kakikenです。
では日曜の重賞予想を振り返ります。
日曜小倉11R 中京記念 芝1800М
(予想)
本来中京芝1600Мの重賞ですが昨年同様に今年も小倉芝1800Мで行われます。
昨年の結果だけ参考にしてもサンプル不足なので夏の小倉開催でのオープンクラスの芝1800М戦を参考にして予想します。
まず競馬の格言に『夏は牝馬』というものがあります。
昨年の勝ち馬もそうでしたがオープンクラスの夏の小倉芝1800М戦では牝馬の活躍が目立ちます。
今回のメンバーで牝馬は2頭
②ミスニューヨーク
⑩シャーレイポピー
ミスニューヨークは昨年このレース4着。当時鞍上が加藤騎手で今回デムーロ騎手なら昨年以上の結果を期待できます。さらに小倉の芝Aコース4週目で差しも決まりだしているので展開も向きそうです。
シャーレイポピーは祖母がオークス馬トールポピーでこういう現役時代結果を残した名牝を母系に持つ馬は野芝適性が高いので好走する可能性はありますが実力的に重賞では微妙と判断して、ミスニューヨークを選びました。
次に血統面ですが小倉芝1800Мのハマりはロベルト系がいいです。
エピファネイア産駒やモーリス産駒がいれば迷わずチョイスなのですが、今回ロベルト系がある馬は微妙です。
今回のメンバーでロベルト系がある馬は
③コルテジア 父シンボリクリスエス
⑫ヴァリアメンテ 母父ダイナフォーマー
ヴァリアメンテは昨年覇者アンドラステの半弟です。母系に実績がある上にドゥラメンテ産駒ということでタフな流れになりやすい小倉芝1800М戦は向きそうです。
コルテジアは父シンボリクリスエス母父ジャングルポケットということで血統が古いので野芝は合いそうですが、もう少し荒れた馬場の方が合いそうという点、今回差しが決まりそうという点からヴァリアメンテを選びました。
血統で言えば、今開催の小倉は野芝オンリー馬場ですが、野芝が得意な母系を持つ馬が出走しています。
⑪カテドラル
この馬の母アビラは野芝が得意な母系でこの馬自身昨年野芝小倉のこのレース2着で、野芝開催だった9月中山の京成杯オータムハンデを勝っています。この馬はタフな流れの方が向く馬で、タフな流れになりやすい小倉芝1800Мは合いますし、差しが決まりそうな馬場なので昨年同様の好走を期待します。
血統面で言えば今の小倉芝は良馬場でも重馬場が合う血統が好走しています。この話は福島七夕賞の時にも話したことなのですがその時重馬場巧者としてチョイスしたのが、
⑧モズナガレボシ
この馬はグランプリボス産駒は芝ダート問わず重不良馬場が得意です。さらに母父がクロフネで重馬場得意のデピュティミニスター系です。昨年小倉記念勝利を含めて小倉コースは2戦2勝で小倉巧者の可能性があります。七夕賞は前残り馬場で展開が向きませんでしたが今回は流れも向きそうですし、七夕賞のリベンジを期待します。
この4頭で「ワイド1点でも当たればいいかな」と思っています。
5頭目をあげるなら
⑮ファルコニア
大崩れしないツメの甘い馬。昨年このレース3着だったクラヴェルと似ています。馬キャラ的にツメの甘い馬が合うのが小倉芝1800М。淀みない流れになりやすくヨーイドンの切れ味勝負になりにくいのでこの馬には合っていると思います。
ただしこの馬はワンターン(コーナー2つ)コースに良績が集中しているのでコーナー4つの今回、案外な結果もありえます。1番人気なので妙味もないので切ってもいいですけど一応馬キャラ的にこの馬を5頭目に入れておきます。
②⑧⑪⑫⑮
(結果)
1着⑭ベレヌス 6番人気
2着⑪カテドラル 10番人気
3着⑮ファルコニア 1番人気
4着②ミスニューヨーク 2番人気
5着⑫ヴァリアメンテ 5番人気
:
12着⑧モズナガレボシ 13番人気
ベレヌスが逃げ切り勝ち。
差しが決まると思っていたのでこの逃げ切りは想定外でした。
当然ベレヌスもノーマーク。
道中淀みない流れになる小倉の芝1800М。しかしこのレースに関しては予想外のスローペースになってしまいました。
日曜芝1800М戦の1000М通過タイム
3R三歳未勝利 1000М通過 59秒0 勝ち時計1分46秒9
8R三歳上1勝C 58秒8 1分46秒5
中京記念 59秒9 1分45秒9
3R、8Rと前半速い流れになっていたので差し競馬を確信したのですが、まさか重賞が3歳未勝利戦より前半スローペースになるとは……。
この緩い流れでは逃げ切りも仕方なしです。
もちろん勝ったベレヌスもノーザンF生産なので能力はあるのでしょうけど。
上位着順には差し馬たちが来ていますので、差しが決まるという読みは間違いではないと思いました。事実2~5着の4頭は私がチョイスした馬たちですから。
2着カテドラルは今回も人気薄10番人気でしたがやはり野芝適性の髙い馬、小倉芝1800Мも合うのでしょう。ただ同じ野芝でも小倉芝2000Мになると微妙なので小倉記念は不向き。次走は連覇狙いで京成杯オータムハンデ出走なら引き続き狙いたいと思います。
3着ファルコニアはツメの甘い馬キャラとして押さえでチョイスしましたが、昨年3着クラヴェル同様の3着でした。
4着ミスニューヨークは今回ペースを読んでか、いつもより前での位置取りが結果的に中途半端な競馬になった感じでした。
5着ヴァリアメンテは今回前走同様差し競馬でした。展開のアヤというか今回は5着が精一杯という感じでした。
12着モズナガレボシはスローペースうんぬんではなく馬場が合わなかったようです。もっと極端な馬場、開催後半の荒れた馬場、もしくは雨で渋った重馬場じゃないと重賞では厳しいようです。
ほぼ掲示板独占、しかし1着だけ抜けているという、何とも微妙な、消化不良な結果でした。
以上、日曜の重賞予想を振り返りました。
さて今週末は日曜に札幌クイーンCと新潟アイビスサマーダッシュがあります。
前回触れましたがアイビスサマーダッシュはあの馬が満を持して出走予定です。最内枠さえ引かなければまず勝ち負けだと思っています。
この夏競馬で一番楽しみにしていたレース、楽しみに週末を待ちたいと思います。