脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

狙いすぎ、チョイスミス。反省です~5/7NHKマイルC&新潟大賞典の予想結果~

kakikenです。

 

難しい。

予想外に雨が振降らなかった東京、、予想以上に降った新潟。

そしてチョイスミス。

うまく行かない日曜でした。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜新潟11R 新潟大賞典 芝2000М

(予想)

土曜稍重に悪化した新潟芝ですが、良馬場の時点ですでに重馬場血統の馬が好走傾向にありました。

昨年のこのレース、重馬場巧者のモズナガレボシが良馬場で4着しているあたりからもそもそも馬場は重たい馬場だとわかります。

なので重馬場血統のある馬を重視するレースです。

今回は簡潔にポイントをあげてチョイスします。

まず、トップハンデの馬の方が好走傾向にあります。

今回トップハンデは2頭。

②カラテ

⑩キラーアビリティ

今回どちらも血統的には合いそうですがよりタフな重馬場が向くカラテをチョイス。

次に、前走3勝クラス勝ちの馬が好走傾向にある。

⑮スパイダーゴールド

⑥セイウンハーデス

ここでのチョイスはスパイダーゴールド。母系が渋った馬場の新潟が合っています。あと前走アメジストS勝ちというのも好走傾向にハマってます。

セイウンハーデスは悪くないですが母系が少し合わない感じなので見送り。

最後に重馬場巧者からチョイスします。

⑧モズベッロ

⑬ピースワンパラディ

⑯ハヤヤッコ

モズベッロは左回りが微妙なので、左巧者で重巧者、血統もハマっている2頭をチョイスします。

結論

②⑬⑮⑯

(結果)

1着②カラテ         5番人気  

2着⑥セイウンハーデス    2番人気

3着⑪イクスプロージョン  12番人気

6着⑯ハヤヤッコ       3番人気

8着⑬ピースワンパラディ  10番人気

16着⑮スパイダーゴールド   1番人気

 

傾向通り、トップハンデのカラテが勝利。

母系が重馬場の鬼のような血統構成なので間違いなく好走するとは思ってました。

2着が前走3勝クラス勝ちのセイウンハーデス。同じ3勝クラス勝ちの比較で1番人気スパイダーゴールドを選んでしまいました。好走馬の傾向から母系はダート、パワー系の方がいいので、セイウンハーデスは芝のスタミナタイプで少しズレていたのでスパイダーゴールドを選びましたが、スパイダーゴールドが1番人気で逃げて最下位、セイウンハーデスは2番人気、2番手で競馬して2着。

余りに対照的な結果。

セイウンハーデスはシルバーステート産駒。不良馬場でスローのヨーイドン競馬向きのシルバーステート産駒の流れになったのでしょうが、自力の高さを感じました。GⅠのハイペースは合わないですが、GⅢあたりなら今後間違いなく勝てる馬ですね。

3着イクスプロージョンは不良馬場が得意のオルフェーヴル産駒。怖いとは思いましたがオープン入りしての戦績から今回はチョイスが回りませんでした。先行馬場で差しての3着、不良馬場の適性が好走に繋がりました。

6着ハヤヤッコ、8着ピースワンパラディは外枠、展開が向かなかったとも言えますが同じ位置から差して3着しているイクスプロージョンとの比較では適性の差もあったと思いますが、3着以下は紙一重、差はなかったと思います。

4着に重馬場巧者として候補として取り上げたモズベッロが来てますし、適性は見抜けていましたが、チョイスが今回イマイチでした。

 

日曜東京11R NHKマイルカップ 芝1600М

(予想)

土曜の東京は西から強風で直線向かい風になり時計の掛かる馬場でした。

馬券になった馬たちの血統を見ていると重馬場でいい血統、東京巧者ではなく中山巧者の方が向く馬場でした。

新潟と同じ感じで良馬場でも重馬場に似ているイメージで予想すればいいと思います。

日曜が晴れ予報だと馬場の高速化も予想しないといけませんが雨予報、高速馬場になることはほぼ無いと考えます。

過去傾向通り、重馬場でいい血統構成の馬を狙っていきます。

 

★重い芝と言えば洋芝。実は最低人気で昨年3着したカワキタレブリーもですが、このレースは洋芝、特に札幌実績のある馬が好走傾向にあります。

そこで札幌実績のある馬からチョイスします。

②モリアーナ

札幌芝1800Мコスモス賞勝ちがあります。血統構成も悪くないですし、GⅠ以外安定して好走していますが、クイーンCの勝負所での反応の悪さなど、競馬の不器用さが引っ掛かります。GⅠでうまく行く感じがしないので今回は見送り。

④ショーモン

この馬が圧勝した札幌未勝利芝1500М戦の2着だったミルトクレイモーはのちにファルコンS4着ですからこの馬の素質の高さが分かります。NHKマイルCはデピュティミニスター系の血がとにかくハマるレースですが、この馬はそのデピュティミニスター系の血が濃いマインドユアビスケッツ産駒ということ。ケンタッキーダービー出走のデルマソトガケもマインドユアビスケッツ産駒といことで芝ではスピードが足らない感じがしますが、そういう馬の方が今の馬場は合う。ある程度ハイペースで先行して粘り込むのが理想、そして期待です。

⑬ドルチェモア

この馬も札幌芝1500М新馬戦で圧勝。スローのヨーイドン競馬向きだが切れる脚がそこまであるわけでないということで評価としてはイマイチですが、馬場が多少でも渋って高速馬場になりそうもないことから押さえ評価でチョイス。

 

