脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

超ハイペースにゲリラ豪雨。想定外ばかりで不的中~6/12日曜函館スプリントS&エプソムCの予想結果~

kakikenです。

 

日曜の重賞の結果。

自分のチョイスした穴馬が4着にいること。

思い出しました。

これが私のローカル重賞あるある、だと。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜函館11R 函館スプリントS 芝1200М

(予想)

まずは函館、札幌の芝が洋芝オンリーの馬場ということでそういう馬場での好走実績が重要になるレースですが、メンバーの大半がその条件を満たしています。

どの馬もハマっている面がある狙える馬が多い難解レースですが、今回は傾向にハマっている馬を絞ってチョイス。

 

まずこのレースには『洋芝の鬼』がいます。

⑬ビアンフェ

この馬は北海道に限れば無条件で買うしかないです。

次に好走傾向で見ますと、函館の芝のクッション値は良馬場でも数値7台。これは東京や中山などでは重、不良馬場レベルの柔らかい馬場。良馬場でもタフな馬場だということです。タフな馬場ということなので単なる1200Мタイプより芝1400,1600もこなせる馬の方が好走しています。特にタフさが必要な京王杯スプリングカップ阪急杯フィリーズレビューなど芝1400М重賞好走馬は狙えます。

⑥シゲルピンクルビー 21年フィリーズレビュー1着

この馬の良さは母系がサドラーズウェルズ系とダンチヒ系のクロスで、この2つの血は芝1200Мではハマり血統、モーリス産駒で重い芝も合っています。

⑦ナムラクレア 22年フィリーズレビュー2着

ミッキーアイル産駒の函館適性は未知数ですが、母系がストームキャットクリスエスと馬場適性はあり。野芝小倉の不良馬場(私は野芝の重馬場=洋芝と考えています)で勝利もありタフな馬場は対応できるはず。マイルGⅠでも大崩れしていない高い能力、50キロの恩恵を考えれば普通に走れば勝ち負けです。

基本、この3頭は人気ですけど買うしかないです。

この3頭が抜けている印象です。

最後に1頭穴候補として、

⑯レイハリア

近走の大敗から終わった感もありますが、この馬には極端な馬場への適性の高さを感じます。昨年4連勝していますが初勝利が中山ダート1200М、2勝目が重馬場の野芝新潟1200М、3勝目が特殊な馬場になる5月中京芝1200Мの葵ステークス。そして4連勝目が札幌キーンランドカップ。洋芝の今回、一変する可能性があり。

⑥⑦⑬⑯

(結果)

1着⑦ナムラクレア     1番人気

2着⑪ジュビリーヘッド   7番人気

3着⑤タイセイアベニール 13番人気

4着⑯レイハリア      8番人気

10着⑥シゲルピンクルビー  4番人気

16着⑬ビアンフェ      3番人気

 

前半3F32秒8。このタイムは昨年ビアンフェが札幌施行のこのレースを勝った時と同じ。なのでビアンフェにとっては暴走ラップではないのかもしれませんが、速い時計が出ていない初週の芝レースを見る限りはやはり飛ばし過ぎ。最下位に沈んだビアンフェの着順からも暴走であったことがわかります。

そんなビアンフェと競り合ったレイハリア。直線最後の最後で差されたのは前半の暴走ラップが原因。それでも馬場適性の高さを見せてくれました。ただ今後は人気してくると思うので8番人気と妙味があった今回、何とも悔しい4着でした。

勝ったナムラクレアは適性もありましたからこの斤量では楽勝も当然ですね。やはりフィリーズレビュー好走組のこのレースとの相性を良さを感じました。

同じフィリーズレビュー好走馬シゲルピンクルビーは10着。この馬の大敗はハイラップに巻き込まれたのが原因。

2着ジュビリーヘッドは函館札幌でも好走歴がありましたので走っても不思議ではないですが父ロードカナロア母父ディープインパクトで軽い印象、もう少し使い込まれた馬場が合うと考え初週のフカフカ芝は合わないと思い軽視しましたが、このハイペースが合ったのかもしれません。

3着タイセイアベニールは血統、実績からタフな馬場が合うのでハマっている一頭ではありましたが、例年先行決着だったので追い込み脚質ということで切りました。今回はハイペースが向いたのもありましたが道中終始内ラチを進み直線もインを突きロスの無い競馬が出来たこと、鮫島克騎手の好判断にやられた感じでした。

