脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

土曜の予想は見送ります(軽く展望あり)

kakikenです。

 

土曜の重賞アーリントンCは低レベル?重賞ぽいので予想は見送ります。

一応軽く注目馬はあげておきます。

土曜阪神11R アーリントンC 

先週の傾向なら外枠が有利。

さらに差しが決まる馬場が続くなら

⑬ジュンヴァンケット

キズナ産駒で母系が荒れて野芝色の強い馬場なので野芝血統キングヘイローもいい。

⑮オフトレイル

⑯タガノデュード

オフトレイルは血統構成が今の馬場に合っています。タガノはイマイチ血統ですが、このレースは朝日杯最先着馬がいいので、それだけで注目です。

もし内枠が来れる馬場なら

③ディスぺランツァ

差し馬場で良さそう

①ポットテオ

野芝血統のジャングルポケット産駒なので今の馬場は合いそう。

 

こんな感じです。

今日は日曜の皐月賞に向けて馬場読みしっかりしたいと思います。

では土曜の競馬を楽しみましょう!

日本で1番欧州血統がハマるGⅠ~2024年皐月賞・出走馬血統診断~

kakikenです。

 

今回は週末中山競馬場で行われる皐月賞の出走馬血統診断を行います。

昨年はGⅠらしくないイマイチな血統構成の馬ばかりでしたが(実際今の4歳は弱いと言われてますが、やはり強い馬の血統構成はあると思います)、今年は昨年と逆に骨っぽい、GⅠでも勝負になりそうな血統構成の馬が揃いました。

血統としてはサムネでも書いた通り、日本では欧州血統がハマる唯一と言っていいGⅠだと思います。

サドラーズウェルズ、ミルリーフ、ネヴァーベンド、ブラッシンググルームなど。

昨年も母系が欧州色が濃いソールオリエンスが勝ちました。

馬場が渋れば渋るほど欧州色が強くなる馬場。

重馬場の方が予想は簡単ですけど、ただ今年は現時点で週末は初夏の陽気で、逆に馬場が硬化しそう。

そうなるとロベルト系、キングマンボ系がいいと思います。

欧州血統、ロベルト系、キングマンボ系。

これらの高評価の基準として診断していきます。

すでに枠が確定していますので馬番順で診断していきます。

 

サンライズジパング 評価B

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Zoffany(デインヒルダンチヒ系)

母母父リヴァーマンネヴァーベンド

タフなキズナ産駒で母系も持続力がある。高速系のタフさより荒れ、重馬場のタフさなので時計、上りは掛かる方がいい。

 

②メイショウタバル 評価B

ゴールドシップステイゴールドサンデーサイレンス系)

母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

ステイゴールド系産駒は重馬場で浮上するが、良馬場では厳しい。重馬場なら間違いなく好勝負できる印象。ただ毎日杯が重馬場ながら良馬場レベルの好時計勝ちで、GⅠ級の強さを秘めているので侮れない。

 

③エコロヴァルツ 評価B

ブラックタイドサンデーサイレンス系)

母父キングカメハメハキングマンボ系)

母母父エーピーインディボールドルーラー系)

パワー系で荒れ馬場、重馬場向きの血統構成。血統構成のバランスはイマイチでGⅠでのスピード感は無い。時計の掛かる馬場なら面白いが高速馬場だと厳しい。

 

シリウスコルト 評価C

マクフィシーキングザゴールドミスタープロスペクター系)

母父ゼンノロブロイサンデーサイレンス系)

母母父インリアリティ

荒れ馬場、野芝向きの血統構成だがタフさ、底力に欠けるのでGⅠでは厳しい。

 

⑤ミスタージーティー 評価A

ドゥラメンテキングカメハメハミスタープロスペクター系)

母父サドラーズウェルズノーザンダンサー系)

母母父リヴァーマンネヴァーベンド

ドゥラメンテ産駒で母系が欧州色濃厚、タイトルホルダーに近い血統構成で高評価。ただ母系が少し古い感じなので、そういう馬はGⅠでは甘さ、脆さが出るリスクがあるので過信できない。

 

アレグロブリランテ 評価C

ディープブリランテディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

母母父リアルシャダイ(ロベルト系)

母系は悪くないがディープブリランテ産駒なのでGⅠでは厳しい。

 

⑦ルカランフィースト 評価C

イスラボニータフジキセキサンデーサイレンス系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父シーキングザゴールドミスタープロスペクター

イスラボニータ皐月賞馬なので適性はあるし、荒れ馬場も合いそうだが、底力に欠ける血統構成でGⅠでは厳しいだろう。

 

⑧ジャンタルマンタル 評価B

父Palece Malice(スマートストライクミスタープロスペクター系)

母父Wilburn(エーピーインディボールドルーラー系)

母母父ストームキャットノーザンダンサー

適性と真逆のアメリカン色の濃い血統構成。血統評価だけだと微妙だが、父パレスマリスがサンデーサイレンス級大物種牡馬の可能性があるので軽視できない。

 

⑨アーバンシック 評価B

父スワーヴリチャード(ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ハービンジャーダンチヒノーザンダンサー系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

3歳GⅠでのスワーヴリチャード産駒の底力に関して疑問符がつくが、母系は芝2000Мの鬼でこのレースとの相性も悪くないハービンジャー、タフなダンスインザダークがその辺りをどれだけ補えるかだろう。ポテンシャルは相当高いのでこの馬(同枠レガレイラもだが)が走らなければスワーヴリチャード産駒は底力不足の評価となる。

