脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

ほぼ完ぺきチョイスの中山、1着4着の中京~2023年1/5中山金杯・京都金杯の予想結果~

kakikenです。

新年一発目の競馬でしたが、今年はそこそこいい予想が出来たと思います。

 

では東西金杯の予想を振り返ります。

木曜中山11R 中山金杯 芝2000М

(予想)

今週からCコース。基本内枠先行有利の条件。

ただ近年は普通に外枠、差し馬も1頭は絡んでいるので、枠や脚質にこだわらず素直に今の馬場の適性で判断します。

血統で言えば例年(先週のホープフルステークスもそうでしたが)キングカメハメハ系、もしくはハーツクライ産駒、馬場リンクで言えば北海道実績のある馬が好走傾向にありました。

⑦アラタ

キングカメハメハ産駒、母父ハーツクライ。ドンピシャです。さらにはこの馬函館実績があり、昨年札幌記念で4着。文句なくこの馬は買いです。

 

馬キャラで言えば昨年の覇者レッドガランのように実績的には芝1600,芝1800Мタイプの方が合っています。

⑤フェーングロッテン

過去の中山金杯やそもそも中山重賞と好走リンクしやすいのが福島ラジオNIKKEI賞勝ち馬(好走馬)。この馬は昨年のラジオNIKKEI賞勝ち馬です。母系から芝1800以下がベストの感じですが、そういう馬が好走するのでここは狙えます。

 

血統で言えば有馬記念もそうでしたがロベルト系の血は今の中山で合っています。

マテンロウレオ

近2年このレースで連対しているハーツクライ産駒で母父がロベルト系ブライアンズタイムです。冬に調子を上げるタイプなのでここは狙えます。

③ラーグルフ

昨年の有馬記念で2,3着したスクリーンヒーロー系の種牡馬。この馬もその系統のモーリス産駒。しかも母母父にもロベルト系シンボリクリスエス。ロベルト色が強いこの馬は中山実績も豊富で人気でも買いです。

 

基本この4頭ですが最後に気になる馬として

②クリノプレミアム

昨年京都金杯が14番人気5着。レッドガランは前年京都金杯3番人気6着から昨年中山金杯を勝っています。この馬も中山牝馬ステークス京成杯オータムハンデなど中山や東京などの芝1800、1600Мに好走実績が集中。馬キャラではレッドガランと似ています。鞍上Mデムーロ騎手も中山金杯と相性の良い騎手。

ただし中山金杯では牝馬は過去10年以上馬券になっていない、良くて4、5着というので大きなマイナスがあるので、今回は「何とか3着」くらいの願望込みで5頭目として挙げておきます。

①③⑤⑦

(結果)

1着③ラーグルフ     1番人気

2着②クリノプレミアム  7番人気

3着⑤フェーングロッテン 2番人気

4着⑦アラタ       5番人気

5着①マテンロウレオ   3番人気

 

選んだ5頭がすべて掲示板というチョイスとしてはほぼ完璧だったと思います。

悔しいのは2着に入ったクリノプレミアムを、牝馬が馬券になっていないことで強く推せなかったこと、ほぼ馬券になると思っていたフェーングロッテンが3着、アラタが4着と連対できなかったことですね。

傾向通り内枠先行有利の結果でしたが、今年に関しては内枠に好走しそうな馬が揃ってしまっていた感じでした。なので外枠の馬は用無しでした。

予想通りなのでほとんど語ることも無いのですけど、あえて言うならクリノプレミアムを好走パターンの馬としてきっちりチョイスできていたこと。フェーングロッテンもですがレース適性に合った馬を今回はしっかり選べていたと思います。

 

 

 

中京11R 京都金杯 芝1600М

(予想)

血統的には芝1400Мタイプが良いレースですが実績的には芝1800Мあたりで好走歴のあるマイラーがベストの条件。

⑥タイムトゥヘヴン

⑦イルーシヴパンサー

似たタイプに福永騎手騎乗で過剰人気になるエアロロノアがいますがこちらは切れ味勝負で⑥⑦より劣ると見て今回は切りました。

今回はこの3頭や他にも有力どころは差し馬が多いです。

ならば先行馬をケアしておく必要があります。

③ピースワンパラディ

⑭カイザーミノル

ピースワンパラディは一昨年2着、長期休養明けの2走も大崩れせず能力の衰え見られず。前走富士ステークスが後ろからでしたが今回は恐らく先行で競馬をするはず。

カイザーミノルは前走阪神カップでも注目馬として取り上げましたが、直線窮屈な場面もあり消化不良のレース。最近は芝1400Мよりマイル戦の流れが合いそうなので再度期待します。

最後に穴馬を1頭。

⑮シャーレイポピー

中京マイル戦ではキングカメハメハの血がダントツでいいのですが見逃してはならないのがディープインパクト系の種牡馬。この馬の父はディープインパクトミッキーアイル。母父キングカメハメハと血統的には満点。大外枠が微妙ですが最軽量の馬、さらにノーザンF生産馬で、祖母がオークストールポピーと大駆けしても不思議ではない馬です。

③⑥⑦⑭⑮

(結果)

1着⑦イルーシヴパンサー   5番人気

2着⑤エアロロノア      4番人気

3着②プレサージュリフト   2番人気

4着③ピースワンパラディ   3番人気

5着⑭カイザーミノル    15番人気

 :

7着⑥タイムトゥヘヴン    9番人気

予想で取り上げて切った2着エアロロノアは4番人気。

福永騎手で過剰人気すると思いましたが案外でした。

評価はしていた馬なので切らなければ、と後悔しました。

引退間近とあって集中して乗ってますし、依頼する側も仕上げてくるので2月末まで福永騎手の馬には要警戒ですね。

結果的には中山同様に内枠有利の決着でした。

5着15番人気カイザーミノルが外から差して来た時は熱かったですけど、さすがに今年に関しては外枠は不利だったようです。

勝ったイルーシヴパンサーは外に回さずインを突いたのが正解。いつもより前目の中団での競馬も馬場を読んでのもの。岩田騎手、昨年は1番人気エアロロノアを飛ばして未熟さを露呈しましたが、今年は好騎乗でした。

3着プレサージュリフトはまさかの先行策。イーガン騎手の好騎乗でこちらに関してはやられた、という感じです。

4着ピースワンパラディも力は発揮しましたが少し足りませんでした。

7着タイムトゥヘヴンも直線はインを突いていい脚を使ってましたが道中が後ろ過ぎました。わずかの差という感じでしたが、この差は乗れている騎手とそうでない騎手の差にも感じました。

11着シャーレイポピーは大外枠、最低16番人気でさすがに狙いすぎでした。

内枠重視はわかっていましたが、中山の予想と違い、色気を出して妙味ある外の馬をチョイスしたことが失敗でした。

 

 

 

以上東西金杯の予想を振り返りました。

中京は残念でしたが中山金杯を的中出来て良かったです。

勝って当然なので取り上げませんでしたが、以前このブログで『重賞級』と注目馬として取り上げていたローシャムパークも中山12Rの芝2000Мのレースを金杯と同タイムで勝っていました。配当は安かったですがこういう確勝レースもしっかり拾って2023年は好スタートを切れました。

重賞の予想精度は年々上がっていますので今年一年、特に重賞は的中が当然、という感じで予想ができればと思っています。