kakikenです。
ヴィクトリアマイルのレース直後はショックで、自分の馬の見る目の無さに落ち込んだのですが、後にパトロールビデオを見てスタート直後に軸馬が大きな不利を受けていたことがわかりました。
これで少し納得したのですが、こういう運の無い馬を軸にする自体やっぱりセンスが無いなと、二度落ち込んでしまいました。
振り返りたくないですが、日曜のGⅠ予想を振り返ります。
日曜東京11R ヴィクトリアマイル 芝1600М
(予想)
木曜の記事と重複しますが来週のオークスの週までは東京は時計が速くても上りが速くても血統的には芝質は重い芝です。
実際軽い血統構成、東京巧者よりも中山巧者の方が好走する傾向が強かったり、重い洋芝の札幌、函館など北海道実績のある馬が好走するのがこの時期の東京芝レースです。
ヴィクトリアマイルに関しても昨年18番人気4着、あわや逃げ粘るかと驚かされたローザノワールは芝好走は中山芝1800МのディセンバーSだけ。昨年このレース4着の後、札幌クイーンS3着と好走しています。
昨年2着ファインルージュも紫苑ステークス、フェアリーS中山重賞優勝、一昨年10番人気2着ランブリングアレーはフラワーカップ3着、不良の中山牝馬S優勝、19年の覇者で20年も3着のノームコアはフラワーカップ3着、紫苑ステークス優勝。
どうみても東京より中山向きの馬が好走しています。
好走馬に目に着くのがフェアリーS、フラワーカップ、紫苑ステークス。
今年の出走馬で言えば
②スターズオンアース フェアリーS2着
桜花賞オークス2冠ということで勝っているイメージですが、この馬そもそもツメの甘い馬でしたし、近走もツメの甘さが出ています。こういう馬が好走するのが特殊馬場であるヴィクトリアマイルの週。人気でも買うしかないです。
ノームコアと酷似の実績。展開が向かなかった近2走と違って今回は先行有利、展開は向くので買い。
今の東京の先行有利な馬場と日曜の渋り気味の馬場で浮上するドゥラメンテ産駒ということで木曜時点ではノーマークでしたが今回チョイスすべき1頭に加えます。
東京は今週からBコースにコース替わりしていますが、差し馬の台頭もありましたが基本は先行有利。ヴィクトリアマイルも例年先行有利の決着が多いです。ただタフなペースになる可能性もあります。そういう流れが向くのがキズナ産駒。
⑥ソングライン
昨年先行有利な展開で一歩足りずの5着。次走の安田記念は差し展開になって優勝。富士ステークス優勝、マイルカップ2着と東京マイルは得意。チョイスは外せません。
木曜公開の『出走馬血統診断』で本命視していた2頭が6枠に同居となりました。
クラシック惜敗馬はヴィルシーナ、リスグラシューと好走するのがこのレース。ワンパンチ足りない馬ほど好走するのがヴィクトリアマイルの週の東京芝です。この馬は勝ち切れないながら、内枠有利な馬場で不利な大外枠を引いてしまった不運な桜花賞10着(それでも勝ち馬とコンマ3秒差)以外は安定して走っています。芝2000Мの鬼ハービンジャー産駒なのでマイルがベストとは言えませんが、この馬にとっては今の東京の馬場がベストの条件だと言えます。
⑫ナムラクレア
デビューから全て5着内と安定した成績を残しています。スプリンターのイメージがありますが桜花賞5着、阪神ジュベナイルフィリーズ5着と大負けしてません。2,3着が多く馬キャラ的には買いな一頭です。問題はミッキーアイル産駒が東京マイルが合わないという点。この点を除けば狙いたい一頭。
さすがに6頭BOXは出来ませんので軸を決めます。
⑪ナミュール流し
中山実績が重要と言いつつ軸は馬キャラなどからこのレースの好走キャラにピッタリなナミュールにしました。
相手を中山実績馬に期待というところです。
(因みにナミュールはハービンジャー産駒が鬼の強さを発揮する札幌記念に出走したら絶対勝ち負けします。その論点からも札幌とリングする今の東京芝という点からも好走してくれるはず)
⑪ー②③⑤⑥⑫⑯
もしくは枠連6枠流し6⃣ー1⃣2⃣3⃣6⃣8⃣
何気にソダシも押さえています。
ソダシに関しての見解ですが、この馬は良馬場の高速決着の方が合います。切れる脚もあるのですけど、直線勝負のヨーイドン競馬は合っていません。大外で道中ロスがありそうなこと、さらに馬場が渋れば直線勝負が向きそうな他の馬の切れ味に屈する可能性があるということで今回は軽視しました。
(結果)
1着⓺ソングライン 4番人気
2着⑯ソダシ 3番人気
3着②スターズオンアース 1番人気
:
5着③サウンドビバーチェ 8番人気
7着⑪ナミュール 2番人気
8着⑫ナムラクレア 5番人気
12着⑤スタニングローズ 7番人気
スタート後、大外からソダシが内に切り込んだことで⑮ルージュスティリアが不利を受け、それでドミノ状態のように内の⑫ナムラクレア、⑪ナミュール、⑨クリノプレミアムに影響を与えました。
ナミュールは右ナムラクレア、左クリノプレミアムに挟まれてサンドウィッチ状態。
レース後横山武史騎手が激怒していましたが、確かによく無傷で済んだというレベルの不利を食らいました。
進路を塞がれて、後退したこともあり、さらには明らかに前が止まりそうにない展開。
7着はやむを得ない結果でした。
ただ不利が無ければソングラインとソダシに勝てていたか?
