kakikenです。
前回の記事の冒頭で「今年の3歳のノーザンF生産馬が小粒だ」と指摘しました。
それでも「やっぱりGⅠはノーザンF生産馬買っていればいいんだ」という結果になるのを恐れていましたが、今回は私の読みの勝利。
とても気持のいい日曜日でした。
では日曜GⅠ桜花賞の予想を振り返ります。
(予想)
最近で使えるデータの一つに
単勝オッズ3倍~4.9倍の馬は必ず馬券になっている
というのがあります。
この数字って大体2番人気が該当する感じです。
だからなのか4年連続で2番人気が勝利しています。
データ的に今回単勝3倍~4.9倍になるのが1番人気⑱ナミュール。そして2番人気がサークルオブライフです。
データ的にはサークルオブライフが1着、ナミュールが2着、もしくは3着です。
この2頭でいいのでしょうか?
大阪杯ではデータに執着してして失敗したので、パターンとして今週はデータに執着する方が良さそうな気もします。
しかし今回は今の馬場適性に合った馬をチョイスしようと思います。
土曜の阪神を見る限り、繰り返しになりますが内枠が有利。そして先行馬が相当粘れる馬場であります。そしてこの気温の上昇で野芝色の強い馬場になっています。
これらを合わせて考えるとピッタリの馬がいました。
⑥ウォーターナビレラ
内枠で確実に好位で競馬が出来そうな馬。母父キングヘイローというのは野芝や野芝色が強い馬場で好走する血統です。シルバーステート産駒ということで緩い流れのヨーイドン競馬向きでオープンクラスでは厳しいと思っていましたが崩れることなく好走し続けています。今年は昨年ほど上り3Fの速さは無いので、近2走切れ味勝負で屈してきたこの馬にとっては逆転できるチャンスです。勝てないかもしれませんが今の馬場ならあっさり2,3着が取れそうに思えて急遽評価を上げました。レジェンド武豊騎手は土曜のジャングロもそうでしたが晩年先行馬はいい騎乗をしてくれます。馬場をしっかり読んで乗ってくれると思います。弟・幸四郎厩舎の馬でGⅠ制覇もありえます。
他の馬は週中の血統診断で挙げた馬。
③アルーリングウェイ
母系が母父フレンチデピュティです母母父エンドスウィープ。桜花賞にあった血統。
⑧スターズオンアース
⑫ベルクレスタ
2頭ともドゥラメンテ産駒。母系がアメリカン血統と欧州血統のバランス型。野芝色が強い馬場では欧州血統が好走しやすいです。2頭ともツメが甘い勝ち切れないタイプですが、そういうタイプは野芝色が強い馬場は合います。脚質的に好位つけられるスターズオンアースの方が好走しやすい気がいます。
この4頭にプラス1頭。1番人気か2番人気のいずれかをチョイス。選んだのは
⑯サークルオブライフ
2番人気4年連続勝っていますし、チューリップ賞を勝った馬より負けた馬の方が桜花賞で巻き返すパターンから選びました。
⑱ナミュールも母母父フレンチデピュティとハマり血統がありますが、どうしても血統のバランス的に微妙。そして冒頭挙げたようにナミュールはノーザンF生産馬、サークルオブライフは野芝色が強い馬場に合う千代田牧場生産馬。ここはネタ要素も含めてナミュールは切ります。
③⑥⑧⑫⑯
今回はこの5頭BOXです。
荒れそうな時ほど硬く決まるパターンもあるので、
⑥⑯⑱で決まる可能性もあるとは思ってます。
ちなみに人気のハービンジャー産駒2頭⑭プレサージュリフト、⑱ナミュール。
土曜の阪神が思ったほど切れ味重視の馬場ではないことから切りました。
もし日曜が土曜と逆に切れ味重視の馬場になったらこの2頭にやられるかも?
(結果)
1着⑧スターズオンアース 7番人気
2着⑥ウォーターナビレラ 3番人気
3着①ナムラクレア 6番人気
4着⑯サークルオブライフ 2番人気
:
7着⑫ベルクレスタ 9番人気
8着③アルーリングウェイ 5番人気
先週木曜の出走馬血統診断で中心視した⑧スターズオンアースと土曜の阪神の馬場を読んで急遽高評価した⑥ウォーターナビレラのワンツー。
馬連3740円、ワイド1250円的中!
