脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

2重賞とも原点回帰の4着地獄でした~8/20日曜北九州記念&札幌記念の予想結果~

kakikenです。

 

狙った馬の4着が多い。4着地獄にはまる。

このことから予想を公開することで予想精度を上げて、脱4着しようと始めたのがこのブログでした。

4年目突入したばかりですが、先週末は原点回帰の4着地獄にはまる結果となってしまいました。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜小倉11R 北九州記念 芝1200М

(予想)

小倉芝1200Мのコース形態はスタートから下り坂。

これは京都の3コーナーからゴールまでと似ています。

そういうコースで狙える馬は切れ味タイプではなくツメの甘い馬、持続タイプの馬。

過去アイビスサマーダッシュ組が好走しやすいのもそうした持続タイプがいいこと、昨年穴を開けたボンボヤージは小倉以外は京都しか好走していませんでした。

詰めが甘い、持続タイプ、京都実績。

過去傾向でいくと牝馬、血統ではキングカメハメハデインヒルダンチヒ)。

その辺りを加味してチョイスします。

⑯スマートリアン

この馬は2走前不良馬場の鞍馬S10着を除けばデビューから大崩れせず走って、4,5着が多い馬でまさに条件に当てはまる馬。小倉は昨年CBC賞4着。大外枠ですがこのレースはむしろ外枠が絡みやすいので人気面からも妙味ありです。

④サンキューユウガ

条件戦で2着続きでもどかしい走りをしている3勝クラスの馬が格上挑戦で使った前走で2着。切れ味の無い馬は条件戦の緩い流れのレースより重賞のタフな流れの方が合いますがこの馬のその典型です。7歳という年齢ですが長期休養があるので実質6歳なので問題無し。牡馬で狙うのはこの馬だけです。

⑧レジェーロ

アイビスサマーダッシュ組からはこの馬。ロードベイリーフとの取捨で牝馬&血統面でこちらを選択。タフなキズナ産駒で母父デインヒルロックオブジブラルタル、母母父メジロマックイーンといかにも野芝小倉が合いそうな母系なので穴はこの馬で。

⑨ママコチャ

前走京都の安土城Sが強い内容。初小倉ですが、この馬は高速決着の時ほど強い競馬をしているので小倉芝1200Мは合うと思います。

結論として、この4頭で馬連、ワイド当たればいいと思ってます。

④⑧⑨⑯

もう一頭入れるか悩んだのがコース巧者の②ボンボヤージ。ただこのレースはリピーターが来ないレースなのでその点で今回は切りました。

(結果)

1着⑮ジャスパークローネ  5番人気

2着⑨ママコチャ      1番人気

3着①ストーンリッジ    9番人気

4着⑯スマートリアン    8番人気

17着⑧レジェーロ      17番人気

18着④サンキューユウガ   6番人気

 

正直人気のママコチャとスマートリアンは絶対馬券になってくれると思っていたので、最低でもワイドは当たると目論んでいたところの4着地獄はショックです。

スマートリアンは外枠が、というより後ろ過ぎでした。

ファンから「先生」と揶揄される鞍上だけに、教科書通りの騎乗というか、自分の競馬に徹したのはいいですけど、少し工夫して前で競馬しても直線伸びた気がするので残念でした。

馬券になった3頭は小倉芝1200Мでも相性のいいデピュティミニスター系の血がある馬たち。

2着ママコチャは期待通り(この馬軸でも良かったですけど)好走してくれました。

3着ストーンリッジは血統がいいので気になっていましたが、6歳牡馬という点から牝馬重視の今回チョイスできませんでした。

勝ったジャスパークローネはCBC賞を勝っていなければ買ってました。

このレースがCBC賞勝った馬の連続好走のイメージが無いレースだったので。

なのでCBC賞2着サンキューユウガ選んだこともありましたが、そのサンキューユウガはまさかの最下位。

野芝小倉は合うと思ったのですけど、2週目の馬場よりもっと後半の荒れ馬場の方がいいのでしょうか?

結果的このCBC賞ワンツー2頭のチョイスミスも痛かったです。

最後に相性のいいアイビスサマーダッシュ組からチョイスしたレジェーロは17着と論外、さすがに狙いすぎました。今年はアイビスサマーダッシュ組はイマイチな感じもしたのですが、大穴狙いの欲が出たようです。これは反省です。

 

日曜札幌11R 札幌記念 芝2000М

(予想)

今年も好メンバーがそろいました。

ただ正直似た感じの馬がそろってしまった感じで、狙える馬が15頭立てで10頭くらいいます。

さてどう絞り込みましょうか?

