kakikenです。
毎年共通でオークス、ダービー、安田記念あたりの時期の競馬で私独自の予想金言があります。
『前走新潟を使った馬が好走する』
です。
主に未勝利戦で効果的ですが、これは芝、ダート問わず、東京、京都両方に共通しています。
一見ローカル競馬経由なので格下とみられるのですがそこに馬券的妙味があります。
土曜はそれで美味しい思いが出来ました。
それはつまり例年通りの馬場だということです。
なので日曜は例年通りの傾向に当てはめて予想するだけです。
では日曜の重賞予想です。
日曜東京11R 日本ダービー 芝2400М
色々予想のアプローチ方法はありますが、今年は次のポイントを重視します。
タイトルにもありましたが、近年ダービー好走馬の共通点として
新馬戦芝1800М戦で好走している
というのがあります。
昨年ドウデュース、一昨年シャフリヤール、21年コントレイルは新馬戦1800Мで勝利。昨年2着イクイノックス、3着アスクビクターモアも新馬戦芝1800М好走しています。
そもそも東スポ杯、共同通信杯、スプリングS、毎日杯と芝1800М重賞好走馬がダービーを好走しやすい傾向があるように、芝1800М好走経験がものを言うGⅠと言えます。
芝1800Мと言えば競馬場にもよりますが新潟や東京などでは上り3F31秒、32秒台が出る究極の上りレースになりやすい特徴があります。その点が昨今のダービーと似ていますし、芝1800Мがいい血統で真っ先に思いつくのがロベルト系、ハーツクライ、ドゥラメンテです。
なるほど、確かに東京芝2400Мと共通するものがあります。
そいうわけで芝1800Мで新馬戦勝利した今年のメンバーでドウデュース、シャフリヤール、コントレイルに近いものを感じる馬が2頭います。
⑤ソールオリエンス 新馬戦東京芝1800М勝利
母系が欧州色強く皐月向きだがダービーは合わないと思っていましたが、キャリアを見るとしっかりダービー好走馬の条件を満たしていました。
⑫タスティエーラ 新馬戦東京芝1800М勝利
こちらも血統的にはダービー向きとは言えませんが東京芝1800М新馬戦で圧勝しているようにダービー好走馬の条件を軽くクリアしていました。
皐月賞1,2着馬がきっちり条件を満たしていることから、今年のダービーを勝つのはこの2頭のどちらかだと思います。
木曜の『日本ダービー出走馬血統診断』で血統的に評価できるのが
⑪ハーツコンチェルト
⑬シーズンリッチ
共にハーツクライがあり、母系がダート系アメリカン色が強い血統です。
ハーツコンチェルトは新馬戦は中京芝2000Мでしたがまくり気味に直線先頭に立ち、上り最速で勝利。東京の長い直線向きの息の長い末脚が使える馬。芝1800Мは東スポ杯で差のない3着があります。
今回のダービーはソールオリエンス、タスティエーラ、ハーツコンチェルトの3頭の戦いと思っています。
⑤⑪⑫
シーズンリッチは実績的に見劣りしますが毎日杯の勝ち馬。木曜の『出走馬血統診断』でも指摘しましたが1分46秒台で毎日杯を勝った馬はその後GⅠで必ず馬券になっているのでここは押さえるしかないです。
最後の5頭目。
土曜の馬場を見る限り明らかに逃げ、先行有利だった東京芝。
この先行有利の意識が逆に思わぬハイペースを生み出すと読みます。
木曜の時点ではドゥラエレーデの先行に期待しましたがドゥラエレーデではなく、タフなペースの差し馬⑩シャザーンを入れます。
⑤⑩⑪⑫⑬
5頭から漏れましたが次点では先行する⑰ドゥラエレーデ、先行するという条件で④トップナイフです。
印象として皐月賞1,2着馬が強いので⑤ー⑫2頭軸流しでも良さそうです。
⑤⑫ー⑩⑪⑬④⑰
ちなみにチョイスしなかった有力馬について。
スキルヴィングは母母父アドマイヤベガという点がマイナス、GⅠ好走する底力を感じないので切りました。
ファントムシーフはハービンジャー産駒の実績の無さ。得意距離である芝2000Мからズレるとパフォーマンスは落ちると思います。
日曜東京12R 目黒記念 芝2500М
近年上り32秒台とかスローのヨーイドン競馬が続いて切れ味タイプがいいレースに見えますがいますが、好走している馬はタフな馬、イメージとして中山2200М2500М、阪神2200М2400М好走タイプです。
今回はそれらが合いそうな馬をチョイスします。
①ゼッフィーロ
阪神芝2400М御堂筋ステークス勝ち馬で前走メトロポリタンS3着。メトロポリタンS組の馬は好走しやすいですが、メトロポリタンS組でも最有力ならこの馬。
中山芝2500М日経賞差のない4着、タフなレースだった阪神芝2200Мエリザベス女王杯で2着好走。中山巧者なこの馬は目黒記念やアルゼンチン共和国杯が合う。
⑩ヒートオンビート
中山や福島などのタフな馬場向きで切れる脚も無く、東京は不向きな馬ですが目黒記念、アルゼンチン共和杯となぜか東京芝2500Мの重賞だけは合います。
⑯サリエラ
切れる脚があり東京向きっぽくてここまでのキャリアでは目黒記念は逆に合わない印象ですが、血統を見ると全姉サラキアが阪神芝2200Мエリザベス女王杯2着、中山芝2500М有馬記念2着と目黒記念好走馬の条件にハマるキャリアなので押さえます。
①④⑩⑯
人気どころのチョイスになりますがハマっている馬たちなので仕方ないです。人気通りには決まらないレースなのですが、今年は堅い決着と読みます。
以上、日曜の重賞予想でした。
昨年は『ドウデュースが絶対勝つ』と信じていたので大興奮だったダービーでしたが、今年はどの馬にも『大丈夫なのかな?』というメンバー。
絶対的人気のソールオリエンスもそんな不安感はありますね。
果たして2冠達成するのか。
それともタスティエーラが勝つのか。
はたまた別の伏兵か?
では競馬の祭典の日曜日を楽しみましょう!