 

⑩レガレイラ 評価B

父スワーヴリチャード(ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ハービンジャーダンチヒノーザンダンサー系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

血統的にはアーバンシックと全く同じ評価になる。実績も能力も高いのは認めるがスワーヴリチャード産駒のクラシックでの底力に不安がある。

 

⑪ホウオウプロサンゲ 評価A

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Momsun(ブランフォード系)

母母父ダンチヒノーザンダンサー

2019年皐月賞2着ヴェロックスの半弟。タフなキズナ産駒で母父がドイツ系Momsunなのでコース適性、レース適性は高いので好勝負可能な馬。

 

⑫コスモキュランダ 評価B

アルアインディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Southen Image(サザンヘイロー・ヘイロー系)

母母父サーゲイロード

皐月賞アルアイン産駒だが母系含めて底力に欠ける血統構成。GⅠではさすがに厳しい印象。

 

ジャスティンミラノ 評価A

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Exceed And Excelデインヒルダンチヒノーザンダンサー系)

母母父ノーザンダンサー

レース適性として強調する血統は無いが母は欧州アイルランド産馬、さらにGⅠでいいバランス、底力を感じる血統構成なので評価できる。

 

⑭シンエンペラー 評価A

父Siyouni(ヌレイエフ・ノーザンダンサー系)

母父Galileoサドラーズウェルズノーザンダンサー系)

母母父ニジンスキーノーザンダンサー

凱旋門賞馬ソットサスの全弟でバリバリの欧州血統。こういう血統の馬は日本の芝はダメな馬が多い中で、この戦績は相当なポテンシャルの証し。ここ2戦勝ち切れない結果だがそういう馬ほど好走するレースであり『日本でGⅠ馬になるならここしかない!』くらいベストの舞台。普通に走れば勝ち負けだが高速馬場になった場合は大負けがあり得る。

 

サンライズアース 評価C

レイデオロキングカメハメハミスタープロスペクター系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父ヌレイエフ・ノーザンダンサー

相性のいいキングカメハメハ系だがレイデオロ産駒は正直走らない種牡馬、産駒全体の印象からもGⅠで好走するような底力は無いだろう。

 

⑯ダノンデザイル 評価B

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父Congrats(エーピーインディボールドルーラー系)

母母父ストームキャットノーザンダンサー

底力のあるエピファネイア産駒、血統バランスも良く、良馬場も重馬場もこなせるタイプだが高速馬場の方が合いそう。

 

ビザンチンドリーム 評価B

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父ジャングルポケットトニービンゼダーン系)

母母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

バランスは欠けるがエピファネイア産駒でGⅠが合う爆発力を秘めた血統構成。母父ジャングルポケットトニービン系なので高速馬場になった方が期待値は高い。

 

⑱ウォーターリヒト 評価C

父ドレフォン(ストームキャットノーザンダンサー系)

母父ヴィクトワールピサネオユニヴァースサンデーサイレンス系)

母母父サクラバクシンオーテスコボーイ系)

GⅠで来る血統構成ではない。ドレフォン産駒なので重馬場で時計も上りも掛かる馬場になれば、そこそこ走れる可能性はある。

 

以上、皐月賞出走馬血統診断でした。

現時点では⑭シンエンペラーがダントツでいいです。先週の馬場を見る限り先行有利な馬場なので、今週も先行馬場で1分57秒台のような高速馬場にならない限りは勝ち負けできると思っています。

血統だけなら⑤ミスタージーティー、⑪ホウオウプロサンゲはいいと思います。

ジャスティンミラノはGⅠでいいタイプのバランスの馬、皐月賞と相性の良い共同通信杯勝ち馬なので期待できます。

能力的には⑧ジャンタルマンタル、5枠2頭が能力的には高いと思っていますが血統的には半信半疑な馬たちです。ただ(オカルト馬券になりますが)5枠2頭は祖母ランズエッジが共通の近親馬、こういう馬の同居する枠は馬券になる確率が高いので注目です。

あとはロベルト系エピファネイア産駒の8枠⑯ダノンデザイル、⑰ビザンチンドリームは高速馬場になれば面白い存在です。

穴というか大物の可能性があるのが②メイショウタバル。シーズンリッチの失敗例があるものの、毎日杯好時計で勝った馬は高確率でGⅠで好走するというデータがあるので内枠、先行有利な馬場なら買うべき馬だと思います。

 

皐月賞の週の中山の馬場はわかりやすく、土曜の馬場傾向がそのまま皐月賞に反映される傾向にあります。

内枠有利か外枠有利か、先行有利か差し有利か。

あと時計が出るのか出ないのか、上りが速いのか掛かるのか。

それらをしっかり読んで最終結論を出したいと思います。

 

何だかんだありましたが3重賞、全的中!~桜花賞、阪神牝馬S、ニュージーランドTの予想結果~

kakikenです。

 

今回は先週末行われた土日3つの重賞予想を振り返ります。

土曜阪神11R 阪神牝馬S 芝1600М

(予想)

