kakikenです。
わかっていても上手くいかない。
それが競馬ですが、先週末の重賞は悔しい思いをしました。
では先週末の重賞予想を振り返ります。
日曜京都11R エリザベス女王杯 芝2200М
(予想)
京都芝はBコース2週目。
先週は重馬場で内伸び馬場でしたが、今週土曜は良馬場で内伸び先行有利馬場でした。
簡単に前は止まらない馬場です。
時計は10R3勝クラスの芝2000М、12R2勝クラスの芝2400М戦を見る限り、そこそこ時計は出てます。ただ上がり時計はそこまで速くない感じで、G1レベルならスローのヨーイドンというより道中淀み無いタフな流れになりそうです。
土曜の芝レース好走馬を見るとダート実績のある馬、もしくはダート向きな血統構成の馬の方が合う感じでした。
馬場の雰囲気は一昔前、オーバーシードやエアレーションの無い頃の馬場に似てます。
今回はこういう馬場が合う馬ヲチョイスします。
⑦レガレイラ
母母父ダンスインザダークはダンシングキイが母系、さらに母系を辿ればウインドインハーヘアと一昔前隆盛の母系。能力実績が抜けている馬ですが血統も合ってます。先行有利の馬場ですが、それでも勝ち負け出来るはずです。
⑪スタニングローズ
ローズバド、ロゼカラーのバラ一族で一昔前の馬場で隆盛だった母系なので馬場は合っています。タフさの面で少し不安はありますが先行馬ならこの馬かと。
⑭ハーパー
母父ダート血統エーピーインディ系。3歳時はヨーイドンの切れ味勝負タイプと思ってましたが、4歳になってのレースではヨーイドンの上がり勝負レースで大敗していることから、実は切れ味不要のタフな流れの方が向く可能性があります。終わった馬の感もありますが、血統の良さもメンバー上位なのでダメ元で狙ってみます。
⑨キミノナハマリア
母父ヴィクトワールピサが今の馬場でマッチしそう。この馬自身重馬場巧者、切れ味勝負は苦手なのでタフな流れになれば穴馬として面白い存在です。
母父キングカメハメハ母母父フジキセキは芝ダート兼用タイプ。エリザベス女王杯が得意のステイゴールド系産駒なのでその点でも妙味ありです。
結論は
レガレイラ軸で4点流し。
⑦―②⑨⑪⑭
です。
(結果)
1着⑪スタニングローズ 3番人気
2着⑯ラヴェル 12番人気
3着①ホールネス 2番人気
:
5着⑦レガレイラ 1番人気
6着②ライラック 10番人気
7着⑬サリエラ 5番人気
11着⑨キミノナハマリア 11番人気
17着⑭ハーパー 7番人気
内伸び、先行有利は日曜も変わらず。
このレースも結局先行した馬が上位に来ました。
ラヴェルは姉ナミュールの実績から京都下り坂コース適性が高いと評価していましたが、今回は外枠という点で切りました。ラヴェルは道中中団からの競馬で2着確保。この馬の母系の京都適性の高さを改めて感じました。
血統診断では評価の高い馬が好走しただけに完全にチョイスミスの結果でした。
軸にしたレガレイラは5着。最悪な展開でも3着には来ると読んでの軸でしたが、まさかの5着。直線進路を失い、焦ったルメール騎手が珍しく強引な騎乗をし、制裁を食らいました。余力が無いから乱暴な競馬になったと考えますので、今回は追い込み一辺倒が中団で競馬したことの弊害が出たのかなとも思います。どんな展開が向かなくても本当に強い馬なら3着はしますから、レガレイラは展開に左右される程度の馬。アーバンシックが菊花賞を勝ち、評価を少し上げたスワーヴリチャード産駒ですが、今回のレガレイラで産駒のひ弱さ、底力不足を感じました。
先週末アルゼンチン共和国杯の予想回顧の最後にエリ女の注目馬でスタニングローズを挙げました。正直近走の実績ならスタニングローズは5番人気以下、妙味ありと思ってましたが、実際は3番人気でいかに今回低レベルメンバーだったか物語っていました。Cデムーロ騎手が騎乗という点でも人気したのでしょうが、期待通り好走、しかも優勝した点はさすがの騎手の腕ですね。
