脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

推し馬は好走してくれましたが……~7/2日曜福島ラジオNIKKEI賞の予想結果~

kakikenです。

 

日曜は猛暑となり、土曜の渋った馬場が一気に回復しました。

こうなると馬場が硬化して特殊な馬場になってしまいます。

その影響は波乱決着になった中京・CBC賞の結果にも及んでいましたが、福島・ラジオNIKKEI賞も別の意味(荒れるはずのレースが荒れない)で影響を与えてしまったような結果になってしまいました。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります(CBC賞は予想を見送りました)。

日曜福島11R ラジオNIKKEI賞 芝1800М

(予想)

適性が問われる不良馬場だった2019年を除いた近年、このレースの好走馬でひと際目立つ傾向があります。

『前走逃げた馬(好走、凡走関係なし)』

です。

22年 1着フェーングロッテン  3番人気 前走白百合S逃げて1着

21年 2着ワールドリバイバル 11番人気 前走皐月賞逃げて12着

    3着ノースブリッジ    7番人気 前走青葉賞逃げて13着

20年 1着バビット       8番人気 前走早苗賞逃げて 1着

    2着パンサラッサ     7番人気 前走阪神1C逃げて1着

18年 1着メイショウテッコン  2番人気 前走白百合S逃げて1着

    3着キボウノダイチ    9番人気 前走京都1C逃げて1着

17年 2着ウインガナドル    8番人気 前走夏木立賞逃げて1着

 

これを見れば狙わずにはいられません。

しかも人気の無い馬の好走が目立っています。

ちなみに余談ですが上記のデータからもわかるようにこのレースは

7番人気、8番人気、9番人気が絡みやすい

レースでもあります。

今年のメンバーで前走逃げた馬は

②グラニット  前走皐月賞逃げて12着

ちなみにこのレースは近年①②③の馬がどれか必ず馬券に絡むというデータもあり、この馬への期待が高まります。逃げてサウジRC2着、スプリングS4着、福島実績も芝1800М未勝利戦で2着に3馬身差で快勝。実績も含めてよほどの差し追い込み馬場にならない限り勝ち負け必至。

⑦シルトホルン  前走東京芝1600М1勝C逃げて1着

実績的にはグラニットに劣りますが、血統だけでみればこの馬はメンバーでもトップクラスのハマりです。スクリーンヒーロー産駒は福島得意ですし、母父ダンチヒ系、母母父レッドランサムと福島芝1800М得意な血統で構成されています。

⑧セオ  前走白百合S逃げて3着

昨年覇者フェーングロッテン、2018年覇者メイショウテッコンと同じ白百合S逃げて好走からの参戦。その白百合Sは3着でしたが着差はわずか、さらに2走前今回1番人気のレーベンスティールに(不良馬場の恩恵があったにしても)勝っていますのでポテンシャルは高いです。マイナー種牡馬スピルバーグ産駒ということで低評価されていますが、20年ナカヤマフェスタ産駒バビットが勝っているようにマイナー種牡馬でも好走できますし、母父ダンチヒ系でこちらも福島芝1800Мが合う血統構成です。

②⑦⑧

この3頭をおススメしたいから今回予想公開したようなものです。

この3頭では人気でもある②グラニットが最有力ですが、⑧セオもいかにも来そうな穴馬です。⑦シルトホルンは少し劣る感じですが血統の良さで期待しています。

この3頭で決まるのが一番ですけど、最低でも1頭は馬券になるはずなのでそれぞれの複勝は押さえておきたいです。

他の馬では

⑨ウヴァロヴァイト

この馬の半兄が福島記念勝ちなど福島巧者のミトラ。血筋でみればこの馬も福島適性が高いと思います。

最後5頭目

抜けた1番人気の⑭レーベンスティールと、このレースと相性のいい白百合S勝ち馬のバルサムノートで迷いましたがレース相性重視で⑩にしました。

②⑦⑧⑨⑩

(結果)

1着⑥エルトンバローズ    3番人気

2着⑦シルトホルン      4番人気

3着⑭レーベンスティール   1番人気

4着⑩バルサムノート     5番人気

6着②グラニット       2番人気

11着⑨ウヴァロヴァイト    8番人気

16着⑧セオ         12番人気

 

 

バルサムノートの取捨を迷っていた時、前走バルサムノートに騎乗した西村騎手がエルトンバローズを選んでいるのが不気味でした。エルトンバローズの血統は父ディープブリランテで母父ブライアンズタイムといかにも福島向きでしたが、連勝中とはいえ戦績的に魅力を感じず西村騎手の騎乗馬チョイスミスを期待しましたが見事に勝たれてしまいました。

そしてチョイスミスしたのは私の方でした。

それが3着馬か4着馬かということで、いかにも私らしい。

3着レーベンスティールは位置取りが後ろ過ぎで「これは来ない」とほくそ笑んでいたのですが直線強烈な末脚で追い込んできました。タフな福島が影響したのがゴール直前で外に寄れてバルサムノートの邪魔をしましたが、レーベンスティールに関しては良馬場で馬場硬化したことで適性が向いたと思われます。土曜のような渋った馬場のままだと恐らく3着以下だったはずです。

そのバルサムノートですがレーベンスティールに最後寄られていましたがこの馬もバテていたので結果は変わらなかったと思います。それなりには走ってくれて適性はあったと思いますが4着、馬券的にはチョイス失敗でした。

私が推した『前走逃げた馬』3頭は馬場の明暗がはっきりしました。

2着シルトホルンは福島芝1800М向きの血統の良さもあり今回もしっかり好走してくれました。

逆に6着グラニットはスタート後シルトホルンと比べるとスピードに乗るまで時間がかかっていましたので馬場が合っていない印象。ダノンバラード産駒なので良馬場よりは重馬場の方がいいタイプ、それでも6着に粘っていたのがこのメンバーでは地力上位だったことと、やはりこのレースがそれだけ先行有利の馬場だという証しでしょう。

最下位に終わったセオは4コーナーで力尽きました。こちらも良馬場が合わなかったようですが、そもそも福島は向かないという印象でした。

ウヴァロヴァイトは11着。このレースは牝馬が相性悪いレースなのは気になりましたが福島巧者の母系を期待してのチョイスでしたがですが、今回見る限りやはり牝馬は合わないようですね。

今回はこのレースらしくない人気サイドの決着。

これは馬場が硬化してある程度スピードが要求される馬場になったことも一因としてあると思われます。

内枠①②③も馬券にならず、7~9番人気も馬券に絡まず。

それでも一番のツボ『前走逃げた馬』は今年もしっかり馬券に絡んでくれました。

それが唯一の救いです。

 

 

 

以上、日曜の重賞予想でした。

相変わらずチョイス下手で馬券は的中しませんが、レースの狙い目は外していないので引きずらないようにしたいです。

今週末はラジオNIKKEI賞と同じ福島での七夕賞

傾向がありそうで無さそうな難解レースなので公開するかどうかは現時点で未定ですがなるべく予想公開するつもりでいます。