kakikenです。
今週から阪神はコース替わり。
傷んでいる内がカバーされて先行有利の馬場が予想されます。
ただし枠に関しては内枠なのか外枠なのかは現時点では未知数。
時計面で言えば木曜から金曜にかけて降雨が予想され、それが乾き馬場が硬化する可能性が高いです。
そういうパターンの馬場はこのブログでは何度も指摘していますが
それ以外では先週の大阪杯と同様、母系はアメリカン色の強い方が合いそうですが、9週目の芝、春になり野芝の生育もよくなり野芝色が強くなる可能性もあります。
今回は以上のポイントを重視して評価します。
①ブトンドール 評価C
短距離向き血統構成、阪神マイル向きではないが堅い荒れた馬場は合いそう。内枠有利の馬場ならそれなりには走れそう。
②ライトクオンタム 評価B+
母父Quality Road(ゴーンウェスト・ミスタープロスペクター系)
母母父Polish Numbers(ダンチヒ・ノーザンダンサー系)
最後のディープインパクト産駒として注目されている。母系も合っていて有力だが、元来スローのヨーイドン競馬向き、高速決着になると苦戦もあり得る。
③リバティアイランド 評価B+
母父All American(レッドランサム・ロベルト系)
母母父Xaar(ゴーンウェスト・ミスタープロスペクター系)
母系はダート色があり合っているが底力は物足りない。父ドゥラメンテがそれをカバーしている感じ。ライトクオンタム同様、有力な一頭だがヨーイドン競馬向きなので高速決着になると案外な結果もあり得る。
④ドゥアイズ 評価A
母母父Grand Rodge(ダンチヒ・ノーザンダンサー系)
タフなレースが合うルーラーシップなのでヨーイドン競馬よりは高速決着の方が合う。2,3着の多い戦績からも昨年スターズオンアース同様にGⅠペースがハマりそう。
⑤ハーパー 評価B
母父Jump Start(エーピーインディ系)
母母父Carson City(ミスタープロスペクター系)
血統構成的にはダート色の強い母系で合っているが、タフさ、底力面で物足りなさを感じGⅠでは微妙。
⑥モズメイメイ 評価B
母父Frankel(サドラーズウェルズ系)
母母父エンパイアメーカー(ファピアノ・ミスタープロスペクター系)
芝1400Мベストの血統構成だが昨年2着ウォーターナビレラ3着ナムラクレアのそのタイプ。高速決着は厳しいがスローペースの逃げなら2,3着はあり得る。
⑦コンクシェル 評価B
母母父マキャヴェリアン(ミスタープロスペクター系)
爆発力のあるキズナ産駒なので週末の産駒のハマりがあれば好走可能。血統構成的にはマイルが合わない。
⑧キタウイング 評価C
母父アイルハヴアナザー(フォティナイナー・ミスタープロスペクター系)
パワータイプの血統構成。芝1400ベストタイプなので中山マイルなどパワー系馬場は合うが、GⅠのペースは合わなそう。阪神の硬化した馬場、高速決着も合わない。
⑨コナコースト 評価B+
母父キングカメハメハ
母母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター系)
母系は合っている。ポイントはキタサンブラック産駒。基本は重馬場向きで硬い馬場や時計勝負は不向き。ただしイクイノックスくらい超大物なら突き抜ける感もある。
⑩エミュー 評価C
母母父ゴーンウェスト(ミスタープロスペクター系)
芝2000Мベストのハービンジャー産駒は基本阪神マイルは合わない。母系は芝1400М向きでやはり阪神マイルが合うイメージは無い。
⑪シンリョクカ 評価C
母父キングカメハメハ
母系は中山マイル向き系統で阪神マイルではスピード、切れ味不足。サトノダイヤモンド産駒もスピード不足なので今回は苦しい。
⑫シングザットソング 評価A
母父My Golden Song(アンブライドルズソング・ミスタープロスペクター系)
母母父Dixieland Band(ノーザンダンサー系)
血統構成ではメンバートップの底力を秘めている。スピード勝負だと分が悪くヨーイドン競馬になると厳しいのでGⅠペースレース向き。母系はスタミナ十分で今回結果を残せばオークスは鉄板レベル。
⑬ドゥーラ 評価B
母父キングヘイロー(ダンシングブレーヴ・ノーザンダンサー系)
母母父ステイゴールド
バランスの悪い血統構成で阪神マイルも合わない印象だが、母父に野芝血統キングヘイローがあるので当日野芝色の強い荒れ馬場なら好走可能。
⑭ベリファーニア 評価B+
父モーリス(スクリーンヒーロー・ロベルト系)
母父ハーツクライ
母母父kris(ネイティブダンサー系)
正直阪神マイルが合う印象はないが、エフフォーリアの半妹で、先週大阪杯を勝ったジャックドールと同じモーリス産駒と血の勢いは感じる。
⑮ジューンオレンジ 評価C
母父シンボリクリスエス(ロベルト系)
母母父サンデーサイレンス
血統構成は芝1400Мベストタイプ。阪神マイルが合う印象はない。
⑯ムーンプローブ 評価B
父モーリス(スクリーンヒーロー・ロベルト系)
本質は芝1400Мタイプ。パワータイプの母系なので時計の掛かる馬場ならマイルもこなせるがGⅠのペース、さらに高速決着となると厳しい印象。
⑰ラヴェル 評価C
母母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター系)
父、母がともにサンデーサイレンス系。こういう血統構成の馬はスピード一辺倒で底力に乏しくGⅠでは厳しい印象。
⑱トーセンローリエ 評価C
母母父ステイゴールド
スピード感の乏しいタフな、重馬場向き血統構成。時計の掛かる馬場で重不良馬場なら買えるが良馬場のGⅠ、高速決着だと厳しい印象。
以上です。
⑫シングザットソングと④ドゥアイズがトップ評価で、次点で人気の2頭③リバティアイランドと②ライトクオンタム。
現状この4頭です。
血統的に大物感漂うのはシングザットソングです。
シングザットソングに関して少しマイナスなのが6枠。
正直6枠は出目的には良くないですからその点だけ気になります。
今回注目しているのが吉田隼人騎手の選択。
ジュベナイルフィリーズ3着で2月クイーンC2着の時点で吉田隼騎手はドゥアイズで桜花賞と決めたのでしょう。その後シングザットソングのフィリーズレビュー勝った時は内心どう思ったのでしょう。
逆に岩田望来騎手はGⅠ制覇のチャンスをものにできるか注目です。
最終的には土曜の馬場、脚質うんぬんより内枠有利か外枠有利かを見極めて結論を出そうと思います。