脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

稍重で上り33秒台! 路盤改修で真逆の適性を読み切れず撃沈~10/15日曜京都・秋華賞の予想結果~

kakikenです。

 

日曜の京都は馬場の回復が遅く、内心シメシメとほくそ笑んでいました。

しかし芝のレースの上り3Fの速さに『え?』と胸騒ぎが。

そして秋華賞は案の定……。

 

では日曜のGⅠ予想を振り返ります。

日曜京都11R 秋華賞 芝2000М

(予想)

京都は日曜朝まで雨予報。

『馬場が渋るならシランケド勝負だったな~』と直前回避を残念に思います。

馬場イメージとしては先週の京都大賞典と同じでしょう。

血統的にハマるのはフレンチデピュティダンチヒデインヒル)系です。

後はステイゴールド系ですね。

木曜の出走馬血統診断でも1頭だけ重馬場Aと書いていたのが、

⑤ドゥーラ

キングカメハメハドゥラメンテ産駒という点もプラスですが、母父キングヘイローも馬場が渋ればプラス、そして特筆は母母父ステイゴールド。良馬場では微妙なステイゴールドの血は馬場が渋れば『買い』になります。先週京都大賞典で5着に粘ったアフリカンゴールドが良い例です。唯一不安は鞍上。斎藤騎手が脈ありの馬を平常心で乗れるのかが好走の鍵です。

⑥リバティアイランドは無条件で買わなければいけない馬なのでチョイス。

フレンチデピュティのある馬は2頭。

④コナコースト 母母父フレンチデピュティ

ラヴェル   母母父フレンチデピュティ

父、母父、母母父にダンチヒ系がある馬は、

⑧モリアーナ 母母父ダンチヒ系 紫苑S勝ち

ミシシッピテソーロ 母母父デインヒル

⑫ドゥアイズ 母母父ダンチヒ

⑯ピピオラ  母母父デインヒル 前走2勝クラス1番人気勝利

エミュー 父ダンチヒハービンジャー

ただ今回はダンチヒ系からはチョイスしません。

この中では近年相性のいい紫苑S組のモリアーナが良さそうですが、前走はイン差しがハマった印象で強さは感じられず見送り。

もう一頭穴っぽいのがピピオラです。勝つことはないにしても2,3着ならあり得るのが前走2勝クラス勝ちの馬。ただし条件として1番人気で人気に応えて勝つ馬のみ好走条件が与えられる感じ。条件を満たしたのがピピオラのみ。ただ父モーリス母父ダンスインザダークというクロスが京都芝2000Мではしっくりこないので見送り。

④⑤⑥⑬

今回はこの4頭で勝負!

と言いつつ、気になって追加したい穴馬が2頭。

③マラキナイア ローズS3着

穴馬ならロースS3着の馬というのが秋華賞あるある。血統的にはGⅠでは底力に欠ける感じですが、馬キャラ的に買えそうな馬です。切れ味勝負では苦しいですが前走のようなタフなレースは向くのでトリッキーコースの京都芝2000Мでは狙えるとは思います。

⑭コンクシェル

木曜の出走馬血統診断でも血統でA評価をつけた馬です。前走ローズS大敗ですが、高速決着で先行したバテたことと、異常な速さの上り時計に対応できなかったことが敗因として大きかったと思います。ちなみに前々走2勝クラスを1番人気で圧勝していますのでポテンシャルは高く、適性さえ合えば好走しても何ら不思議ではありません。幸騎手、ノースヒルズキズナ産駒。エリ女で穴を開けたアカイイトの激走の再現もありえそうです。

④⑤⑥⑬を厚めに買いつつも薄目に③⑭も押さえたいです。

④⑤⑥⑬③⑭

(結果)

1着⑥リバティアイランド   1番人気

2着⑦マスクトディーヴァ   3番人気

3着②ハーパー        2番人気

4着⑤ドゥーラ        5番人気

6着③マラキナイア     11番人気

8着④コナコースト      4番人気

11着⑬ラヴェル        8番人気

18着⑭コンクシェル     13番人気

 

結果的に1番人気、3番人気、2番人気の人気3頭の決着でしたが、どうしても解せなかったのが3着ハーパー。

しかし全ては馬場が渋っても速い上りが出る異質な馬場の影響でした。

1000М通過が1分1秒9。超ドスロー。

そしてレースの上りが34秒0。1着、2着馬の上りが33秒5,33秒6。

「は?」

馬場は稍重なのに?

改修前の20年、19年がともに稍重でしたが、1着から3着の上り3Fは速くて35秒台後半。

完全におかしい。

この感じ、どこかの競馬場と似ている。

東京競馬場です。

東京も重馬場でも直線上り3Fだけは異様に速くなります。

レース的には完全なるスローのヨーイドン競馬。

馬場が渋って自信満々だったドゥーラが、東京向きヨーイドンタイプで自信の切りだったハーパーにハナ差負けで4着だったことがこれで納得しました。

この時、春開催では気づかなかったコースが新しくなったことの影響を初めて実感しました。

京都は路盤改修したみたいですが、その影響が露骨に出るのは4コーナーから直線。

中山競馬場が同じように路盤改修した直後の有馬記念で、東京向きで不向きだと思っていたディープインパクト産駒のジェンティルドンナ有馬記念を勝った時と同じようなショックを今回レース後に受けました。

しかし理由が分かれば納得です。

コンクシェルなどは真逆の適性、最下位でも仕方ないです。

そう考えると6着マラキナイアは合わない馬場でも良く走っていると感じます。

マラキナイアは今後も注目です、福島や中山の牝馬重賞で狙えそうです。

ただコナコーストやラヴェルはスローのヨーイドン競馬でも実績があるのでこの負け方は気になりました。

もしかするとキタサンブラック産駒が京都コースが合わない可能性もあります。

今週末菊花賞出走予定のキタサンブラック産駒の皐月賞馬ソールオリエンスが好走するか凡走するかが大きな目安になりそうなので注目です。

もしかしたら良馬場でハイペースになった方がタフなレースになっていたかもしれませんね。皮肉なものです。

かなりショックな結果でしたが、痛い思いをした分、学習しました。

今後に生かしていきたいと思います。

 

 

以上、先週のGⅠの予想を振り返りました。

今週末は京都で菊花賞が行われます。

私が狙っていたセントライト記念組のシャザーンやキングスレインの名前が無くてガッカリです。

こうなると神戸新聞杯組に期待です。

馬場が渋ると秋華賞のようにヨーイドン競馬になりそうなのでそうなればソールオリエンス向きでしょうけど、キタサンブラック産駒がどうなるのか?

菊花賞に関しては木曜夕方以降公開の出走馬血統診断で詳しく解説しようと思いますのでチェックよろしくお願いいたします。