脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

ダービーで来なそうな馬を狙う~4/27土曜東京・青葉賞の予想~

kakikenです。

 

早速ですが土曜の重賞予想です。

土曜東京11R 青葉賞 芝2400М

青葉賞はダービートライアルとありますが、全くダービーに直結しません。

なので昨年も同じような予想をしましたが、ダービー向きではない馬を狙います。

カフカ芝が合うタフな馬場向き、タフな血統の馬を選びます。

⑨ヘデントール

ルーラーシップ母父ステイゴールドとタフさ満点です。どうみてもダービー向きではないですがいかにも青葉賞というタイプです。差しが決まりやすいレースなので出遅れ癖のあるこの馬には展開も向くと思います。

他の馬としてこのレースと相性の良いローテとして大寒桜賞、アザレア賞、ゆきやなぎ賞ゆりかもめ賞好走馬がいいです。

⑦シュガークン 大寒桜賞1着

⑩ウインマクシマム ゆりかもめ賞1着

⑮シヨウナンラプンタ ゆきやなぎ賞1着

⑦⑨⑩⑮

この4頭中2頭は馬券になると思います。

他では⑯デュアルウィルダーが父Yoshidaという外国馬のハーツクライ産駒という異色の血統なのでモレイラ騎手含めて押さえます。

⑦⑨⑩⑮⑯

絞るなら⑨ヘデントールから

⑨ー⑦⑩⑮⑯

 

 

以上、土曜の重賞予想でした。

では土曜の競馬を楽しみましょう!

 

第二のディープボンド誕生に期待!~2024天皇賞春・出走馬血統・適性診断~

kakikenです。

 

今回は週末京都競馬場で行われる天皇賞春の出走馬血統診断を行います。

長距離適性のある馬が揃ったので今更長距離適性などは不問、ポイントは今の京都の馬場にあった血統、さらに京都の下り坂をプラスに出来るかどうかでしょう。

血統としてはダントツでステイゴールド系がいいです。

サンデーサイレンス系ではディープインパクト系、ハーツクライマンハッタンカフェも合っています。

ハーツクライつながりで言えばトニービン系も合っています。

逆に京都コースが合わない、勝てないとされていたのがキングカメハメハ系。昨年阪神で無敵だったタイトルホルダーも京都コースでダメでした(競走中止でしたが仮に無事であっても下り坂が合わないので勝てなかったと思います)。

ただ昨年菊花賞キングカメハメハドゥラメンテ産駒ドゥレッツァが勝ってしまいましたので、天皇賞春でどうなるかは違った注目点ではあります(ドゥラメンテは母系にトニービンの血があるので京都でも問題無いのかもしれませんね)。

母系に関してはこれがハマりみたいなのは無いですけど、全体的な好走馬の母系として母父、母母父が少し古めの血統だったり、野芝適性のある母系が合っている印象です。

 

次に京都コース適性、下り坂適性に関してですが、その馬の好走履歴から判断できると思います。

合っているのは大負けは無いけど、なかなか勝ちきれないタイプ。こういう馬は上りの脚がイマイチなので下り坂で加速できるので京都コースはプラスにできます。

逆に合わないのがヨーイドン競馬が合う瞬発力のある馬。イメージとして下り坂で加速できず、坂を下り切ったところからの加速になるので下り坂で加速した馬に後手を取ってしまうので最後届かないパターンになりやすいです。

 

その点をポイントに評価していきます。

既に枠順確定していますので今回も馬番順で評価していきます。

 

①サリエラ  血統B 適性B 

ディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Lomitas(ニジンスキーノーザンダンサー系)

母母父デインヒルノーザンダンサー

ツメの甘い差し馬なので京都下り坂は合いそう。内枠でロスなく競馬が出来れば上位争いはできそう。

 

②ヒンドゥタイムズ 血統C 適性C

ハービンジャーダンチヒノーザンダンサー系)

母父ディープインパクトサンデーサイレンス系)

母母父ヌレイエフ・ノーザンダンサー

京都下り坂は合いそうだが2000Мの鬼ハービンジャー産駒の特徴そのままで、さすがに距離が合わない。

 

③プリュムドール 血統B 適性C

ゴールドシップステイゴールド系)

母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

母母父ニジンスキーノーザンダンサー

ステイゴールド系産駒という点で血統はいいが、ヨーイドン競馬タイプなのでGⅠのペースが合わない。高速馬場も向かず時計の掛かる重馬場でどこまでという評価。

 

④ワープスピード 血統B 適性B

父ドレフォン(ストームキャットノーザンダンサー系)

母父ディープインパクトサンデーサイレンス系)

母母父ブロードブラッシュ(ヒムヤー系)

長距離を走る血統構成ではないのでこの戦績に驚かされる。ドレフォン産駒なのでヨーイドン競馬タイプ、GⅠのペース、高速馬場も合わない。重不良馬場なら好走可能。

 

⑤ブローザホーン 血統B 評価B

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父デュランダルサンデーサイレンス系)

母母父フォーティナイナーミスタープロスペクター

血統構成としては底力に欠けるのでGⅠではどうかという感じ。タイプとしてはヨーイドン競馬向きなので高速馬場だと厳しい印象。

 

⑥ディープボンド 血統B 適性A

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父キングヘイローダンシングブレーヴノーザンダンサー系)

母母父カコイシーズ・ネイティブダンサー系

3年連続2着、鈍い加速力を下り坂で補う下り坂巧者。昨秋のような長距離戦でも上り3Fの速い馬場にならない限り好勝負になる。

 

