kakikenです。
まずは日曜のリオンディーズ産駒&エイシンヒカリ産駒の結果です。
中京3R 2歳未勝利芝1600М
③ウインエーデル リオンディーズ産駒 期待値B
母コスモプラチナは現役時代重賞勝ちのある活躍馬。馬場、距離は合ってます。
結果⇒6番人気2着!
開催通して中京の方がリオンディーズ産駒は合っていましたね。
中山3R 2歳新馬芝1200М
②ピンポンマム エイシンヒカリ産駒 期待値D
母系がスピード不足、良馬場では厳しいです。
結果⇒4番人気2着!
この馬自身の走破時計1分11秒0。有利な内枠に加えて時計の出ない馬場なので好走できました。
最終週の中山は芝でスピードが足りない血統の馬の方が合う馬場でした。
では日曜の重賞予想を振り返ります。
日曜中山11R スプリンターズS 芝1200М
(予想)
20年は直線内を通った馬はアウトの外差し馬場でしたが、それ以外は近年内枠先行有利のレースになっています。
近年土曜の馬場傾向がそのまま日曜も反映されていることが多く、今年も素直に土曜の馬場傾向から予想します。
土曜の中山は基本先週同様に内枠、先行有利の馬場でした。最後の直線で外を回った馬は馬券にならず4,5着パターン。
今年のポイントは最後の直線でインに進路を取れるかどうかです。
時計も上りも平凡で高速決着は無さそうな現状です。
少しタフさが増しているせいか、レース当該距離より長めの距離に実績のある馬が好走傾向にありました。
芝1200Мでいえばスプリンターよりもマイルもこなせるスプリンターが良さそう。
これらの条件から
⑨ナムラクレア
内過ぎず外すぎずの絶好枠を引きました。フィリーズレビュー2着、桜花賞3着とマイルもこなせるスプリンター。前走のような立ち遅れが無ければ勝ち負け。
今回はナムラクレアの相手探し。2、3歳でマイル以上を走っていた馬たち。
②ジャンダルム
⑩タイセイビジョン
⑬メイケイエール
⑮シュネルマイスター
もう一頭血統的に今の中山が合っていそうなのが
⑦ウインマーベル
マイル実績が無いので軽視していましたが、父アイルハヴアナザーというマイナー種牡馬が今の中山の馬場ではマッチしそうなので追加で押さえておきます。
⑨ー②⑦⑩⑬⑮
(結果)
1着②ジャンダルム 8番人気
2着⑦ウインマーベル 7番人気
3着⑥ナランフレグ 5番人気
:
5着⑨ナムラクレア 2番人気
9着⑮シュネルマイスター 3番人気
13着⑩タイセイビジョン 6番人気
14着⑬メイケイエール 1番人気
ナムラクレアが4コーナーで外に回した時「あちゃ~」と思いました。
予想で触れましたが、外に回した馬はある程度伸びてきますが最後の一伸びが足りず4、5着になるパターンが多いのですが、この馬もその通りの5着。
ナムラクレア鞍上の浜中騎手は土曜の芝1200М勝浦特別を内を通って勝っていたので「どこを走ればいいのかわかっているはず」と信じていただけに呆れました。
悔しすぎるタテ目。
先週のオールカマー同様、露骨な内枠有利の結果になりました。
思えばナムラクレアの9番すら外すぎたのかもしれませんが。
インをスムーズに走れるコース取りが出来た馬ならジャンダルムのように先行だけでなくナランフレグのように差し届く。
こういう馬場なので勝ったから強い、負けたから弱いという評価をするべきではないと思います。
1着ジャンダルムは木曜の血統診断でも高い評価をしていた馬。母がスプリンターズS勝ち馬ビリーヴで母子制覇となりました。先週オールカマーのジェラルディーナの母が三冠牝馬ジェンティルドンナ。何度も指摘していますが野芝ではこういう母が現役時代活躍した名牝が好走しやすい馬場になっています。
2着ウインマーベルは木曜の血統診断では評価を下げていましたが、土曜の馬場を見て評価を上げた馬。血統的にはマイナー種牡馬産駒のワンツースリーですから、この中山野芝開催が特殊な馬場だということがわかります。
3着ナランフレグは芝1200Мに関しては馬場不問で近走安定して走っています。スプリント戦線ではこの馬が一番強いかもしれません。
