脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

今年ワーストレベルの大外れ~7/28日曜クイーンS&アイビスSDの予想結果~

kakikenです。

 

やれやれ。

愚痴しか出ないですが日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜札幌11R クイーンS 芝1800М

(予想)

クイーンSは最内枠①~③の馬番が絡みやすいレースです。

さらに近年1番人気か2番人気、いずれかは馬券になる。

そうなると①ボンドガールか②ウンブライルはどちらかは馬券になるはず。

と、土曜のレースを見る前は思っていました。

が!

土曜の馬場傾向としては内枠の馬より外枠の馬の方が好走している感じ。

どうも例年傾向と逆っぽいです。

なので安直に例年傾向の内枠重視ではなく、外枠の馬もチョイスしようと思います。

外の馬が来ているといっても外差し馬場ではなく、外目の先行馬が狙い目。

ということで外枠の馬のチョイスは

⑥コンクシェル

⑧ウインピクシス

⑬ドゥアイズ

血統や実績では⑨スタニングローズや⑭モリアーナも買えましたが、57キロという斤量の馬が近年好走していないので切りました。

コンクシェルはクイーンSとリンクしやすい中山重賞実績、中山牝馬ステークスの勝ち馬。先行馬で血統的にも札幌芝が得意のガリレオの血が母父にあるのが強調材料。

ウインピクシスも昨年2着馬、先行脚質で買い。

ドゥアイズは札幌巧者、さらにローテでハマりのヴィクトリアマイル経由の馬。

内枠からは同じくヴィクトリアマイル経由、芝1400か芝1800がハマるファルブラヴが母父にある②ウンブライル、さらには実績(中山フェアリーS勝ち馬)と血統構成(母父ゼンノロブロイは洋芝オンリーや野芝オンリーの馬場が得意、母母父は欧州ゼダーン系で札幌芝が合う)がいい③イフェイオン

この5頭で勝負です。

②③⑥⑧⑬

(結果)

1着⑫コガネノソラ  5番人気  3歳51キロ

2着①ボンドガール  2番人気  3歳51キロ

3着⑦アルジーヌ   7番人気

4着⑬ドゥアイズ   3番人気

5着⑥コンクシェル  6番人気 

7着③イフェイオン  4番人気

10着②ウンブライル  1番人気

14着⑧ウインピクシス 10番人気

 

チョイス馬1頭も馬券にならず。

まず失態として、馬場悪化することを想定していませんでした。

ただ馬場悪化するのがわかっていても2着ボンドガール、3着アルジーヌは買ってないのでどちらにしろ不的中でしょうけど。

外枠がいいというのは土曜日曜で変わりませんでしたが、馬場が渋ってキンカメ系、ステイゴールド系が良馬場以上にハマる条件となりました。

勝ったコガネノソラはステイゴールドゴールドシップ産駒。良馬場でも好勝負出来ていたかも知れませんが、馬場渋ったのはプラスだったと思います。重賞ではゴールドシップ産駒はイマイチなので軽視してしまいましたが、馬場、軽ハンデと好走条件が揃っていたようです。

2着ボンドガールも3歳軽ハンデでした。こちらは軽い馬場向きと考えて、さらには内枠で先行タイプなので軽視。しかしレースでは先行せず差し競馬で2着。結果的に武騎手の好騎乗だったと思います。

3着アルジーヌもキンカメ系ロードカナロア産駒。渋った馬場はプラスでしたが、昇級馬ということで実績に強調材料が無く軽視しました。

逆に欧州血統系は馬場が渋れば良馬場よりパフォーマンスが落ちるのが札幌の芝。

母系が欧州血統5着コンクシェル、7着イフェイオンは馬場が渋ってマイナスでした。

4着ドゥアイズはキンカメ系ルーラーシップ産駒、それなりの競馬はしましたが、1、2着馬とは斤量差だと思います。

ウインピクシスはコガネノソラと同じゴールドシップ産駒なので渋った馬場でさらに期待しましたが逃げて最下位。4コーナーで終わっていましたので暴走だったのかもしれません。

ウンブライルは稍重のマイルカップ好走があるものの基本は良馬場でこその馬、大敗がそれを物語っていました。

 

 

新潟日曜7R アイビスSD 直線1000М

(予想)