⑦タスティエーラ 血統B 適性B

サトノクラウンMarjuノーザンダンサー系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父フレンチデピュティ

サトノクラウンが微妙だが母父マンハッタンカフェは京都の長距離は合う。この馬の近走から切れる脚が無いタイプなので下り坂の京都の方が走れそう。

 

⑧ゴールドプリンセス 血統B 適性B

ゴールドアクタースクリーンヒーロー・ロベルト系)

母父キングヘイローダンシングブレーヴノーザンダンサー系)

母母父テンビー(ニジンスキーノーザンダンサー系)

タフさの感じる血統構成なので長距離はこなせるが、重馬場向きなのでGⅠのハイペースや高速馬場だと厳しい印象。

 

⑨シルバーソニック 血統A 適性A

オルフェーヴルステイゴールドサンデーサイレンス系)

母父トニービンゼダーン・グレイソヴリン系)

母母父リファール・ノーザンダンサー

血統だけならメンバー最上位、コース適性も高い。前走はスローのヨーイドンの流れで早仕掛けという合わない競馬での大敗で度外視できる。

 

⑩サヴォーナ 血統B 適性A 

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父スニッツェルダンチヒノーザンダンサー系)

母母父ロードアトウォー(フェアートレイル系)

この馬が第二のディープボンド候補です。持続力タイプなのでスローの上り勝負では切れ負けしてしまうが高速決着などタフな流れのレースが合う馬。切れ味不足を補える京都の長距離戦がベストの舞台。前走阪神大賞典もスローのヨーイドン競馬なのでこの馬には不向きの流れで度外視。ある程度前で直線先頭粘り込みが理想。

 

マテンロウレオ 血統A 適性A

ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ブライアンズタイム(ロベルト系)

母母父ダンチヒノーザンダンサー系)

4,5着が多いツメの甘い馬なので下り坂京都コースは合う。昨年も8番人気5着と適性を見せた。横山典騎手なのでアッと言わせる大逃げで粘り込みもあり得る。

 

⑫ドゥレッツァ 血統B 適性B

ドゥラメンテキングカメハメハ系)

母父モアザンレディ(ヘイロー系)

母母父デインヒルダンチヒノーザンダンサー系)

菊花賞を高速決着で勝利したがキングカメハメハ系がイマイチということから血統構成だけなら天皇賞がいい印象はない。母系が似ているサトノダイヤモンドに近いイメージでサトノダイヤモンド天皇賞を勝てなかったことからも過信は禁物。

 

スカーフェイス 血統A 適性C

ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父クロフネ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

母母父キングマンボ(ミスタープロスペクター系)

ハーツクライ産駒で祖母が天皇賞スズカマンボの母なので血統評価は高いが、この馬のタイプとしては京都より阪神、さらに荒れ馬場、重馬場の差し馬という印象なので馬券圏内はさすがに厳しい。

 

⑭テーオーロイヤル 血統B 適性B

リオンディーズキングカメハメハ系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父クリスエス(ロベルト系)

血統的にはキングカメハメハ系がマイナスだが母父マンハッタンカフェはプラスなので可もなく不可もなしレベル。初の京都コースで適性に関しては未知だが、タイプとしては下り坂はマイナスな印象、ドゥレッツァ同様でこの馬も実績からの過信は禁物。

 

⑮メイショウブレゲ 血統B 適性B

ゴールドシップステイゴールドサンデーサイレンス系)

母父パイロエーピーインディボールドルーラー系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

ゴールドシップ、母母父ダンスインザダーク菊花賞馬の血があるが、血統構成のバランスが悪く、底力に欠け、GⅠのペースは合わない。

 

⑯チャックネイト 血統A 適性A

ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ダイナフォーマー(ロベルト系)

母母父キングマンボ(ミスタープロスペクター系)

デビュー以来5着以下が無い相手なりに走る馬。良馬場では切れ負けするが上りの掛かる重不良馬場などではきっちり結果を残すタイプ。こういう馬こそ、京都の下り坂を味方につけられる馬。勝ち切る爆発力はこのメンバーでは薄いが2,3着なら十分あり得る馬。

 

⑰スマートファントム 血統C 適性B

ハービンジャーダンチヒノーザンダンサー系)

母父ディープインパクトサンデーサイレンス系)

母母父サクラユタカオーテスコボーイ系)

切れる脚の無いスタミナタイプなので長距離、京都コースも合いそうだが、GⅠではパンチ不足の印象。

 

⑱ハピ 血統C 適性C

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父キングカメハメハキングマンボ・ミスタープロスペクター系)

母母父ストームキャットノーザンダンサー

ディープボンドと同じ厩舎なので意図的に出走させたのでは?勘ぐってしまうが、ダートGⅠ3着のある馬なのでタフさ、スタミナはあるので長距離はこなせる。

 

 

 

以上、天皇賞春出走馬血統診断でした。

現時点では血統では⑨シルバーソニック、適性では⑥ディープボンド⑩サヴォーナ

この3頭に期待しています。

次点では⑯チャックネイト、⑪マテンロウレオ、内枠で上手く競馬できそうな①サリエラあたりが気になります。

基本的には人気通りに決まりやすいレースなので人気になりそうな実績馬⑫ドゥレッツァ、⑭テーオーロイヤル、京都コースが合いそうな⑦タスティエーラも好走しても納得は出来ますが、いずれもマイナス要素がある馬たちなので紛れは大いにあるでしょう。

