脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

あと一歩な結果も東京は収穫あり~2/4日曜きさらぎ賞&東京新聞杯の予想結果~

kakikenです。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜京都11R きさらぎ賞 芝1800М

(予想)

土曜の京都は差しが決まりやすい馬場になっていました。

なので差し馬を狙えばいい感じですが、また脚質が定まっていないこの時期の3歳戦なので脚質うんぬんで予想するのはやめます。

血統で見れば、過去(改修前なのでデータが変わる可能性がありますけど)の2月京都と言えばデピュティミニスター系がハマります。

フレンチデピュティクロフネあたりがある馬は狙えます。

さらに今の京都で言えば、年明けから一貫してキングカメハメハキングマンボ)系が中心血統です。

日曜は雨、雪の影響がありうるならなおさらキングカメハメハキングマンボ)系はハマる可能性が高いです。

今回のメンバーは抜けた馬がいない印象なのでハマり血統を重視して買います。

キングカメハメハ系の馬では

⑦レガーロデルシエロ 

キングカメハメハ系のロードカナロアで母父が冬血統マンハッタンカフェ。この馬の母デアレガーロは冬の京都重賞の京都牝馬Sの覇者。

⑩ブエナオンダ

キングカメハメハリオンディーズで母母父にデピュティミニスター系があります。リオンディーズ産駒は重賞は少し足りない印象ですが、馬場が渋ったり、荒れ馬場なら期待できます。さらにこの馬の馬主金子真人ホールディングスはきさらぎ賞に縁のある馬主というあたりも面白いです。

他では血統バランスで狙えるのが

ビザンチンドリーム

エピファネイア産駒で母父トニービン系のジャングルポケット、母母父がフレンチデピュティと全ての血統が今の京都の馬場では合っています。

⑦⑩⑫

絞るならこの3頭でワイド狙いです。

手広く買うなら、今の荒れ始めてタフな馬場のキズナ産駒狙いで

②インザモーメント

ジャスティンアース

を加えた5頭。

②⑦⑨⑩⑫

(結果)

1着⑫ビザンチンドリーム   1番人気

2着③ウォーターリヒト   10番人気

3着⑤シヴァース       8番人気

4着②インザモーメント    6番人気

5着⑨ジャスティンアース   3番人気

7着⑩ブエナオンダ      7番人気

8着⑦レガーロデルシエロ   4番人気

 

私のチョイスは1,4,5着。

悪くは無いのですけど2,3着が抜けてしまってはダメです。

予想の冒頭で指摘したように差しが決まった結果でしたが、それでも3着シヴァースは逃げ切り寸前まで粘りました。

シヴァースの今の京都の馬場適性が高いのか、能力が高いのか。

シヴァースに関しては血統的な評価はしていましたが優先順位的にチョイスした5頭よりは買い要素が薄かったです。

2着ウォーターリヒトはシンザン記念で爆穴指定した馬なので今回は差し馬場でもあったので当然注目はしましたが、前回よりメンバーが揃った印象から評価を下げてしまいました。ウォーターリヒトの血統構成からは重馬場、荒れ馬場が合うので、今回の連続好走は今の京都の馬場が重く、荒れ馬場だと教えてくれています。ただ今後に関しても荒れ馬場、重馬場以外では狙いにくいかと思います。

勝ったビザンチンドリームは評価通り血統的にも今の京都がハマっている感じだったので評価通りのいい走りでした。ただ今後に関してはハマる馬場、ハマらない馬場がハッキリする母系なので馬場次第ということになりそうです。

4,5着のキズナ産駒2頭ですが、キズナ産駒は基本切れる脚が無いので、今回荒れ馬場でしたが上り3Fが予想以上速くなったことも惜敗要因だったと思います。

京都はリニューアルオープンしてから一番変わったと思うのが上り3Fの速さが東京化している点です(暖冬の影響で芝が異質なのかもしれませんが)。

エナオンダやレガーロデルシエロも切れる馬では無いのでリニューアル前の京都なら合っていたのでしょうけど、この上りの速さではどうしても厳しいですね。

昨秋から上り3Fの速さに悩まされる結果が多いです(今回に関しては日曜は雨や雪の影響で多少馬場が悪化すると思っていましたが全く影響が無かったことも想定外でしたが)。いい加減、何とかしろって感じですけど。