★馬場が渋ることでキングカメハメハ系馬場になりそう。今の東京の馬場が合っているのがドゥラメンテ産駒。

⑤シングザットソング

阪神芝1400Мフィリーズレビュー勝ち。阪神芝1400Мは中山芝1600Мとリンクします。その考えで行けばこの馬は中山のマイルが合います。今の東京マイルは中山マイル寄りの馬場なのでこの馬に合う舞台装置になる可能性が高いです。

シャンパンカラー

東京マイルで新馬、1勝クラスと連勝。中山マイルのニュージーランドTでも渋太く3着とマイル戦が合う馬。

 

★注目のシルバーステート産駒は基本高速馬場が向きません。日曜は高速馬場になる可能性は低いのでシルバーステート産駒の好走はあり得ます。

⑥エエヤン

⑧セッション

⑮カルロヴェローチェ

馬場的にはエエヤンも合いそうですが母系を見る限りGⅠでは底力不足を感じます。

セッションは母系は重馬場、不良馬場が得意な感じですが、ボコボコ荒れ馬場向きでもあるので、どちらかといえば馬場のいい重馬場である今の東京は合わない可能性が高いと思います。カルロヴェローチェはこのレース好相性のファルコンS2着馬ですし、母父デインヒル系、母母父サクラバクシンオーも悪くないのでこの馬をチョイスします。

 

結論

④⑤⑪⑬⑮

(結果)

1着⑪シャンパンカラー  9番人気

2着③ウンブライル    8番人気

3着⑩オオバンブルマイ  3番人気

5着⑮カルロヴェローチェ  1番人気

11着⑤シングザットソング 11番人気

12着⑬ドルチェモア     4番人気

15着④ショーモン     10番人気

 

1着、2着馬は木曜公開の『出走馬血統診断』で高評価の2頭でした。

1着シャンパンカラーは期待通りの好走でしたが、2着ウンブライルをなぜ切ったかと言われれば『出走馬血統診断』でも指摘したようにウンブライルは良馬場でこその馬。

馬場が渋るとパフォーマンスが落ちるので日曜馬場渋ると考えて切ってしまいました。

ただ雨の降りだしが遅く、軽い馬場向きで軽視したダノンタッチダウンが4着していることからも発表は『稍重』でしたがほぼ良馬場に近い稍重だったと思います。

正確な診断が仇となってしまいました。

結果的にニュージーランドT2,3着馬がワンツー。

予想冒頭でも中山巧者の方が向く馬場と指摘しましたが、素直に中山のトライアルを重視すれば良かったですかね。

勝ち馬エエヤンは血統的にも軽視できたことは良かったんですけど。

3着オオバンブルマイは血統的にはハマっているんですけど、どうしてもディスクリートキャット産駒がGⅠ好走、しかも東京では難しいと判断しました。

そもそもマイナー血統でも好走できるから荒れるレースなので3着なら全然ありだと考えるべきでしたが、それ以上にディスクリートキャット産駒へのマイナスイメージが強かったです。

5着カルロヴェローチェは平凡な勝ち時計だったので、シルバーステート産駒には向く感じにはなりましたが、GⅠではワンパンチ足りない感じですね。

その他、期待して大敗した馬たちについて。

シャンパンカラー、ウンブライル以上の高評価だったショーモン。

すいません、さすがに狙いすぎだったようです。

マインドユアビスケッツ産駒ではいくら重い芝でも東京GⅠは厳しかったです。

ただ今回のレースは不満が残りました。

ショーモンはスタートしてすぐ控えました。

その瞬間「あ、終わった」と諦めました。

切れる脚が無いショーモンは先行してこその馬。

乗れている鮫島騎手なので行けなかったより、行かなかったという判断だと思いますが馬の適性を考えると判断ミス。先行してボロ負けなら納得できますが、控えてボロ負けでは、いくら差し決着のレースでも納得は出来ませんから。

逆に先行しすぎが仇になったのがシングザットソング。ドゥラメンテ産駒なので溜めて直線の爆発力にかけてみるのも良かったかと思います。

終わってみればシンプルにキングカメハメハ系のワンツー。

馬場が渋ればキングカメハメハ系はハマりますから。

それも計算に入れていたんですけどね。

だからこそ、木曜の『出走馬血統診断』では軽視したドルチェモアもキングカメハメハルーラーシップ産駒ということで最終的にチョイスしてしまったわけです。

ドルチェモアは母系は東京マイル向きなのですけど、ルーラーシップ産駒ではやはり東京マイルは合わなかったです。

どうみてもチョイスならウンブライルでしたね。

ただ5着カルロヴェローチェのチョイスとも絡みますが、このレースは外枠の方が好走傾向にあったのも内枠のウンブライルを切って、外枠の2頭をチョイスした原因です。

うまく行かない時はこうしたちぐはぐな内容が多くなりますね。

反省の多いレースでした。

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

GⅠ3連勝ならず。

ただ木曜公開の『出走馬血統診断』で高評価した馬がしっかり結果を残していますからそちらの方は依然好調キープです。

今週末もGⅠヴィクトリアマイルがあるので注目してください。

そのヴィクトリアマイルは実力伯仲で面白いレースになりそうです。

ヴィクトリアマイルの行われる東京4週目は、京王杯スプリングカップにも言えるのですが、例年ツメの甘い勝ち切れない馬が好走しやすい馬場になります。

1番人気3着、1番人気4着とか人気を微妙に裏切る結果が多い馬ほど軸馬として信頼できる週です。

ヴィクトリアマイルで言えばナミュール、アートハウス。

近走だけ見ればソダシ、スターズオンアースも当てはまりそう。

マイルカップ同様、チョイスが難しそうなレースになりそうです。