脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

予想外の差し馬場でイマイチな結果も桜花皐月の穴馬発見!~3/4・3/5土日重賞の予想結果~

kakikenです。

 

この土日、特に4歳上戦は中山、阪神ともに差し馬場でした。

阪神は4週目で差し馬場になる可能性があるとは言え、例年圧倒的な内枠有利馬場が崩れて外枠馬場、差し馬場になったことは意外でした。

中山も例年基本先行有利馬場だったので、2週目での差し馬場は想定外。

ここまで露骨なのでさすがに日曜は差し馬狙いに変更してそれなりに的中を重ねることが出来ましたが、阪神中山ともに差し馬場になったことで改めて気候など目に見えない要因も絡んでいるようで、馬場は生き物だと実感させられた週末になりました。

 

では土日の重賞予想を振り返ります。

土曜阪神11R チューリップ賞 芝1600М

(予想)

過去7年振り返って1番人気の成績が5勝2着1回3着1回と馬券率100%です。

ならば1番人気を買えばいいレース?

今年の1番人気は阪神JF最先着6着の⑧ドゥーラですかね?

例年阪神JF組は強いのですけど6着馬では心もとないですね。

こうしたことから今年は大荒れもありそうです。

ただ荒れるにしても、これは日曜のディープインパクト記念の予想に通じますけどトライアルレベルであればGⅠを除く出走レースでは5着を外すような馬はほぼ馬券になっていないです。

なので新馬、未勝利、1勝クラスあたりで5着以下になっている馬は全て排除。

今の阪神芝は圧倒的内枠、先行有利。血統的には芝1400Мっぽさのある馬。

この点を重視してチョイスします。

①アンリーロード

血統と枠がいい馬。4年連続馬券になっている①番の馬。ノーザンF生産馬で母父ジャングルポケットは今の硬い馬場の阪神は合っています。

ダルエスサラーム

ダイワメジャー産駒で母系からも芝1400Мがベストっぽいですが未勝利勝ちで強い勝ち方したのは阪神マイル戦。どんなレースでも好位から器用な競馬を出来る馬。内枠先行有利の馬場を活かせそうな馬。

⑨モズメイメイ

この馬も将来的には芝1400Мの馬になると思いますが現時点ではマイル戦2勝。何より頼もしいのが鞍上武豊騎手。先週の中山記念3着に粘ったドーブネ同様に逃げ先行してくれればかなり粘ると思います。

⑪バースフライ

今回一番の馬だと思っているのが⑤ダルエスサラーム。その馬と紅梅Sで接戦したこの馬にも当然マークが必要。

この4頭に1番人気馬を加えた5頭で勝負します。

①⑤⑨⑪と⑧(もしくは1番人気馬)

(結果)

1着⑨モズメイメイ     7番人気

2着⑬コナコースト     6番人気

3着⑰ペリファーニア    2番人気

6着⑥ダルエスサラーム   8番人気

12着①アンリーロード    9番人気

13着⑪バースクライ     4番人気

15着⑧ドゥーラ       1番人気

 

外差し馬場になっていた為、内枠の馬には厳しい結果になったようです。

ただ三歳戦なので極端な差し決着にはならず、外の先行馬での決着になりました。 

私の予想は近年傾向通りに内枠重視のチョイスになったので外れです。

勝ったモズメイメイは予想通りというか、やはり武豊騎手に競り掛ける馬は無くマイペースで逃げられたことも勝因になりました。

2着コナコーストは実績、血統的にも買える馬でしたが外枠なので切りました。

3着ペリファーニアも大外ということで切りましたが新馬戦勝ち経由で3着、さすがエフフォーリアの半妹でした。

私のチョイスした馬たちはモズメイメイ以外は馬券圏外。

6着ダルエスサラームはそこそこ走った感じでしたが重賞ではパンチ不足。

今後は距離短縮で勝負すべきだと思いました。

12着アンリーロードは内枠どうこうより能力面での問題かもしれません。

13着バースクライは外目の枠でしたが最後方からの競馬ではノーチャンスでした。

1番人気馬ドゥーラは直線不利があったようですが、不利が無くても勝ち負けは厳しかったと思います。

ちなみにこのレースで個人的に光ったのが③ルミノメテオール

結果的には不利な内枠で先行して粘りに粘った4着は価値があります。桜花賞で先行有利の馬場なら枠次第ですが好走できる穴馬だと思います。

 

土曜中山11R オーシャンS 芝1200М

(予想)

このレースも荒れそうな雰囲気を醸していますが意外と1,2番人気が期待に応えるレースであります。

近年好走馬の特徴としては冬中山芝1200Мのオープン戦カーバンクルSかラピスラズリS好走馬と函館スプリントS好走馬です。

この2つを満たす馬がいます。

⑥ジュビリーヘッド

今回の出走馬見た瞬間に不動軸決定した馬。好枠ゲットでアクシデントが無ければ間違いなく勝ち負けです。

この馬の相手探し。

近年好走馬のほとんどが先行馬。昨年2着のナランフレグは例外ですがそこはGⅠ馬ということで、GⅠ勝てる馬以外が基本先行馬狙い。

⑩レイハリア

先行力がある馬で昨年の函館スプリントSも僅差4着。近走の大敗で人気薄ということで馬券妙味あり。複勝は是非押さえておきたいです。

⑨ヴェントヴォーチェ

函館スプリントS7着ですが差はわずか。中山でも昨年4月春雷Sではタイセイビジョンに3馬身差完勝と馬場適性も高いです。

特に狙えるのはこの3頭。

あとは実績馬

②ナランフレグ

と大外枠が微妙も中山芝1200М巧者の

⑯マリアズハート

結論

②⑥⑨⑩⑯

ー②⑨⑩⑯

(結果)

