脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

想定外のハイペースで良馬場予想の3頭で決着~1/21日曜中山AJCCの予想結果~

kakikenです。

 

道悪想定をしたことが最悪な結果になりました。

下手な考え、休むに似たり。

そんなことを思ったレース後でした。

 

では日曜の重賞を振り返ります。

日曜中山11R AJCC 芝2200М

(予想)

何とか良馬場で行われた土曜の中山。

最終レースがAJCCと同じ芝2200М戦。

ハーツクライ産駒のワンツー。

というか、1,2、4、5着がハーツクライ産駒。

ハーツクライ産駒のドウデュースの有馬記念制覇から続く冬の流れ。

良馬場ならハーツクライ産駒のチャックネイト、母母父トニービンクロミナンス、ボッケリーニが良いと思います。

先週の京成杯は道悪想定で予想して見事肩透かしを食らったので、一応今回は「もしも良馬場なら」という予想も入れておきました。

では重馬場ならどうか。

大まかのイメージだとキングカメハメハ系、ロベルト系の血のある馬。

細かく見ると今回のメンバーは血統構成を見る限り重馬場巧者が多く、馬場が渋った場合の今の中山芝が向く血統のある馬が揃いました。

12頭全頭、重馬場が合う血統を持っている感じです。

正直絞れません。

なので今回視点を変えました。

道悪というのは、時計も上りも掛かる馬場です。

というわけで、今回はスローペースのヨーイドン競馬タイプで切れる脚が無い馬を狙います。

⑨カラテ

キングカメハメハトゥザグローリー産駒で、さらに道悪の鬼といえる母系を持っています。母父フレンチデピュティはお馴染みの道悪血統ですけど、母母父パラダイスクリークも道悪の鬼。血統的には満点。休み明けで仕上がりが気になりますけど、その点が逆に妙味です。

④ショウナンバシット

重馬場で上りの掛かった皐月賞でまくり気味に差して5着でこの馬の『上りの掛かる馬場の差し馬』という適性を感じました。ヨーイドン競馬向きのシルバーステート産駒で母母父がデピュティミニスター系ということで血統的にも魅力があります。芝2200Мも2戦1勝2着1回と合いそうです。

この2頭が狙いです。

重馬場血統ということならカラテに負けないくらい高評価しているのが、

マイネルウィルトス

スクリーンヒーロー中山道悪巧者であり、そもそも中山芝2000~2500あたりを得意とする馬。母系がロージズインメイマイネルラヴとこちらも重馬場血統。実際不良馬場のオープン特別でぶっちぎって勝っています。無難に買うならこの馬から流せばいいかと思います。

①④⑨

絞るに絞るならこの3頭。

でもやはりあの馬も気になります。

前回のブログの最後に書きましたが、月曜の登録馬を見た段階では⑫ボッケリーニで決まりかなと思っていました。キングカメハメハ産駒で、母母父トニービンと良馬場、重馬場どちらでもハマる血統構成。ただ浜中騎手への信頼の無さ。何といっても中山ではスプリンターズSのナムラクレアで2年連続でロスだらけの騎乗をしています。ルメール騎手ならとっくにGⅠ勝っている馬でしょう。

ボッケリーニはタフな馬場は向くけど、そもそもヨーイドン競馬向きではなく、今回も浜中騎手の判断ミス次第ではヨーイドン競馬向きの馬にやられる可能性は大きく、危険な馬とみてますが、それでも能力的には上位なので、今回はとりあえず4番手としてチョイスしておきます。

①④⑨⑫

今回はこの4頭。

他にも候補が多く紛れる可能性が多いので最悪ワイド1つ当たればいいやくらいな弱気ですけど。

(結果)

1着⑪チャックネイト   3番人気

2着⑫ボッケリーニ    2番人気

3着②クロミナンス    5番人気

5着①マイネルウィルトス 1番人気 

9着④ショウナンバシット 7番人気

10着⑨カラテ       6番人気

 

予想の冒頭、良馬場想定でチョイスした3頭で決まりました。

日曜の中山は不良馬場だったんですけどね。

そもそも良馬場想定の3頭も血統面含めて重馬場でも大丈夫な感じだったので走られても仕方ないです。

ただ今回不良馬場でここまでズレた予想になったのはペースです。

マイネルウィルトスが逃げたのも想定外でした(ショウナンバシットの2番手も!)が結果的に2番手にいたチャックネイトが勝利したので先行するのは良しでした。

ただ!

不良にしては前半のペースが速すぎました。

前半1000Мタイム比較で

23年良馬場    61秒3

21年不良馬場   63秒3

今回不良馬場    62秒2

特に今回は中盤のラップが良馬場と同じくらいで緩むことがありませんでした。

今回私は真逆の時計の掛かったヨーイドン競馬を想定していました。

その時点で終了でした。

結局良馬場想定と同じタフな流れになって、その流れが向く馬が来たということです。

カラテ、ショウナンバシットはタフさが足りず失速。

この流れでも5着したマイネルウィルトスはタフな馬で底力があります。

マイネルウィルトスは宝塚記念出走すれば(特に重馬場なら!)このタフさからも面白い存在かもしれません。

想定と真逆のペースで、最悪な予想結果となりました。

ただ敗因は納得するものでした。

下手な考え休むに似たり。

あれこれ予想の引き出しがあると、逆に皮肉な結果になる。

今回の予想がまさにそれでした。

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

今週末から私の得意な東京開催です。

年明けも会心の的中がほとんどないので、東京の重賞で巻き返すつもりです。

今週末は東京はダート重賞・根岸ステークス

私はダート重賞は基本予想しませんが東京ダートは研究していますので根岸ステークス

は予想公開する予定です(むしろ芝でも難解なシルクロードSの方は見送る可能性がありますので)。