脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの馬券奮闘記

阪神芝2200Мで重要な血統と馬キャラ~2022年エリザベス女王杯出走馬血統診断~

kakikenです。

 

今回は日曜阪神競馬場で行われるエリザベス女王杯の出走馬血統診断です。

今年のエリザベス女王杯エリザベス女王がお亡くなりなったこともあり、そして久しぶりの外国馬の出走と、やれサインだ、何だと深読みしてしまいたくなるレースとなっていますが、ここではオカルト要素は無しにして純粋に阪神芝2200Мに合う血統と適性を評価していきたいと思います。

血統で言えばステイゴールド系とトニービン系(ハーツクライルーラーシップなど母父トニービン内包の種牡馬)、シンボリクリスエスなどのロベルト系、近年この距離の重賞ではタフな欧州血統のある馬も好走傾向にあります。

阪神芝2200Мが合う馬キャラとしてはタフなレース向きの、いわゆるツメの甘い馬が合っています。昨年ワンツーを決めたアカイイトやステラリアはツメの甘い切れない差し馬でした。ある程度淀みなく流れるので極端な上りだけのヨーイドン競馬にはなりにくく、東京のような上り3F32秒台のレースにはなりにくいです。なので切れ味系の馬は合っていません。

展開、脚質的にはフラットで有力馬の脚質次第といった感じで有力馬に先行タイプが多ければハイペースの差しになるし、有力馬に差しタイプが多ければ逃げ先行が粘りやすいです。

今年で言えば先行馬スタニングローズがマークされる存在なので昨年マークされたレイパパレ同様、今年も差しが決まりやすい気もしています。

今回は血統の良し悪し、タフなレース適性の有無で評価します。

 

アカイイト 血統A 適性A  評価A

キズナディープインパクト

母父シンボリクリスエス(ロベルト系)

母母父Mud Route(ニジンスキー系)

タフなキズナ産駒、持続系のタフなレースがいいニジンスキー系の血が母母父にある。昨年のような差しが決まる展開になるかどうかだけ。

 

アンドヴァラナウト 血統A 適性B 評価B

キングカメハメハ

母父ディープインパクト

母母父トニービン

祖母がエアグルーヴという良血の馬。母母父トニービンということで血統面では評価できるが、本質は切れ味勝負タイプなのでタフなレースは微妙な感じ。

 

イズジョーノキセキ 血統B 適性A 評価A

エピファネイアシンボリクリスエス

母父キングカメハメハ

母母父Rahy(ブラッシンググルーム系)

昨年5着。戦績からツメの甘いタイプなのでこの距離も合う。アカイイト同様に展開が向くかどうか。

 

ウインキートス 血統B 適性B 評価B

ゴールドシップステイゴールド系)

母父ボストンハーバーボールドルーラー系)

母母父マジェスティックライト(ネイティブダンサー系)

ステイゴールド系で母系からも芝2200М向きではあるが、ゴールドシップに関しては高速馬場やGⅠのようなタフな展開が向くかと言えば微妙。

 

ウインマイティー 血統B 適性B 評価B

ゴールドシップステイゴールド系)

母父カコイシーズ(ネイティブダンサー系)

母母父ロモンドノーザンダンサー系)

ウインキートスと似た血統でほぼ同評価。

 

ウインマリリン 血統A 適性A 評価A

スクリーンヒーローシルヴァーホーク、ロベルト系)

母父フサイチペガサスミスタープロスペクター系)

母母父Buena Shore(ボールドルーラー系)

スクリーンヒーロー宝塚記念勝ち馬グラスワンダーの系統。昨年はハイペースに巻き込まれ大敗も一昨年は差し展開で先行して4着。ヨーイドンよりタフなレースの方が合う馬なのでマイペースで運べるかどうかが鍵。

 

クリノプレミアム 血統B 適性C 評価C

オルフェーヴルステイゴールド系)

母父ジャイアンツコーズウェイストームキャット系)

母母父ゴーンウェストミスタープロスペクター系)

ステイゴールドオルフェーヴル産駒なので芝2200Мは合う印象だがこの馬自身は距離の長い感じで、母系の印象からタフなレースは不向き。

 

ジェラルディーナ 血統A 適性B 評価B

父モーリス(スクリーンヒーロー

母父ディープインパクト

母母父Bertolini(ダンチヒ系)

三冠牝馬ジェンティルドンナの子。父がスクリーンヒーロー系モーリスで阪神芝2200Мは合いそう。ただ血統構成的に底力に欠ける印象からGⅠでは微妙。

 

