脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

競馬はやっぱり騎手が大事~11/5日曜東京・アルゼンチン共和国杯の予想結果~

kakikenです。

 

日曜はブリーダーズカップアメリカで行われました。

これが終わるとオフシーズンの海外の騎手が日本に押し寄せてきます。

有馬記念あたりまでしばらく『外人騎手買ってりゃいい』競馬が続きます。

結局競馬は騎手。

先週末の重賞もそういう結果でしたね。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜東京11R アルゼンチン共和国杯 芝2500М

(予想)

毎年同じアプローチ方法で予想してます。

それで当たっているので変える必要もないので今年もその方法で買います。

 

このにはレースのハマりの傾向があります。

『前走3勝クラス好走(3着以内)が馬券になる』

です。

特に六社特別好走馬の好走が目立ちます。

昨年の覇者ブレークアップもそうでした。

血統的に微妙で半信半疑でしたがそれでも勝ってしまいましたから、六社特別との相性の良さは相当です。

今年も出走しています。

④チャックネイト

前走六社特別3番人気1着。堀厩舎の馬で、血統もアルゼンチン共和国杯が得意のハーツクライ産駒、母系にハマり血統のロベルト系、キングマンボ系。デビューから5着以下が無いある意味安定、こういうツメの甘い馬は好走しやすいですし、好走馬の共通点としてよくある北海道実績のある馬という点でも当てはまっています。

完璧すぎます。

逆に罠とも思えるハマり方です。

罠とすれば前走重馬場での勝利という点でしょうか。

それでもこの馬以上にハマる馬がいないので素直にこの馬から買います。

万が一、罠だとすれば「こっちか~」パターン。

別の3勝クラス勝ち馬が来るかもしれません。

②レッドバリエンテ 前走ムーンライトハンデ 1番人気1着

このレースも相性のいいレースなので要警戒ですけど、さすがに鞍上が永野騎手というのは勝負気配の薄さを感じます。ただその辺りが逆に妙味でもあります。

今年1月の長良川特別ではチャックネイトのクビ差2着。差はほぼ無いです。

この2頭どちらかは必ず来るはず!

この2頭の相手探し。

ここで冒頭のネタが絡んできます。

血統的、実績的にハマっているのが7枠2頭。

⑬ディアスティマ   北村友一騎手

⑭ヒートオンビート  石川騎手

騎手が信用できないという点をどうするか。

そしてさらにポイントになるのが重すぎるハンデ、高すぎる年齢。

近年で言えばハンデ58・5以上の馬は来ません。

7歳以上馬を切るならユーキャンスマイル、マイネルウィルトスは買えません。

重いハンデ馬を切るならヒートオンビートは買えません。

今回は過去傾向を信じて予想ではヒートオンビートは切ります。

ただ血統、実績ではドはまり、後ろ髪を引かれる思いです。

ディアスティマは条件クリアしているので買うしかないです。

他の馬で行けば、実績、鞍上が文句なしの

⑨ゼッフィーロ

最後に昨年惜しくも4着でしたが好走パターンのツボとして

『3か月以上休み明けのノーザンF生産馬が狙える』

というのがあります。

1頭はディアスティマ。これはチョイスしています。

そして、もう一頭が

アリストテレス

切れる脚がない馬で実際東京に良績が無いので合わない印象ですけど、そういう馬が先週まで東京では好走しています。血統的にはロベルト系エピファネイア産駒で母父ディープインパクト母母父トニービン、このレースではドはまり血統。ダメ元で狙います。

②④⑧⑨⑬

馬券的には④流し⑧⑨⑬ ②流し⑧⑨⑬です。

(結果)

1着⑨ゼッフィーロ     モレイラ 1番人気  牡4 ハンデ57

2着⑰マイネルウィルトス  横山武  5番人気  牡7    57

3同④チャックネイト    大野   2番人気  騙5    56

3同⑭ヒートオンビート   石川   4番人気  牡6    59

7着②レッドバリエンテ   8番人気

13着⑬ディアスティマ    3番人気

16着⑧アリストテレス   16番人気

 

自信の軸馬だったチャックネイトが3着同着。

前走六社特別組の好走は何とか継続されましたが、人気だったことを考えるとほぼ外れに近いですね。

1着はモレイラ騎手の1番人気ゼッフィーロ。唯一の馬券圏外が目黒記念4着でしたがその時は後ろ過ぎて届きませんでしたが着差の無い4着。今回は展開も向いて完勝。正直そこまで強い馬でもないと思いますが、低レベルメンバーもあり1番人気できっちり勝てたのはさすがモレイラ騎手です。

2着マイネルウィルトスは、血統的にアルゼンチン共和国杯覇者でもあるスクリーンヒーローが父、母系も今の馬場に合っていましたが、7歳という年齢で、近年傾向では買えず切りました。今年のメンバーのレベルが低すぎることもあり、7歳でも全然能力的に上でしたね。この馬2歳から6年間コンスタントに走り続けているので、大したものだなと思います。

1着モレイラ騎手、2着横山武史騎手ですか……騎手ですかね、結局。

3着がチャックネイトとヒートオンビート。

勢いでは明らかにヒートオンビートでしたが同着で馬券的には助かりましたが、チャックネイトはジリジリとしぶとく伸びるタイプですが正直重賞では厳しいと感じる走りでした。逆に59キロという想いハンデで切ったヒートオンビートの走りは、レベルの低いメンバーでしたが、地力の高さを証明した3着同着でした。

7着レッドバリエンテは少し後ろ過ぎた印象でしたがまずまずの走り。必要以上に後ろになったあたりは今回経験値の低い永野騎手だったのが要因かもしれませんね。

無駄に下げる、気づくと悪い位置取りにいる。

これは未熟な騎手の共通点です。

13着ディアスティマは目黒記念2着でしたが、5月と11月の馬場の違いで微妙に適性が違うので、正直目黒記念好走組はアルゼンチン共和国杯では苦戦傾向なのですけど、ヒートオンビートは好走していますし、今回外枠で先行できなかった面を考慮しても、『やっぱり騎手が』と思ってしまいますね、この騎手の場合。

16着アリストテレスは今回2番手と早めの競馬。切れる脚がないのでこういう戦法も間違いではないですけど、今回は中盤からペースアップしたのもあり完全に差し追い込みの展開になったので大敗も仕方なしです。それを考えるとハイペースで逃げて8着に粘ったアフリカンゴールドは大健闘。4年前のこのレース3着があるので適性もあったのでしょうけど、8歳でもまだまだ走れるのを感じました。冬に調子を上げる馬なので次走も注目したいと思いました(有馬記念出走したら大穴あけるかも!)。

マイネルウィルトスと押さえられていたら、いい予想だったとも言えますが、今回はダメな予想でした。ハンデや年齢は重要でもあるのですけど、そこにこだわり過ぎても今回のようになるので見極めが難しいですね。

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

今週末は京都でエリザベス女王杯があります。

ここまでの京都の馬場を見ていると、今年の猛暑の影響を感じます。

野芝色の強さを例年以上に感じます。

野芝色の強い馬場は名牝の子が走ります。

エリザベス女王杯も母系が名牝の子が数頭出走を予定しています。

チョイスさえ間違えなければ、的中出来ると思っています。

それ以前に今週からムーア騎手など海外の名手が騎乗しますので、騎手で買えば当たるとも思っていますが。

GⅠ週なので木曜夕方以降に『出走馬血統診断』を公開しますので、そちらのチェックもよろしくお願いします。