近3年は極端な内枠有利馬場での施行。

では今年もそうかと言えば、先週は真逆の外枠の馬の好走が目立っていました。

日曜の桜花賞は外枠に注目すべきだと思いますが、このレースは11頭立て。

枠は気にせず、他の傾向を重視していきます。

過去の好走馬を見ていくと血統構成などは芝1400М向きの馬の好走が目につきます。

⑨ウンブライル

この馬の母父はファルヴラブ。ファルヴラブは『ザ芝1400』の馬。ウンブライル自身もマイル実績があり芝1400М実績もある馬。前走は休み明けで大幅体重増、さらにレースでも不利があり度外視。条件も合う今回は勝負になります。

他に芝1400Мタイプで言えば、

③テンハッピーローズ

サブライムアンセム

サブライムアンセムは昨年2着、祖母ハッピーパスで近親が日曜の桜花賞人気の一角チェルヴィニアなのでチェルヴィニアの適性を見る指標にもなります。

この2頭が穴候補です。他では人気サイドの

①マスクトディーヴァ

⑥モリアーナ

⑦ドゥアイズ

合計6頭が候補です。

①マスクトディーヴァと⑨ウンブライル2頭に信頼を置いています。

①⑨ー③④⑥⑦

①ー③④⑥⑦⑨ ⑨ー③④⑥⑦

(結果)

1着①マスクトディーヴァ  1番人気

2着⑨ウンブライル     4番人気

3着⑥モリアーナ      3番人気

5着⑦ドゥアイズ      2番人気

6着③テンハッピーローズ  9番人気

9着④サブライムアンセム 10番人気

 

ほぼ予想通りでした。

人気サイドでしたが自信の2頭①と⑨でのワンツー。

配当馬連870円は美味しいくらいに思えました。

3着もモリアーナが何とか食い込んで結果は会心の的中でした。

モリアーナと僅差4着7番人気シングザットソングもフィリーズレビュー勝ちで芝1400М実績がある馬でしたから、ウンブライルの好走もそうですが芝1400Мタイプを狙うレースというのは間違いないですね。

テンハッピーローズも6着と人気より上位に来てますし、サブライムアンセムは今回は逃げてしまいましたが今の阪神が差し馬場なのでこの大敗は仕方ないです。

マスクトディーヴァ本命にして手堅く的中するよりも、芝1400Мタイプというポイントからウンブライルをフォーカスしての的中なので良い予想だったと思います。

 

土曜中山 ニュージーランドT 芝1600М

(予想)

2020年の外差し決着を例外とするなら基本は内枠、先行レース。

このレースもタイプとしては芝1400Мタイプ。

東京1400М好走実績のある馬や前走中京芝1400МファルコンS組が好走しやすいレースではあります。

毎年安直に前走ファルコンS組を狙っていますが今年はファルコンS8着⑥エンヤラヴフェイスあたりかなと思いつつ、どの馬も足りない雰囲気なので切ります。

今年は人気馬が1400タイプであり、1400実績がある馬なので信用できると思います。

③ボンドガール

印象として非力さを感じる馬のですが、血統構成がハマっています。中でもこの時期の中山3歳芝で狙えるダート血統エーピーインディ系が母母父にあるので、素質、実績含めて押さえるべき一頭だと思います。

⑦エコロブルーム

ボンドガールと同じダイワメジャー産駒、芝1400М実績はないですがタイプは芝1400Мがベスト。実績があり適性も高そうなので当然買いです。

⑤ルージュスエルテ

血統構成としては芝1400Мという感じは余り無いですが、実績として新潟1400Мと東京1400Мで圧勝している点からは無視できません。

頭目

キャプテンシー

血統的には芝1400Мタイプではないですし、逆に買いにくい馬ですけど、1月の中山マイル・ジュニアカップ圧勝したレースレベルが高く、さらには先週のダービー卿CTでは1月中山マイル好走のパラレルヴィジョンが勝ちましたので1月好走馬に適性のある馬場だと言えますのでここでも好勝負できると見ています。

③⑤⑦⑪穴⑥

基本は人気の4頭BOXです。

絞るなら⑪キャプテンシーから、

⑪ー③⑤⑦です。

(結果)

1着⑦エコロブルーム    3番人気   道中3,4番手

2着③ボンドガール     1番人気   道中4,5番手

3着④ユキノロイヤル    9番人気   逃げ

9着⑥エンヤラヴフェイス  8番人気   道中12~9番手

11着⑤ルージュスエルテ   3番人気   道中7~12番手 

16着⑪キャプテンシー    2番人気   2番手

 

結果的に内枠、先行有利という例年通りの結果。

そしてチョイスした中では1400Мタイプと評価した2頭のワンツー。

そして芝1400Мタイプではないが実績などでチョイスした馬は凡走でした。

明暗クッキリのレースとなりました。

3着に逃げたユキノロイヤルが残ったこと、4、5着が1枠2頭という結果からも先行、内枠馬場のレースだったとわかります。

ただキャプテンシーの最下位負けでモヤモヤ後味の悪い感じになってます。

スタートした後から引っ掛かり気味に先行したので、暴走して垂れた可能性がありますのでこの馬に関しては敗因が外が不利というより気性のような気がします。

差し競馬だったエンヤラヴフェイス、ルージュスエルテは凡走。

エンヤラヴフェイスは能力不足もあり、中山適性もイマイチでした。

ルージュスエルテは中山適性はあるとおもいますが今の馬場、さらには重馬場も合わなかったと見ています。

 

日曜阪神11R 桜花賞 芝1600М

(予想)