スタニングローズ 血統B 適性A 評価A

キングカメハメハ

母父クロフネ

母母父サンデーサイレンス

血統的には芝2000Мがベスト。だがこの馬自身はヨーイドンの切れ味勝負は不向きのタフなレース向きで適性は高そう。安定して走るので軸馬候補である反面、今回はマークされる立場で展開次第では着外もあり得る。

 

デアリングタクト 血統A 適性A 評価A

エピファネイアシンボリクリスエス

母父キングカメハメハ

母母父サンデーサイレンス

無敗で三冠を取ったがその後の戦績を見るとこの馬はツメの甘いタイプと言える。宝塚記念3着からもこの距離、タフなレース向きであるのは間違いない。前走のオールカマーは内枠、先行馬場で位置が後ろ過ぎただけで度外視できる。

 

テルツェット 血統B 適性C 評価C

ディープインパクト

母父デインヒルダンサーダンチヒ系)

母母父ストームキャットノーザンダンサー系)

重たい馬場、上りの掛かる馬場向きだが、速い時計、ハイペースのタフさが合うタイプではなくGⅠでは微妙。

 

ナミュール 血統B 適性B 評価A

ハービンジャーダンチヒ系)

母父ダイワメジャーサンデーサイレンス

母母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター系)

芝2000Мがベストのハービンジャー産駒。前走阪神芝2000Мの秋華賞はこの馬にとってベスト条件だった。今回は血統だけなら買い要素は全く無し。ただし色々不利が重なった桜花賞10着を除けば阪神JF4着、オークス3着、秋華賞2着とGⅠでのツメの甘い成績は馬キャラ的にはドハマり。馬キャラでA評価。

 

ピンハイ 血統B 適性B 評価A

ミッキーアイルディープインパクト

母父ジャングルポケットトニービン系)

母母父フジキセキサンデーサイレンス

母父がジャングルポケットで評価できるが父ミッキーアイルという点で血統での評価はどうしても下がる。ただしこの馬もナミュール同様に桜花賞4着、オークス5着とGⅠで惜しい成績なので馬キャラでは要注意。前走休み明けで3勝クラスをあっさり勝つあたり能力も相当高い。

 

ホウオウエミーズ 血統C 適性C 評価C

ロードカナロアキングカメハメハ

母父アグネスタキオンサンデーサイレンス

母母父ホワイトマズルダンシングブレーヴ系)

血統的には強調材料に乏しく、荒れ馬場のタフなレースは合うがGⅠのタフな流れは合わない。重馬場、不良馬場ならそこそこやれそうという印象。

 

マジカルラグーン(外国馬) 血統B 適性B 評価B

ガリレオサドラーズウェルズ系)

母父Lagnas(ニジンスキー系)

母母父ナイトシフト(ノーザンダンサー系)

外国馬なので日本の芝への適性がポイントになる。レースを見る印象では勝負根性があるが切れる脚は無くタフなペース、阪神芝2200Мは合いそう。速い時計の決着にならない、時計のかかる消耗戦になればチャンスあり。

 

ライラック 血統B 適性C 評価C

オルフェーヴルステイゴールド系)

母父キングカメハメハ

母母父フジキセキサンデーサイレンス

オルフェーヴルというのはいいが、この馬も時計と上りの掛かる重い馬場向きでタフなGⅠの流れが合うイメージは無い。

 

ルビーカサブランカ 血統B 適性A 評価A

キングカメハメハ

母父ダンスインザダークサンデーサイレンス

母母父Sharpo(ネイティブダンサー系)

戦績的にツメの甘い馬、切れる脚の無い差し馬。GⅠでは足りない印象だがタフなGⅠのペースの方が合う、アカイイトと同じタイプ。差し展開なら2,3着もありそう。

 

ローザノワール 血統B 適性B 評価B

マンハッタンカフェサンデーサイレンス

母父Awesome Again(デピュティミニスター系)

母母父サドラーズウェルズ

スピード不足を持続力で補うタイプ、スローのレースよりタフな流れのレース向きなので適性はありそう。逃げてどこまで、というタイプなのでこの馬のペースがレース結果を左右しそう。

 

以上、エリザベス女王杯出走馬血統診断でした。

現時点では適性ではスタニングローズ、デアリングタクト、アカイイト。馬キャラでナミュール、ピンハイ、ルビーカサブランカあたりですが、時計やペース次第で来る馬が変わる大混戦という印象です。土曜の3歳以上のレースで差しが決まれば差しが決まりそうな感じがするので、土曜の結果を見て判断したいと思います。