大本線での的中で嬉しかったのですけど、3番人気と7番人気の馬連が3740円は予想よりはるかに低い配当でした。これは上位人気馬への信頼の無さの証拠。多くの人が「1番人気ナミュールは無い」と思っていたのでしょう。
予想通り内枠有利、先行有利の馬場でした。外から差してきたのはサークルオブライフだけ。なのでサークルオブライフは外枠で唯一適性があった馬とも言えますし、強い馬だと思いました。
ここまで露骨な馬場になった背景として12週ロングラン開催を見越してしっかり馬場を作っていたということが言えると思います。
勝ったスターズオンアースは木曜の血統診断で「この桜花賞で好走すればオークスも好走する」と書きましたが、私は現時点ですがこのスターズオンアースがオークスも勝って2冠達成だと思っています。
2着⑥ウォーターナビレラも好スタートから2番手、程良いペースもあって4コーナーで「あ、馬券にはなったな!」と確信しました。最後スターズオンアースに差されて勝ちは逃しましたが展開の有利さと馬場適性の高さを示してくれました。
ただこの馬に関してはここまでだと思います。オークスは距離など含めて合わない感じですし、マイルカップも切れ味勝負では分が悪いでしょう。
3着①ナムラクレアは抜けてしまいました。ミッキーアイル産駒への信頼の無さから切りましたが、距離としては芝1200~1400Мの馬だと思いますがジュベナイルフィリーズ5着の実力馬、好枠からロスの無い競馬ができたことが好走の要因でしょう。
来年からディープインパクト、キングカメハメハ亡き後のクラシックになりますが、この桜花賞はそれを先取りする一戦でしたが結果はキングカメハメハを父に持つドゥラメンテ産駒スターズオンアースが勝ち、ディープインパクトを父に持つ種牡馬シルバーステート産駒、ミッキーアイル産駒の2,3着でした。結局ディープインパクト、キングカメハメハの系譜を受け継いでいくことになるのでしょうかね?
4着サークルオブライフは不利な条件だった今回馬券にならなかったもののしっかり走りました。大敗したナミュール、プレサージュリフトとは適性の差もあったように思います。この馬は血統のバランスが悪いので評価は低いのですけど、この4着でオークスでも十分勝負になると思いました。
私がチョイスした⑫ベルクレスタが7着、③アルーリングウェイが8着。ベルクレスタはオークスで巻き返し可能ですが、アルーリングウェイに関しては先行してこの着順ではGⅠでは荷が重いと感じました。
今回軽視したノーザンF生産馬は6頭出走しましたが最高着順はベルクレスタの7着。外枠、展開が合わなかったというよりナミュール、プレサージュリフトはハービンジャー産駒という不安定さが露呈、さらには馬場適性もなかったということでしょう。
ではナミュールとプレサージュリフトは切れ味勝負の東京に舞台が変わったら好走できるのか?
正直この2頭にそこまでの強さは感じません。オークス2頭とも不向き、マイルカップならもう少しやれるかなといった程度です。
ナミュールは単勝3.4倍でデータ的に絶対来るとされる単勝3~4.9倍の馬でありましたが来ませんでした。
ノーザンF生産馬によって築かれたこうしたデータが通用しなくなっています。今の馬場だけなの傾向なのか、東京開催になっても続くのかはわかりません。ただノーザンF生産馬独り勝ちの時代が終わることはいいことだと思います。
何はともあれ今回は馬場を読み、適性の見極めもしっかりできた会心の的中だったと思います。
以上、日曜GⅠ桜花賞の予想を振り返りました。
今週末は皐月賞。
日曜の中山の馬場を見る限り高速決着の可能性があります。
ただ気になるのが週末にかけての台風1号の接近。気温も低い予報。
皐月賞にはすでに狙っている穴馬がいます(もう名前をこのブログで挙げています)が高速決着になるほどその穴馬が来る確率が上がりますので影響が心配です。
最後にGⅠのある週の木曜夜に公開しているGⅠ出走馬血統診断。
大阪杯、桜花賞と私が高評価した馬がいずれも勝利しています(しかも1番人気の馬エフフォーリアやナミュールはいずれも高評価していません!)。
今の中山の馬場はほぼ読めていますので、今週も(週末の予想は血迷うかもしれませんが)いい診断ができると思っています。