 

日曜東京11R 東京新聞杯 芝1600М

(予想)

今の東京も基本はキングカメハメハキングマンボ)系馬場。

明日午前中雨の影響を受ければさらにそのハマりが濃くなるでしょう。

ただ(父、母父、母母父に)キングカメハメハキングマンボ)系がある馬は③④⑥⑦⑧⑨⑩⑫⑭⑮⑯

何と16頭立てで11頭。

この中からさらにハマりのある馬をチョイスします。

⑥マスクトディーヴァ

実績上位ですが、強調材料は母母父ホワイトマズルという点。ホワイトマズルは野芝血統ですけど、冬の東京芝はこうした野芝血統がハマります。

ジャスティンカフェ

こちらも実績上位。昨年がスムーズ差を欠いての4着。昨年よりレベルの落ちる今回は普通に走れば勝ち負け。

⑨ウンブライル

徹底して芝1400~1600を使っていますが、適性を把握していていい使い方だと思います。休み明けというのが気になりますがルメール騎手鞍上なら勝負度高めです。

上位人気3頭です。

正直この3頭中2頭は来ると思いますが、もし紛れがあるとしたら前残り。

⑤ウインカーネリアン

昨年の勝ち馬。今年はマークも厳しくなりそうですがそれでも粘り込む可能性が高く、さらに馬場が渋ることがあるなら昨年同様の勝ち負けもあります。

最後におまけで5頭目

⑧ホウオウビスケッツ

切れる脚が無いので東京では厳しい印象ですが、この馬は東京新聞杯の好走馬の特徴の一つにあるスプリングS好走馬なので押さえとして。

⑤⑥⑦⑨

人気サイドの予想になってしまいましたが、本来人気決着が多いレースではあるのでこのチョイスでいいと思います。

(結果)

1着①サクラトゥジュール   7番人気

2着⑤ウインカーネリアン   4番人気

3着⑧ホウオウビスケッツ   8番人気

6着⑥マスクトディーヴァ   1番人気

9着⑨ウンブライル      3番人気

12着⑦ジャスティンカフェ   2番人気

 

京都同様、東京も雨の影響が無かったことは想定外で安直なキングマンボ祭りにはなりませんでした。

ただ傾向通り、内枠有利、先行有利の馬場でした。

なのでこの結果には納得できるものがあります。

マスクトディーヴァは出遅れが全てでしたが、ウンブライルやジャスティンカフェは展開不向きでも負けすぎ。傾向に左右される程度の実力なのかもしれません。

3着ホウオウビスケッツに関してはスプリングS好走馬という点でチョイスしましたが、この馬の好走で改めてこの時期の東京の馬場が中山タイプ向きだということを証明してくれたことが収穫でした。

勝ったサクラトゥジュールも中山芝1600,1800Mあたりに良績がある馬で鞍上が乗れているキング騎手、かなり怖い存在でしたが勝たれて後悔しました。

2着は昨年覇者ウインカーネリアン。さすがの走りでしたがこの馬もそもそもは中山芝1600、1800Мに良績があり、中山タイプの馬。

今週末の共同通信杯も、ここで好走した馬が軒並み皐月賞で好走していますし、やはり今の馬場が中山タイプがいいということなのでしょう。

来年もぶれずに中山タイプを狙っていこうと思います。

 

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

さて今週末ですが土曜が東京でクイーンC、日曜は京都で京都記念、東京で共同通信杯があります。

リニューアルされてからの京都の予想がイマイチ良くないですが、キャリアやキャラが見えている古馬戦なので京都記念は何とか的中したいです。

逆に東京は難解な3歳戦ですが、傾向が見えている東京なので的中させなければいけないと思っています。

東京新聞杯の回顧でも触れましたが、この時期の東京は実は中山タイプの馬が好走する馬場です。共同通信杯も中山の皐月賞と直結するレースなので皐月賞向きの馬を狙っていけば的中できそうです。あとは朝日杯覇者ジャンタルマンタルの取捨をどうするかもポイントです。