脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

怪我の功名? 唯一のS評価ナミュールの優勝!~11/19日曜京都マイルCSの予想結果~

kakikenです。

 

早速ですが日曜のGⅠ予想を振り返ります。

日曜京都11R マイルCS 芝1600М

(予想)

今回は短文でまとめました。

このレースの傾向として、近年比較的人気サイドの決着が多いです。

前走成績で見ても5着以下の馬はほぼ馬券になっていません。

出走馬に関しては木曜公開の『出走馬診断』に書いてますので省略しますが、穴馬候補として挙げたビーアストニッシドやマテンロウオリオンはこのメンバーでは厳しすぎると判断、京都金杯あたり出走したら狙うことにします。

臨戦態勢としては。不慣れな条件レースを使って負けての臨戦より、合った条件でしっかり走った馬の方が好走しています。

基本は人気馬、穴は前走好走しているのに人気が無い馬。

穴は⑧ソーヴァリアントか⑫レッドモンレーヴだと思います。

どちらも血統的にも狙える馬なのですが、今回はこのレースの好走馬の傾向『中山、阪神、札幌の芝2000Мあたりでの実績があること』で該当する⑧ソーヴァリアントをチョイス。

穴馬候補として⑧ソーヴァリアントに期待します。

あとは上位人気①ソウルラッシュ⑨シュネルマイスター⑪セリフォスナミュールを加えた5頭。

①⑧⑨⑪⑯

上位人気の中で切ったのが⑦エルトンバローズ。

エルトンバローズは生産牧場、ディープブリランテ産駒というGⅠでは格が劣ることから切りました。ただ正直、上位人気に差し脚質の馬が多いので、先行有利な展開になった場合、この馬が一番最適な馬だと思っています。今回好走したら馬の能力に脱帽するしかないです。

(結果)

1着⑯ナミュール      5番人気

2着①ソウルラッシュ    3番人気

3着⑤ジャスティンカフェ  7番人気

7着⑨シュネルマイスター  1番人気

8着⑪セリフォス      2番人気

12着⑧ソーヴァリアント   9番人気

 

木曜公開した『出走馬診断』で唯一S評価したナミュールが優勝!

と、自慢げに書きましたが、血統、馬キャラとハマっているだけならA評価でしたが、鞍上がムーア騎手ということで『S』の評価にしました。

それがムーア騎手の落馬負傷で藤岡康太騎手に乗り替わり。

「これはダメだ」

予想オッズを見ても明確でした。ムーア騎手のままなら5番人気でも単勝1730円は絶対あり得ないくらい、人気ガタ落ち。

ただ今回は乗り替わりが結果的に吉でした。

ムーア騎手だったら恐らくスタートを決めて、道中ある程度前目につける、という陣営の作戦通りに乗っていたと思います。

そうなると結果、先行馬総崩れの展開に巻き込まれて4,5着だったかもしれません。

藤岡騎手はスタートで後手を踏み後方での競馬。

「おいおい! やっぱりやらかしたな!」

と諦めたファンも多かったと思います。

しかし直線一頭次元の違う脚色で差し切り勝ち。

出走唯一の牝馬の切れ味が炸裂しました。

ただナミュールは切れる馬ではないのでやはり京都の下り坂がプラスに働いたのだと思います。

結果的にはナミュール以外の上位は内枠の馬ばかり。

先週のエリザベス女王杯同様、内枠でロスなく競馬する馬の方がいいのは間違いないですね。

勝ち時計1分32秒5。京都での施行では速い時計でした。

道中のペースは近年京都施行のペースとほぼ変わらない感じでしたが、上り3Fが例年より速いタイムが出たために勝ち時計も速くなりました。

この秋散々指摘していますが、路盤改修で直線だけやたら馬場がいいので上りが速くなる『東京化』は間違いないと感じました。

ただ結果だけ見ると安田記念凡走馬のワンツーで、安田記念好走のセリフォス、シュネルマイスターは7,8着。下り坂の存在の大きさを感じた結果とも言えます。

セリフォスは結果前につけすぎたことで脚が鈍ってしまいました。

引っ掛かった感じもありました。富士ステークスを使えなかった影響が出た結果です。

シュネルマイスターはゲートでも暴れていましたし、集中して走っていなかった面もあったと思われます。

穴馬で期待したソーヴァリアントは少し掛かり気味、先行総崩れの流れで惨敗。

こうしてみる限り「ある程度前につけたい」という騎手心理が働いていたことから、前が止まりにくい馬場だと、騎手たちは判断していたようです。

そう考えるとナミュールの出遅れは、色んな意味で怪我の功名でした。

2着ソウルラッシュはモレイラ騎手が無駄なく乗りました。ムーア騎手が無事だったら

勝てていたかもしれませんね。

3着ジャスティンカフェは毎日王冠の負け方が気に入らず評価を下げました。

GⅠでは足りないと判断しました。

直線の手応えは一番良かったですが、最後止まってしまうあたりにやっぱりGⅠの壁はある馬だと思いますが、それでも3着は坂井騎手の上手さだと思います。

セリフォスとシュネルマイスターが飛んで、3番人気と5番人気でも馬連4440円、ワイド1820円思わぬ高配当ゲット、完璧な的中では無かったですけど、結果オーライだったと思います。

 

 

以上、日曜のGⅠ予想を振り返りました。

今週末は東京でジャパンカップが行われます。

間違いなく有馬記念以上の超強力なメンバーが揃ったと思います。

強い馬たちに今更診断もクソも無い。

正直そう思っていますので、今回は木曜夕方以降に公開している『GⅠ出走馬血統診断』は公開無しの可能性もありますのでご了承ください。