kakikenです。
みんなが言い出すと外れる。
これがデータあるある。
嫌な予感はしていましたけど、今回の大阪杯は案の定な結果になりました。
では日曜の重賞、GⅠ大阪杯の予想を振り返ります。
先ずは冒頭述べた気になるデータ。
今回有力馬ローシャムパーク、ソールオリエンスは関東馬。
私が血統的に評価が高いタスティエーラ、ジオグリフも関東馬。
(血統に関する詳細は出走馬血統診断の記事を見て下さい)
ここまで露骨な傾向だと軸にするのは躊躇います。
ただ血統的にハマっている馬は押さえたいです。
ジオグリフは重馬場なら買いでしたが良馬場なら分が悪いので切り。
ローシャムパークは内枠が逆にマイナス、ソールオリエンスは不器用な追い込み脚質(先行、まくりは合わない、切れ味が無くなるタイプなので)と血統も欧州色が強すぎて良馬場ではズレがあるので切り。
関東馬では③タスティエーラをチョイスします。
では関西馬を見ていきます。
大阪杯は昨年のスターズオンアースレベルの強さなら差し馬でも届きますが基本は先行有利のレース。
さらには好走馬の傾向でマイル~1800Мの重賞やGⅠ好走タイプがいいです。
プラダリアはディープインパクト産駒で母父クロフネと血統ではハマってますが、スピード面での不安、先行しても直線の上り3Fで劣るので脱落すると判断。
先行力があって、マイル、1800Мあたりの重賞好走実績がある馬として、
⑤スタニングローズ
阪神芝2000Мの秋華賞勝ち、東京マイル・サウジアラビアRC3着、中山芝1800Мフラワーカップ勝ち。血統も母父クロフネのハマりがある。
⑦ハーパー
東京マイル・クイーンC勝ち。血統には父ハーツクライは大阪杯との相性は良く、母父がボールドルーラー系でこちらもハマり血統。
⑨ステラヴェローチェ
2歳時のサウジアラビアRC勝ち、朝日杯FS2着。3歳時は差し馬のイメージだったが古馬になって自在性が増した。血統的には可もなく不可もなしだが「逃げ馬がいなければ逃げる」と宣言、前に行くのは確実なのでチョイス。
⑪べラジオオペラ
中山芝1800МスプリングS勝ち。差し馬場で先行して大敗した皐月賞を除けばほぼ安定して走っている。休み明けのチャレンジCで古馬相手勝利を挙げるあたりポテンシャルの高さは間違いない。血統的には母父ハービンジャーから少しバランスの悪さがあるので勝つか負けるかが極端なので好走するならアタマかもしれない。
③⑤⑦⑨⑪
データに当てはめればべラジオオペラが勝ち、タスティエーラが2着あたりですかね。
今回は軸にするほど信頼ある馬が不在なのでBOXです。
(結果)
1着⑪べラジオオペラ 2番人気
2着②ローシャムパーク 3番人気
3着⑬ルージュエヴァイユ 11番人気
4着⑨ステラヴェローチェ 7番人気
:
8着⑤スタニングローズ 6番人気
11着③タスティエーラ 1番人気
13着⑦ハーパー 9番人気
関西馬べラジオオペラが勝利。
関西馬で勝つならこの馬だと思っていましたので納得の勝利だと思います。
中団あたりと思いましたが主張して前に行った横山和生騎手の好判断でした。
ただ2,3着の関東馬が抜け。
軽視した関東馬が2頭馬券になってしまいました。
ローシャムパークは「内枠がマイナス」と予想で述べましたが、これは位置取りが後ろになってしまうという危惧からでした。実際はその通り位置取りは後方、しかし中盤から捲るように位置取りを上げ、直線では先頭。失速すると思ったのですが、あわや勝利の2着。馬の地力にやられました。
3着ルージュエヴァイユは、大阪杯好走馬のポイントである『マイル、芝1800Мの重賞実績』という点ではエプソムC2着、府中牝馬S2着とハマっていましたが、関東馬、外枠ということでチョイスできませんでした。勝負所のポジショニングで迷わず内を選んでイン強襲、ロスのない菅原明良騎手の好騎乗でした。
菅原明良騎手と対照的に、騎手に物申したいのが4着ステラヴェローチェ。
これは酒井学騎手の騎乗ミスだと断言します。
彼は2つミスを犯しています。
まずスタート。
五分のスタート切ったのに先行せず、外のべラジオオペラに進路を譲りました。その結果ずるずる位置取りが下がってしまいました。予想でも書きましたが「先行する」という陣営のコメントから期待していたのでスタートすぐガッカリしました。
2つ目、勝負所で外を選んでしまったこと。
これが結果的に大きなロスとなりました。最後良い脚を見せていただけに勿体ないというか、そもそも普通に先行していれば勝てていた、とすら思ってしまいます。
今回の結果は残念でしたが改めてステラヴェローチェの強さは再確認できました。
次のレースでもステラヴェローチェは狙える馬です。
スタニングローズは逃げて8着。やることはやってくれたのでそんなものかもしれませんけど、ただ逃げただけ、何か物足りなさを感じる西村騎手の逃げでした。
12着ハーパーも見せ場無し。弱いと言えばそれまでですが、岩田騎手や西村騎手には若さなのかもしれませんが、工夫というか知的さを感じません。
この2頭はあくまでも伏兵、こういう結果もあり得ると思っていたので仕方なし。
ただ問題なのは1番人気タスティエーラの11着。
ソールオリエンスは血統も馬場も脚質も合わないのでそれで7着したのは凡走とはいえ「まあ、頑張ったんじゃない」との評価もできますが、タスティエーラは血統も良し、馬場も脚質も向いているのにこの結果は失意、私の見る目の無さに呆れました。
もしかしたらピークを過ぎた早熟馬だったのかもしれません。
ただ血統は合っていますがマイル、芝1800М重賞の好走実績が無いことから、大阪杯は合っていないと判断すべきだった、と読みの甘さを反省しています。
以上日曜重賞、GⅠ大阪杯の予想を振り返りました。
阪神はBコースにコース替わりとなっていますが、大阪杯の週は内枠有利の予想とは逆で外枠の馬が好走している感じでした。
桜花賞はそもそも外枠が結構来るレースなのですが(年によっては内枠大有利もあります)今年は特に外枠有利になる可能性があります。
今年のメンバーを見る限り血統的には「GⅠでは無理」という血統構成の馬が有力馬に結構いますので、それこそ高速馬場になったら大波乱もありそうです。
詳しくは木曜夕方以降公開の出走馬血統診断で話そうと思っています。