露骨な外枠有利なレースですが、昨年は内枠の馬が2頭も馬券に。

最近は騎手の研究もあって内枠の馬でも好走できるようになっています。

枠より適性があるかどうかを重視で予想します。

血統的にはミスタープロスペクター系がある馬を買えばいいです。

とはいっても父、母父、母母父にミスタープロスペクター系がある馬は出走18頭中13頭もいて絞れません。

次にレース傾向でいくと、夏の重賞では毎週のように言っていますが(先週の中京記念では外しましたが)高齢馬、斤量の重い馬はこのアイビスSDでも厳しい。

④ジャスパークローネ、⑫ウイングレイテストはミスタープロスペクター系の血がなく、斤量も重い(ウイングレイテストは7歳高齢でもある)ので買えません。

この2頭はついつい買いたくなる馬なのですけど、切りです。

アイビスSDの近年の狙い目は前走韋駄天S組。

該当馬は

⑤マウンテンムスメ  前走韋駄天S2着 

直千が得意なアドマイヤムーン産駒

⑧マイヨアポア    前走韋駄天S6着

この馬の母エバーローズは直千の鬼

⑩ファイアダンサー  前走韋駄天S3着

昨年は夏負けで1番人気最下位。今年は鞍上戸崎騎手に迎えてしっかり仕上げた

チェイスザドリーム  前走韋駄天S1着

血統構成が父ロードカナロア、母父アドマイヤムーンと直千の鬼でともにミスタープロスペクター系のクロス。普通に勝ち負けする可能性が高い馬だが坂井瑠星騎手に直千のイメージが無い点だけが心配。

これ以外に⑱メディーヴァルも韋駄天S4着で買いたくなりましたが57キロの斤量が気に入らないので切りました。

代わりにチョイスしたいのが⑮モズメイメイ。前走北九州記念16番人気3着でしたが、北九州記念の予想回顧ではこの馬の勝負根性(直線進路を塞ごうとしたサーマルウインドに自らの意志で『どきなさいよ!』と頭突きをかまして進路妨害した)に触れましたが、この馬は先行するよりも馬込みの中で競馬する方が良さそうなので、外ラチの狭い進路での激しい競馬になる直線競馬はこの馬に合いそう。今回人気で妙味無いですが注目の1頭なのでチョイスします。

韋駄天S組の牝馬4頭とモズメイメイの5頭勝負です。

⑤⑧⑩⑬⑮

(結果)

1着⑮モズメイメイ      3番人気

2着⑫ウイングレイテスト   2番人気 7歳59キロ

3着⑰テイエムスパーダ    8番人気   57キロ

9着⑬チェイスザドリーム   1番人気

11着⑤マウンテンムスメ    9番人気

16着⑩ファイアダンサー    4番人気

17着⑧マイヨアポア      6番人気

 

注目のモズメイメイが勝った以外は散々な結果。

重視した韋駄天ステークス組は韋駄天ステークス5着馬デヴィナシオンが4着、同4着馬メディーヴァルが5着。

チョイスした馬たちは大敗。

過去データから韋駄天ステークス組が好走するレースなので5月と夏の馬場が違うとは言え、ここまで惨敗するのは想定外。

チェイスザドリームなどは大幅な体重増も敗因でしょうが、昨年大敗のテイエムスパーダが3着するなど、色んな要素で好走凡走する難しい条件なのだと思います。

なので大敗したチョイス馬たちも、重賞では荷が重い感じもしましたが、敗因どうこう語るレースではないのでやめます。

勝ったモズメイメイは期待通り。

驚きは2着ウイングレイテスト。

7歳、59キロ。

これで好走できたのは他の馬が弱すぎるのもありますが、スプリント適性の高さが相当だといえます。サマーチャンピオン狙いなので恐らく次はセントウルステークスを使うのでしょうけど、スプリンターズステークスでも好勝負可能なので自重してほしいというのが本音です。

 

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

自信ありのレース予想がまさかの惨敗。

年齢や斤量、ハンデに翻弄されまくって裏目の結果が今年は多いですけど、データ的に正しい面もあるので一喜一憂せず予想続けようと思います。

さて今週末はダート重賞のみなので本来予想はお休みですが、新潟レパードステークスは穴が狙えるレースなのでデータを取っていますので、面白い狙える馬がいれば(芝重賞が散々なので気分転換で)エルムステークス含め予想しようと思います。