土曜の阪神芝は枠の有利不利は明確にはならなかったものの、外伸び馬場、例年より差しが決まる馬場なのは間違いないと思います。

なので桜花賞も差しが決まると思います。

血統的には少し野芝色、タフさを感じる馬場になっています。

詳しくは木曜公開した『桜花賞出走馬血統診断』に書きましたが、血統、データなどからクリアしている馬としては、

②クイーンズウォーク

アスコリピチェーノ

⑱チェルヴィニア

無難ですが、すんなり買いなのはこの3頭だけです。

木曜の記事で強調しましたが、出目データで6枠が馬券に絡んでいないことから⑪ライトバック⑫ステレンボッシュの取捨は悩みました。

正直血統では買えます。

2頭とも乗れる騎手なので最悪な枠でもあっさり馬券にする可能性もあります。

なので押さえ程度には買うべきという結論になりました。

他では⑧コラソンビートは実績的に狙える馬ですけど、血統的には微妙。父、母父、母母父が全てヘイロー系というバランスの悪さ、ここまでバランスが悪いとGⅠでは脆さを見せやすく、前日オッズで3番人気なら買う妙味もなく、切ります。

逆に野芝色の強い馬場になっているので③イフェイオンあたりは母父野芝血統ゼンノロブロイ、母母父欧州色ゼダーン系なので、西村騎手なのでマイナス面が大きいですけどヒモ穴なら入れていいかなと思います。

②③⑨⑪⑫⑱

広く考えてこの6頭。

マイナス要素がある③⑪⑫はあくまでも押さえ。

大本線は②⑨⑱です。

(結果)

1着6枠⑫ステレンボッシュ     2番人気

2着5枠アスコリピチェーノ    1番人気

3着6枠⑪ライトバック       7番人気

8着②クイーンズウォーク  3番人気

11着③イフェイオン     8番人気

13着⑱チェルヴィニア    4番人気

 

予想で指摘した通りの差し馬場、差し決着となりました。

結局は木曜公開の『出走馬血統診断』でチョイスした馬の1~3着。

しっかり読めていました!

内有利とか、間違ったこと言ってる予想家さんもいて呆れましたけど、私も過去データの『6枠来ない』に引っ張られて、本当だったら会心の的中が、押さえの的中というショボい結果、みっともない醜態をさらけ出してしまいました。

6枠は近7年来ていませんが、2016年に2着しているので、そこまで死に枠ではない、たまたま最近来ていない、という程度なのに……愚かです。

6枠2頭とも馬券になったあたり、露骨なしっぺ返しにあった気分です。

6枠2頭とも高評価の馬だったんですけどね。

後味の悪い結果となりました。

馬券になった3頭の中ではライトバックの3着が特筆。

ライトバックはほぼ最後方の位置取りでの好走。ライトバックの好走歴からここまで後ろは無かったので正直「無理かな?」と思ったのですけど、坂井騎手はきっと「差し馬場なので大丈夫」くらいに乗っていたように思えます。

クイーンズウォークは内枠で苦しい競馬になって直線も内枠を通るしかない感じになり伸びあぐねて8着。

クイーンズウォーク陣営はオークス狙いを公言していますが、不利な内枠だとしてGⅠ級ならもっと際どい走りが出来たような気がして、オークスでも陣営の思い通りにはいかないと、私は予想します。

逆に勝ったステレンボッシュは母系もタフさがあるのでむしろオークス向きなので二冠馬誕生があり得るとみます。

2着アスコリピチェーノはオークスは無理なので次走は大人しくNHKマイルに行くべきです。そこから安田記念に行って春GⅠを盛り上げて欲しいです。

11着イフェイオンは内枠もあり、能力的にもこんなものかもしれません。ただ西村騎手は内の川田騎手を見ながら競馬していた感じで、その時点でそもそも間違ってますね。高松宮記念のルガルでも馬場読みの甘さを指摘しましたが、今回も馬場は読めていない感じでした。

13着チェルヴィニアは大外枠はむしろプラスだったので枠を言い訳にはできません。休み明けを含めても負けすぎな気がします。これが安定さを欠くハービンジャー産駒のマイナス特徴でもあります。母チェッキーノなのでオークスでこそ、と思う人もいるようですけど、パターン的にこういう負けから巻き返した例はほぼ無いので、クイーンズウォーク同様に期待感は薄いです。

後味の悪い的中でしたが、各馬の評価はしっかりできていたとは思います。

5番人気15着のコラソンビートもGⅠでの底力不足をしっかり指摘していますし、血統構成などの診断の精度は良好だと思います。

 

 

以上、土日重賞の予想を振り返りました。

何だかんだで3つとも的中できましたので流れは悪くないです。

さて、今週末は中山で皐月賞が行われます。

昨年は血統含めてイマイチなメンツでしたが、今年は骨っぽいメンツが揃っています。

ハイレベルの大混戦だと思います。

皐月賞も近年内有利、外有利、先行有利、差し追い込み有利がはっきりしていますので馬場読みさえしっかりできれば、来る血統はある程度見えていますので的中に近づけるとは思います。

今週も木曜夕方以降に『皐月賞出走馬血統診断』を公開予定です。桜花賞は高評価した5頭で1~3着していますので、皐月賞でも注目してください!

