脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

1秒速すぎた逃走劇、でも納得の不的中~東京・天皇賞(秋)、京都スワンSの予想結果~

kakikenです。

 

天皇賞の1000М通過57秒7。

この瞬間「前の馬は厳しいな」と半分諦めました。

ただ、最後まで興奮できたいいレースでした。

 

では日曜のGⅠ予想、土曜の重賞予想を振り返ります。

日曜東京11R 天皇賞・秋 芝2000М

(予想)

土曜の東京はスローのヨーイドン競馬で、2歳戦、少頭数レースが多くて展開、時計的には判断できませんが、血統を見る限り例年通りな雰囲気でした。

土曜の夜から日曜の朝まで不安定な天気予報ですが、恐らく良馬場、走りにくい馬場になることは無いと思われます。

各馬の評価は木曜の『出走馬血統診断』に書きましたのでここでは省略します。

血統的にハマっているのが、

⑦イクイノックス

⑤ガイアフォース

奇しくもキタサンブラック産駒2頭です。

イクイノックスは死角無し。

足元すくわれる可能性があるとすればジャパンカップだと思われます。

ガイアフォースは鞍上が西村騎手でGⅠではまだ荷が重い存在ですが、安田記念4着とGⅠでもそこそこ通用している馬、距離も芝2000Мくらいがベスト、人気の盲点になっている馬なので好走を期待します。

土曜の馬場を見る限り簡単には前が止まらない馬場でした。

⑩ジャックドール

この馬はハイペースで粘れる先行馬。今回のメンバーなら自分でペースを作るくらいの思い切った逃走劇を見せれば馬券圏内に残ると思っています。

イクイノックス、ドウデュースの間に割って入る可能性がある馬は⑤ガイアフォースとジャックドールだと思います。

勝つのはイクイノックス、2着にガイアフォースかジャックドールが絡むことを期待。

⑤⑦⑩ ⑦ー⑤ ⑦ー⑩

この2頭が期待外れに終わる場合は④ダノンベルーガ、③ドウデュースが来る感じの結末を予想しました。

③④⑦

結論として、

③④⑤⑦⑩

⑦ー③④⑤⑩

です。

プログノーシスジャスティンパレスのディープインパクト産駒も気になりましたが、買い目絞る必要ある頭数なので今回は切りました。

(結果)

1着⑦イクイノックス    1番人気

2着⑥ジャスティンパレス  6番人気

3着⑨プログノーシス    3番人気

4着④ダノンベルーガ    4番人気

5着⑤ガイアフォース    7番人気

7着③ドウデュース     2番人気

11着⑩ジャックドール    5番人気

 

勝ちタイムがレコード1分55秒2。

不動軸イクイノックスが1着でしたが、気になったものの頭数の都合で切ることになってしまったディープインパクト産駒⑥ジャスティンパレスが2着、⑨プログノーシスが3着。この2頭は最後方からのレース。

3番手で勝利したイクイノックスは別格として、結局差しが届くレースになってしまいました。

当然です、こんな時計が出るのは明らかにハイペースだからです。

ジャックドール、藤岡騎手は期待通りハイペースで逃げてくれました。

ただ1000М57秒7は速すぎです。

あと1秒、いや0、5秒遅ければ。

ほぼ同じようなペースで逃げて2着した昨年パンサラッサとの違いは、昨年は大逃げしたパンサラッサ以外は基本スローペースで走っていました。つまり後ろ過ぎる位置取りにいたので直線パンサラッサのあの逃げでも粘り通せました。

しかし今回はジャックドール以外も速い流れに乗っていました。東京の馬場が前が止まらないこと、イクイノックスが3番手にいることで後続の馬もマークせざるを得ない状態でした。

そう考えれば最後の最後まで粘っていた道中2番手の競馬で5着だったガイアフォースの走りは価値がありました。

イクイノックスーガイアフォースが大本線だった私は直線は心臓バクバクでした。

最後の最後で交わされる、ある意味よくある形の結果でしたが、ゴール後は悔しさは余りなく、

「ま、仕方ないかな」と。

レース自体には納得できるものがありました。

ジャックドールの大敗は仕方なしとして、チョイスしたダノンベルーガも4着好走。

ただドウデュースには不向きなレースになることは『出走馬血統診断』でも指摘していましたが、結局緩い流れも想定してドウデュースを切れなかったことは反省。ドウデュースを切り、ディープインパクト産駒のジャスティンパレス、プログノーシスをチョイスすることが出来なかったあたり、弱気な予想でした。

