kakikenです。
競馬ゲームにハマってそこから血統予想とかしている人がいますけど、実際の競馬はゲームのようにいかず、気温などで繊細に適性が変わります。
私はそこまで分析して適性などを見極めます。
先週木曜公開の『オークス出走馬血統診断』では『馬場硬化』をポイントにあげましたが、馬場硬化したオークスは馬場硬化適性A評価の3頭で決まりました。
適性の見極めは出来ていましたが、最終結論は……。
では日曜の重賞予想を振り返ります。
日曜東京11R オークス 芝2400М
(予想)
雨上がり良馬場まで回復した土曜の東京芝。
メインのメイステークスは好時計で上りも速い決着でした。
しかし好走馬の血統を見ると重い芝向き、決して軽い感じはありませんでした。
ニュアンスとしてはスピードではなくスタミナで出す速い時計という感じです。
東京も走るけどどちらかと言えば中山向きの馬がいい馬場です。
これは例年通りの傾向に近いと思います。
今回はシンプルに要点を絞って予想します。
まず雨上がり、気温上昇すると
血統にキングカメハメハ系がある馬は
⑤リバティアイランド ドゥラメンテ産駒
⑨コナコースト 母父キングカメハメハ
⑪ミッキーゴージャス ミッキーロケット産駒
⑬ドゥーラ ドゥラメンテ産駒
⑯ドゥアイズ ルーラーシップ産駒
⑰シンリョクカ 母父キングカメハメハ
母系は合ってませんが別格でリバティアイランドはチョイス。
コナコーストは重い芝向きのキタサンブラック産駒で母系はキングカメハメハにフレンチデピュティと重い芝最強クロスですのでチョイス。
ミッキーロケットは中山16,1800Мでのパフォーマンスがよく、母がオークス馬ミッキークイーン、しかも母系が同じ近親の馬が土曜東京芝で好走していたことから今の馬場がハマっているので急遽チョイスしました。
ドゥアイズはタフなルーラーシップ産駒ということ、重い芝、洋芝札幌2歳S2着ということでチョイス。
ドゥーラも血統は全然悪くないです。全く人気が無いのでダメ元チョイスもありですが5頭までには入らず。
シンリョクカはサトノダイヤモンド産駒はスタミナ型っぽくて合いそうですが、母系が東京では芝1400Мベストなので距離合わないとみてチョイスせず。
最後の1頭は
⑱イングランドアイズ
キングマン産駒(キングがつきますがキングマンボではなくダンチヒ系)は代表産駒にシュネルマイスターがいますが、春の東京開催の芝は合っています。オークス馬ヌーヴォレコルトが母親で、4分の1の抽選突破した運があるのでチョイスしました。
木曜の血統診断では高評価だったゴールデンハインドですが、母系が硬化馬場が合わないので、気温上昇で馬場が硬化する可能性がある今回は見送りました。
⑤⑨⑪⑯⑱
おまけ
血統的に合っている爆穴候補
⑦ヒップホップソウル
6頭目チョイスならこの馬です。本来5頭目チョイスの馬でした。
母系がダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムードを輩出した名牝ダンシングキイ系。スタミナで差すタイプなので今の馬場は合うはずです。ただ高速のタフさより不良馬場のタフさの方が合いそうなので、ミッキーゴージャスとの比較でチョイスから漏れました。
④キミノナハマリア
重い芝函館の新馬勝ちがあり、母父ヴィクトワールピサ母母父クロフネというのが激走タイプの血統です。ただハービンジャー産駒ということでバランスを欠くこと、君子蘭賞、フローラSとレース間隔が短く余力無しと見て今回は切りました。
(結果)
1着⑤リバティアイランド 1番人気
2着⑫ハーパー 2番人気
3着⑬ドゥーラ 15番人気
:
7着⑨コナコースト 3番人気
9着⑯ドゥアイズ 6番人気
14着⑪ミッキーゴージャス 9番人気
16着⑱イングランドアイズ 11番人気
リバティアイランドが圧勝で二冠達成。
そして2着がハーパー。
木曜の記事で『馬場硬化したらこの2頭で決まる』と書いた2頭です。
読み通り日曜は気温上昇して馬場が硬化しました。
そして指摘通りにキングカメハメハ馬場になりました。
ただし!
私のチョイスは最低、最悪でしたね。
キンカメ系の血がある馬は1着、3着、5着、7着、11着、14着。
私がチョイスしたキンカメ系の馬の成績は1着、7着、11着、14着。
最悪です。
悔しいのがドゥーラをチョイスしなかったこと。
※実際は日曜当日明らかに母系がハマっていたのでドゥーラは買い足し馬券はゲットしています、スイマセン!
馬場が硬化すると、血統的には私流の用語で言う『野芝色』が強くなります。
野芝開催(新潟、夏の小倉、秋阪神中京中山)でハマる血統を『野芝血統』とカテゴライズしていますが、さらにはダートっぽい血統や、一昔前活躍した血統、今のトレンドから外れるマイナー血統などがそれです。
このドゥーラの母父キングヘイローは強力な野芝血統です(『狙える野芝血統』で検索すれば関連記事が見れます)。
ドゥーラの3着激走から『やっぱり馬場が硬化して野芝色が強くなっていた』と確信しました。
勝ち時計2分23秒1は高速決着です。
上位3頭の上り3Fは34秒0,34秒8、34秒1。
これがダービーだと33秒台になるので勝ち時計は2分21、2秒台なのでそう考えると勝ったリバティアイランドの規格外の強さがわかります。
ダービーほどの上りは出なかったので馬場的にはオークス週らしい重い芝だったと思いますが、今回は馬場硬化でダービー寄りの馬場になっていたとは思います。
なのでオークスの重い芝向きの馬のチョイスになったのでリバティアイランド以外の惨敗も仕方ないかもしれません。ミッキーゴージャス、ドゥアイズは高速馬場向きではないですし、まあイングランドアイズは予想外の先行したことは失望しましたけど。
適性は見極められていますが、肝心な馬場読みが甘く完敗でした。
以上、オークスの予想を振り返りました。
さて今週末はいよいよダービーです。
昨年はドウデュース不動軸でガッツリ的中出来ました。
2着イクイノックスは重い芝向きのキタサンブラック産駒なので押さえ程度の低評価でした。この2着でイクイノックスの強さを認めて、秋以降はこの馬に逆らうことなく馬券軸にしていました。
今年はそのキタサンブラック産駒ソールオリエンスの二冠達成なるかに注目が集まっていますが母系を見ればすごく微妙です。
昨年なら間違いなく軽視ですが、今年は出走馬の多くがダービー不向きの馬ばかりなので軽視できない感じです。
記録的な大荒れがあり得る今年のダービー。
今週木曜夕方公開予定『ダービー出走馬血統診断』では実績上位馬をボロカスに酷評する可能性もありますので、是非チェックしてみて下さい。