あとは馬場状態での判断になります。

時計が出そうなのか、上り3Fがどれくらいになるか(昨秋のような東京に近い速い上り時計の馬場だといくら適性があってもディープボンド、サヴォーナは苦しい)を見極めて最終判断しようと思います。

 

馬場や血統は読めていても……~4/20・4/21重賞予想結果~

kakikenです。

 

「馬場や血統は読めてましたが」「ハマっている馬でしたがチョイスが届かない」「騎手が思うように乗らなかった」

不的中の言い訳に変化、進歩がないですが、今回も相変わらずなことを書きますのでご了承ください。

では、先週末の重賞予想を振り返っていきます。

土曜福島11R 福島牝馬S 芝1800М

(予想)

このレースには好走パターンがあります。

まずローテ的好走パターンとして『愛知杯~中山牝馬S』経由の馬。

該当馬は

①コスタボニータ  愛知杯3着、中山牝馬5着

⑪タガノパッション 愛知杯2着、中山牝馬6着

どちらかは絡むはずです。今年は馬場が悪くないこと、今週からコース替わりを考えると内先行のコスタボニータが有力。差し脚質のタガノは展開次第ですが、ローテのハマりを重視してのチョイス。

次にキャリア的パターンとして『紫苑ステークス好走馬』『中山芝1800М重賞好走馬』がいいです。

エミュー フラワーC勝ち

⑩キミノナハマリア 紫苑S4着

⑮シンリョクカ 中山牝馬S3着

切れ負けする先行馬のキミノナハマリアは紫苑S4着と好走といえるか微妙ですが、ジリジリ伸びるタイプなので上り3Fが速くなりにくい福島は合うはずです。先週までの馬場傾向から外枠はロスがありそうなのでシンリョクカは切ります。エミューあたりも展開的に向かない感じですけど、基本タフな馬場の福島は合いそうなので妙味でエミューをチョイス。

最後に血統でハマっている穴馬をチョイスします。

⑤トーセンローリエ

この馬の母父メイショウサムソンは18年覇者キンショーユキヒメ、19年覇者デンコウアンジュメイショウサムソン産駒、母母父ステイゴールドは福島巧者の血統、さらに父サトノクラウンは先週福島芝でハマっていて、血統構成から福島適性が高そうなので穴でおススメです。

①⑤⑨⑩⑪

人気馬3頭と穴馬2頭のチョイス。

先行する①⑩どちらかは残ると思っています。

穴で⑤が来てくれれば最高です。

(結果)

1着①コスタボニータ     1番人気  道中4番手

2着⑭フィールシンパシー   8番人気  道中3、2番手

3着⑧ウインピクシス     5番人気  逃げ 

6着⑪タガノパッション    4番人気

8着⑤トーセンローリエ   12番人気

9着⑨エミュー       10番人気

14着⑩キミノナハマリア    6番人気

 

有利な内枠、先行馬場を活かした1番人気コスタボニータが勝利。

ここは予想通りでしたが、それ以外のチョイス馬がイマイチでした。

この日は予想通り露骨な内枠、先行馬場。

ただこのレースに関しては外枠でしたが先行したフィールシンパシーが2着。フィールシンパシーは血統も悪くない、このレースとリンクする中山牝馬Sも4着と好走していた部類なので内枠ならチョイスしていたかもしれませんが、外という理由で切ってしまいました。積極的に騎乗した横山琉人騎手をほめたいです。

3着ウインピクシスは福島巧者で最後までチョイスを悩んだ馬でしたが「1800Mより2000М」という勝手な判断で切ってしまいました。

6着タガノパッションも今回は早仕掛けで勝負をかけていましたけど、先行有利の展開では捲ったところで脚色は先行馬と同じになるのでこの着順が精一杯でしたね。ただ外目の枠、差し脚質と不利な条件の中でも力がある馬だと再認識できました。

穴馬と期待したトーセンローリエは8着。先行してやるべきことはやっての結果、重賞では厳しいかと感じました。

エミューは自分の競馬を貫いて差して9着。

タガノパッション、エミューに関しては「万が一差し馬場だったら」ということでのチョイスでしたので、露骨な先行馬場でのこの結果は仕方ないです。

不満があるのはキミノナハマリアの騎乗で、今回は先行しなかったことですね。スタートは五分だったのに控えて、そのまま見せ場なく終了。追っていい脚が使えないのをわかっていない鮫島騎手。横山琉人騎手とは真逆、消極騎乗を猛省してもらいたいです。

 

日曜京都11R マイラーズC 芝1600М

(予想)

京都は今年6月の阪神開催の代替開催があるので10週連続開催。

一昨年の阪神がそうだったように、ロングラン開催の時は馬場を入念に仕上げてきますが、極端な内枠有利馬場になるパターンが多いです。

(来週の天皇賞も内枠引いたもの勝ちだと思っています!)