そんなドウデュースですが、次走ジャパンカップに出走できれば、巻き返す可能性があります。天皇賞では軽視しましたが、ジャパンカップに出走すればドウデュースを本命視しようと思います。

 

 

土曜京都11R スワンS 芝1400М

(予想)

今年の秋京都だけかもしれませんが、今の京都は東京のような馬場です。

ならば東京1400Мで考えて予想するのもいいかもしれません。

そして今開催の芝1400Мは差しが決まっています。

なので東京芝1400タイプの差し馬を狙ってみたいと思います。

⑨アヴェラーレ

母親アルヴィアーノが京都スワンSの勝ち馬でもあり、この秋京都でドハマりのドゥラメンテ産駒。芝1400Мベストの馬なので今回も勝ち負け期待。

今回はこの馬軸の相手探しです。

この馬以外は正直横一線。

そこまで血統的に悪い馬がいないので展開一つでどの馬にもチャンスがあります。

狙いは差し馬。芝1400М適性の高い差し馬として、

⑥スマートリアン    下り坂の京都コースがハマりそう

⑧グレナディアガーズ  

⑮ララクリスティーヌ  芝1400Мは鬼の適性

⑯ウインマーベル    東京芝14の京王杯SCで2着

先行脚質だが血統的に京都がいい馬として

②ルガル       ドゥラメンテ産駒の3歳で底を見せていない

④トウシンマカオ   距離微妙も半兄ベステンダンクが京都巧者

結論

ー②④⑥⑧⑮⑯

狙いは牝馬⑥スマートリアン、⑮ララクリスティー

⑥ー⑨ ⑨ー⑮

(結果)

1着③ウイングレイテスト   10番人気

2着⑮ララクリスティーヌ    6番人気

3着⑱ロータスランド     11番人気

4着②ルガル          3番人気

5着⑯ウインマーベル      7番人気

6着⑧グレナディアガーズ    2番人気

7着⑨アヴェラーレ       1番人気

9着④トウシンマカオ      4番人気

15着⓺スマートリアン     13番人気

 

ウイングレイテストが先行押し切り。

ウイングレイテストは成績からわかるようにツメの甘い馬。

こういう馬は下り坂で加速できる京都が合う、とこのブログでも何度と力説していますが、この馬もその通りだったのでしょう。

ただ差し決着を予想したので先行するウイングレイテストは軽視。

仕方ありませんね。

正直何でもありのメンバーだったので、こういう結果も仕方ないです。

ただアヴェラーレは負けすぎの印象。そこそこは来ていますので母親と違って京都コースを味方にできない馬か、そもそもこのレベルの馬か。

ちょっと過信しすぎました。

チョイスした馬もそこそこ走っていますが(スマートリアンは勝負所でハミ受け不良を起こすアクシデントで惨敗でした)、例えばロータスランドは先行タイプということで切りましたが、今回先行できず後方から競馬、直線ロスなくインを通ったことが3着好走に繋がっています。

スワンSは騎手の立ち回り次第で着順が入れ替わる超難解レースなのでしょう。

この辺りが芝1400Мが特殊だということですね。

紛れが多すぎです。

「芝1400МでGⅠを」なんて声がありますが、それは避けた方が良いですね。

あくまでもトライアイルだから面白いのが芝1400М戦だと思います。

ただトウシンマカオも負けっぷりなどから、スプリンタータイプよりはマイル実績のある馬が合うレースというのは例年通りの傾向だったとは思います。

 

 

以上、先週末の重賞予想を振り返りました。

今週末はGⅠの狭間の週。2歳重賞は見送るので予想は日曜のアルゼンチン共和国杯になります。

アルゼンチン共和杯にはハッキリした好走条件があります。

今回もその条件に当てはまる馬が出走を予定しています。

ただその馬が来ても相手が来ない、芝2500Мという特殊距離なのでスワンSに似た何でもありのレースでもありますので、いいチョイスをして的中したいです。