無難な3頭で決まり?~4/7日曜阪神GⅠ・桜花賞の予想~

kakikenです。

 

例によって土曜の重賞予想の結果は後日まとめて行います。

では日曜の重賞の予想です。

日曜阪神11R 桜花賞 芝1600М

土曜の阪神芝は枠の有利不利は明確にはならなかったものの、外伸び馬場、例年より差しが決まる馬場なのは間違いないと思います。

なので桜花賞も差しが決まると思います。

血統的には少し野芝色、タフさを感じる馬場になっています。

詳しくは木曜公開した『桜花賞出走馬血統診断』に書きましたが、血統、データなどからクリアしている馬としては、

②クイーンズウォーク

アスコリピチェーノ

⑱チェルヴィニア

無難ですが、すんなり買いなのはこの3頭だけです。

木曜の記事で強調しましたが、出目データで6枠が馬券に絡んでいないことから⑪ライトバック⑫ステレンボッシュの取捨は悩みました。

正直血統では買えます。

2頭とも乗れる騎手なので最悪な枠でもあっさり馬券にする可能性もあります。

なので押さえ程度には買うべきという結論になりました。

他では⑧コラソンビートは実績的に狙える馬ですけど、血統的には微妙。父、母父、母母父が全てヘイロー系というバランスの悪さ、ここまでバランスが悪いとGⅠでは脆さを見せやすく、前日オッズで3番人気なら買う妙味もなく、切ります。

逆に野芝色の強い馬場になっているので③イフェイオンあたりは母父野芝血統ゼンノロブロイ、母母父欧州色ゼダーン系なので、西村騎手なのでマイナス面が大きいですけどヒモ穴なら入れていいかなと思います。

②③⑨⑪⑫⑱

広く考えてこの6頭。

マイナス要素がある③⑪⑫はあくまでも押さえ。

大本線は②⑨⑱です。

 

 

 

以上、日曜のGⅠ桜花賞の予想でした。

今年の3歳重賞は例年以上に人気馬に脆さを感じますので明日も半信半疑ですが、クラシックのGⅠですから人気馬には人気通りの結果を期待したいです。

では日曜の競馬を楽しみましょう!

 

 

 

 

芝1400Мタイプを狙うレース~4/6土曜阪神牝馬S&ニュージーランドTの予想~

kakikenです。

 

早速ですが土曜の重賞予想です。

土曜阪神11R 阪神牝馬S 芝1600М

近3年は極端な内枠有利馬場での施行。

では今年もそうかと言えば、先週は真逆の外枠の馬の好走が目立っていました。

日曜の桜花賞は外枠に注目すべきだと思いますが、このレースは11頭立て。

枠は気にせず、他の傾向を重視していきます。

過去の好走馬を見ていくと血統構成などは芝1400М向きの馬の好走が目につきます。

⑨ウンブライル

この馬の母父はファルヴラブ。ファルヴラブは『ザ芝1400』の馬。ウンブライル自身もマイル実績があり芝1400М実績もある馬。前走は休み明けで大幅体重増、さらにレースでも不利があり度外視。条件も合う今回は勝負になります。

他に芝1400Мタイプで言えば、

③テンハッピーローズ

サブライムアンセム

サブライムアンセムは昨年2着、祖母ハッピーパスで近親が日曜の桜花賞人気の一角チェルヴィニアなのでチェルヴィニアの適性を見る指標にもなります。

この2頭が穴候補です。他では人気サイドの

①マスクトディーヴァ

⑥モリアーナ

⑦ドゥアイズ

合計6頭が候補です。

①マスクトディーヴァと⑨ウンブライル2頭に信頼を置いています。

①⑨ー③④⑥⑦

①ー③④⑥⑦⑨ ⑨ー③④⑥⑦

 

 

土曜中山 ニュージーランドT 芝1600М

2020年の外差し決着を例外とするなら基本は内枠、先行レース。

このレースもタイプとしては芝1400Мタイプ。

東京1400М好走実績のある馬や前走中京芝1400МファルコンS組が好走しやすいレースではあります。

毎年安直に前走ファルコンS組を狙っていますが今年はファルコンS8着⑥エンヤラヴフェイスあたりかなと思いつつ、どの馬も足りない雰囲気なので切ります。

今年は人気馬が1400タイプであり、1400実績がある馬なので信用できると思います。

③ボンドガール

印象として非力さを感じる馬のですが、血統構成がハマっています。中でもこの時期の中山3歳芝で狙えるダート血統エーピーインディ系が母母父にあるので、素質、実績含めて押さえるべき一頭だと思います。

⑦エコロブルーム

ボンドガールと同じダイワメジャー産駒、芝1400М実績はないですがタイプは芝1400Мがベスト。実績があり適性も高そうなので当然買いです。

⑤ルージュスエルテ

血統構成としては芝1400Мという感じは余り無いですが、実績として新潟1400Мと東京1400Мで圧勝している点からは無視できません。

頭目

キャプテンシー

血統的には芝1400Мタイプではないですし、逆に買いにくい馬ですけど、1月の中山マイル・ジュニアカップ圧勝したレースレベルが高く、さらには先週のダービー卿CTでは1月中山マイル好走のパラレルヴィジョンが勝ちましたので1月好走馬に適性のある馬場だと言えますのでここでも好勝負できると見ています。

③⑤⑦⑪穴⑥

基本は人気の4頭BOXです。

絞るなら⑪キャプテンシーから、

⑪ー③⑤⑦です。

 

 

以上、土曜の重賞予想でした。

馬場が先週と同じか変わっているのか。

特に阪神芝が外枠有利なのか、否かは桜花賞直結するので注目です。

では土曜の競馬を楽しみましょう!