1着⑨ヴェントヴォーチェ   2番人気

2着①ディヴィナシオン   15番人気

3着⑬エイシンスポッター   5番人気

4着⑯マリアズハート     8番人気

5着⑥ジュビリーヘッド    1番人気

9着②ナランフレグ      3番人気

10着⑩レイハリア      14番人気

 

ヴェントヴォーチェは適性の高さで快勝。

ここは想定内でしたが2,3着の差し馬は想定外。

チューリップ賞同様、近年傾向ではナランフレグ以外は先行馬が好走していたので傾向通りに先行タイプを重視した予想だったので厳しい結果に。

外差しで厳しいと思いつつ中山巧者を理由に選んだマリアズハートが惜しい4着していることからも差し馬場だったことがわかります。

金曜夜間発売の段階で1番人気がエイシンスポッターでした。

なのでチューリップ賞のドゥーラ同様に信頼置けない1番人気馬と思ったましたが結果的には5番人気でした。

皮肉なことに結果的に信頼で置けない1番人気馬になってしまったジュビリーヘッド。

展開面が向かなかったことよりも上りの速さが敗因だったと思います。

この馬の上りは34秒3。

勝ったヴェントヴォーチェが33秒3なのでこれでは勝てるわけありません。

9着ナランフレグは昨年2着の33秒5を上回る上り33秒2の脚を駆使しましたが今年は他馬の上りも速かったため、後方のまま敗れました。仕方なしです。

10着レイハリアは「暴走気味の逃げだったのか?」と思いましたが、結果的にはこの馬的にはマイペース、単に速い上りのレースが合わなかったのでしょう。

先週が時計も上りも掛かり気味だったのでわずか一週間でここまで激変するのは想定外でした。

 

日曜中山11R ディープインパクト記念 芝2000М

(予想)

前回のチューリップ賞の予想でも触れましたがクラシックのトライアルで好走する馬というのは現時点でデビュー戦から大崩れしていない馬たちです。

例えばチューリップ賞で1番人気で大敗したドゥーラ。

この馬、実は新馬戦4着と馬券圏外でした。

やはりこういう馬はクラシックでは足りないということがチューリップ賞の結果からわかりました。

同じ事はこのディープインパクト記念でも言えます。

新馬戦、1勝クラスあたりで馬券圏外になったことがある馬はクラシックで好走する資格はないということです。

あれれ?

(土曜夜間の段階で)1番人気馬④トップナイフは新馬戦3番人気6着。

チューリップ賞大敗のドゥーラ同様、ここは危険な人気馬だと思います。

当然ながら切ります。

①②⑥⑦⑧⑩

この6頭の中での争い。

今の中山の馬場適性にあった馬として

①②⑥

少頭数なので絞ってこの3頭BOX。

⑦⑧はシルバーステート産駒ということで若干時計が出だしている今の中山の馬場と少しズレがある点でマイナス。⑩はいくらGⅠでもホープフルS負けすぎ(昨年3着したボーンディスウェイですらホープフル5着ですから)。

なので①②⑥の3頭しかない(と、思ってます)。

手広くするなら、

軸をハービンジャー産駒得意の芝2000М戦ということで②ワンダイレクトにして、

②流しで②ー①⑥⑦⑧⑩

トップナイフは血統的には今の中山は合うと思いますが『クラシック戦線はデビュー戦で決まっている』というテーマから切りました。

逆にトップナイフが来たらこのレースのレベルは低いと判断します。

(結果)

1着⑥タスティエーラ   3番人気

2着④トップナイフ    1番人気

3着②ワンダイレクト   2番人気

6着①レヴォルタード   4番人気

 

日曜はハービンジャー産駒が結構馬券になっていたので②ワンダイレクトが来るのは確信していました。

最終予想の段階で「ワンダイレクトはツメの甘い馬っぽい。ここ2、3着だったら皐月賞かなり面白い」と頭は無い、負けるなら⑥タスティエーラのみと考えて馬単⑥ー②1点買いを追加。

結果は最後の最後までトップナイフを交わせず3着。

トップナイフに負けたことが何とも嫌味な結果。

「トップナイフが来たらレベルの低いメンツと判断する」と予想で書きましたが、確かに4着以下のレベルは低いと思いますが、勝ち時計は昨年のアスクビクターモア、ドウデュースを上回る好時計なので上位3頭のレベルは水準以上だと感じます。

皐月賞でよく穴を開けるのが弥生賞3着馬なのでワンダイレクト皐月賞では面白い存在です(出走しないかもしれませんけど)。

皐月賞はこのブログでは何度も書いているように2,3着の多い馬が好走するレース。

このことから2着だったトップナイフも2着の多さから面白い存在になりました。

勝ったタスティエーラも共同通信杯4着とツメの甘い結果から似たタイプ。

このレース上位3頭は皐月賞でも中心視でいいかもしれません。

 

 

以上、土日の重賞予想を振り返りました。

まさかの差し馬場にやられた先週末でした。

この差し馬場が今週末も続くのか注意したいです。

今週末も重賞3つ。

特にフィリーズレビューは昨年も的中しましたが私の得意のレース。

このレースには、今年のフェアリーSの結果の記事で『アネモネSに出走すれば好勝負』と予言したイコノスタシスが登録しています。

この馬は昨年フィリーズレビューで私の自信の本命馬として見事勝利したサブライムアンセムの半妹。

アネモネSに登録が無いのは残念でしたが、中山マイルと阪神1400Мはリンクすることからフィリーズレビューでも出走出来れば勝負できると思っています。