案の定土曜の京都は内枠、先行有利。

①トゥードジボン

③セリフォス

この2頭はほぼ残るでしょう。

この2頭に⑭ソウルラッシュを加えた3頭で決まると思っています。

ただ外枠を引いてしまった⑭ソウルラッシュが位置取り的に後手を踏んだ場合紛れる可能性も考慮。

そこで目を付けている穴馬が2頭。

②スパイダーゴールド

マイルに実績はない馬ですが時計の速い東京の芝2000Мあたりで好走していた馬なので今の高速馬場は向くはず。鞍上西村騎手は土曜12Rのマイル戦で先行して勝っていますのでとにかく先行してくれれば、どさくさの粘り込みを期待。

⑥ビーアストニッシド

この馬は京都の下り坂をプラスにできるタイプ。昨年も先行して6着。昨年よりメンバー的に劣るので逃げ、先行できれば昨年以上の粘り込みが期待出来ます。

①③⑭②⑥

紛れで大穴②か⑥が紛れることを期待です。

(結果)

1着⑭ソウルラッシュ     1番人気

2着③セリフォス       2番人気

3着⑨二ホンピロキーフ    6番人気

6着⑥ビーアストニッシド  16番人気

10着①トゥードジボン     5番人気

16着②スパイダーゴールド  14番人気

 

京都は日曜も内枠、逃げ先行有利が顕著だったので、さすがに外の先行馬も積極的に前を取りに行き、激しい競馬になってしまいました。

エエヤンとセッションがガリガリ先行し、最内のトゥードジボン、スパイダーゴールドが応戦。「あ~やばいな」と思いましたが案の定で差し馬が上位を占め、先行馬が下位を占める。期待と真逆の結果となってしまいました。

狙った内の先行馬①トゥードジボン、②スパイダーゴールドは撃沈、それでも内の差し馬が浮上したことから内枠がいい馬場なのは間違いないと思います。

トゥードジボンもスパイダーゴールドもこちらの思う通りの騎乗をしてくれたので納得しています。

勝ったソウルラッシュは完勝。有利と言えない外目の枠でロスのある競馬だったと思いますが2着セリフォスを寄せ付けませんでした。

1,2着は格の違いで、予想通りという感じでした。

ただセリフォスは仕上がり途上もあったかと思いますがソウルラッシュのは完敗。もしかすると京都の下り坂をプラスに出来ない馬なのかもしれません。

3着二ホンピロキーフは母父スウェプトオーヴァーボードという点で(荒れ馬場向き血統なので開幕週の馬場ではマイナスと思い)消しました。

スパイダーゴールドと共に先行馬として期待した穴馬16番人気ビーアストニッシドは今年も6着。外のセッションやエエヤンという何が何でも行きたい馬がいたので6番手の競馬になるのは仕方ない感じですが、馬主にとっては好騎乗、馬券を買っている人間にとっては中途半端な結果なので消化不良ではあります。ただ下り坂適性の高さは証明してくれました。今後も京都コースでは買いの馬だと思います。

 

日曜東京11R フローラS 芝2000М

(予想)

土曜の馬場を見る限り、東京芝はフカフカ過ぎで重い芝。

高級じゅうたんの上を歩くと歩きにくい、あの感覚の芝のイメージ。

実際、重馬場向きの血統の馬が土曜良馬場でも好走していました。

なので重い芝向きの馬をチョイスします。

①バロネッサ

母系がステイゴールドダンチヒ系で重い芝向き。フローラSは最内枠と大外枠が良いレースで、最内枠ゲットで好材料ばかりです。

⑥トロピカルティー

この馬はリアルスティール産駒。リアルスティールの産駒は重い芝、重馬場向きの血統です。そして母系がラストタイクーン系とデインヒル系でいずれも重い芝が合う血統構成です。実際前走不良馬場での好走もありますし、一見東京は合わなさそうですがフカフカで重い芝の今の東京の馬場は狙い目です。

⑭クリスマスパレード

キタサンブラック産駒も基本は重い芝が合う種牡馬、母系も重い馬場向き、実際土曜8Rで半姉ミスヨコハマが6番人気3着と好走していますので、馬場が合う母系なのは間違いないです。

他では⑧アドマイヤベル、⑩マルコタージュ、⑬カニキュルあたりが狙えそうですが、無難に⑧アドマイヤベルをチョイス。

①⑥⑧⑭

人気サイド、つまらない予想になりますがこの4頭がいいと思います。

(結果)

1着⑧アドマイヤベル   2番人気

2着③ラヴァンダ     6番人気

3着⑬カニキュル     4番人気

4着⑭クリスマスパレード 3番人気

5着⑥トロピカルティー  5番人気

7着①バロネッサ     1番人気

 

チョイスした馬は1,4,5、7着で2,3着抜け。

3着⑬カニキュルは候補に挙げつつのチョイス漏れ。先行有利だと思い切ってしまいましたが、結果先行した馬が上位を占める中で唯一差した馬でした。

2着③ラヴァンダは血統は母父ベーカバド母母父コマンダーインチーフで重馬場向きの血統構成でハマっているのですけど、マイナー牧場という点や芝1400、1600Мでの地味な戦績でチョイスには至りませんでした。岩田騎手は内枠を活かした好騎乗でした。工夫のいる馬場ではイマイチですが、工夫の要らないシンプルに先行有利な馬場では積極的な騎乗(福島牝馬Sのコスタボニータもしかり)ができますね。

チョイスした4頭について。

勝ったアドマイヤベルは東京コース狙いのローテからオークス目標だったので出走権獲得の嬉しさから横山騎手はガッツポーズをしたのでしょう。この馬はスワーヴリチャード産駒。私はスワーヴリチャード産駒にGⅠの底力での適性に懐疑的ですが、オークスでのこの馬の結果はスワーヴリチャード産駒の評価を決定づけるので注目です。

4着クリスマスパレードは先行して粘りましたが外が不利ではないレースだけに重賞では足りない印象。5着トロピカルティーもそこそこ走っていますが重賞では足りない印象です。7着バロネッサは案外すぎる結果、直線での伸びなさから切れ味不足を感じました。距離が合ってなかったと思いました(もっと長い方がいいのか、短い方がいいのかどちらかでしょう。血統構成からは芝1400ベストの馬な気がします)。