近年、このレースは明らかな先行有利のレース。

先行馬を狙っても「もう少し前につけておけば」なんて騎手の位置取りを敗因にすることが多くなるレースでもあります。

今年はドル箱血統ハービンジャー産駒が出走しないので血統的に抜けた評価ができる馬もいません。

展開から予想してみます。

レースの鍵を握るのがジャックドール。

この馬はスローのヨーイドンが合う馬ではありません。

なので昨年同様、イメージとして今年の大阪杯くらい速い流れになると予想します。

仮にジャックドールが逃げなくてもある程度速くなるはずで、このレースも狙いはタフな流れが合う馬です。

タフな流れが合う馬で血統的に向いてそうなのがハーツクライ産駒3頭。

マテンロウレオ

タフな流れのレースが合う馬で特にジャックドールが逃げ切った大阪杯で先行して4着が評価できます。母父ブライアンズタイム母母父ダンチヒというのが少し荒れだした今の札幌馬場でマッチしていると思います。

⑫ヒシイグアス

札幌芝2000Мは適性として中山芝1800,芝2000Мとリンクしていて札幌記念も中山中距離重賞好走馬が合っています。ラーグルフとヒシイグアスで悩んだのですけど、母系の比較でこの馬をチョイスしました。

⑥ダノンベルーガ

この馬に関しては血統もそうですが鞍上が魅力。この鞍上なら間違いない位置取りで競馬をしてくれるはず。

騎手関連ですが、騎手で狙いたい馬がもう一頭。

⑬プログノーシス

小倉主戦場の川田騎手がわざわざ札幌に出向くのは勝負気配が高いからです。その点からも狙うしかない一頭。

この4頭に期待です。

ターゲットにされるのでキツイ競馬になりそうですが芝2000Мがベストの⑤ジャックドールは押さえておきます。

⑤⑥⑧⑫⑬

(結果)

1着⑬プログノーシス    2番人気

2着⑩トップナイフ     9番人気

3着①ソーヴァリアント   4番人気

4着⑥ダノンベルーガ    3番人気

5着⑫ヒシイグアス     7番人気

6着⑤ジャックドール    1番人気

14着⑧マテンロウレオ    8番人気

 

稍重で好走する馬の適性が少し変わってしまった気がします。

前半スローから早仕掛けのレース。

そのペースが合う、合わないがあったと思います。

6着に敗れた1番人気ジャックドールは、高速逃げ馬パンサラッサがいた昨年のように前半から飛ばすことで後続の馬の脚をなし崩しにするのが理想のペースだっただけに、馬場が渋って時計が掛かったこと、逃げずにスローになったこと、他の馬が脚を溜めた状態になってしまいました。これは安田記念5着と似ています。決め脚勝負が不向きなこの馬にとって、こういうレースだと6着は仕方ないです。

勝ったプログノーシスは重い馬場も苦にせず、3コーナーからインをスルスル縫って直線先頭、強い勝ち方でした。タイプとしてジャックドールは真逆なイメージですが本格化した今ならタフなレースになりやすい秋の天皇賞でも勝負になりそうです。

2着トップナイフはダンチヒ系デクラレーションオブウォー産駒。ハービンジャー産駒よりさらにツボの小さい種牡馬ですが、ただでさえダンチヒ系の血が合う馬場でしたが稍重になって、さらにこの馬に合う馬場になったと思います。

私はダンチヒに関しては、母母父がダンチヒマテンロウレオに期待したのですけど、マテンロウレオは惨敗。タフな馬場は合うと思っていたのですけど。

3着ソーヴァリアントは馬場が渋ればステイゴールドオルフェーヴル産駒のこの馬は合うとはわかってましたが、アクシデントのあった前々走は度外視できても、コース適性の高い阪神2000М鳴尾記念の大敗で能力落ちを懸念して買えませんでした。

4,5着は狙ったハーツクライ産駒2頭。2頭とも後方からの早仕掛け、プログノーシスと同じようなレースはしましたが、(プログノーシスは別格として)2,3着馬とは位置取り、コース取りの差が着差になったようです。

今週も小回りコースの難しさ感じる結果となりました。

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

札幌記念はともかく北九州記念の4着地獄の結果は痛かったです。

今週末の重賞は新潟で新潟2歳ステークス、札幌でキーンランドカップの2つです。

この時期2歳重賞は予想しないのでキーンランドカップを予想する予定です。

メンバーを見るとナムラクレアが抜けている印象です。ただ鞍上が過去ナムラクレアで散々勝負所でコース取りをミスしている騎手(位置取りも予想以上に後ろになる騎手、札幌記念のヒシイグアスも後ろ過ぎ!)なので、絶対視は禁物。フラットな思考で予想しようと思っています。