kakikenです。
今回は先日日曜のG1予想を振り返ります。
日曜中山11R スプリンターズS 芝1200М
(予想)
中山は金曜土曜と予想より雨が振りませんでした。
日曜も微妙に雨が降る予報ですが極端に傾向が変わる雨量は無いと見て、土曜の馬場傾向から予想します。
土曜の中山は予想通り、内伸び先行馬場でした。
例年参考になる土曜10レースの2勝クラスの芝1200М戦は上位は全て内枠の馬。このレース、人気の先行馬①ステイトダイアデムがゲート突進で大外枠から発走させられました。これは馬場を見るのに大変参考になりました。ステイトダイアデムは外から先行3番手で競馬をしましたが直線失速し10着。
これで外枠先行が厳しいとわかりました。
ちなみにこのレースは1着②2着⑥3着⑤。
勝ち馬②ハピネスアゲンは脚質は基本的に差し追い込み。
しかしこのレースでは内の中団で競馬。
実は今日の芝レース、内枠の差し馬にとってこのポジションがハマりの位置取り。この位置なら差し馬でも馬券になります。
スプリンターズSの過去で言えば、22年ウインマーベル、21年シヴァージがこのポジションで馬券になりました。
内枠先行有利の馬場ではありますが、内枠の差し馬でもこのポジションを取れば馬券になれます。
②トウシンマカオ
③ウインマーベル
④エイシンスポッター
⑤ナムラクレア
この5頭のうち、1頭は馬券になるような雰囲気があります。
筆頭候補は②トウシンマカオ。
前回記事の出走馬血統診断でも指摘しましたが、今開催の中山芝1200戦は例年になくサクラバクシンオーの血がハマってます。
ただ他の馬も血統で狙えます。①オオバンブルマイも母母父サクラバクシンオー、レース相性のいいフォーティーナイナー系種牡馬の③ウインマーベル、④エイシンスポッターはエイシンヒカリ産駒ですが、エイシンヒカリは野芝血統で、さらに土曜10レースを勝ったハピネスアゲンかエイシンヒカリ産駒なので、そのなぞりでいくと十分あり得ます。
普通にナムラクレアだろ?と思うかもしれませんが、ナムラクレアにはデータ的にマイナス要素があります。
スプリンターズSは4番人気が馬券になりません。
4番人気になりそうなのがママコチャ、ナムラクレア。
もしかしたらトウシンマカオかもしれませんが。
この5頭は絞れそうで絞れません。
ちなみに他の馬に関してですが、
サクラバクシンオーで言えば母父がサクラバクシンオーの⑫サトノレーヴは普通に馬券にはなりそうです。血統はハマっていて馬場実績もあり、鞍上も心配無し。完璧すぎるところが逆に心配という感じで非の打ち所がないです。
⑦マッドクールも枠は絶好ですし、血統も実績問題なく、不安要素は休み明けで仕上がりがどうか、というくらいです。
出遅れ、不利などアクシデントでも無い限り、この人気2頭は最悪でも一頭は勝ち負けするはずです。
結論としては、
マッドクール、サトノレーヴからの馬券です。
⑦⑫―①②③④⑤
⑦―①②③④⑤
⑫―①②③④⑤
こんな感じで、何らかの馬券は当たるはず?
ママコチャに関してですが、今年の馬場は去年より何となくタフな感じがして、この馬は荒れ馬場タフな馬場は合わない馬と思っているので軽視しました。
外枠なら先行馬ビクターザウィナー、ウイングレイテストあたりは狙えると考えていました。特にビクターザウィナーは7枠⑬番ですが過去香港馬が勝っている馬番なのでいかにもありそうですが今の馬場が外枠の先行馬より内枠の差し馬に向く馬場なので切りました。
(結果)
1着⑬ルガル 9番人気
2着②トウシンマカオ 5番人気
3着⑤ナムラクレア 4番人気
:
5着③ウインマーベル 7番人気
7着⑫サトノレーヴ 1番人気
9着④エイシンスポッター 15番人気
11着①オオバンブルマイ 8番人気
12着⑦マッドクール 2番人気
軽視した外枠の先行馬に勝たれるという結果。
ピューロマジックのハイペースの逃げで、サトノレーヴなど有力馬は暴走に巻き込まれたくない心理から無難な、少し離れた位置取りになりました。
ところがルガルは強気の2番手。正直西村騎手の騎乗ミスと思いましたが、結局直線も沈むことなく1着。
結果的に冷静な判断をした、控えた馬たちの位置取りが後ろ過ぎになってしまいました。
勝利騎手インタビューの感じから騎手は無我夢中に乗っただけ、勝因は馬の強さというか、ドゥラメンテという種牡馬のタフさ、底力の勝利だったと思います。
ルガルに関しては西村騎手は信頼できないし、正直脆い馬だと思っていたので軽視、ドゥラメンテの底力にやられたなという感想です。この馬以外掲示板に載ったのは内枠の馬ですから、ルガルの強さを完全に見誤ってしまいました。
2着トウシンマカオは予想で私が指摘したハマりポジションで競馬をしました。
この位置取りを取れた時点で私はトウシンマカオが勝ち負けすると確信しました。ロスなくインを立ち回り、直線も鋭い伸びで追い詰めましたがクビ差2着と悔しい結果。残念でしたが菅原騎手はわかっている、馬場を読めているなという感じの騎乗でした。
3着ナムラクレアの横山武史騎手はレース後「トウシンマカオのポジションが欲しかった」と悔やんでいました。このコメントが出てくるあたり横山武史騎手はさすがです、馬場読みの鋭い、クレバーな騎手です。
ナムラクレアはトウシンマカオより2頭後ろの外目のポジションとなってしまい、結果的に直線は外を回らされてしまいましたがそれでも3着。もしトウシンマカオのポジションが取れていたら間違い無く1着でした。
ナムラクレアはつくづく運の無い馬と思いますが、こういうところがミッキーアイル産駒とドゥラメンテ産駒の種牡馬としての底力の差を感じてしまいました。
因みにナムラクレアは4番人気で馬券になりました。
人気は結果論、惑わされてはいけないと反省しました。
トウシンマカオのポジションが取れなかったオオバンブルマイ、エイシンスポッターもナムラクレア同様に後ろ過ぎの位置取りで11着と9着。これを見ても同じ位置にいたナムラクレアの強さが際立ちます。
問題は信頼した人気2頭ですね。
人気を背負う分、無難な競馬になった感じが6着サトノレーヴにはしました。もう少し積極的に乗っていればという感じです。
12着マッドクールは4コーナーで手応え無くなってましたから、ハイペースが合わなかったのか、そもそも勝負出来る状態では無かったのか?
まさか2頭とも凡走するとは思いませんでした。
これなら内枠の差し馬が来ると読めていたのでトウシンマカオやナムラクレアから狙うべきだったかもしれませんね。
サトノレーヴ同様、私も無難な予想をして失敗しました。
以上、日曜のG1予想を振り返りました。
完璧に読めている面もあっただけに悔しい結果でした。
さて今週末から開催が変わります。
東京、京都、新潟です。
この中では例年安定した馬場読みのし易い東京中心となります。
京都は昨秋はこれまでと違い明らかに上りが高速化して、予想が大混乱してしまいました。
今年も京都だけでなく東京も含め、この夏の猛暑でおかしな馬場になっている可能性がありますので注意して予想したいと思ってます。
なお今週末は土曜は2歳重賞なので見送ります。日曜の毎日王冠と京都大賞典を予想します。