 

 

以上、先週末の重賞予想を振り返りました。

消化不良な結果でした。ちょっとチョイスが安直すぎた、雑な予想だったと反省もしています。

さて今週末は京都でGⅠ春の天皇賞があります。

マイラーズCの回顧で触れましたが、今年はロングラン開催ということで内枠有利な馬場になるのはほぼ見えてきました。そもそも京都施行の春の天皇賞は内枠でロスなく競馬した馬が好走しやすいレースなので、今年もそんな感じになりそうです。

京都は下り坂コースなのでその適性もポイント。昨年はディープボンドを激推ししましたが今年はディープボンドに続く新たな下り坂適性のある馬が出走予定、その馬が内枠を引けば大勝負しようかと思っています。

その馬に関しては木曜夕方以降公開予定の『出走馬血統(京都下り坂コース適性)診断』でしっかりアピールしますのでチェックよろしくお願いいたします。

 

人気サイド濃厚も穴狙うなら京都~4/21日曜マイラーズC&フローラSの予想~

kakikenです。

 

土曜の福島牝馬S。

内、先行有利の馬場は読めていましたが、先行すると思っていた馬が先行できなかったりとなかなか思うような結果にはなりませんでした。

明日の重賞も馬場や血統は読めているのですけど……。

 

では日曜の重賞予想です。

日曜京都11R マイラーズC 芝1600М

京都は今年6月の阪神開催の代替開催があるので10週連続開催。

一昨年の阪神がそうだったように、ロングラン開催の時は馬場を入念に仕上げてきますが、極端な内枠有利馬場になるパターンが多いです。

(来週の天皇賞も内枠引いたもの勝ちだと思っています!)

案の定土曜の京都は内枠、先行有利。

①トゥードジボン

③セリフォス

この2頭はほぼ残るでしょう。

この2頭に⑭ソウルラッシュを加えた3頭で決まると思っています。

ただ外枠を引いてしまった⑭ソウルラッシュが位置取り的に後手を踏んだ場合紛れる可能性も考慮。

そこで目を付けている穴馬が2頭。

②スパイダーゴールド

マイルに実績はない馬ですが時計の速い東京の芝2000Мあたりで好走していた馬なので今の高速馬場は向くはず。鞍上西村騎手は土曜12Rのマイル戦で先行して勝っていますのでとにかく先行してくれれば、どさくさの粘り込みを期待。

⑥ビーアストニッシド

この馬は京都の下り坂をプラスにできるタイプ。昨年も先行して6着。昨年よりメンバー的に劣るので逃げ、先行できれば昨年以上の粘り込みが期待出来ます。

①③⑭②⑥

紛れで大穴②か⑥が紛れることを期待です。

 

日曜東京11R フローラS 芝2000М

土曜の馬場を見る限り、東京芝はフカフカ過ぎで重い芝。

高級じゅうたんの上を歩くと歩きにくい、あの感覚の芝のイメージ。

実際、重馬場向きの血統の馬が土曜良馬場でも好走していました。

なので重い芝向きの馬をチョイスします。

①バロネッサ

母系がステイゴールドダンチヒ系で重い芝向き。フローラSは最内枠と大外枠が良いレースで、最内枠ゲットで好材料ばかりです。

⑥トロピカルティー

この馬はリアルスティール産駒。リアルスティールの産駒は重い芝、重馬場向きの血統です。そして母系がラストタイクーン系とデインヒル系でいずれも重い芝が合う血統構成です。実際前走不良馬場での好走もありますし、一見東京は合わなさそうですがフカフカで重い芝の今の東京の馬場は狙い目です。

⑭クリスマスパレード

キタサンブラック産駒も基本は重い芝が合う種牡馬、母系も重い馬場向き、実際土曜8Rで半姉ミスヨコハマが6番人気3着と好走していますので、馬場が合う母系なのは間違いないです。

他では⑧アドマイヤベル、⑩マルコタージュ、⑬カニキュルあたりが狙えそうですが、無難に⑧アドマイヤベルをチョイス。

①⑥⑧⑭

人気サイド、つまらない予想になりますがこの4頭がいいと思います。

 

 

 

以上、日曜の重賞予想でした。

では日曜の競馬を楽しみましょう!

 

 

好走パターンに当てはめると人気サイド?~4/20土曜・福島牝馬Sの予想~

kakikenです。

 

土曜の重賞は福島。

ローカルは紛れが多く見送ろうと思いましたが、ハマっていそうな馬がいるので予想してみました。

 

では土曜の重賞予想です。

土曜福島11R 福島牝馬S 芝1800М

このレースには好走パターンがあります。

まずローテ的好走パターンとして『愛知杯~中山牝馬S』経由の馬。

該当馬は

①コスタボニータ  愛知杯3着、中山牝馬5着

⑪タガノパッション 愛知杯2着、中山牝馬6着

どちらかは絡むはずです。今年は馬場が悪くないこと、今週からコース替わりを考えると内先行のコスタボニータが有力。差し脚質のタガノは展開次第ですが、ローテのハマりを重視してのチョイス。