9着シュネルマイスターは外枠の時点でノーチャンス、13着タイセイビジョンは位置取り、と枠や展開が不利だったのでこの結果も仕方ありません。
ただメイケイエールの14着大敗は外枠だけでなく、この馬の母父ハービンジャーという、馬場適性に左右されやすい不安定種牡馬があるのがこの馬にはマイナス、GⅠでは駄目な原因だと思いました。
不運にも馬券は外れましたがチョイスも馬場も読み通りでした。土曜の馬場さえ読めれば当てやすいGⅠだと感じました。
ロンシャン凱旋門賞 芝2400М
(予想)
まずは日本馬の血統診断です。
⑥ディープボンド 適性C
母母父カコイシーズ(ネイティブダンサー系)
母系を見る限りは適性はありません。
⑧ステイフーリッシュ 適性A
母母父シルヴァーホーク(ロベルト系)
過去日本馬で好走馬を輩出しているステイゴールド産駒。馬キャラ的にもスピード重視の日本で中途半端な成績のこの馬は海外向き、馬券圏内十分の一頭。
⑪タイトルホルダー 適性A
父ドゥラメンテ 母父Motivator(サドラーズウェルズ系)
母母父シャーリーハイツ(ミルリーフ系)
サドラーズウェルズ系とシャーリーハイツのクロスは近年凱旋門賞好走馬でよく見られる黄金の血統構成。血統だけ見れば好勝負必至。
⑲ドウデュース 適性C
父ハーツクライ 母父Vindication(ボールドルーラー系)
母母父Gone West(ミスタープロスペクター系)
母系は明らかに軽い馬場向きで合っていない。
日本馬の評価ですがタイトルホルダーは血統的には期待大ですが、不安はコースを知らない横山和生騎手の経験の無さ。初騎乗で好走できる甘いレースではないかと。
そういう意味では適性が高く経験豊富なルメール騎手が乗るステイフーリッシュの方が期待出来そうです。この馬に関しては7歳馬という点とゲートが大外枠ということがマイナス。
ディープボンドはエンジン加速が遅い馬なので直線ヨーイドン競馬になりやすい凱旋門賞のペースは向かないです。
ドウデュースは武豊騎手なので応援したいですが明らかに馬場は不向きの血統。馬券は買わず応援だけします。
凱旋門賞はタフなレースのイメージがありますが、実態はタフな直線ヨーイドン競馬。
ヨーイドン競馬が得意なのは世界共通、牝馬です。
このレース牝馬は2頭。
⑬グランドグローリー
⑭アルピ二スタ 前走ヨークシャーオークス勝ち馬
毎年予想の際に重視するヨークシャーオークス勝ち馬です。
極悪不良馬場になると牝馬は厳しい感じですがそれ以外なら中心視。
グランドグローリーは前走7着、6歳牝馬と条件的に厳しいので切ります。
前走馬券圏外の馬はほぼ来ないレースですが、重要なのはロンシャンが合うかどうかで、やはりロンシャンに良績のある馬を重視すべきです。
⑫バブルギフト
⑰オネスト
特にオネストは他場では爪の甘いレースを見せながらも安定して走っていてロンシャン芝2400М実績のある馬。
バブルギフトは地元フランス馬でロンシャン実績のある馬。昨年重馬場で8着でしたが今年は堅実に走っていますし、前走フォア賞2着経由の参戦は好走パターンのローテなので面白い存在だと思います。
重不良馬場になると浮上するのがドイツ馬。
②トルカータータッソ
⑩メンドシーノ
馬場状態で良馬場なら軽視ですが、重馬場以下なら重視する馬です。
結論として海外馬のチョイスはこの5頭
②⑩⑫⑭⑰
日本馬は重馬場や不良馬場ではノーチャンスだと思います。
このブログで過去2年書いていますが陸上選手が田んぼで100М走をやるようなものですから適性が違います。
チャンスがあるとすれば良馬場(ギリギリ稍重?)。
良馬場なら⑪タイトルホルダー、⑧ステイフーリッシュに期待したいです。
ただ現地は前日時点ですでに重馬場。当日も馬場回復することはないとの予測。現実的には日本馬は厳しいでしょう。
ただ私も競馬ファンの端くれ。
凱旋門制覇を日本馬が勝つことは悲願、予想を裏切って欲しいとも思っています!
