kakikenです。
芝レースで一番走りにくい馬場状態と思っているのが乾きかけの稍重です。
しっかり水分を含んでいる重馬場の方が実は走りやすく、粘土のように足元が粘着質でまとわりつく回復途中の稍重こそが一番厄介だと思っています。
土曜はそんな回復途中の稍重で行われたレースでした……。
では土曜の重賞予想を振り返ります。
土曜中京11R ファルコンステークス 芝1400М
(予想)
先週のフィリーズレビュー同様、ザ1400Мタイプがいいレースではありますが、どちらかと言えば中山マイルと似ている感じがある重賞でマイル実績のある芝1400Мタイプの馬が合います。
過去の好走馬のパターンとドンピシャな馬が
⑧トウシンマカオ
サクラバクシンオー系ビッグアーサー産駒で母父スペシャルウィーク。
母父スペシャルウィーク、母父ダンスインザダークは中京芝1400Мがハマる血統です。この馬は新馬戦新潟芝1600Мで勝利、東京芝1400М京王杯2歳S2着(このブログでもも本命視しました)、阪神芝1600М朝日杯6着。実績含めて完璧。
⑯ティーガーデン
半姉が昨年NHKマイルカップ2着馬ソングライン。ソングラインは昨年の中京芝1400М紅梅Sを3馬身圧勝、血統構成からマイルこなせる芝1400Мタイプです。
ティーガーデンは中山と東京のマイル戦連勝で芝1400М未経験ですが、母系からは適性は絶対あります。キングカメハメハ系ドゥラメンテ産駒ということで馬場不問で好走必至だと思います。
この⑧ー⑯が大本線です。この2頭の評価が抜けています。
この2頭から劣りますがあと2頭マイル実績のある芝1400Мタイプとして
①プルパレイ
クロッカスSがトウシンマカオの2着。朝日杯8着。イスラボニータ産駒というのが重賞で未知数ですが、パンパンの良馬場より渋め残りの馬場が合う血統構成、土曜の馬場は合いそうです。
⑩ベルウッドブラボー
この馬はシルバーステート産駒ですが、シルバーステート産駒の特徴として馬場不問で時計の掛かる馬場のヨーイドン競馬が合います。中京は先週高速馬場でしたが土曜が渋め残りで時計が出ない馬場ならこの馬の上位好走もありそうです。
あと1頭、微妙ですが母系の血統が魅力な馬として
⑥デヴィルズマーブル
芝1200М向きの1400Мタイプなのでズレを感じる馬ですが母父Monsunで母母父サドラーズウェルズというのが今の中京芝には合いそうです。
⑧⑯①⑩⑥
(結果)
1着①プルパレイ 2番人気
2着③タイセイディバイン 13番人気
3着⑭オタルエバー 6番人気
4着⑥デヴィルズマーブル 5番人気
5着⑧トウシンマカオ 1番人気
:
8着⑯ティーガーデン 3番人気
16着⑩ベルウッドブラボー 12番人気
2,3着が抜けて外れです。
馬場が渋ってスローのヨーイドン競馬を想定していたのですが道中全く緩まないタフな流れになってしまいました。先行勢は崩れて差し決着でした。
勝ったプルパレイは切れ味勝負にならないペース、馬場も合っていました。
2着の13番人気タイセイディバインは母父ダンスインザダークがタフな流れ向き、母母父ドクターデヴィアスは柔らかい馬場が得意な血統と好条件がそろい好走。私もマークはしましたが実績が芝1800、2000ということでズレを感じて切ってしまいました。これは悔しい抜けでした。
3着オタルエバーは血統的にはキングカメハメハ系リオンディーズ産駒で母系が重馬場が合うダンチヒ系なので合っているとは思いましたが、朝日杯大敗で能力的に疑問符ついて完全に軽視しました。今回はいつもの先行ではなく差し競馬、直線の弾け方は一番目立ちましたから馬場適性があったのでしょう。
4着デヴィルズマーブルは惜しい4着で馬場適性が合っていました。5着トウシンマカオは粘りましたが道中のタフな流れで脚を使わされた感じでした。ビッグアーサー産駒の重賞での脆さも感じました。
8着ティーガーデンは今回先行できなかったですが、逆に展開的には向くはずでしたが直線案外の伸び。馬場への適性がイマイチ、あとタフな流れも合わない印象。ちょっと脆さを感じました。
16着ベルウッドブラボーはスローのヨーイドン競馬想定でチョイスした馬でしたから真逆とも言える流れではこの大敗は仕方なしです。
今回は馬場が渋って緩い流れになると読みましたが結果はハイペース。完全に読み違えました。完敗でした。
以上、土曜の重賞予想でした。
3日開催の出鼻をくじかれました。
日曜は馬場回復具合によって適性が変わりそうで馬場読みが難しいですけど、それを言い訳にしないように予想したいと思います。