ホールネスもいくら底を見せてないとは言え、私のホールネスへの評価は血統などからローカル重賞レベルの馬、G1では微妙な馬が2番人気は私の感覚とズレてました。しかし実際3着好走。この馬の評価を見誤ったというより、他の馬のレベルが低すぎたことも好走要因にあると思います。
ただホールネスの好走背景には、今年の京都の馬場が例年以上に特殊でローカル向きの馬(野芝開催向き)が好走しやすい馬場だというのもあると思います。4着だったシンリョクカもホールネスと同じく前走が野芝新潟で結果を出した馬です。
適性はあったが展開が不向きだったのが6着ライラック、7着サリエラでした。差し馬場や外伸び馬場なら特にサリエラは馬券圏内もあったでしょう。
11着キミノナハマリアは人気薄なのでもっと思い切った騎乗を期待しましたが中途半端な中団競馬、馬が弱いだけとも言えますが馬場の話でいくと、好走していた北海道の芝と今の京都ではクッション値が真逆、この馬に京都馬場は硬すぎたのかもしれません。この馬の馬場適性を間違えたかもしれません。
ハーパーは今回も最下位。適性どうこうでは無いメンタルの問題ですね。燃え尽きた感じ、引退させてあげてください。
日曜福島11R 福島記念 芝2000М
(予想)
土曜の福島芝はスピードの足りないパワータイプ、ダート実績馬向きの馬場でした。
ここは安直にパワータイプやダート実績馬を狙います。
⑨ギャラクシーナイト
ダート実績馬が近2走芝レースで結果を出してます。前走オクトーバーステークス2着。福島記念はオクトーバーステークス好走馬が相性いいレース。ハマる条件が1番揃った馬です。
⑤クリノプレミアム
ダート実績のある福島巧者。芝1800向きですが、このレースとリンクしやすい中山金杯好走馬なのでここは面白い存在です。
④フライライクバード
父スクリーンヒーロー母父シンボリクリスエスとロベルト系同時のクロスで相当なパワーを感じる血統構成です。
⑩ウインシュクラン
この馬の母はイクスキューズ。イクスキューズの仔はウインキートス、ウインイクシードなど福島中山巧者ばかり。この馬も4勝中3勝が福島。買うしか無いです。
⑪ダンディズム
脚質が追い込みでハマらない可能性はありますが、福島では昨年の福島記念2着、今年の七夕賞4着と確実に追い込めてますので福島適性は相当ある馬。冬血統マンハッタンカフェの産駒なので血統も合ってます。
この5頭ボックスです。
④⑤⑨⑩⑪
(結果)
1着⑥アラタ 7番人気
2着①フェアエーリング 6番人気
3着⑪ダンディズム 3番人気
4着⑤クリノプレミアム 10番人気
:
10着④フライライクバード 2番人気
13着⑩ウインシュクラン 9番人気
15着⑨ギャラクシーナイト 4番人気
先週末土曜日曜ともに福島は基本先行有利でした。
そこを読んでの予想でもありましたが、差し追い込みマクリが決まる真逆の結果。
1着アラタは福島適性の高い馬でしたが追い込み馬で先行有利と読んで展開から切りました。
2着フェアエーリングはこのレースでハマるステイゴールド系産駒ですが、実績で推し要素が弱く切りましたが、軽ハンデもありますが、やはり血統の良さが好走要因にありました。
3着ダンディズムは福島適性の高さで今回追い込み馬でもチョイスしましたが適性通りの好走でした。
悔しかったのが10番人気4着のクリノプレミアム。先行馬撃沈の展開の中で最後の最後まで先行馬して粘っていました。この馬もステイゴールド系産駒。適性の高さは存分に見せてくれました。
大敗したウインシュクランやギャラクシーナイトは先行して撃沈しましたが、そこまで暴走ハイペースでは無いので見立てより弱すぎなのか、案外過ぎる結果。フライライクバードは初の福島でしたが血統は悪く無いはずですが、結果として適性が無い感じがしました。
土曜東京11R 武蔵野S ダート1600М
(予想)
内外の有利不利や脚質が読めないので大外れもありえますが、あくまで傾向重視で今回は予想します。
フェブラリーSの予想でも使いますが、東京ダート1600Мはダート1400タイプの馬が好走するレースです。