(結果)
1着⑭アルピ二スタ 5歳牝馬 イギリス馬
2着⑮ヴァデニ 3歳 フランス馬
3着②トルカータータッソ 5歳 ドイツ馬
:
10着⑰オネスト
12着⑩メンドシーノ
17着⑫バブルギフト
(日本馬)
11着⑪タイトルホルダー
14着⑧ステイフーリッシュ
18着⑥ディープボンド
19着⑲ドウデュース
予想通りヨークシャーオークス勝ち馬アルピニスタが勝利。
2着は地元フランス、3歳フランスダービー馬ヴァデニ。
地元フランス馬は絶対買わないといけないのですが、私はオネストを選んで失敗。
3着は前年覇者トルカータータッソ。
凱旋門賞もパターンに当てはめて当たるレースではありますが、チョイスなどはまだまだ難しいです。
海外競馬なのでレース回顧はせず、感想を書きます。
予想で書いた通り重馬場になったので日本の馬はノーチャンス、惨敗でした。
「馬場が難しかった」とどの馬の関係者もコメントしていましたが「良馬場でなければ勝負にならない」ことをわかって遠征しているのでしょうか?
「まず勝負にならない」なんて本音をマスコミには流さないので、新聞テレビでは盛り上げ、煽りのウソ記事が氾濫するのは納得できますが、ドウデュースの武豊騎手の自信ありのコメントや記事に私は「ドウデュースが走るわけないだろ。武騎手は凱旋門賞を何度も乗っているのに本当にこの馬が走ると思っているのか?」と呆れていましたが結果はぶっちぎりに引き離された19着。
明らかな適性の無さ。正直良馬場でも勝負にならなかったと思います。
私はレジェンド武豊騎手のことは大好きなのですが、凱旋門賞に関してだけは冷ややかになってしまいます。勝ちたい気持ちが強すぎて馬に対して冷静な評価が出来なくなっていると思います。
ディープインパクトの悔しさが強いのでしょう。
その心理は理解できるのですけど。
この時期のパリロンシャンはちょっと行って好走できるほど甘くないタフ馬場。
何度も指摘していますが今の日本の馬場で活躍するような馬は凱旋門賞は向きません。
適性が違うのですから。
おそらく馬場の適性のある馬は日本では2勝クラス、3勝クラスあたりの下級条件で埋もれてしまっている外国産馬だと思います。
ステイフーリッシュの矢作調教師が「スピードのある四輪駆動の馬を育てるしかない」とレース後コメントしていましたが、そもそも四輪駆動車では日本のGⅠは勝てないと思います。
非現実的ですが意図的に水を撒きまくって不良馬場限定レースをするなど海外の馬場に合わせたレースを作って適性ある馬を見つける方が近道です。
2013年オルフェーヴル2着からのこの10年、日本競馬と海外競馬のおける馬場適性の乖離がますます大きくなってしまっている。
今年も同じことを感じた凱旋門賞でした。
以上日曜の重賞予想を振り返りました。
あっという間に9月開催が終わりました。
今週から私の庭である東京開催が始まります。
人気をなぞるだけで高確率で的中できるダート2100М戦もありますし、的中ラッシュと行きたいです。
あとリオンディーズ産駒に関して。
昨年の10月阪神開催でも2歳戦中心にリオンディーズ産駒はハマり傾向にあるので阪神開催では引き続きマークしていこうと思います。