおしで手応え最悪でしたが直線ジリジリ伸びて何とか2着確保。

3着テーオーロイヤルは展開や稍重の馬場が合ったのもありましたが、強い馬だと思いました。

私が期待したマカオンドール。松山騎手なので馬場を読んである程度前に位置を取ってくれると思いましたが後方。この時点でほぼ終わり。早めに上がっていきましたが結果脚を使わされただけ、直線全く伸びず11着惨敗。いくら後ろでももう少し伸びると思っていたので、ちょっと過大評価だったようです。現状GⅠでは厳しいです。

5着アイアンバローズは自分の競馬はしたと思いますがGⅠでは馬券にはなる馬ではないですね。

10着トーセンカンビーナは工夫も何もない最後方からの競馬ではこの大敗も仕方なし。

16着ハーツイストワールは昇級いきなりGⅠがさすがに厳しかったようですし、馬場も合わなかったです。日曜が30℃近い暑い日で馬場が乾いて硬化して高速馬場だったらもう少しやれたと思います。

 

今回はチョイスが酷すぎましたね。いかに相性が悪くともキングカメハメハ系を全て切ったのは無謀でした。

ステイゴールドディープインパクトキングカメハメハと圧倒的な強さのある種牡馬がいれば血統というのは重要な予想ファクターでしたが、特に抜けた種牡馬がいない今の競馬では、データより馬場適性を重視する方がいいのかもしれません。

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

土日とも重賞はサッパリでした。

でも私には東京ダートがあります。

先週末も馬券的にはまずまずの結果でした。

その中でも以前から何度も書いていますがダート2100М戦について。

初週はダメでしたが、先週末土日の4鞍では

土曜 9R 1着 7番人気 2着 1番人気 3着 4番人気

  12R 1着 9番人気 2着 8番人気 3着 3番人気

日曜 3R 1着 5番人気 2着 1番人気 3着 2番人気

  10R 1着 1番人気 2着 4番人気 3着 7番人気

 

と狙いの5~8番人気がしっかり絡んでいました。

パターンである1(2)番人気から5~8番人気へ流し4点で馬券が取れていました。

締め切りギリギリまでチェックする必要があるので難しさはありますけどこういう馬券の楽しみもいいですよ。

 

さて今週末は3歳GⅠNHKマイルカップ。データが通じない3歳戦、東京の馬場状態を読み切るのが的中の鍵になりそうです。週末予報は土日とも天気は良さそうです。土日で馬場状態が変わるのが一番予想しにくいので今週末は是非とも良馬場でやって欲しいものです。