脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

特殊馬場を象徴する結果〜11/17日曜京都マイルCSの予想結果〜

kakikenです。

 

今回は先週末日曜のG1予想を振り返ります。

日曜京都11R マイルCS 芝1600М

(予想)

日曜の京都は雨予報ですが、影響は小さいようなので土曜の傾向に沿って予想します。

まず馬場傾向ですが、先週の内伸び、先行有利な馬場から土曜は外差し、追い込みも決まっていました。

適性があれば追い込みも決まる、フラットな馬場と言えます。

血統的には相変わらず野芝色が強く、先週同様現役時代G1で活躍した馬がある母系が走ります。土曜メインのアンドロメダSでも祖母がG1馬アドマイヤグルーヴのデシエルトが8番人気1着。相変わらずのハマりを見せています。

追い込みが決まり、母がG1桜花賞キストゥヘヴンの⑯タイムトゥヘヴンは買いです。ただ前走2ケタ着順の馬は馬券圏内になっておらず、好走しても掲示板レベルかなとも。

同じように追い込み馬ならオオバンブルマイも良さそうですが、こちらも前走2ケタ着順で微妙。

データ的には追い込み馬で前走好走、血統でも祖母がダートですがG1好走のゴールドティアラの⑤ジュンブロッサムをチョイスすべきだと思います。

追い込み馬で言えば⑮セリフォスは近2走が馬券圏外で衰えを感じたファンが多いせいか、土曜時点で6番人気と妙味がある状態。昨年は先行して8着と不本意な内容でしたが、今回は人気も無いし外枠でほぼ直線追い込み勝負に徹してくれそうですから、そこに今回ハマる可能性を感じます。

詳細は前回の血統診断で書いたので省略しますが、血統と京都適性で言えば昨年覇者④ナミュール、昨年2着⑬ソウルラッシュ、昨年4着⑰エルトンバローズは今年も買いです。

④⑤⑬⑮⑰

ブレイディヴェーグはマイル適性はありそうですが、今回はガチのマイラーとの一戦、能力に半信半疑なので人気で妙味無いので切りました。チャリンも欧州最強マイラーで勝たれる可能性もありますが京都の下り坂など馬場適性が半信半疑、こちらも妙味考えて切りました。

チョイスから漏れましたが、オオバンブルマイとタイムトゥヘヴンは最後の最後までチョイスを迷った馬ですのでどんな結果になるかは注目したいです。

(結果)

1着⑬ソウルラッシュ  4番人気

2着⑰エルトンバローズ 7番人気

3着⑭ウインマーベル  10番人気

6着⑮セリフォス       6番人気

7着⑯タイムトゥヘヴン 13番人気

10着⑤ジュンブロッサム 5番人気

12着⑥オオバンブルマイ 8番人気

17着④ナミュール    2番人気

 

チョイスした馬の1着、2着。4番人気と7番人気の組み合わせで馬連3000円ワイド830円は安すぎる感じです。恐らくソウルラッシュは単勝4番人気でしたが馬券軸としての信頼度は高かった証拠だと思います。

さらには日曜の京都芝は外枠有利の傾向があり、そのあたりを分かっていれば2着エルトンバローズも買いやすかったと思います。

そして3着ウインマーベルの激走には驚きと共に今の馬場の特殊さが証明される納得感もありました。特殊だからこそ、こういうズレた馬が走りやすいとはわかってもマイル実績の無い馬を買う勇気は無かったです。

上位が外枠に偏る中で僅差の4着だった②ブレイディヴェーグは負けて強しでした。

逆に外枠有利の馬場で6着だった⑮セリフォスはさすがに衰えを感じる結果でした。大穴馬として注目したタイムトゥヘヴンは有利な外枠での7着は健闘ですが、G1ではこの位置が限界だなと感じました。

⑤ジュンブロッサムは内枠どうこうよりG1でのパンチ不足を感じる結果、さらには関西圏での戸崎騎手はやはり期待すべきでは無いと感じました。

オオバンブルマイは柔らかい馬場の北海道の鬼だけに、京都の硬い馬場が合わなかったのかもしれません。

最下位ナミュールはアクシデントによるものなので不運でした。

ウインマーベルを評価出来なかったあたりはまだまだですが、血統や馬場適性などは読めていた面もあるので、悪く無い結果だったと思います。

 

 

以上、日曜のG1予想を振り返りました。

今週末は東京競馬場ジャパンカップがあります。

今年はオーギュストロダンなど一流外国馬が出走予定、迎え撃つ日本馬もG1馬7頭と豪華布陣です。

東京は京都より柔らかい馬場ですが、京都同様タフさが出て、欧州色や野芝色が強い傾向があります。

天皇賞よりジャパンカップが買いと思っていたドウデュースが中心になりそうですが、血統だけなら面白い馬が他にもいますのでそのあたり木曜日夕方以降公開の出走馬血統診断で詳しく述べたいと思います。