脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

ハイレベルの大混戦!~2022マイルチャンピオンシップ出走馬血統診断~

kakikenです。

 

今回は週末日曜阪神競馬場で行われるマイルチャンピオンシップの出走馬血統診断を行います。

阪神コースでは過去2年ノーザンF生産馬の独壇場となっています。

今回6頭出走していますので安直にその6頭のBOXでも良さそうです。

ただ今回はノーザンF生産馬が圧倒的に強いわけではなく、それ以外の馬たちもかなり骨っぽい馬が揃っていて、ちょっとした勝負のアヤで穴馬の台頭が期待できるレースだと思います。

血統的には外回りコースのマイル戦なのでやはり王道ディープインパクトキングカメハメハがいいです。

その他ではGⅠらしく底力のあるノーザンダンサー系の血、母系ではダート、アメリカン色の強い血統の馬が好走傾向にあります。

何といってもソダシの出走が今回のポイント。この馬は高速決着向きのスピード持続タイプ。ソダシの作る持続ぺースが合うか。

さらに日曜は雨予報が出ています。思ったより時計が掛かったりペースが落ちて上り3F勝負になるとソダシには不利な流れになります。

今回は血統構成の評価以外に、持続ペースへの適性、重馬場ペースへの適性を評価しようと思います。

 

ウインカーネリアン 血統B 持続B 重馬場A

スクリーンヒーロー(ロベルト系)

母父マイネルラヴシーキングザゴールドミスタープロスペクター系)

母母父カドージェネルーハイペリオン系)

重馬場などタフな馬場が合う血統。GⅠの良馬場では厳しい印象。

 

エアロロノア 血統B 持続A 重馬場B

キングカメハメハ

母父ロックオブジブラルタルダンチヒ系)

母母父サンデーサイレンス

勝ち味に遅い、本質切れ味不足なので持続ラップの競馬の方が合う。

枠、展開などが有利に働く場合、好走可能。

 

サリオス 血統B 持続A 重馬場B  ノーザンF生産馬

ハーツクライ

母父Lomitas(ニジンスキーノーザンダンサー系)

母母父Tiger Hill(デインヒルノーザンダンサー系)

純粋な3Fヨーイドン競馬では分が悪いのでソダシが作るハイペースな競馬は合う。良馬場なら中心視出来るが、重馬場だと苦戦必至。

 

ジャスティンカフェ 血統B 持続B 重馬場B

エピファネイア(ロベルト系)

母父ワークフォースキングマンボ系)

母母父サンデーサイレンス

タフな馬場向きなので良馬場より重馬場の方が合いそうだがGⅠではパンチ不足。

 

シュネルマイスター 血統B 持続A 重馬場A ノーザンF生産馬

Kingmanダンチヒノーザンダンサー系)

母父Soldier Hollowサドラーズウェルズノーザンダンサー系)

母母父Highest Honorゼダーン・グレイソヴリン系)

前走は不利な外枠、先行有利な馬場でスタートで後手と最悪なレースをしたが、今回は安定のマイル戦。この馬にはペースは不問。有利不利がある枠さえ引かなければ勝ち負け濃厚。

 

セリフォス 血統A 持続B 重馬場A

ダイワメジャー

母父Le Havre(ブラッシンググルーム系)

母母父Freedom Cry(ヌレイエフ・ノーザンダンサー系)

持続ラップも対応可能だがどちらかと言えば後傾、上り勝負向き。時計の掛かる上り勝負になればよりいい。重馬場なら勝ち負け。

 

ソウルラッシュ  血統B 持続B 重馬場A

ルーラーシップキングカメハメハ

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス

母母父ストームキャットノーザンダンサー系)

スピードの持続ではなくスタミナの持続タイプ。重馬場になれば好勝負可能。

 

