kakikenです。
あのタイトルホルダーでもセントライト記念で惨敗した野芝開催。
格より適性。
日曜は野芝の恐ろしさを改めて痛感する日になりました。
中京3R 2歳未勝利芝1400М
②ダンザンレーヴ リオンディーズ産駒
祖母名牝レーヴドスカー、中京の野芝なら巻き返しありそう。
結果⇒13番人気13着
出遅れて、直線も全く伸びず。スピードが無さ過ぎです。
⑨クリノアグレッシブ リオンディーズ産駒
前走大穴で3着。この手の馬が連続好走するのは稀ですが今回も期待。
結果⇒3番人気7着
やはり穴をあけた馬の連続はありませんでした。
中京8R 3歳上芝2000М
⑧モズタンジロウ エイシンヒカリ産駒
重馬場得意の谷川牧場の馬、良馬場でどこまで?
結果⇒11番人気5着
人気以上の走りでした。中京は良馬場でしたが重馬場向きの馬が好走しやすい馬場だったようです。
中山3R 2歳未勝利芝1600М
⑬コスモアバンサ リオンディーズ産駒
良馬場向きの印象。馬場回復次第か?
結果⇒5番人気4着
直線伸びましたが外を回したロスが最後の一押しが足りない原因になりました。
中山7R 3歳上芝1600М
⑮ニシノメグレス リオンディーズ産駒
中山マイル巧者で期待大。マイナスは8枠を引いたこと。
結果⇒8番人気15着
外枠もマイナスでしたがここまでの大負けは馬場が合わなかったことが大きいです。
中山9R 3歳上芝1600М
⑥ジャッカル リオンディーズ産駒
中山初コースですがマイル戦では大崩れしていないので期待できます。
結果⇒2番人気11着
この馬は大丈夫と思っていましたが、この馬も惨敗。今週の中山は土日両日ともに明らかにリオンディーズ産駒には不向きな馬場でした。
中山11R オールカマー芝2200М
中山初コースですが野芝実績、距離実績もあるので好勝負可能。
結果⇒4番人気5着
不向きな馬場だとすれば、そこそこ走った感じです。
(総括)
金曜土曜の大雨で渋った馬場が乾いて馬場質が変わったようです。特に中山に関してはリオンディーズ産駒には明らかに不向きな馬場になってしまいました。
では日曜の重賞予想を振り返ります。
日曜中京11R 神戸新聞杯 芝2200М
(予想)
例年ならダービー上位馬を買えば良さそうですけど、東京芝2400Мと9月野芝中京芝2200Мは別物と考えます。
根幹距離、非根幹距離というくくりでいけば、
根幹距離1200、1600、2000,2400
非根幹距離1400,1800,2200,2600
で今回は非根幹距離。
昨年シャフリヤール(不良馬場も敗因ですが)4着、コントレイルのような抜けた存在は別として中途半端な強さの馬は軽視したいです。
今回のメンバーでダービー最先着馬は⑭プラダリアのダービー5着。この馬は青葉賞馬ですが、昨年血統ドはまりで8着に負けたワンダフルタウンも青葉賞馬。
逆にダービー大敗でしたが昨年2着レッドジェネシスは中京芝2200Мの京都新聞杯勝ち馬。
今年は大混戦なので格より中京適性、芝2200М適性を重視します。
なかでも重要ステップレースが京都新聞杯ですが、今年は京都新聞杯1~4着馬がそろい踏み。
①リカンカブール
京都新聞杯4着
②ボルドグフージュ
京都新聞杯3着 前走2勝クラス中京芝2200М勝利
⑤ヴェローナシチー
⑯アスクワイルドモア
京都新聞杯1着
今回のメンバーならこの4頭で2頭馬券に絡むと期待します。
もう一頭血統的に気になる馬が
⑨サトノヘリオス
芝1800М重賞で3着2回。非根幹距離が合いそうで、この馬の祖母がエアデジャブーということで一昔前活躍した母系がある馬なので野芝適性は高いはず。実際昨年9月中京芝2000М未勝利戦でレコード勝ち、負かした2着が重賞馬フェーングロッテン
なのも強調材料です。
今回はシンプルにこの5頭で勝負します。
①②⑤⑨⑯
ちなみにダービー最先着馬⑭プラダリアはご当地馬主の名古屋友豊で鞍上池添。メイケイエールと同じパターンです。怖いですけど……。
(結果)
1着⑦ジャスティンパレス 5番人気
2着⑥ヤマニンゼスト 12番人気
3着②ボルドグフージュ 4番人気 京都新聞杯3着
:
6着①リカンカブール 11番人気 京都新聞杯4着
15着⑨サトノヘリオス 9番人気
勝ち時計2分11秒1。良馬場で行われた20年2分12秒5と比べれば速い時計の決着でしたが、20年の馬券になった馬の上りが35秒台に対して今回34秒台。
今年は上り3F勝負のヨーイドン競馬になりました。
中京芝2200Мの京都新聞杯組を重視しましたが、今年の京都新聞杯は勝ち時計2分9秒5のレコード。野芝とオーバーシード馬場の違いもありますが、馬場以外の適性も違ったようです。
京都新聞杯勝ちのアスクワイルドモアが10着、2~4着惜敗した馬たちが今回3着、5着、6着というのも頷けます。
勝ったジャスティンパレスは昨年9月の中京芝2000М新馬戦勝利している馬。新馬戦はヨーイドン競馬適性の髙い馬が好走するレースですから、今回はペースもハマっていました。
2着ヤマニンゼストは父シンボリクリスエスという本来母父で見られる馬が父という古めの血統構成。こういう血統構成は野芝適性が高いのですけど、今回ロスなく直線インを突いて2着確保。この馬の母母父サドラーズウェルズでサドラーズウェルズはヨーイドン競馬が得意な血統。全ての要素がプラスに働きました。
京都新聞杯組はアスクワイルドモア以外はそれなりに走ってくれました。もう少し上りが掛かるレースだったら5着ヴェローナシチーあたりは馬券になっていたと思います。
サトノヘリオスは祖母エアデジャブー、ノーザンテーストと古い血統なので野芝適性がある馬としてチョイスしましたが9番人気15着。好位で競馬していい感じで直線向きましたがそこから失速。ヨーイドン競馬、上り勝負が合わなかったのもありますが距離が長かったようです。この馬は芝1800М前後の馬だと感じました。
人気のパラレルヴィジョン7着、プラダリア8着を切ったまでは良かったのですけど、上り勝負になったことは想定外でした。
日曜中山11R オールカマー 芝2200М
(予想)
中京同様こちらも中山芝2200М実績、芝2200М実績を重視します。
④ソーヴァリアント
昨年セントライト記念2着。過去オールカマーはセントライト記念好走馬が多く好走しています。休み明け、仕上がり途上との話がありますが、馬場適性、鞍上川田騎手ということで好走材料は揃っています。
⑤ヴェルトライゼンデ
昨年のAJCC2着、一昨年の中京芝2200М神戸新聞杯2着。芝1800М2勝&スプリングS2着。勝ち切れないものの中距離の非根幹距離で100%連対。母父アカテナンゴと野芝適性の髙い血統もある馬、ここも当然好勝負期待。
この2頭どちらも4枠。枠連なら4枠流しでいい?
