脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

《大まか》なデータより《細か》なデータがハマる最終週

kakikenです。

 

昔よく競馬の育成ゲームをして遊んでいました。

勝てなければリセットしてやり直し。そんなズルばかりしていました。

今、私がもし競馬のゲームの監修をするとしたら間違いなく馬場の変化を要素に加えてよりリアルさを出すと思います。

リセットしても馬場適性が無ければ絶対勝てない鬼の設定にします。

それくらい実際の競馬の馬場は繊細です。

馬場に関しては、その日と同じ馬場状態は二度とないくらいに考えています。

それでも、その条件に近い状態の馬場をピンポイント、つまり『点』を重視して参考にして予想に役立てようとしています。

 

例えば8週目の競馬ではその年の1週目の結果など当然参考にはしません。

参考にするのはその前週、もしくは過去年の8週目の結果です。

 

世の中便利になって何でもデータとしてすぐ利用できるようになっています。

競馬においても、今は色々なデータが世に出回っていていろんな情報を知ることができるようになってますね。

でもあれって『点』で競馬をとらえているのでしょうかね?

 

わかりやすい極端な例をあげます。

ある距離のレースで1週目から7週目まで全てディープインパクト産駒が勝利していましたが8週目は負けました。すると全8週のデータではディープインパクト産駒が圧倒的に強いというデータが残ります。

翌年、そのデータを見れば、その距離のレースでは当然ディープインパクト産駒が高確率で勝っていることがわかります。

実際7週目まではそのデータが役に立っていました。

そして8週目が来ました。

ここで8週目を『点』としてとらえない人は、引き続き高勝率を鵜呑みにしてディープインパクト産駒を買うでしょうね。

例えば前年8週目勝ったのがハーツクライ産駒とします。調べるとその前年の8週目もハーツクライ産駒が勝っていました。

みなさんなら8週目、ディープインパクト産駒とハーツクライ産駒、どちかを買いますか? 私は当然ハーツクライ産駒です。

 

これは極端な例ですが、データが100%でない限り、

世にある多くのデータは『大まかには当たりだが細かく言えば外れ』だと考えます。

逆もあるはずです。

『大まかには外れだが、細かく言えば当たり』

私はここにこだわります。なぜならそこに妙味があるからです。

『大まかには外れ、細かくは当たり』を競走馬で置き換えると『ほとんど走らないけどある条件だけ走る馬』と言えます。

こういう馬ってどう見ても穴馬ですよね。

最終週はこの条件が一番当てはまる週だと思います。

 

私は今では来る可能性の高い馬を選ぶことを第一に予想をしていますが、

生来穴党なので、その性からつい穴馬を見つけようとしてしまいます。

そんな毎回毎回来ませんから外れることも多くて当然ですけど、

経験上、狙った穴馬が一番好走してくれるのがこの最終週です。

 

今週末は各競馬場ともに最終週です。

特に新潟、札幌は7週目。かなり馬場は変化しているはずです。

美味しい馬との出会いをやはり期待してしまいます。