レースの実感からは3着だったかな、という感覚です。
それくらいソングライン、ソダシは強かったです。
この日の東京は平凡な時計で速い上り、完全なヨーイドン競馬でした。
そんな中での勝ち時計1分32秒2。
それなりに道中ペースも上ったGⅠレベルの速い時計だと思いますが、逃げたロータスランドが6着に粘っていることから先行有利の馬場。
ペース的にはソダシにはベストに近い流れでした。
あれを差し切るソングライン、さすがタフなキズナ産駒。底力を感じました。
3着スターズオンアースもルメール騎手が不安していたスタートで後手を踏むことなくスムーズに先行できましたが、先行した分最後の切れ味が鈍りました。スターズオンアースは桜花賞前までは2,3着が多い馬で、切れ負けする感じがありますからマイルはベストの舞台ではないと思います。次走は宝塚記念がいいと思います。
追加チョイスしたサウンドビバーチェは5着。まあ健闘した部類ですが、どうせなら思い切って逃げて欲しかったです。
8着ナムラクレアはスタート後に不利があり、スムーズさは欠いたかもしれませんがナミュールほどの影響があったとは思えず、距離うんぬん以上に東京マイルでのミッキーアイル産駒の相性の悪さを感じました。
12着スタニングローズはスタートがイマイチで先行できませんでした。道中15番手とほぼ最後方の位置取り。先行して粘り込むスタイルで切れる脚が無いのでこの位置取りでは勝負になりません。先行できなかったのはマイル適性の無さもあり、この馬も適性は芝2000以上の馬なのでしょう。
驚いたというか、血統の重要さ、すごさを感じたのが15番人気で4着だったディヴィーナ。母がこのレース連覇したヴィルシーナで、木曜の血統診断でも血統はA評価しましたが、メンバー最速の上りで見所十分の走りを見せました。
今回はナミュールの不運もあり、運が無かった結果でした。
以上、日曜のGⅠヴィクトリアマイルの予想を振り返りました。
運が無かったということで割り切り、切り替えていきたいと思います。
さて今週末はオークス。このブログでは昨年桜花賞前の段階でスターズオンアースのオークス好走を予告しましたし、一昨年ユーバーレーベンを自信の軸馬に指定している相性の良いレースです。
今年のクラシックの流れから、オークスはダービーの前夜祭になるかもしれません。
祭りといえば、北島三郎。
キタサンブラックです。
ダービーはキタサンブラック産駒対決で盛り上がりそうですが、その煽りにつながる結果にオークスがなるのではと深読みします。
キタサンブラック産駒は重い芝の方が合うのでオークスの週まではギリギリ重い芝だと思うのでダービーよりオークスの方がキタサンブラック産駒がハマりそうです。
登録メンバーで言えば桜花賞2着コナコースト、フラワーカップ2着ヒップホップソウル、アルテミスS優勝のラヴェルがいます。ラヴェルは適性的に厳しそうですが、コナコースト、ヒップホップソウルは有力だと思います。特にヒップホップソウルの母系はオークスゆかりのダンシングキイ一族、ヴィクトリアマイルのディヴィーナではないですが今週末も血のドラマが見られると思っています。