次にキャリア的パターンとして『紫苑ステークス好走馬』『中山芝1800М重賞好走馬』がいいです。

エミュー フラワーC勝ち

⑩キミノナハマリア 紫苑S4着

⑮シンリョクカ 中山牝馬S3着

切れ負けする先行馬のキミノナハマリアは紫苑S4着と好走といえるか微妙ですが、ジリジリ伸びるタイプなので上り3Fが速くなりにくい福島は合うはずです。先週までの馬場傾向から外枠はロスがありそうなのでシンリョクカは切ります。エミューあたりも展開的に向かない感じですけど、基本タフな馬場の福島は合いそうなので妙味でエミューをチョイス。

最後に血統でハマっている穴馬をチョイスします。

⑤トーセンローリエ

この馬の母父メイショウサムソンは18年覇者キンショーユキヒメ、19年覇者デンコウアンジュメイショウサムソン産駒、母母父ステイゴールドは福島巧者の血統、さらに父サトノクラウンは先週福島芝でハマっていて、血統構成から福島適性が高そうなので穴でおススメです。

①⑤⑨⑩⑪

人気馬3頭と穴馬2頭のチョイス。

先行する①⑩どちらかは残ると思っています。

穴で⑤が来てくれれば最高です。

 

 

以上、土曜の重賞予想でした。

では土曜の競馬を楽しみましょう!

案の定、高速決着になってしまいました~4/14日曜中山・皐月賞の予想結果~

kakikenです。

 

前回冒頭でアーリントンCでのモレイラ騎手を称賛しました。

皐月賞はさすがに無理だろ」

そう思いつつずっと気になっていましたが……。

モレイラ騎手、本当すごいです。

 

では日曜の重賞GⅠ予想を振り返ります。

今回は長文になりますが、最後にダービーの展望も書いてますので是非最後まで読んでいただきたいです。

日曜中山11R 皐月賞 芝2000М

(予想)

先週中山は重馬場でも内伸び、先行馬場でした。

その影響が今週どうなるか注目でしたが、土曜を見る限りも先週同様の内伸び、先行馬場でした。

基本は先行有利、内有利で、少なくとも昨年のソールオリエンスが大外ぶん回して勝った馬場とは違います。

各馬の詳細に関しては木曜公開の『皐月賞出走馬血統診断』に書いてますのはここでは省略するとして本題に。

じゃあ内枠先行馬を買えばいいのかと言えばそうとは言えません。

真っ先に目につく②メイショウタバル。怪物クラスの可能性を秘めているものの、気になるのがゴールドシップ産駒という点。今の馬場はステイゴールド種牡馬は良馬場では厳しいです。さらに言えば日曜は馬場が硬化して時計が出る馬場になる可能性もあります。そうなると増々厳しい状況。

先行馬が内には揃いましたが外目の先行馬の圧力で厳しい競馬になる可能性もだったら先行馬で狙うなら外目だと思います。

⑭シンエンペラー

欧州色の濃い血統構成は皐月賞向き。並んだら強い勝負根性がある馬、外から被せに行ける今回はこの馬にはプラスになりそうです。

逆に内枠で狙うのは差し馬です。

サンライズジパング

⑤ミスタージーティー

ホープフルSの3,5着馬。サンライズジパングはタフさのある血統構成、荒れ馬場も高速馬場もこなせます。ミスタージーティーは気温上昇で馬場硬化した時に浮上するキングカメハメハドゥラメンテ産駒です。

冒頭挙げたクレバーさを感じる若手は坂井騎手と菅原明良騎手です。

シンエンペラーの坂井騎手には外目で先行、好位からの競馬で直線粘り込むを期待、サンライズジパングの菅原明良騎手には内でロスなく立ち回って直線馬群を割って差して欲しいです。

気温上昇で馬場が硬化、さらには高速化した時はロベルト系、トニービン系の馬を狙いたいところ。

⑯ダノンデザイル エピファネイア産駒

ビザンチンドリーム

ここではビザンチンドリームをチョイス。父ロベルト系エピファネイア産駒で母父トニービンジャングルポケット。タフさ満点で高速決着に強い血統構成です。日曜高速化の匂いがする馬場なら買いです。

他では近年皐月賞トライアルになっている共同通信杯組。

③エコロヴァルツ

⑧ジャンタルマンタル

ジャスティンミラノ

エコロヴァルツも手広く買うなら押さえてよさそうな馬ですが血統構成のバランスの悪さでマイナス。ジャンタルマンタルも血統構成では微妙ですけど、器用さのある馬なのでロスなく立ち回れそうなのでチョイス、ジャスティンミラノも共同通信杯で見せた鞍上の意のままに動ける器用さがあるので今回もうまく立ち回りそうです。

①⑤⑧⑬⑭⑰

絞って軸⑭から①⑤⑧⑬⑰

馬場硬化、高速馬場ならタテ目①⑤⑧⑬⑰のBOXでいいかも。

ちなみに、

⑩レガレイラ、⑨アーバンシックに関してはどうしても気になるのはスワーヴリチャード産駒の底力の有無。血統は違いますがシルバーステート産駒に近い印象というか、走る馬は多いけどどちらかというと2歳戦のような楽なペースの競馬向き、開催前半の状態のいい芝向きな印象。今回は開催後半でタフな馬場、大負けは無いとしても掲示板の下4,5着レベルの不安があるので今回は切ります。

ここであっさり走ればスワーヴリチャード産駒の今後も期待大ですけど……。

(結果)

1着⑬ジャスティンミラノ  2番人気

2着⑫コスモキュランダ   7番人気

3着⑧ジャンタルマンタル  3番人気

5着⑭シンエンペラー    5番人気

9着①サンライズジパング 10番人気

10着⑤ミスタージーティー  9番人気

13着⑰ビザンチンドリーム  8番人気

 

