kakikenです。
今回は過去何度と取り上げた野芝血統について再度取り上げます。
今週末から始まる中山、中京開催が野芝開催なので野芝血統を知ることは馬券的中率を高めることになります。
例えば昨年京成杯オータムハンデを勝ったカテドラルは、その母アビラ自体が野芝適性の髙い馬なのでその産駒は野芝開催での期待値は高まります(特にアビラの仔3歳ラスマドレスが出走したら注目です)。
さて先週末の札幌競馬最終週では、土曜札幌2歳ステークスをドゥーラ、日曜すずらん賞をコスモイグロークが勝ちました。
この2頭の母父はいずれもキングヘイローでした。
札幌は洋芝ですが開催後半になると野芝色が強くなりますので、キングヘイローが野芝適性の髙い血統だと分かっていればこの2頭が狙える馬だと気づけます。
逆に言えば、キングヘイローの血が来たことで最終週の札幌の芝が野芝色が強かったことがわかるわけです。
昨年秋の中山開催で言えばセントライト記念を勝ったアサマノイタズラも母父キングヘイロー、スプリンターズSを勝ったピクシーナイトも母父キングヘイロー。
この結果を見てもキングヘイローの血は野芝適性が高いことがわかります。
なのでこの9月開催も母父キングヘイローには注目です。
ダンシングブレーヴは欧州血統ですが日本では野芝適性が高い種牡馬。
ダンシングブレーヴ系種牡馬にはキングヘイロー、ホワイトマズル、コマンダーインチーフが代表的種牡馬。いずれも野芝開催では穴馬として爆発力を秘めた種牡馬です。
キングヘイローは万能、ホワイトマズルは馬場の良い開催前半(良馬場向き)、コマンダーインチーフは野芝の重不良馬場向き、とそれぞれにツボがあります。
おっと、細かく種牡馬ごとに解説していると長くなりそうなので、過去『血統でわかる野芝適性』の記事で取り上げた野芝血統の種牡馬を書いておきます。
〇エイシンヒカリ(特に中京で狙える)
〇母父(母母父)アグネスタキオン(中山の重馬場でより期待できる)
〇母父ゼンノロブロイ
○(母父)アドマイヤベガ(特に中京で狙える)
○ニジンスキー系サンデーサイレンス種牡馬(母父ダンスインザダーク 母父スペシャルウィーク)
〇リオンディーズ(特に中京芝の2歳戦!)
○エイシンフラッシュ
○ファピアノ系(アンブライドルド、アンブライドルズソング)
○(母父、母母父)ジェイドロバリー
○シーキングザゴールド系(マイネルラヴ、Dubawi)
○(母父、母母父)ウッドマン系
○ゴーンウェスト系
ロベルト系
他ブライアンズタイム、シルヴァーホーク(グラスワンダー、スクリーンヒーロー)などロベルト系はキングカメハメハ系と並んで野芝では中心的種牡馬です。
特に中京の芝は基本的にロベルト馬場です。
欧州血統
○フェアリーキング系(ファルブラヴ、エリシオ)
○アカテナンゴ(野芝と言えばこの血!)
○Monsun系(代表産駒ノヴェリスト)
○ダンシングブレーヴ系(ホワイトマズル、キングヘイロー、コマンダーインチーフ)
○ブラッシンググルーム系(レインボウクエスト、ラーイ、ファンタスティックライト)
以上です。
文字の羅列だけでなので役に立つかわかりませんが……。
最後に私が特に注目している種牡馬を紹介しておきます。
野芝血統とまで言えるかわかりませんが昨年、一昨年とハマり傾向だったので太字で書いておきました(昨年、一昨年がたまたま良かっただけの可能性もありますけど)。
エイシンヒカリ産駒エイシンヒテンは昨年中京ローズSで12番人気2着していましたから強く印象に残っています。
リオンディーズ産駒は去年、一昨年の中京開催の2歳新馬戦で好走しまくっています(中山の2歳戦でもそれなりに好走してます)。
基本下級条件、特に2歳戦が狙えそうなので、この秋開催の2歳戦でエイシンヒカリ産駒とリオンディーズ産駒が出走の際は注目します(2頭ともマイナー種牡馬なので配当妙味もあります)!