 

 

 

波乱必至?血統的には微妙な馬ばかり~2024桜花賞・出走馬血統診断~

kakikenです。

 

今回は週末阪神競馬場で行われる桜花賞の出走馬血統診断を行います。

 

血統で目につくのが良馬場、重馬場問わずキングカメハメハ系が絡んでいること。これは先週の大阪杯でもそうでした。

他ではダンチヒストームキャット、デピュティミニスターの血がある馬の好走が多く見られます。これも大阪杯と同じ傾向です。

一方で開催後半の7週目ということもあり、タフな欧州系の血がある馬もそこそこよさげな感じです。

それらを加味して評価していきます。

なお毎年上位独占が多いノーザンファーム生産馬に関しては明記しておきました。

 

既に馬番が確定していますので馬番順で診断していきます。

①ワイドラトラール 評価C

カリフォルニアクロームエーピーインディボールドルーラー系)

母父アグネスタキオンサンデーサイレンス系)

母母父ノーザンテーストノーザンダンサー系)

ダート色の強い血統構成、時計の掛かる芝なら対応可能だがさすがにGⅠでは厳しい。

 

②クイーンズウォーク 評価A ノーザンファーム生産

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Harlington(アンブライドルドミスタープロスペクター系)

母母父デピュティミニスター・ノーザンダンサー

グレナディアガーズの半妹でグレナディアガーズ自身も阪神コースは走っている。血統構成的にも合っているし、今の馬場はキズナ産駒もハマっているので血統的には期待が大きい馬。

 

③イフェイオン 評価B

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父ゼンノロブロイサンデーサイレンス系)

母父ゼダーン

野芝色のある母系で、スピード感が乏しく、上り勝負では分が悪い。極端な馬場向きの馬。重馬場か逆にタフなペースの高速馬場になればハマる可能性がある。

 

キャットファイト 評価C

ディスクリートキャットストームキャット系)

母父パイロエーピーインディボールドルーラー系)

母母父ネイティブダンサー系

単調なスピードタイプの血統構成。GⅠの底力は無いので厳しいだろう。

 

⑤シカゴスティング 評価C

ロゴタイプサドラーズウェルズ系)

母父スクリーンヒーローグラスワンダー・ロベルト系)

母母父Marju(ノーザンダンサー系)

祖母マルバイユが桜花賞マルセリーナの母であり、桜花賞ゆかりのある血筋だがさすがにロゴタイプ産駒ではスピードの絶対値からも厳しい。

 

⑥ハワイアンティアレ 評価B

ロードカナロアキングカメハメハミスタープロスペクター系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父メジロマックイーンパーソロン系)

ロードカナロア産駒という点で評価できるが、母母父メジロマックイーンというのがマイナスでGⅠでの底力不足を感じる。

 

⑦スウィープフィート 評価B

父スワーヴリチャード(ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ディープスカイアグネスタキオンサンデーサイレンス系)

母母父エンドスウィープフォーティナイナーミスタープロスペクター系)

母父ディープスカイという点がマイナス評価。母父アドマイヤジャパンだったサークルオブライフと似たイメージで、2歳戦やトライアルまでという印象。ただディープスカイアグネスタキオン産駒、アグネスタキオンは今の阪神なら渋った馬場ではハマる可能性があるので馬場が渋れば多少チャンスはありそう。

 

⑧コラソンビート 評価B

父スワーヴリチャード(ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父オルフェーヴルステイゴールドサンデーサイレンス系)

母母父ロージズインメイ(ヘイロー系)

父、母父、母母父が全てヘイロー系でバランスが悪くこういうバランスの馬は底力に欠けるので血統だけならGⅠでは厳しい印象。安定して走れているが勝ちきれないのは底力、爆発力の無さが要因、好走しても4,5着という感じ。母系は重馬場が良さそうなので重馬場ならさらに前進はある。

 

アスコリピチェーノ 評価A  ノーザンファーム生産

ダイワメジャーサンデーサイレンス系)

母父デインヒルダンサーデインヒルダンチヒ系)

母母父サドラーズウェルズノーザンダンサー系)

血統構成が20年2着レシステンシアとほぼ同じ。母系はダンチヒ系、サドラーズウェルズ系とハマっていて実績的にも軸候補ではあるが、落とし穴となり得るのがダイワメジャー産駒という点。切れ味というよりスピードの持続力タイプが多く、極端な速い上りのレースになると案外な面がある。当日の上り3Fタイムには注意。

 

⑩セキトバイース 評価C

クラレーションオブウォー(ダンチヒ系)

母父Footstepsintesand(ジャイアンツコーズウェイストームキャット系)

母母父カーリアンニジンスキーノーザンダンサー

重馬場向きの血統構成、良馬場のGⅠで好走するタイプではない。重不良馬場でどこまでという印象。

 

💀枠⑪ライトバック 評価A  

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Exceed And Excelデインヒルダンチヒ系)

母母父マキャヴェリアン・ミスタープロスペクター

キズナ産駒で母系がデインヒル系にマキャヴェリアン系、血統構成ではタフな底力タイプ、荒れて来た今の馬場は合っている。そこそこ切れる脚も使えそうだが上りの掛かる重馬場かタフなペースのレースの方が向いている印象。

 

💀枠⑫ステレンボッシュ 評価A ノーザンファーム生産 

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父ルーラーシップキングカメハメハミスタープロスペクター系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