勝ち時計1分57秒1。

皐月賞レースレコードだけでなく中山芝2000Мのコースレコードの決着となりました。

初夏の陽気で馬場硬化、馬場の高速化は予想できましたが、「まさかここまでの馬場になってしまうのか!」という驚き、そしていかに競馬が天候、気温など気象条件に左右されるものだと、改めて思い知らされました。

私の軸馬シンエンペラーにとって唯一の不安が馬場の高速化でした。

日曜中山8Rの芝2000М野島崎特別の勝ち時計1分58秒2が出た時点で正直「シンエンペラーは厳しいな」と思いました。

欧州色の濃い馬は速い時計には限界があります(なので予想ではシンエンペラーが飛んだタテ目も考慮しました)。

「1分58秒台なら何とかなる」と一縷の望みを抱きレースを見ていましたがメイショウタバルが逃げた最初の1000Мが57秒5のハイラップの時点で絶望。

道中少し後ろだなと思いつつも最後の直線では理想的な位置で迎えたあたり、さすが坂井騎手と思いました。

ただ最後の坂の上あたりで苦しそうになっていました。

これが時計的な限界です。

それでも不向きな高速決着で5着は大健闘、強い馬だと思います。

「あ~あ、この初夏の陽気が無ければ……」

運を味方につけられませんでした。

今後シンエンペラーに向きそうなGⅠをイメージすると、重馬場の大阪杯宝塚記念くらいでしょうか。

ダービーに関しては基本高速馬場なので適性が真逆になります。強い馬なのでそこそこ走れると思いますが良馬場では4,5着レベル。不良馬場くらい馬場悪化しないと勝ち負けは難しいでしょう。

 前回皐月賞での高速決着はアルアインが勝った2017年です。ここで今回2着のアルアイン産駒のコスモキュランダと繋がるんですね。

当時アルアインは母馬が短距離馬ということで軽視されていました。

そう言えば今回も母馬が短距離馬で不安とか言ってた人がいたジャスティンミラノが今回勝ちました。

勝ったジャスティンミラノは予想でも評価したように操縦性が抜群で獲りたい位置を獲れる馬。アルアインの年もでしたが、高速決着の馬場は外差しが決まらない基本先行有利の馬場なのです。戸崎騎手がそれを読めていたかは謎ですが(単に前が止まらない馬場だから先行しただけかもしれませんが)結果好騎乗でした。

2着コスモキュランダはディープインパクト記念が強い勝ち方で中山適性の高さを感じていましたがどうしても血統がアメリカン色の強い母系でしかもマイナーな血統構成なのでGⅠでは買えませんでした。ただ結果は、同じ高速馬場で勝利したアルアインの仔が高速馬場で2着好走。

血のドラマを感じました。

それ以上にモレイラ騎手の凄さを感じました。完璧な騎乗でした。

3着ジャンタルマンタルは今回もしっかり馬券圏内に。欧州色の濃いタフな良馬場ではなく、今回のような高速馬場になったのもプラスだったと思います。

結果的に2,3着はアメリカン色の強い血統構成、母系は皐月よりダービー向き。

適性はともかく血統ではタフな中山でも高速馬場になれば欧州色が消え、アメリカン色が強くなるということ(2017年もそうでした)です。

そうなると高速馬場で良いキングカメハメハ系やロベルト系で狙ったミスタージーティービザンチンドリームは母系欧州色が強いので適性が真逆だったことになり、今回大敗したのも頷けます(そう考えるとシンエンペラーの5着は価値があります)。9着サンライズジパングもスピードよりタフさ、パワー系の馬なのでここまでの高速決着だと厳しかったのだと思います。

2017年と似ているといえば、牝馬が1番人気だったということ。

2017年ファンディーナ1番人気7着で今回レガレイラ1番人気6着。

ちなみに2017年はレガレイラの父スワーヴリチャードが出走し2番人気6着。

レガレイラは父スワーヴリチャードと同じ6着。

共通点が多過ぎる2017年と2024年。

ではダービーはどうなるか。

最後にダービーを軽く展望します。

ジャスティンミラノは勝ち負け濃厚です。うまく行けば2冠達成です。

コスモキュランダは中山適性の高さと馬場適性が向いた感じだったので、父アルアイン同様でダービーではさすがに厳しいと思います。ただダービーは底力が無いマイナー血統馬でも2,3着に紛れ込む要素がありますので、私は買うつもりは無いので皐月賞同様に好走されて泣きを見るかもしれませんけど。

3着ジャンタルマンタルは距離不安を言われていますが、今回の結果からダービーでも好勝負可能だと確信。そもそもダービーはマイラーでも来れるレースなので「マイルカップへ行け」的なことをCSで発言していた著名な血統評論家がいますが、私はそれは違うと断言します。

月組では1,3着馬が有力。他では皐月では底力が無いと軽視したスワーヴリチャード産駒の2頭。皐月はアーバンシックが4着、レガレイラが6着。父スワーヴリチャード自身が皐月6着からダービー2着なので『血のドラマ』からは軽視できません。2頭とも母父ハービンジャー、母母父ダンスインザダークで正直マイナス要素が強い母系なのでダービーを勝てる感じはしませんが2,3着候補としては面白い存在です。

皐月賞組でダービー馬券圏内になりそうなのはジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル、アーバンシック、レガレイラです

 

 

