kakikenです。
日曜の天皇賞、残り200Мの地点では自分の理想通りの展開。
しかし最後の最後で……。
では先週末の重賞予想を振り返ります。
土曜東京11R 青葉賞 芝2400М
(予想)
青葉賞はダービートライアルとありますが、全くダービーに直結しません。
なので昨年も同じような予想をしましたが、ダービー向きではない馬を狙います。
フカフカ芝が合うタフな馬場向き、タフな血統の馬を選びます。
⑨ヘデントール
父ルーラーシップ母父ステイゴールドとタフさ満点です。どうみてもダービー向きではないですがいかにも青葉賞というタイプです。差しが決まりやすいレースなので出遅れ癖のあるこの馬には展開も向くと思います。
他の馬としてこのレースと相性の良いローテとして大寒桜賞、アザレア賞、ゆきやなぎ賞、ゆりかもめ賞好走馬がいいです。
⑦シュガークン 大寒桜賞1着
⑩ウインマクシマム ゆりかもめ賞1着
⑮シヨウナンラプンタ ゆきやなぎ賞1着
⑦⑨⑩⑮
この4頭中2頭は馬券になると思います。
他では⑯デュアルウィルダーが父Yoshidaという外国馬のハーツクライ産駒という異色の血統なのでモレイラ騎手含めて押さえます。
⑦⑨⑩⑮⑯
絞るなら⑨ヘデントールから
⑨ー⑦⑩⑮⑯
(結果)
1着⑦シュガークン 2番人気 大寒桜賞勝ち
2着⑮シヨウナンラプンタ 7番人気 ゆきやなぎ賞勝ち
3着⑯デュアルウィルダー 4番人気
:
5着⑩ウインマクシマム 3番人気
8着⑨ヘデントール 1番人気
ある程度差しが届くレースですが、今回に限ってはさすがにヘデントールは後ろ過ぎでした。
パワーホールが大逃げする展開でしたが、こういうタフなペースになると東京は差しが届きにくくなりますからね。それでも8着は負けすぎ。重賞では厳しい印象です。
ヘデントール以外のチョイス4頭が5着内で、まあ予想の見立てとしては完璧だったとは思います。
大寒桜賞、ゆきやなぎ賞(アザレア賞)、ゆりかもめ賞。このあたりを勝った馬は青葉賞好走しやすいということです。3着デュアルウィルダーもYoshida産駒というあたりを注目してのチョイス、さすがモレイラ騎手ということもありますがやはり春前半の東京の芝はタフさ、重さがあるということ。
だから究極の上り勝負になるダービーの芝と適性が違いすぎるから青葉賞好走馬がダービー好走しにくいのでしょう。
日曜京都11R 天皇賞 芝3200М
(予想)
土曜の馬場を見る限り時計も上りも平均的でした。
ただ日曜は冒頭述べた通りの気温上昇。
間違いなく馬場硬化します。
皐月賞も土曜の平凡な時計が一変して高速決着になりました。
そういう馬場が得意なのがキングカメハメハ系です。
ただ皐月賞ではドゥラメンテ産駒ミスタージーティーやレイデオロ産駒サンライズアースは惨敗。代わりにワンツーしたのがディープインパクト系キズナ産駒、アルアイン産駒でした。
もうおわかりですね。
昨年もディープインパクト産駒ジャスティンパレスが勝ち、2着がキズナ産駒のディープボンドでしたので普通と言えば普通です。
イメージとしてはディープインパクト系VSキングカメハメハ系VSハーツクライでしたが、ハーツクライ産駒チャックネイト、マテンロウレオもヒモ候補としては十分期待できますが、チョイス数を5頭までにしているので今回は断念。
ディープインパクト系では
①サリエラ ディープインパクト産駒
内枠で武豊騎手といういかにも来そうなシチュエーションです。
⑥ディープボンド キズナ産駒
⑩サヴォーナ キズナ産駒