適性のある馬が多いのでペースや展開、騎手の乗り方次第で好走馬が変わる。いきなりローカル重賞の洗礼を浴びた結果になってしまいました。

 

日曜東京11R エプソムカップ 芝1800М

(予想)

函館以上に難解なのがこのレース。

どの馬も一長一短、決め手に欠く馬ばかりです。

先週安田記念もそうでしたが土曜の東京芝も時計が出ない、中盤緩むレースが多く、タフな荒れ馬場なので芝実績のないダート馬が好走していました。日曜は雨の影響もありそうでさらにタフさが増しそう。タフさということから重さのある北海道実績のある馬や欧州血統、ダート血統の馬をチョイスします。血統でいえばキングマンボ系、ロベルト系が狙えます。

④ヤマニンサンバ

母父スウェプトオーヴァーボード、母母父ジェイドロバリーとダート血統、この2戦が道中緩むペースで連勝、今の東京の馬場、ペースが合いそう。

ダーリントンホール

この馬も道中緩むペースの競馬が合う。北海道実績があることから重い芝、タフな芝は向くはず。血統構成的には馬場が渋れば渋るほどこの馬に向く馬場になりそう。

ジャスティンカフェ

ロベルト系エピファネイア産駒で、母父にはキングマンボ系でもタフ馬場が合うワークフォース

⑫ザダル

母系が完全ダート血統、この馬は芝1800Мがベストなので今回は好走できそう。

 

人気の馬ばかりですがハマっていると考える馬なので素直にチョイスしました。

④⑤⑪⑫

(結果)

1着⑥ノースブリッジ   4番人気

2着⑧ガロアクリーク   8番人気

3着⑤ダーリントンホール 2番人気

4着⑪ジャスティンカフェ 1番人気

6着⑫ザダル       3番人気

7着④ヤマニンサンバ   7番人気

 

東京競馬場のある府中市は昼過ぎにゲリラ豪雨に遭いました。13時頃の6Rが良馬場だったのに一瞬にして重馬場に。結局重馬場のままでレースを迎えました。

雨は計算に入れていましたがここまでの豪雨は想定外。道中緩んで速い上りの勝負と思っていましたが、この重馬場で上りが速くなりませんでした。重馬場にしては道中速い流れ、持続ラップになったことも理由にあります。

勝ったノースブリッジは速い上りが無いので今回軽視しましたが重馬場とこの淀みないペースも向きました。

2着ガロアクリークは最終候補には残っていた馬。エプソムカップはこの時期の東京が野芝色が強い馬場になるので野芝重賞好走歴がある馬がハマるのですが、特に相性がいいのは野芝中山のセントライト記念。昨年勝ったザダルもセントライト記念3着好走、ガロアクリークもセントライト記念3着なので気になっていました。ただこの馬もノースブリッジ同様速い上りに限界があるので切りました。上りが掛かるペース、馬場が今回合ったようです。

3着ダーリントンホールは速い上りもあり、重馬場も合う血統だったので馬券軸に最適の馬でした。今回も安定して走りました。

4着ジャスティンカフェは今回も最後方から追い込み。メンバー最速の上がり33秒5を出しましたが届かず。重馬場でも東京は直線速い上りが出ることをこの馬の脚を見る限り証明してくれています。良馬場ならノースブリッジ、ガロアクリークより上に来れていたと思われますので重馬場だったことが今回は不運でした。

6着ザダル、7着ヤマニンサンバは緩い流れのヨーイドン、上り3Fだけの競馬が合うと思っていたのでチョイスしましたが、重馬場、道中淀みなく流れた今回は向かなかったようです。

まさかのゲリラ豪雨、想定外の重馬場。ある程度馬場や適性が読めているので、こうした想定外のことで、想定外の紛れが生じた結果になりました。

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

暴走ハイペースは仕方なしにしてもゲリラ豪雨になるとお手上げです。

逆パターンも想定して予想しないと夏のローカル時期の重賞は的中しにくいのかなと感じました。

今週末は日曜に阪神マーメイドS、東京で3歳ダートマイル重賞ユニコーンS。

普段ダート重賞は予想しませんが東京ダートは得意なのでユニコーンSは予想するつもりですが、土日で馬場が激変しそうな時はマーメイドSのみの予想になると思います。