以上、日曜の重賞GⅠ皐月賞を振り返りました。

競馬ゲームと違って良馬場でも気温次第で異質な馬場になるのが本物の競馬、私がよく言う『競馬は生もの』をまざまざと感じた皐月賞でした。残念ながら思うような結果は得られませんでしたが、そこに競馬の難しさと面白さがありますね。

さて今週から東京、京都開催に変わります。

東京は基本的に馬場傾向が例年通りになりやすいので、人気サイド決着が多いですが馬券は的中しやすい競馬場です。

一方京都は阪神競馬場が改修に入るため、今年からロングラン開催になります。なので芝コースは入念に作り上げている可能性が高いので露骨な内枠有利の馬場になる可能性があります。傾向が例年通りではない可能性がありますので、馬券勝負は慎重にすべきだと思います(昨秋から続く上り3Fの高速化、東京化がこの春開催も続いているかも注視が必要です)。

今週末も3つ重賞があります。福島牝馬SとマイラーズCは現状未定ですが、東京のフローラSは予想公開する予定です。

 

 

 

現状内、先行馬場だけど気温上昇で馬場硬化したら…~4/14日曜中山・皐月賞の予想~

kakikenです。

 

予想を断念した土曜のアーリントンC。

勝ったのは内の差し馬で注目したディスぺランツァ。

モレイラ騎手は道中インに閉じ込められる形、直線どうするか注目していましたが、迷わず外へ出しました。外伸び馬場をわかっていると思いました。

逆に外の差し馬で注目したジュンヴァンケットはスタートして引っ掛かり前へ。道中引っ掛かりまくりで競馬にならず。仕方ない結果になりましたが反面騎手の未熟さを感じました。岩田望騎手も西村騎手同様勢いだけ、知的さ、クレバーさは感じません。

ただクレバーさを感じる若手騎手はいます。

皐月賞はこの若手騎手に期待します。

 

では日曜の重賞GⅠ予想です。

日曜中山11R 皐月賞 芝2000М

先週中山は重馬場でも内伸び、先行馬場でした。

その影響が今週どうなるか注目でしたが、土曜を見る限りも先週同様の内伸び、先行馬場でした。

基本は先行有利、内有利で、少なくとも昨年のソールオリエンスが大外ぶん回して勝った馬場とは違います。

各馬の詳細に関しては木曜公開の『皐月賞出走馬血統診断』に書いてますのはここでは省略するとして本題に。

じゃあ内枠先行馬を買えばいいのかと言えばそうとは言えません。

真っ先に目につく②メイショウタバル。怪物クラスの可能性を秘めているものの、気になるのがゴールドシップ産駒という点。今の馬場はステイゴールド種牡馬は良馬場では厳しいです。さらに言えば日曜は馬場が硬化して時計が出る馬場になる可能性もあります。そうなると増々厳しい状況。

先行馬が内には揃いましたが外目の先行馬の圧力で厳しい競馬になる可能性もだったら先行馬で狙うなら外目だと思います。

⑭シンエンペラー

欧州色の濃い血統構成は皐月賞向き。並んだら強い勝負根性がある馬、外から被せに行ける今回はこの馬にはプラスになりそうです。

逆に内枠で狙うのは差し馬です。

サンライズジパング

⑤ミスタージーティー

ホープフルSの3,5着馬。サンライズジパングはタフさのある血統構成、荒れ馬場も高速馬場もこなせます。ミスタージーティーは気温上昇で馬場硬化した時に浮上するキングカメハメハドゥラメンテ産駒です。

冒頭挙げたクレバーさを感じる若手は坂井騎手と菅原明良騎手です。

シンエンペラーの坂井騎手には外目で先行、好位からの競馬で直線粘り込むを期待、サンライズジパングの菅原明良騎手には内でロスなく立ち回って直線馬群を割って差して欲しいです。

気温上昇で馬場が硬化、さらには高速化した時はロベルト系、トニービン系の馬を狙いたいところ。

⑯ダノンデザイル エピファネイア産駒

ビザンチンドリーム

ここではビザンチンドリームをチョイス。父ロベルト系エピファネイア産駒で母父トニービンジャングルポケット。タフさ満点で高速決着に強い血統構成です。日曜高速化の匂いがする馬場なら買いです。

他では近年皐月賞トライアルになっている共同通信杯組。

③エコロヴァルツ

⑧ジャンタルマンタル

ジャスティンミラノ

エコロヴァルツも手広く買うなら押さえてよさそうな馬ですが血統構成のバランスの悪さでマイナス。ジャンタルマンタルも血統構成では微妙ですけど、器用さのある馬なのでロスなく立ち回れそうなのでチョイス、ジャスティンミラノも共同通信杯で見せた鞍上の意のままに動ける器用さがあるので今回もうまく立ち回りそうです。

①⑤⑧⑬⑭⑰

絞って軸⑭から①⑤⑧⑬⑰

馬場硬化、高速馬場ならタテ目①⑤⑧⑬⑰のBOXでいいかも。

ちなみに、

⑩レガレイラ、⑨アーバンシックに関してはどうしても気になるのはスワーヴリチャード産駒の底力の有無。血統は違いますがシルバーステート産駒に近い印象というか、走る馬は多いけどどちらかというと2歳戦のような楽なペースの競馬向き、開催前半の状態のいい芝向きな印象。今回は開催後半でタフな馬場、大負けは無いとしても掲示板の下4,5着レベルの不安があるので今回は切ります。

ここであっさり走ればスワーヴリチャード産駒の今後も期待大ですけど……。

 

 

以上、日曜の重賞、GⅠ予想でした。

では日曜の競馬を楽しみましょう!