脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

ハヤヤッコ拾えず不的中~7/17日曜函館・函館記念の予想結果~

kakikenです。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜函館11R 函館記念 芝2000М

(予想)

このレースは近11年連続で7番人気以下が絡んでいるレース。

今年も最低人気の単勝が50倍を切るオッズと大混戦の様相。

荒れて当然の雰囲気があります。

硬い決着だったのは1,2番人気のワンツーの2010年までさかのぼります。

ただ2010年以前は堅い決着で収まっている年も結構あって、結局は人気馬に馬場適性があるかどうかということになります。

例えば昨年1番人気だったのはダートGⅠフェブラリーS覇者のカフェファラオ。ルメール騎手鞍上での1番人気。当時荒れ馬場でダート色が強い函館芝でしたがさすがに1番人気で来るような馬には思えませんでした。

では今年はどうか。

日曜は断続的に雨が降る予報です。今の函館芝は馬場が渋るとダート色、野芝色が強くなります。

今年の人気馬を見ると適性的にはハマっている可能性が高い馬が揃っています。

案外硬い決着もあるんじゃないかと考えだしています。

⑨アラタ

マイネルウィルトス

⑫サンレイポケット

アラタは函館芝実績もありキングカメハメハ産駒なので馬場が渋っても問題無し。

マイネルウィルトスも土曜稍重函館でハマっていたロベルト系のスクリーンヒーロー産駒で、母系も母父ロージズインメイ、母母父マイネルラヴと馬場が渋れば渋るほどいい血統です。

サンレイポケットの父ジャングルポケットは函館札幌など洋芝が得意。さらに野芝も得意でこの馬自身も野芝新潟の重賞新潟記念3着、新潟大賞典1着。さらには母父ワイルドラッシュとダート色の強い母系。ハマりまくっている馬。

この上位人気3頭が好走できる可能性が高いとなると後は展開。

最終週ですが基本先行有利な馬場。

ここでポイントになるのがアラタ。

アラタは陣営として早め先行押し切りを狙っています。

マイネルウィルトスもアラタをマークするでしょう。

それはサンレイポケットもしかりです。

なので今年は逃げ先行は早めに潰される可能性が高いです。

この上位3頭以外のチョイスは差し馬から。

③フェアリーポルカ

函館記念牝馬の成績が余り良くないですけど、重馬場タフ馬場が得意なルーラーシップ産駒。さらにはこの馬の祖母フェアリードールは一昔前に活躍馬を多く輩出した名牝ですが、今の函館芝はこういう一昔前活躍した名牝の血が走る馬場。内枠の差し馬としてこの馬をチョイスします。

⑯ランフォザローゼス

名牝系でいえばこの馬の祖母は名牝エアグルーヴ。前走巴賞では目立つ差し脚を見せていました。20年函館記念12番人気6着と函館適性もありそうです。今回は大外枠、差し馬という買いづらい条件が揃いましたが、買いづらい盲点の穴馬として今回あえてチョイスします。

今回は上位人気3頭と中穴1頭、大穴1頭の5頭で勝負します。

③⑤⑨⑫⑯

(結果)

1着①ハヤヤッコ       7番人気

2着⑤マイネルウィルトス   1番人気

3着⑧スカーフェイス     4番人気

5着⑫サンレイポケット    3番人気

6着⑨アラタ         2番人気

9着⑯ランフォザローゼス  14番人気

12着③フェアリーポルカ    8番人気

 

7番人気のハヤヤッコが勝ち、これで12年連続7番人気以下が馬券に絡みました。

とはいえ今年は上位人気馬は大崩れせず上位に食い込んだ方だと思います。

予想以上の雨量で適性が完全にダート馬向きになったことでメンバー中唯一のダート好走実績のあるハヤヤッコ向きになってしまいました。前々走稍重日経賞5着というのをもっと評価すべきでした。上位に来た馬がまくり差しの馬が多い中、ハヤヤッコは好位先行で押し切り勝ち。馬場適性の髙さは相当でした。

昨年1番人気9着だったカフェファラオも今年の馬場だったら好走していたかもしれません。私は次走の叩き台としての出走と思っていましたが案外本気の出走だったことがわかりました。

2着マイネルウィルトスは1番人気2着。昨年は良馬場で8着でしたが今年は重馬場でしっかり結果を残しました。まくり気味に上がって最後まで伸びたあたりはやはりこの馬場が合っていたということです。

3着スカーフェイスは迷って切った一頭。母父クロフネ、母母父キングマンボで春の天皇賞スズカマンボの母系なのでタフ馬場が合うことはわかっていました。しかし他に適性の髙い馬がたくさんいたのでハヤヤッコ、スカーフェイスまでチョイスが届きませんでした。

5着サンレイポケットはマイネルウィルトス同様にまくり気味に仕掛けましたが最後脚が上がっていました。タフな馬場はこなせる馬ですが脚の使いどころを今回は間違ったようです。

6着アラタは中団からの競馬。しかし直線全然伸びないあたり道中で脚を消耗していたようです。重馬場実績もある馬なので好走可能と判断しましたがこの馬には少しタフすぎる馬場だったようです。

9着ランフォザローゼスは「重馬場で外差し馬場になれば」と期待しましたが結果を見る限り、この馬の能力も足りませんでしたが、やはり外枠は不利だったようです。

12着フェアリーポルカはこの重馬場で一番期待が高まった馬でしたが4コーナーで手応えがなくなりました。今回は中団からの競馬でしたが道中で脚を使い果たした感じでした。追い込み競馬ではノーチャンスな馬場なのである程度前で競馬したのは仕方なしですけど負けすぎです。牝馬には厳しすぎたのか、それと年齢的に能力の衰えもあるかもしれません。

今回は完敗でした。

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

猛暑に大雨。夏のローカル競馬は本当難しいです。

この際秋まで予想を休止すべきとも思いましたが、心が折れない限りは予想を続けようと思います。