ダート1400で勝ちがある馬か、無くても血統構成が1400М向きの馬を狙うべきです。
ダントツハマり馬は人気馬ですが、
⑩エンペラーワケア
ダート1400根岸S勝ち馬。根岸Sの予想後に『フェブラリーS出走なら勝ち負け』とコメントした馬です。初の1400以外のレースですが、むしろそういう馬こそハマりです。
この馬が馬券軸です。
他では血統で見ると東京のダート1400や1600はストームキャット系が良く、他は馬場状態でパイロやシニスターミニスターなどのエーピーインディ系、キングカメハメハなどキングマンボ系、シンボリクリスエスやブライアンズタイムなどのロベルト系、少しズレたパターンだとフォーティナイナー系がハマります。
④ペリエール
⑫タマモロック
ローテ傾向では3か月以上の休み明け馬が絡みます。
今回のメンバーでは5枠のエルムS組2頭。
⑧サヴァ
東京ダート1600のユニコーンS2着あり、ダート1400で3勝。フォーティナイナー系アイルハヴアナザー産駒も良さそうでこのレースの穴候補です。
⑨ペイシャエス
東京ダート16002勝、ユニコーンS勝ち馬。ダート1400は未経験ですが、ゴールアリュール系エスポワールシチー産駒は1400ベストの血統なのでここは狙えます。
④⑧⑨⑩⑫
この5頭です。
微妙ですが気になる馬があと2頭。
③キタノヴィジョン
ローテ的には南部杯好走経由の馬は馬券に絡みやすい
⑦エルゲージ
芝実績のある馬も好走タイプで、この馬もダート1400と東京ダート1600で勝ち鞍あるので買い要素はあります。
手広く行くなら
⑩エンペラーワケアから流し
⑩―③④⑦⑧⑨⑫
です。
(結果)
1着⑩エンペラーワケア 1番人気
2着⑬カズペトシーン 5番人気
3着④ペリエール 4番人気
4着⑨ペイシャエス 3番人気
:
6着⑦エルゲージ 11番人気
8着⑫タマモロック 2番人気
10着③キタノヴィジョン 10番人気
11着⑧サヴァ 13番人気
パターン通りダート1400Мタイプのチョイス馬たちが好走。
上位1着、3着、4着。
2着カズペトシーンが邪魔でした。ただこの馬は近走ダート1800や1700での好走が目立ちましたが、それ以外は1400、デビュー当時はダート1400で好走してた馬でした。
血統ではキングカメハメハ系産駒のワンツー、ストームキャット系が3着。東京ダートらしい結果でした。
同じヘニーヒューズ産駒でもペリエールは3着でタマモロックは8着と明暗分けたのはあえて言えばタマモロックはダート1400未経験、ペリエールは東京ダート1400で勝っている点ですね。その点でタマモロックは切っても良かったのですが鞍上ムーア騎手が怖くて押さえた感じでした。
相性のいいローテ南部杯好走組のキタノヴィジョンは血統もイマイチでしたが、ダート1400未経験、そもそも長い距離を使って来た馬はダメという結果でした。
逆にエルゲージは11番人気6着は健闘の部類でダート1400実績のある馬でした。
11着サヴァはダート1400実績もあり、レース適性は高い馬でしたが、血統的には王道系じゃない血統の馬がハマる砂質を想定してのチョイスでしたので、今回は血統面でズレてたのでこの大敗は仕方ないです。
このレースはダート1600ですがダート1400だと考える方が良いです。フェブラリーSも同じだと思います。
以上、週末の重賞予想を振り返りました。
皮肉なもので、正直ダート重賞の方が予想精度が高い結果となってしまいました。
ただダート重賞は分かりやすいレースだから取り上げているだけで、意味不明なダート重賞はいくらでもあるので、今後も気が向いたら予想公開していきます。
さて今週末は京都でマイルCSがあります。
エリ女のラヴェル2着の結果からも、その姉のナミュールが現時点で本命です。
ただ今の京都は好走している母系に明確な特徴があるのでそれでいくととんでもない穴馬が浮上してきます。
その馬は何か。
木曜日夕方以降の出走馬血統診断で明らかにしますのでチェック宜しくお願いします!