この2頭以外では今週からCコースの中山芝は基本逃げ先行有利なので逃げ先行馬をチョイス。候補として、
⑩テーオーロイヤル
中山初コースでも馬場適性のあるリオンディーズ産駒でこなせるはず。
⑪キングオブドラゴン
中山芝2200М実績あり。迎春S2着から湾岸S1着だったキャリアが昨年2着ウインキートスと同じ。
⑬バビット 20年セントライト記念勝ち馬
格ならテーオーロイヤルですが万が一を考えて適性高いキングオブドラゴンも押さえ。バビットはセントライト記念馬ですがこのメンバーでは厳しいでしょう。
他では近年ワンツー決めている牝馬。今年の出走は3頭。
②ジェラルディーナ 母ジェンティルドンナ
③ウインキートス 昨年2着
ジェラルディーナは中山初コースと未知数ですが芝2200М向きには思えず脱落。
正直上位人気4頭④⑤⑧⑩が抜けていると考えています。
ただ格だけで決まらないのが芝2200М戦。適性のある③⑪も押さえます。
④⑤⑧⑩③⑪
(結果)
1着②ジェラルディーナ 5番人気
2着①ロバートソンキー 6番人気
3着③ウインキートス 7番人気
:
5着⑩テーオーロイヤル 4番人気
6着⑧デアリングタクト 1番人気
7着⑤ヴェルトライゼンデ 3番人気
10着⑪キングオブドラゴン 8番人気
13着④ソーヴァリアント 2番人気
日曜の中山は『ザ野芝』というくらい母系に野芝血統のある馬が好走していました。
私が考える野芝適性の指標として母系が名牝系(現役時代活躍した馬)、古い母系(昭和的な、在来牝系)がありますが、1着が母ジェンティルドンナのジェラルディーナ、2着母母父シンボリルドルフ(80年代後半から90年代前半席巻したパーソロン系)のロバートソンキー。
小倉新潟中京の野芝実績のある2頭でしたが、初中山ということで今回はチョイスに至りませんでした。
私のチョイスで絡んだのは3着ウインキートスだけ。
今回は中山実績、芝2200М実績にこだわり過ぎたことが失敗でした。
今週からCコースの中山は中京同様、内枠有利な馬場になっていました。
その傾向はわかっていたので④ソーヴァリアント、⑤ヴェルトライゼンデを中心視したのですが、①ー②ー③という露骨な結果に。
ソーヴァリアントは明らかなアクシデントでした。故障したと思いましたが、心房細動ということで不幸中の幸いというところでしょう。この馬は馬場さえあればGⅠでも勝ち負け可能な馬なので、次走以降巻き返しを期待します。
ヴェルトライゼンデはまくり気味に外に進路を取ったことが失敗。明らかに外は伸びない馬場、ロスなくインを突いた上位の馬とは差がありました。
デアリングタクトも位置取りの差が着差になりました。
テーオーロイヤルは冒頭で挙げた通りリオンディーズ産駒が不向きな馬場での5着は悲観すべき内容ではなかったと思います。
10着キングオブドラゴンは先行してこの着順は適性より能力の差でしょう。
セントライト記念勝ち馬バビットが粘りに粘って4着するあたり、野芝適性の重要さを物語っていましたが、それに加えて内枠、直線内を回ったか否かで明暗が分かれた気がします。
1着3着が牝馬。デアリングタクト含めて3頭牝馬が出走していましたがそのうちの2頭が今年も馬券になりました。来年も牝馬に注目しないといけませんね。
以上、日曜の重賞予想を振り返りました。
今週末は日曜に中山でGⅠスプリンターズSがあります。オールカマーの結果を見る限り、中山は内枠が圧倒的有利な雰囲気がありますが、天候一つで真逆の外枠天国になる可能性もあるので馬場の見極めが重要になると思っています。
もう一つ日曜夜にフランス凱旋門賞もありますね。
時間があれば凱旋門賞に関しても取り上げようと思っています。