この2頭のキズナ産駒はともにエンジンの掛かりが遅い馬でそういう馬は京都の下り坂で遅いエンジンの掛かりを補ってくれます。サヴォーナの池添騎手も前走阪神大賞典後のコメントで「エンジンの掛かりが遅い馬」と発言していますので間違いなくディープボンドと同じタイプ、なので京都の下り坂で豹変するはずです。高速決着となるとディープボンドよりサヴォーナの方が適性が高そうなので日曜時計が速くなればサヴォーナにより期待したいです。
キングカメハメハ系の2頭は1,2番人気の2頭⑫ドゥレッツァ、⑭テーオーロイヤルです。テーオーロイヤルは名前からいかにも天皇賞は来る馬です。
ドゥレッツァとテーオーロイヤルは最低でも1頭は馬券になるから、キズナ産駒ディープボンドかドゥレッツァが絡めばワイドでもそれなりの配当になるだろうという安直な予想です。
理想はキングカメハメハ系は1頭、ディープ系が2頭です。
①⑥⑩⑫⑭
とにかく下り坂巧者ディープボンドとサヴォーナに期待です。
(結果)
1着⑭テーオーロイヤル 1番人気
2着⑤ブローザホーン 5番人気
3着⑥ディープボンド 6番人気
:
6着⑩サヴォーナ 10番人気
12着①サリエラ 3番人気
15着⑫ドゥレッツァ 2番人気
ドゥレッツァは軽い熱中症だったそうです。
「じゃあ仕方ないな」とはなりませんけどね。
敗因はあります。馬場です。
想像に過ぎませんけど、昨秋の京都は馬場が軽すぎる馬場、今の京都は重いタフな馬場ということです。
日曜の京都は時計も上りもそこまで速くなりませんでした。
芝がフカフカで重たい馬場でした。
勝ち時計3分14秒2。
そこそこ速い時計です。マテンロウレオの大逃げでタフな流れになりました。
そして先行したドゥレッツァはバテたのです。
サリエラも同じです。バテました。
その証拠が2,4、5着の差し馬の台頭です。
だからこそ、勝ったテーオーロイヤル、3着ディープボンドの先行しての好走は価値があります。本当タフな馬だとわかります。
で、6着サヴォーナ。
冒頭述べたように残り200くらいで1着テーオーロイヤル、2着ディープボンド、3着サヴォーナでした。
「このまま押し切ってくれ!!!!!!!!!!」
と祈りましたが……差されてしまいました。
サヴォーナの道中のリズムは悪かったので折り合いを欠いていた気もしました。
出遅れて位置を取りに上がっていったことが原因かもしれません。
ただそれでもスタミナ豊富な馬なので期待して見ていましたし、ある程度理想的な乗り方を池添騎手はしました。
それでも6着は「ちょっと弱いな」と思いました。ブローザホーンはともかく4,5着の馬に負けるのはいかに差し展開になったとしてもディープボンドは粘っているので言い訳にはなりません。
結局世間で言われている今年の4歳は最弱というのは間違いじゃなかったなと、ドゥレッツァ、タスティエーラの凡走と合わせて確信したレースとなりました(4着スマートファントムは4歳ですが展開が向いただけで評価はできません)。
勝ったテーオーロイヤルはキングカメハメハ系リオンディーズ産駒。
昨秋菊花賞といい、もう「キングカメハメハ系は勝てない」の呪縛は完全に解き放たれましたね(後は有馬記念だけですかね、キングカメハメハ系が勝てていないのは)。
以上、先週末の重賞予想を振り返りました。
予想の方向性は間違っていないと思います(結果の精度が重要なのですけど)。
好走する馬の適性がハッキリしているレースなので的中という結果をしっかり残したいです。人気の一角アスコリピチェーノは正直ドハマり馬だと思います。普通に走れば勝ち負けでしょう。ただ他にも骨っぽい馬が数頭いますので、それらの詳細は木曜夕方以降公開予定の出走馬血統診断でご確認ください。