持続力タイプでスピード感の乏しい血統構成。実際はそこそこの上り3Fも使えているがそれは2歳戦だからか、ポテンシャルが相当高い馬だからか? この一戦で明らかになるだろう。スローの上り勝負よりはスピードの持続力が問われる高速決着向きな馬。

 

⑬テウメッサ 評価B ノーザンファーム生産

ハービンジャーダンチヒ系)

母父キングカメハメハキングマンボ・ミスタープロスペクター系)

母母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

ハマり血統は多いので評価は高いがサンデーサイレンス系が無いあたりがチェルヴィニアよりはバランスの悪さを感じる。

 

⑭ショウナンマヌエア 血統C

ジャスタウェイハーツクライサンデーサイレンス系)

母父シンボリクリスエス(ロベルト系)

母母父スペシャルウィークサンデーサイレンス系)

血統構成的にスピード感に乏しく厳しいだろう。

 

⑮エトヴプレ  評価C

父Too Darn Hot(シーキングザゴールドミスタープロスペクター系)

母父Clodovil(デインヒルダンチヒ系)

母母父アホヌーラ

パワー系の血統構成なので速い時計だと対応できないだろう。良馬場ならノーチャンスで時計の掛かる重馬場、不良馬場になってどこまでやれるかという印象。

 

⑯セシリエプラージュ 血統B

ブリックスアンドモルタルジャイアンツコーズウェイストームキャット系)

母父キングカメハメハキングマンボ・ミスタープロスペクター系)

母母父アグネスタキオンサンデーサイレンス系)

ブリックスアンドモルタルは重い芝向きで母系も重馬場タイプ。良馬場なら厳しいが重馬場なら激走がありうる穴候補。

 

⑰マスクオールウィン 評価B

父ドレフォン(ストームキャット系)

母父ハーツクライサンデーサイレンス系)

母母父ダンチヒノーザンダンサー

ドレフォン産駒はヨーイドン競馬向きで、そこまで速い上りを出すタイプではないので重馬場の方が合う。良馬場だとノーチャンス、上りの掛かる重馬場なら好勝負可能。

 

⑱チェルヴィニア 評価A ノーザンファーム生産

ハービンジャーダンチヒ系)

母父キングカメハメハキングマンボ・ミスタープロスペクター系)

母母父サンデーサイレンス

先週の大阪杯では母父、父がハービンジャーの馬のワンツー。ハービンジャーは爆発力と脆さが同居しているので過信できないが、祖母ハッピーパスの母系は阪神コースが得意なのでこの馬のコース適性は高いはず。

 

以上、桜花賞出走馬血統診断でした。

阪神芝はBコース2週目。先週は外枠有利な感じがありましたので今週も外枠有利になる可能性があります。

実際桜花賞も5枠から外の枠が絡みやすい傾向にはあります。

ただし6枠だけは過去馬券にならない死に枠なのであえて強調しておきました。

6枠には私個人的にも評価の高い2頭が入っているので悩ましいです。

血統的にトップ評価は母系が阪神コース得意な⑱チェルヴィニア

大外18番枠と極端な枠に入ってしまいました。8枠は馬券にはなってますが大外で勝ち切る印象はあまりないです。騎手も負傷のルメール騎手からムルザバエフ騎手になったことで信頼度も下がってしまいました。

次点で⑨アスコリピチェーノ、②クイーンズウォーク。

高速馬場なら死の6枠に入りましたが⑪ライトバック、⑫ステレンボッシュが合うはずです。

現状ではこの5頭です。

ただA評価した馬でもダイワメジャーハービンジャーキズナといったツボにハマれば強いがハマらなければあっさり負ける脆さを兼備していますので信頼度はイマイチ。

日曜の馬場状態次第では大波乱もありそうなメンバーです。

日曜の天候、気温と土曜のレースで外枠が有利かどうか、上り3Fの速さ、勝ち時計の速さなどを確認して最終判断したいと思っています。

 

 

関東馬軽視で失敗~3/31日曜阪神・大阪杯の予想結果~

kakikenです。

 

みんなが言い出すと外れる。

これがデータあるある。

嫌な予感はしていましたけど、今回の大阪杯は案の定な結果になりました。

 

では日曜の重賞、GⅠ大阪杯の予想を振り返ります。

日曜阪神11R 大阪杯 芝2000М

先ずは冒頭述べた気になるデータ。

大阪杯は過去10年関東馬は2着1回のみ。

今回有力馬ローシャムパーク、ソールオリエンスは関東馬

私が血統的に評価が高いタスティエーラ、ジオグリフも関東馬

(血統に関する詳細は出走馬血統診断の記事を見て下さい)

ここまで露骨な傾向だと軸にするのは躊躇います。

ただ血統的にハマっている馬は押さえたいです。

ジオグリフは重馬場なら買いでしたが良馬場なら分が悪いので切り。

ローシャムパークは内枠が逆にマイナス、ソールオリエンスは不器用な追い込み脚質(先行、まくりは合わない、切れ味が無くなるタイプなので)と血統も欧州色が強すぎて良馬場ではズレがあるので切り。