ソダシ 血統 A 持続A 重馬場B ノーザンF生産馬

クロフネ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

母父キングカメハメハ

母母父サンデーサイレンス

冒頭書いた通り、良馬場なら好走する可能性は高いが、重馬場やスローペースになれば死角あり。

 

ダノンザキッド 血統B 持続B 重馬場B ノーザンF生産馬

ジャスタウェイハーツクライサンデーサイレンス

母父Dansili(デインヒルノーザンダンサー系)

母母父Diesis(ネイティブダンサー系)

昨年3着だが血統的にはどっちつかずの中途半端な馬。持続ラップレースもこなせるが、基本的にタフさに欠ける血統構成。良馬場より重馬場の方が向いている。

 

ダノンスコーピオ 血統A 持続A 重馬場A ケイアイF

ロードカナロアキングカメハメハ

母父Sligo Bay(サドラーズウェルズノーザンダンサー系)

母母父In Excess(カロ・グレイソヴリン系)

血統構成のバランスでは上位。どんな競馬でも対応可能。ケイアイファームということで不安要素はあるが、ケイアイファームは冬馬が多いので逆に期待できる。

 

ハッピーアワー 血統B 持続B 重馬場B

ハービンジャーダンチヒノーザンダンサー系)

母母父ディープインパクト

母母父ストームキャットノーザンダンサー系)

血統はそれなりにいいがさすがにこのメンツでは無理。

 

ピースオブエイト 血統B 持続B 重馬場A ノーザンF生産馬

スクリーンヒーロー(ロベルト系)

母父Oasis Dream(ダンチヒノーザンダンサー系)

母母父サドラーズウェルズノーザンダンサー系)

良馬場、持続ラップの競馬は不向き、時計の掛かる馬場向き。重馬場なれば鞍上含めて馬券圏内まで期待できる馬。

 

ファルコニア 血統B 持続A 重馬場B

ディープインパクト

母父Hawk Wing(ウッドマン・ミスタープロスペクター系)

母母父パントレセレブル(ヌレイエフ・ノーザンダンサー系)

切れ味不足の馬なので持続ラップの競馬は合う。ただ相手関係で見るとGⅠでは厳しい印象。

 

ベステンダンク 血統B 持続B 重馬場B

タイキシャトルデヴィルズバッグ・ヘイロー系)

母父スペシャルウィークサンデーサイレンス

母母父ウッドマン(ミスタープロスペクター系)

10歳馬。さすがに無理。隣枠の馬や同枠の馬が馬券になるサイン要素がある。

 

ホウオウアマゾン 血統A 持続B 重馬場A  ノーザンF生産馬

キングカメハメハ

母父アグネスタキオンサンデーサイレンス

母母父エーピーインディボールドルーラー系)

良馬場や時計の速い持続ラップの競馬は不向き。重馬場ならチャンスあり。

 

マテンロウオリオン 血統B 持続B 重馬場B

ダイワメジャーサンデーサイレンス

母父キングカメハメハ

母母父トニービン(グレイソヴリン系)

可もなく不可もなくな感じの馬。脚質が極端なので厳しい印象。

 

ロータスランド 血統B 持続B 重馬場A

父Point of Entry(ロベルト系)

母父Scat Daddy(ストームキャットノーザンダンサー系)

母母父krisS(ロベルト系)

良馬場のGⅠではパンチ不足に映る。重馬場なら走れそう。

 

 

以上、マイルチャンピオンシップ出走馬血統診断でした。

正直絶対的な馬が不在なので馬場次第、ペース展開次第で勝ち馬が変わる大混戦だと思います。

ソダシ、サリオスは人気ほどの信頼度が高いとは思えません。

現状ではシュネルマイスター、セリフォス、ダノンスコーピオンですが、馬場次第といった感じです。

先週重馬場で競馬をした影響がどれだけ出ているかを見極める必要があります。内枠有利か外枠有利か、差せるか、前が止まらない、など極端な馬場になる可能性があるので週末の天気、土曜の馬場を見て結論を出すつもりです。