関東馬では③タスティエーラをチョイスします。

では関西馬を見ていきます。

大阪杯は昨年のスターズオンアースレベルの強さなら差し馬でも届きますが基本は先行有利のレース。

さらには好走馬の傾向でマイル~1800Мの重賞やGⅠ好走タイプがいいです。

プラダリアはディープインパクト産駒で母父クロフネと血統ではハマってますが、スピード面での不安、先行しても直線の上り3Fで劣るので脱落すると判断。

先行力があって、マイル、1800Мあたりの重賞好走実績がある馬として、

⑤スタニングローズ 

阪神芝2000Мの秋華賞勝ち、東京マイル・サウジアラビアRC3着、中山芝1800Мフラワーカップ勝ち。血統も母父クロフネのハマりがある。

⑦ハーパー

東京マイル・クイーンC勝ち。血統には父ハーツクライ大阪杯との相性は良く、母父がボールドルーラー系でこちらもハマり血統。

⑨ステラヴェローチェ

2歳時のサウジアラビアRC勝ち、朝日杯FS2着。3歳時は差し馬のイメージだったが古馬になって自在性が増した。血統的には可もなく不可もなしだが「逃げ馬がいなければ逃げる」と宣言、前に行くのは確実なのでチョイス。

⑪べラジオオペラ

中山芝1800МスプリングS勝ち。差し馬場で先行して大敗した皐月賞を除けばほぼ安定して走っている。休み明けのチャレンジCで古馬相手勝利を挙げるあたりポテンシャルの高さは間違いない。血統的には母父ハービンジャーから少しバランスの悪さがあるので勝つか負けるかが極端なので好走するならアタマかもしれない。

③⑤⑦⑨⑪

データに当てはめればべラジオオペラが勝ち、タスティエーラが2着あたりですかね。

今回は軸にするほど信頼ある馬が不在なのでBOXです。

(結果)

1着⑪べラジオオペラ     2番人気

2着②ローシャムパーク    3番人気

3着⑬ルージュエヴァイユ  11番人気

4着⑨ステラヴェローチェ   7番人気

8着⑤スタニングローズ    6番人気

11着③タスティエーラ     1番人気

13着⑦ハーパー        9番人気

 

関西馬べラジオオペラが勝利。

関西馬で勝つならこの馬だと思っていましたので納得の勝利だと思います。

中団あたりと思いましたが主張して前に行った横山和生騎手の好判断でした。

ただ2,3着の関東馬が抜け。

軽視した関東馬が2頭馬券になってしまいました。

ローシャムパークは「内枠がマイナス」と予想で述べましたが、これは位置取りが後ろになってしまうという危惧からでした。実際はその通り位置取りは後方、しかし中盤から捲るように位置取りを上げ、直線では先頭。失速すると思ったのですが、あわや勝利の2着。馬の地力にやられました。

3着ルージュエヴァイユは、大阪杯好走馬のポイントである『マイル、芝1800Мの重賞実績』という点ではエプソムC2着、府中牝馬S2着とハマっていましたが、関東馬、外枠ということでチョイスできませんでした。勝負所のポジショニングで迷わず内を選んでイン強襲、ロスのない菅原明良騎手の好騎乗でした。

菅原明良騎手と対照的に、騎手に物申したいのが4着ステラヴェローチェ。

これは酒井学騎手の騎乗ミスだと断言します。

彼は2つミスを犯しています。

まずスタート。

五分のスタート切ったのに先行せず、外のべラジオオペラに進路を譲りました。その結果ずるずる位置取りが下がってしまいました。予想でも書きましたが「先行する」という陣営のコメントから期待していたのでスタートすぐガッカリしました。

2つ目、勝負所で外を選んでしまったこと。

これが結果的に大きなロスとなりました。最後良い脚を見せていただけに勿体ないというか、そもそも普通に先行していれば勝てていた、とすら思ってしまいます。

今回の結果は残念でしたが改めてステラヴェローチェの強さは再確認できました。

次のレースでもステラヴェローチェは狙える馬です。

スタニングローズは逃げて8着。やることはやってくれたのでそんなものかもしれませんけど、ただ逃げただけ、何か物足りなさを感じる西村騎手の逃げでした。

12着ハーパーも見せ場無し。弱いと言えばそれまでですが、岩田騎手や西村騎手には若さなのかもしれませんが、工夫というか知的さを感じません。

この2頭はあくまでも伏兵、こういう結果もあり得ると思っていたので仕方なし。

ただ問題なのは1番人気タスティエーラの11着。

ソールオリエンスは血統も馬場も脚質も合わないのでそれで7着したのは凡走とはいえ「まあ、頑張ったんじゃない」との評価もできますが、タスティエーラは血統も良し、馬場も脚質も向いているのにこの結果は失意、私の見る目の無さに呆れました。

もしかしたらピークを過ぎた早熟馬だったのかもしれません。

ただ血統は合っていますがマイル、芝1800М重賞の好走実績が無いことから、大阪杯は合っていないと判断すべきだった、と読みの甘さを反省しています。

とにかく裏目など、反省しきりの今年の大阪杯でした。

 

 

以上日曜重賞、GⅠ大阪杯の予想を振り返りました。

さて今週末は阪神桜花賞が行われます。

阪神はBコースにコース替わりとなっていますが、大阪杯の週は内枠有利の予想とは逆で外枠の馬が好走している感じでした。

桜花賞はそもそも外枠が結構来るレースなのですが(年によっては内枠大有利もあります)今年は特に外枠有利になる可能性があります。

今年のメンバーを見る限り血統的には「GⅠでは無理」という血統構成の馬が有力馬に結構いますので、それこそ高速馬場になったら大波乱もありそうです。

詳しくは木曜夕方以降公開の出走馬血統診断で話そうと思っています。